ＪＦカサイの観劇日記（2000年）

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2000年12月23（土）−26日（火）
2000年12月23（土）−26日（火）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

いよいよ今年もあと僅か、やっぱり今年の締めは道劇でなくっちゃ。ということで４日間ほど通ってみました（笑）。

なんとか職場の仕事に目途を付け（実際は多くを来年に先送りしただけだが）、前日（22日）夜の職場の忘年会が実質上の私の仕事納め。お酒をほどほどにしながら二次会までつき合い、三次会に向かう面々に別れを告げ自宅に戻ったのが午前１時過ぎ。今回は帰省の行き帰りに札幌に寄るというスケジュールにしたので２週間近い旅になる、その準備を終え２時半に就寝、とはいっても釧路を発つ電車が７時台の朝一の特急、それに合わせて釧路駅行きのバスの始発（6:45発）に乗らねばならないので、万が一の寝過ごしを防ぐために炬燵で仮眠、その成果もあって６時前に自然に目が覚めた（炬燵のヒーターが熱かったのが原因かも知れないが）。その分、特急列車の中でしっかり寝、いつの間にか札幌に到着。
さて、今回の旅程を改めて紹介すると；
23日（土）−朝一の特急で札幌へ移動、道劇３香盤まで鑑賞、ホテル移動・宿泊
24日（日）−ラストまで道劇、ホテル泊
25日（月）−待ち人来たれば３香盤鑑賞、来ずばラストまで鑑賞、ホテル泊
26日（火）−３香盤鑑賞、およそ午後10時発の夜行急行で青森へ
27日（水）〜１月２日（火）−実家（青森県弘前）で親孝行
３日（水）−およそ夜11時発の夜行急行で札幌へ
４日（木）−道劇２香盤鑑賞、午後７時の特急で釧路に戻る
というもの。12月下旬の公演を４日間立て続けに観るというかなりキテいるスケジュールにしてみた。やっぱり、クリスマスは道劇で過ごしたいし、どうせ釧路に還ってもすることはないし、それに12月26日は１年前に私が藤繭ゑを初めて見た記念日でもあるし、という諸々の事情を考慮したら、どうせなら札幌に居続けするのが一番簡単かつ安上がりという結論になったので。幸い、職場には「実家に早めに帰って親の面倒を見てあげたい」と言ったら二つ返事で休暇の許可を貰えたし、実家には「仕事が忙しいんで26日までは帰れない」と言ってあるので（まさに二枚舌(^_^;)）、アリバイも完璧です（そのうち罰が当たると思いますが）。

さてそういう今回の香盤はというと；


１．上杉えま　ソロ
２．染谷雪乃　＋ポラ
３．コント道劇座
４．レズビアン桃源郷　レズ
５．寿美さくら　花電車
６．岬ゆうら　ソロ
７．「キャッツ・アイ」
（丘乃愛唯、遙月もも、泉希）
８．「かぐや姫誕生伝説」
（藤　繭ゑ、夢野ひなた）
９．フィナーレ


さすがに４日間も見続けると、何でもよく見えてくるじゃなくて、ステージの良さがどんどん分かってくるような感じがして、高評価の大盤振る舞いです。

最初に４日間を通しての感想＆コメントから入ります。それぞれの日の出来事などはあとでまとめて書き綴ります；
上杉えま−７月以来の道劇出演。“時の人”工藤静香の曲２つからステージはスタート、以前の彼女のステージになんとなく感じていた「もう一つ」感が今回はなく、巧くなったんだなあと実感させられた。ベッドは２パターン、バラの花の髪飾りを口にくわえながらのポーズベッドと、ウイスキーの瓶を小道具に使った悶えがメインのベッド、をランダムにやっていた。バラの花をくわえるおちょぼ口のえまちゃんの可愛らしさが際立つ前者が好みなのだが、後者の艶っぽい表情もなかなかステキでした。ただ、オープンでの登場までの時間がやや長いのが欠点かな？前回の出演時、彼女のポラを撮った際になぜか顔を覚えられていたので驚いた記憶があるのですが、今回もオープン時に挨拶されたり、話しかけられてしまいました。嬉しいものですね。
染谷雪乃−道劇では２月以来、他の劇場でも３月の上野以来、久し振りに観ました。切れ長でfoxyな眼と透き通るように白い肌が印象的、私ってこういう眼に弱いんですよね。それに今回初めて気付いたけど意外とグラマーなのね(^^)。竹内まりあの曲でスタート、羽根で飾り付けた衣装、踊る度に羽根が落ちてステージに舞う、綺麗。尾崎豊のナンバーをBGMのポーズベッドもダイナミックで格好良かったです。今週はポラは彼女だけだったのもあって、毎日２枚（26日は成りゆき上４枚）、計10枚ポラ撮っちゃいました、自己新記録です（自嘲）。さすがに最後の頃は、面が割れてしまっているようでした。
コント道劇座−冬山遭難をテーマにした新作（多分）と以前と同じネタの占いのコントの２本立て。冬山遭難はオチが酷すぎ、占いはそれなりに面白いのだけれど、４日間続けて見るほどのものでは…（来るのはこっちの勝手ですけどね）。
レズビアン桃源郷−本レズ（実際のレズビアンのカップルによるショー）です。タチ（リードする方）のお姐さんの方は年齢不詳っぽい感じ、さすがに体の線が崩れ気味。ネコ（女役）のお姉さんの方は会社の事務に１人はいそうな感じ、歯が出ているのが気になりますが、若くてそこそこの美人でスタイルも良好です。出だしはストーリー仕立てで２パターン、シャワーバージョンと仕事帰りバージョン、を交互に出していました。「火曜サスペンス劇場」あたりで多用されそうな感じのBGMの鳴り響く中、さすがに本物は違う…という感じ、双頭バイブを使っての絡みレズシーンの圧倒的な迫力に声も出ませんでした。盆から下がる際のお互いをいたわるような仕草に、ちょっとだけ感動しました。でも、やっぱりレズビアンショーは道劇向きじゃないよね。昨年暮れも入れポンショーのお姐さんが出演していたのを思い出しました。この時期、この手の異色な香盤を組むのは、他に出演者が見つからないのか、それとも忘年会の二次会で来そうなお客さんを念頭に置いている為なのかどっちなんでしょうね？
寿美さくら−ベテランのお姐さんです。とは言っても、メークの効果かそれほど年を感じさせません。ギンギンのハードロックをバックの日舞というのはなかなか斬新でした。世良正則＆ツイストの曲で懐から銃を向ける仕草がなんとも格好良かったです。日舞の後は花電車です。日頃、四谷桃子さんやヨーコさんといったトークの巧みな花電車のお姉さんに慣れた道劇のお客さんにとっては、さくら姐さんの花電車は技術はともかく話術はちと物足りませんね。ただ、林檎の切り方が桃子さんとは違い、横方向に切るのは目新しかったです。また、コインをアソコに入れて１枚ずつ出してみせるという芸を初めて見れたのも収穫かな？オープンの際、アソコに金属が入っているように見えたのですが、あれは何だったんだろう？コインは全部出したはずだし…（笑）。
岬ゆうら−新作・アラビアンです。アラビア風の衣装を身にまとったゆうらちゃんがとにかくカワイイのです(^o^)。ここ最近のゆうらちゃんのステージは、企画ものでは「ピーターパン」も「眠り姫」も「キャット」も悪役とか憎まれ役ばかり、前回の「ウエストサイドストーリー」もどちらかというと怖いオンナの役でゆうらちゃんの最大の特徴である鋭い視線を強調したステージだったのですが、今回はキリッとした視線を見せたかと思うと瞬く間ににこやかな笑顔に変転するなど、表情が豊かに変化します。ゆうらちゃんの笑顔がこんなにカワイイとは今まで気付きませんでしたね。もちろんダンスもなかなかです、彼女のしとやかなボディから繰り出されるしなやかな振り付けがアラビアの舞姫のダンスによく合うのです。ベッドはオナニーベッドが７割、ポーズベッドが３割といった配分、オナニーベッドでの切なそうな表情、そしてポーズベッドでの華麗な決めポーズの美しさにうっとりしました。元々、体の柔軟性には問題のないゆうらちゃんならポーズを決めれば、そのボディラインの美しさも相まって、芸術的なまでの綺麗な女性美を魅せてくれるのは当然といえば当然ですものね。ニットのポンチョを被ってのオープンでもゆうらスマイル全開でした。これまでの彼女のステージの中では一番の出来じゃないかしら。あまりの見事さに私の心にある作用を及ぼしたようですが、そのことは後述です（笑）。
「キャッツ・アイ」−道劇バラエティ３人娘によるキャッツアイも２週目に入り出演者にも余裕が感じられます。それが一番感じられるのがオープン、途中で幕が閉じる際に愛唯ちゃんが中に入ってしまったり、ステージでの立ち位置を代わる際に愛唯ちゃんがそのまま袖に引っ込んでしまったり、という彼女独特のパフォーマンスが見られるようになったら、愛唯ちゃんにそういうことを出来るだけのリラックス感が生じている証拠、そういうのびのびした彼女らのステージをニコニコしながら見ていました。ただ、愛唯ちゃんの場合、お客さんが少なかったりノリが悪かったりすると、機嫌の悪さが如実に表情に出てしまうという裏の面も持ち合わせているのですが。その点、ももちゃんはポジティブ思考の持ち主なのか、いつでも笑顔を絶やさないのがいいよね。特にももちゃんの自然な笑顔を見ていると気が休まりますね。
「かぐや姫誕生伝説」−こちらも２週目、ストーリーを多少手直し、繭ゑちゃんが閉じこめられる竹（大竹くん(^^)）の存在感を強調するような構成にしていた。また、繭ゑちゃんが閉じこめられるきっかけも、大竹くんの回りを調査している内にという先週から、不審な洞窟（次元の歪みのようなものだったのでしょう）に先に突入した繭ゑちゃんを追って入り込んだひなたちゃんが洞窟を抜けた先に大竹くんの中に閉じこめられた繭ゑちゃんが…というような感じで大竹くんのミステリアスな感じがよく表現されるようになっていた。私の中では「かぐや姫誕生伝説」は繭ゑちゃんの最高傑作となので、もうひたすら彼女の世界に浸りきりながら、そして「キャプテンウルトラのテーマ」や「宇宙のマーチ」を口ずさみながら、うっとりとそして時にはにこやかに見とれていました。
フィナーレ−25日までのフィナーレはクリスマス特別バージョン、「サンタが街にやってきた」をバックにセクシーなサンタクロースの衣装を身につけたゆうらちゃんが上手螺旋階段から、そして下手からは愛唯ちゃんが登場、そしてソリに乗った繭ゑちゃんとひなたちゃん（これもセクシーサンタ）がトナカイのももちゃんと泉希ちゃんに引っ張られて登場します。泉希ちゃんはトナカイの角に茶色のビキニ風（しかもＯバック）のセクシートナカイといった趣、ももちゃんはトナカイ角に着ぐるみなのですが、どう見ても猿の着ぐるみにしか見えません（笑）。サンタやトナカイは袋や篭を持ってお客さんにお菓子をプレゼント、また毎ステージ１名に道劇チーム６名によるクリスマス特別サイン入り色紙がプレゼントされます。26日は通常の道劇チームフィナーレダンスになっていました。まだ慣れないのか繭ゑちゃんが立ち位置を間違えていました(^_^)。

では各日の雑感など；

12月23日（土）　バトル・ロワイヤル
入場時に「藤繭ゑグッズ」を貰う。この企画、今週も継続していたんだ…。開演前、釧路支部長のおお○たさんと釧路支部定例会議（笑）、おお○たさんの年末年始の遠征スケジュールを聞いてそのハードさに絶句、私は到底真似できません…。
お客さんの入りはまあまあ、上杉えまさん、染谷雪乃さんの応援がステージを盛り上げていた。フィナーレでの色紙プレゼント、私はあと３日間あるので自粛し、おお○たさんの色紙獲得を後方支援、彼が２回目で無事色紙をゲットしたので、３回目のフィナーレでは恥も外聞もなく元気に手を挙げた。常連のもぐらさんとの一騎打ちになったが、もぐらさんが諦めてくれてなんとかゲット（もぐらさんに感謝です）。人を蹴落としてまで何かを手に入れるようなことは性に合わないのだが、こういう時につい本性が出てしまうものなのですね。自分のエゴイズムにちょっとだけ嫌気がさした。


12月24日（日）　クリスマスパーティ
今日はクリスマスイヴ、やっぱり贔屓の娘に何かプレゼントしなくちゃイケマセンよね(^o^)、なんて今までは思ってもみなかった思想が真っ先に頭に浮かぶなんて私も変わってしまいましたねえ（笑）。
ホテルで繭ゑちゃんとひなたちゃんへの手紙を書く。今回は「かぐや姫誕生伝説」の感想を中心に、繭ゑちゃんには「かぐや姫〜」のストーリー・構成への賛辞、ひなたちゃんにはその演技について書いてみた。ちなみに繭ゑちゃんへのプレゼントは、釧路といえばマリモ！ということでマリモ羊羹！という「どこがクリスマスプレゼントやねん！」と突っ込んで欲しがっているかのような選択、但しさすがにあまりにもクリスマスらしくないので、地下街のHTBショップでマスコットキャラクター“ｏｎちゃん”サンタのぬいぐるみをおまけに付けてみた。一方、ひなたちゃんへのプレゼントは釧路といえばマリモ！ということでマリモキティーちゃんのぬいぐるみ！繭ゑちゃんとはマリモつながりで攻めてみました（笑）。ついでながら前回のひなたちゃんへのプレゼントの「千葉ロッテキティーちゃん」とはキティーちゃんつながりでもありますが…。いいんです、どうせ私のセンスってそんなものですから（自虐）。
クリスマスということで、常連さんがほぼ勢揃い。Ｔ山さんの提唱でロビーでささやかなパーティでも開こうということで、私は釧路の和商市場で買った本場の鮭トバを持参しての道劇入り、またもや藤繭ゑグッズ貰っちゃった（５本目(^^;)）。ちなみにこの日は「設備点検」のため、３香盤で終演とのこと、「設備点検」だったら大晦日と元日に２日間もかけてやるのに今やる必要あるの？という突っ込みを入れるのは野暮なので止めておきましょうね。どうせクリスマスイヴの４回目のステージなんか、朝からいる常連くらいしか残らないんだろうから、３回目で打ち切ってスタッフや踊り子でクリスマスパーティでもやろう、ということなんでしょうね。
案の定、２回目以降お客さんの入りはまばら、３回目ともなると半分以上はいつも来ているお客さんだったような気がした。その中、１回目の「かぐや姫〜」のオープンで繭ゑちゃんとひなたちゃんにプレゼントを贈呈、中身はともあれなんとか渡せてホッとした。ホッとした気分の中、３回目のステージの始まる中、ロビーでささやかなパーティがスタート、Ｔ山さんが持参したシャンメリーで乾杯、常連さん達の持参したものを肴にそこそこ盛り上がった。色々有益だったりショックだったりといった話を聞けた。他の常連さんが応援している踊り子さんのステージの間だけ観に行っている中、私はちょくちょく出入りするのは嫌いなので、開き直って道劇チームのステージが始まるまではロビーに居続けた。３回目のステージが終わり外に出たが、まだ９時、することがないので、正直にラーメンを食べてホテルに帰った。帰り際に受け取った繭ゑちゃんとひなたちゃんからの手紙の返事を恐る恐る読んだ。繭ゑちゃんからの手紙は、私の賛辞を喜んでくれているような内容、今回のステージは彼女の趣味全開で構成しただけに、私のように素直に喜んでくれる人がいるのは嬉しい、といった内容だった。また次回作の事も多少。ひなたちゃんからの手紙の方は、プレゼントした「マリモキティーちゃん」に関することがメイン、噂には聞いていた「マリモキティーちゃん」を見られて嬉しいって書いてあるけど、本音なのかな（笑）？


12月25日（月）　昔の自分はああだった？
平日の筈だったが、結構お客さんが入った方。しかも、珍しく夜のお客さんのマナーもよかったし。
実はこの日、札幌在住の大学時代の悪友Ｍ君と道劇で待ち合わせる約束をしていたが、結局現れず。もっとも、Ｍ君も折角のクリスマス、家庭サービスの方を優先するのは責められませんしね。ということでラストまで居た。ノリのいいお客さんの中、楽しく観劇できた。
その中、目立ったのは２回目途中からずっと最前列で観ていた比較的若いお客さん、鼻筋が通っていてなかなかハンサム。最近よく見かけるお兄さんだ。ランランと目を輝かせながらステージを見つめる様、周りに目を配りながら手拍子をする様、道劇チームとの握手の際に見せる嬉しそうな表情、まさに「今ストリップにハマってます」と言わんばかりの姿。半年前の自分って、（容姿はともかく）ああいう姿だったのかなあ、なんて思えてきて、嬉しかったのがこの日の一番の印象。


12月26日（火）　浮気心
４日目、さすがに少し疲れてきた。そのせいではないだろうが、前日以来「ゆうらちゃんに手紙書きたい病」に罹ってしまったようだ。今回のゆうらちゃんのステージの素晴らしさをなんとか彼女に伝えたいという気持ちを抑えることが出来ず、つい手紙を書いてしまった。これって浮気かな（笑）？ゆうらちゃんに対しては初めての手紙なので、照れ隠しに何か差し入れと一緒に手紙を渡そうと思い、購入したのがミスタードーナツのシナモンロール・ファミリーパック、選択基準は「私が食べたいから」、なんともトホホな基準ですね。それはともかく、１回目の彼女のステージのオープンで無事渡せた。驚いたような表情でした、まさかいつも来ている常連さんから今更差し入れがあるなんて思いませんものね。
お客さんの入りは散々、前日までの賑やかさが嘘のような静けさとノリの悪さに難渋した。これが本来の冬の平日の客の入りなのでしょうね。その中、６時少し前に客席に入ってきたお客さんがいる、見ると前日来なかった悪友Ｍ君、やっぱり昨日は家庭サービスで来れなかったそうで、今日来てみたとのこと、寒い客席に後ろ髪を引かれる思いはあったものの、折角時間を割いて来てくれたＭ君の誠意を無視するわけにもいかないので、３回目途中で劇場を後にし、札幌駅周辺で旧交を温めた。劇場をでる際にゆうらちゃんからの手紙も貰った。簡単な内容ながら、今回のアラビアンのステージの苦労話やこれからの決意などが書かれていた。芯の強い彼女らしい内容だった。

今年の観劇日記はこれでひとまず終了、来年はどういう年になる事やら…。それを占う意味でも来年初めての道劇観劇は重要な意味を持ちます。道劇チームによる企画もの「お正月だよ全員集合！」はどういうステージになるんでしょう？ゲスト陣も大信田ルイさん、小原みずきさん、清野麗可さんなどなかなかの豪華版、大いに期待。
2000年12月29日 02時20分02秒

2000年12月16（土）−17日（日）　拝啓・（愛）読者様
2000年12月16日（土）−17日（日）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

いきなり本論、日曜日の休憩時に常連のＩ賀さんから「私の友達が『カサイさんのページはアップが早いなぁ』と感心してたよ」と声を掛けられた。“私のページ”…、ってこの観劇日記のこと？キャーッ、まさか私以外にこのページを読んでいる人がいるなんて知らなかったわ（驚）。その彼には、私が山咲みみちゃんをしばらくの間道劇専属だと思い込んでいたことも、七海姉妹引退のショックで仕事を休んだことも、夢野ひなたちゃんからの手紙を20日間開封できなかったこともみんな知られているのですね。超恥ずかしィー!!後でたまたま道劇に来ていたらしいその友達まで紹介されちゃいました。一体どこで私のこの秘密ページの存在を知ったのか訊けばよかったなあ。試しにYahoo!Japanで「ＪＦカサイ」「ストリップ」で検索をかけてみたけど、直接はこのページには繋がらなかったし。全国に幾人いるか分からないこのページの読者の皆様、このページの内容はあくまでも「日記」で、本人が仕事の合間にこっそり見てニヤニヤしながら往時を懐かしむのが目的なんで、内容に間違いがあったり、気に入らない点があっても、見逃して下さいね。でも、もし気が向いたらメールかゲストブックに感想などアップしていただければ光栄に思いますので夜露死苦！です。
しかし、今後「誰かが読んでるかも知れない」ということに留意しながらこの日記を書かなきゃいけないのか…、緊張しちゃうな（笑）。

月曜日の初日のステージで観た限り、今週の香盤はかなり面白そうというのが分かったので、今週は可能な限り観てやろうということで、土曜朝一の特急で札幌入り、ホテルに荷物だけ置いて、道劇に直行、そのままラストまで観劇、翌日曜日も３回目まで観て夜行特急で帰るというスケジュールにした。ただ、月曜日に如何にも「私、夜行で今朝帰ってきたんで、ヘロヘロで仕事になりませんですぅ」という姿で出勤するわけにはいかないので（そういう約束で“週末は完全フリー”を認めてもらっていることもあり）、ちょっと奮発して寝台席を取った。その割には久し振りの寝台のせいかあまりよく眠れず、出勤までちょっと自宅で仮眠を取るつもりが本格的に寝てしまい、遅刻しちゃいましたが（苦笑）。

土曜日、道劇入りは12時半、今回も藤繭ゑグッズをもらう。別に初日に貰ったんだからいいんだけどなあ、と思いつつもつい顔がほころんでしまう、つくづく貧乏性(^^;)。折角の「藤繭ゑデビュー１周年記念興行」の筈なのに初日の段階ではそれらしい華やかさがないのを気に病んでいたのだが、今日のロビーには豪華な花が飾られていた。どのファンからの贈り物だろうと贈り主を見ると「丘乃愛唯、夢野ひなた、岬ゆうら、遙月もも、泉希」でした、身内で贈ってどうする!?とウケてしまったが、チームの仲のよさが伺えて心がほんのり温んだ。

香盤を再掲；


１．麻美璃歌子　ソロ
２．倉沢　萌　＋ポラ
３．コント道劇座
４．藤沢あき　＋ポラ
５．早瀬みな　ソロ
６．月丘雪乃　ソロ
７．「キャッツ・アイ」
（丘乃愛唯、遙月もも、泉希）
８．「かぐや姫誕生伝説」
（藤　繭ゑ、夢野ひなた）
９．フィナーレ


一応説明すると、太字は道劇所属の踊り子さん、斜体は印象に残ったステージ、そして点滅している（Netscape系ブラウザ限定）のは応援または尊敬している踊り子さんを示している。今週は斜体と点滅だらけ、それだけいいステージだったって事。
この日は１回目はステージ寄りの最前列、２回目は３列目、３回目と４回目は４列目で鑑賞（いずれも下手側）で予定通りラストまで通しで観た。先週初めて通しで観たのが自信になったのか、それともステージの素晴らしさに酔いしれていたのか、今回は休憩時にわずかばかりの空腹を覚えた他はひたすらステージに集中出来たような気がする。ただ、３回目以降の酔客の騒がしさだけには毎度の事とは思っていながらもイライラさせられる。宴会の二次会・三次会のつもりで来るようなグループはどうも何事も集団で行動しなきゃ気が済まないようで（だから日本人ってイヤさ(^_^;)）、席を移動するのも一緒、ビールを飲みたいと思ったら必ず仲間にも「なんか飲む？」って聞くし、ステージの感想まで共有したいのか「この子カワイイよね？」なんてつまらない会話で場内の雰囲気を乱して平気の平左。またそういうのに限って前の席に来たがるんだ（笑）。月丘さんのステージの最中、最前列でペチャクチャ話し続ける２人組には切れかけたが、見るからにヤンキー風の兄ちゃんなので我慢していたところ（情けない…）、彼らを注意したのは月丘さんのファンらしいタンバリンのお客さん、お陰で静かになりました、感謝！ファンのパワー恐るべし。でも、仮にこれが繭ゑちゃんのステージだったら自分は同じ事がで来たかと思うとやや疑問、まだまだ修行が必要ですね。

では感想と短評；
麻美璃歌子−道劇で彼女を観るのは３回目くらいかな？最初は歯が出てるとか、目のメークが下手だとか、マイナスなところばかりが気になっていたような印象があるのですが、今回はチャーミングなエクボとか、笑顔が意外とカワイイとか、いいところの方が目立ったのは、慣れでしょうか？いや、きっと彼女のひたむきなステージに自分の心がようやく感応したのだと思いたい。マドンナの曲を中心に構成されたステージ（のような気がする。ただ、女性ボーカルは全てマドンナに聞こえてしまう程度の音楽センスですので、２曲目以降は違うアーチストかも）。振りはオーソドックスな気がするけど、真面目にステージを演じようという彼女の意欲が滲み出ているようで、なんとなく心に残ります。また赤でまとめた衣装も印象的、特に首の赤いバラがなんとも魅力的なのですよ。ちょっとだけホの字(^o^)。
倉沢　萌−彼女を観るのは杉村ルイ名義で大宮に出演していた９月中以来２度目なのですが、前回は「アレ？道劇で観た杉村ルイと違う」ということでパニック状態になり、項（うなじ）の蝶々のタトゥー以外は全く記憶に残っていないので、まあ今回が初見といってもいいようなものですね。黒を基調としたウェイトレスの衣装で登場。最初の曲はバレエ、トゥシューズこそ履いていないけど、ステップはなかなか上手、きっと心得があるのでしょうね。バレエダンスは１分ばかりで終わって、２曲目から早くもベッドに入ります。私の場合、ベッドの長いステージというのはちょっと苦手なのですが、彼女のステージはそれを感じさせません。表情も仕草もなかなかエロティック、それほど激しいオナニーベッドではないにも関わらず、見ているこっちの気をそそるような感じです。ポラです、彼女を応援しているＩ賀さんから「ポラ売れなくて嘆いているようだから買ってね」と言われてもいたし、ステージの好印象もあったので、喜んでポラを２枚撮影。その後でポラを撮ったＩ賀さんが「この人が大宮で『偽杉村ルイ』を見た数少ない人だよ」と私を紹介したので（笑）、サインを頼んだポラには「杉村ルイじゃなくて倉沢萌をヨロシク（ハート）」と書いてありました(^^)。
コント道劇座−１つ目は泥棒親子のコント、２つ目はヤクザと医者兼葬儀屋のコント、以前のものとは多少ストーリーをいじっていた。どちらともアドリブは面白いんだけど、オチがちょっとなあ…。
藤沢あき−美形です、二重まぶたのちょっと眠そうな眼が魅力的です。それにグラマーな胸も…。スカート丈の短いチャイナドレスでのソロダンス、そしてシースルーに金の模様のベッド着でのベッドという構成。美しいバスト及び脚のラインとそれから繰り出される見事なポーズに見とれていました。初日にもポラを撮ったのにも関わらず、スケベ心から今回もポラを撮影。サインも頼んだところ、戻ってきたポラには彼女の写真の印刷されたオレンジカード（千円分）が同封されていました。1000円分のポラを買って1000円のオレカが返ってくるなんてまあどうしたことでしょう？初日もポラを買ったことを覚えていてくれたのかな？無表情なようでいてちゃんと観てくれていたようで嬉しいですね。でも、彼女もボランティアでポラをやっているわけではないでしょうから、きっと彼女のファンが作ってくれたのを配っているのでしょうね。どっちにしても、現金なようですが（金券だけど）あきさんの株大幅アップです。オレンジカード、今度の東京遠征にでも大事に使わせてもらいますね。
早瀬みな−今年道劇に一番出演してくれたゲストは早瀬みなさんじゃないかな？お陰で今年は色々な彼女のステージを観ることが出来、彼女の魅力に気付く事が出来た、というのは今年の大きな収穫かも知れない。今回のテーマはピエロ？サーカスのピエロの衣装、ジャッグルや手品を披露しながらの前半から、衣装を脱いでベージュ（肌色）地に銀のスパンコールで模様をかたどったタイツ（大事な部分は開いている(^^;)）にドレスという後半への変転が美しい。ベッドはそのタイツのままでのポーズベッドなのですが、恐らくタイツに付けたスパンコールが照明に輝く様が女体に広がる星空そして宇宙を連想させるという趣向だったのかも知れません。もう少し照明を落とせばそう見えたかも知れないけど、ちょっとそこだけは思惑通りにはいかなかったようです。それを差し引いても、美しくて華麗な早瀬みなワールドでした。ラスト、ピエロと貴婦人のマスクを両手に持ってポーズを決める姿にちょっと目が潤みました。私も年かな…（笑）。
月丘雪乃−夏の「ドラキュラ」のステージ以来の道劇登場。今回のステージはロビーに置いてある月丘さん自作のチラシによると「Snow of the Moonhill(月丘雪乃) 's Bizarre! and Curious!! Show」とのこと。「怪奇で好奇心の強いショー」とは一体…？、百聞は一見に如かず、まあ観てみましょう。
幕が開くと、白地に黒のアクセントのドレスを着た雪乃さん、まるでお人形さんみたい、というよりお人形さんそのものという設定のようです。その人形が生を得て動き出します、初めはぎこちなく、そして徐々に滑らかに。傍らにあったクマの縫いぐるみや小鳥の籠で戯れますが、それにも飽きて考え込む仕草。おもちゃ箱を見つけ、中を引っかき回して彼女の次の興味を引くものを探し回ると、最初は花を取り出して盆の周りに並べる。次に彼女が箱から取り出したのは…ピンクの鞭、なんでおもちゃ箱に鞭が入っとるのだぁという愚問は取りあえず却下しておきましょう(^_^;)。雪乃人形にはいたく鞭が気に入った様子、ドレスを脱いでピンクのビザールファッション（ＳＭ女王様風）に変身すると、鞭を振り回し床に打ちつける。その音の心地よさに歓びの表情を浮かべる雪乃人形、あーァそういう趣味に目覚めちゃったのね…。しばらく鞭遊びに興じるもやがて関心が薄らいだようで、また箱の中をまさぐって次なるターゲットを探究、真珠のネックレスを選び出す。やっぱり女の子、まともなおしゃれに開眼したのかな、と思っているとやおら服を脱ぎ、ネックレスのフックを外してその一端を唇に挟み、もう一方を下腹部に持っていき、ネックレスをその部分に当てて速いテンポで動かし始める。それはそういう風に使うものじゃないのに…、どんどんアブノーマルな世界ののめり込んでいってる。ネックレスの珠同士がぶつかる音が小気味よいリズムを奏でる。そして雪乃人形は再び元の人形に戻り、幕が閉じる。人形、それは純粋無垢な少女の象徴、その少女がどんどん異常な世界にのめり込んで破滅してゆくさまを表現した、という風に解釈できました。とすると、おもちゃ箱は世の中に充溢する誘惑の象徴なのかも知れませんね。
と私なりの解釈を簡単に説明してみましたが、ここまで悟るのに要したのは延べ３日、８回目に観たステージでふとこのことに気付きました。それに気付いた後は雪乃さんの演技のひとつひとつが自分の感性に訴えかけてくるように思われ、クライマックスのシーンでは涙ぐんでしまいました。やっぱ年だわ…（再笑）。年はともかく、こういう難解なテーマを巧みにそして芸術的にストリップのステージに仕上げた雪乃さんは凄い！偉い!!素晴らしい!!!私はきっと「七人の侍」で久蔵（宮口精二）を見る勝四郎（木村功）のように今にも「あなたは素晴らしい人だ」と訴えるような尊敬の眼差しで雪乃さんを見ていたのでしょう。殿堂入り決定！です。
さて、オープン。月丘雪乃本人に戻って下手から登場した雪乃さん、舞台に目をやり、不審な表情。幕をめくると脱ぎ捨てた衣装や小道具がそのまま散乱している。慌てて小道具類を箱にしまい、オープンへ。オチのあるオープンというのは初めて観ました（笑）。夏の前回のステージで、平日昼の寒い客の中真面目に応援していたのを覚えていてくれたのか、私の顔を見てニッコリ笑顔、そして握手してくれました。憧れの雪乃さんと握手できるなんて幸せですぅ（嬉）！
「キャッツ・アイ」−「キャッツアイ」といえば、私が中学時代に愛読していた北条司の漫画。その世界そのままに美人三姉妹の華麗(?)な盗みのテクニックが展開されます。冒頭、舞台は大病院？、外科医姿のももちゃんと看護婦姿の泉希ちゃんが登場、なぜか２人とも厚底ブーツ、ステージ上手からシーツを被せた患者を載せた手術台を運び出す。泉希ナースの白衣の丈が短いので、下手で見ているとどうしても白衣の下から覗き見える彼女のプリプリしたヒップに目が行ってしまう(^^;)。周囲を確認した後、外科医と看護婦が衣装を取ると赤いレザースーツの怪盗キャッツアイ（２号、３号）へ。そして手術台のシーツの中からシルバーメタリックのレザースーツにこれまた厚底ブーツのキャッツアイ１号・愛唯ちゃんが登場、クーッ格好いい!!バングルス（だと思う）をバックに３人によるちょっとコミカルタッチなダンス、とはいっても道劇チームのダンス上手の１番手の愛唯ちゃんと２番手のももちゃんですから、軽くこなしているようながらしっかりしたダンスで魅せてくれます。その２人に挟まれた泉希ちゃんの振りは時々ちょっと２人よりも遅れたり、違っていたりするのですが、泉希ちゃん最大の武器であるその可愛いカワイイ笑顔で全てをカバーしちゃってます。彼女に微笑まれたら、もう何をされても許せちゃいますよね(^o^)。愛唯ちゃんが一旦退場した後は、ももちゃん＆泉希ちゃんによるステージ、ベッドというわけではなくてテンポのいいBGMにのせながら赤いスーツを脱ぎ捨てていきます。ももちゃんノリノリ、泉希ちゃんはここでも可愛い笑顔で観客をメロメロにしちゃいます。
第２幕、キャッツアイの潜入した大病院の金庫室という設定かな？目指すは螺旋階段に置かれた宝石の光輝く王冠、厚底ブーツをバタバタ鳴らしながら（笑）金庫室に忍び込んだ３人組の行く手を赤外線センサーが阻む。スリムな泉希ちゃんは難なくクリア、愛唯ちゃんもリーダーらしく冷静にスーツを脱いでクリア（スーツよりも邪魔っけなブーツを先に脱いだ方がいいと思うのだけれど…(^_^;)）、ももちゃんもスーツを脱いでセンサーの下を潜りぬけようとしますが"期待通り"失敗（笑）、警報の鳴り響く中、駆けつけた警備員（道劇座の早川さん）を愛唯ちゃんがＫＯ、そして愛唯ちゃんのベッドに移ります。彼女のベッドは６月の「楽屋からラブソングを」で見せた「コールガール」を彷彿とさせるもの、実際のセックスを思わせるような過激なベッドでした。彼女なら、オナニーベッドもポーズベッドも人並み以上に出来るのに、なぜ今回こういうベッドにしたのかはよく分かりません、謎です。そして、遂に螺旋階段に登り王冠をゲット、王冠を高々と差し上げる姿が凛々しいです。３人揃ってのオープンは「キャッツアイ」のディスコバージョン。道劇バラエティ３人娘の面目躍如の元気なオープンでした。泉希ちゃんのレザースーツが最初に登場したときの赤からなぜか青に変わっていたことは気にしないでおきましょうね（笑）。
「かぐや姫誕生伝説」−繭ゑちゃんのデビュー１周年記念公演は、藤繭ゑプロデュースの「かぐや姫誕生伝説」、系譜的には「宇宙ストリップ」「女体解剖室」に続くＳＦ調ながら、ストリップ版「エイリアン」の「宇宙ストリップ」、同じくストリップ版「フランケンシュタイン」とも云える「女体解剖室」と比較すると今回の作品はストリップ版「円谷プロ製作特撮映画」とでも形容したくなるような世界。「かぐや姫は実は異星人だったのではないか？」という大胆な仮説（昔、沢口靖子主演で東宝がそういう映画を作りましたね）を下地に、藤繭ゑ風の科学特撮タッチで味付けし、エロティシズムを加味したもの。子供時代にそういう空想特撮テレビ番組（エロティシズムはなかったですが(^_^;)）を見て育った私には、このちょっとチープでその分懐かしい世界が自分の感性にピッタリはまりました。このステージを観ている時、私の心は７歳の科学少年だった頃の純真だった時代に還っているのかも知れません。
第１幕、高らかな音楽の鳴る中、下手のゴンドラからひなたちゃんが、そして上手の螺旋階段からは繭ゑちゃんが登場します。２人の衣装はシルバーメタリックのドレスっぽい宇宙服に耳の部分に受信器の付いた銀のヘルメット、銀の靴、そして銀色の光線銃という出で立ち。30年前の東宝の特撮映画あたりで「ワレワレハ○○星人ダ」と言い出しそうな典型的宇宙人の格好。ステージに降り立った２人のダンス、曲は「キャプテンウルトラ」のテーマです。私の産まれた昭和42年に放送されたテレビ番組でリアルタイムでは見ていない筈なのに、主題歌だけはなぜか妙に覚えていて（父が買ってくれたレコードで覚えたのだと思う）お気に入りの曲の１つ、これだけでもうこのステージの世界に急速にはまっちゃいました。
ストーリー−銀河系の某惑星の宇宙探検隊員として太陽系第３惑星の調査にやってきた２人の宇宙戦士・繭ゑとひなた、降り立ったのは中世の東洋の島国・ヤマトの竹林、初めて見るものばかりなのか宇宙戦士はちょっと浮かれ気味、特に竹に興味があるようです。その中、ひときわ目立ったのが太さが人の胴回りをゆうに越えるような大きな竹、早速調査開始、２人で竹の周りを廻っている内に、なぜか繭ゑ隊員が竹の中に入り込んでしまう。ひなた隊員が光線銃を撃つも竹はびくともしない、焦る２人…、土着の生物の接近に気が付き、ひなた隊員はやむを得ず繭ゑ隊員を見捨ててその場を去る。やってきたのはお爺さん（道劇座の森さん）、光る竹に驚き、その竹を持っていた斧で切り倒そうとする、あがく繭ゑ隊員、ここで一旦幕が降りる（ここから、一般的な「竹取物語＝かぐや姫」の物語が始まるのですよね）。
第２幕、同志を見捨てて逃げ出してしまったひなた隊員は自責の念に駆られ、光線銃を自らの胸に向け、自決することで責任を取ろうとするが、思い止まる。そこから始まるひなたちゃんのベッドはいわば彼女の決意の表れ、それは一身を賭して同志繭ゑ隊員を救出すること。普段のひなたちゃんの切り札である笑顔を抑えてのベッド、なぜかヘルメットを被ったままです、きっとこのヘルメットは宇宙戦士の誇りのようなものなのでしょう。マジ顔のひなたちゃん、メークのせいもあるのでしょうけどとっても凛々しく見えます、彼女の新しい魅力を発見した気分。
第３幕、「花いちもんめ」の流れる中、十二単姿の繭ゑ姫が登場、あれから何年経過したのか、地球人社会で大事に育てられてはいるものの、どうしても故郷への思いは断ち切れず、今日も頭にはヘルメット、手には銀の靴を持って、脱走を決行するも（十二単にヘルメットという出で立ちがなんともユーモラスでカワイイのです♪）、お爺さんに見つかってヘルメットを取られてしまう。（お爺さんの立場から見れば、折角天から娘を授かったと思い、大事に育てているのに、その愛娘がおかしな"笠"や"草履"を大事にしてしょっちゅう逃げ出そうとするのは理解できないんでしょうけどね）落胆する繭ゑ姫、BGMは「異邦人」（ストレートですね(^_^)、確かに異邦人ですから…）、後ろを上手から下手へ、そして下手から上手に駆け抜けていくのはひなた隊員（その駆ける姿が“いかにも走ってます”という格好で妙に私の笑いのツボにはまってしまう。毎度笑いをこらえるのに必死です）。ようやく繭ゑ隊員の消息を探し当て、彼女を救出に来たようです。久し振りの再会に抱き合う２人、誰かに気付かれる前に繭ゑ隊員を母船へ連れ戻さねばならない、２人が口に指を当て"sigh!..."という仕草をするとなぜか手拍子やタンバリンまで静かになってしまうのが面白いですね(^^)。しかし、ここで問題が、ヘルメットがないと帰れないのだ…。がっかりする繭ゑ隊員をひなた隊員が慰め、ヘルメットを奪還に向かう。彼女の帰りを待つ繭ゑ隊員、不安とそしてやっと故郷に帰れるという幸福感の混じったなんとも言えない複雑な表情、地球との訣別を象徴するように着物を脱ぎ捨て、そして喜びを体現するようなオナニーベッドへ。しかし、ひなた隊員はまだ戻ってこない、途端に彼女の顔に不安感がよぎる。やはり帰れないのか…と絶望の淵に足をかけようとしたところで、逆光の中ヘルメットを持ったひなた隊員のシルエットが浮かび上がる。ヘルメットを与えられ、２人並んで敬礼する姿の美しく格好いいこと。感動しました、また涙が…って、泣きすぎですね（泣笑）。
オープン、これも「キャプテンウルトラ」からの楽曲「宇宙のマーチ」をバックに、ゴンドラに乗って登場の繭ゑちゃんとひなたちゃん、やっぱりヘルメット被ってます（笑）。光線銃を乱射しながらのオープンです。私は計４回ほど射殺されました(^_^;)。それにしても、ストーリーも最高でしたが、今回は選曲も私好み、私が特撮番組のプロデューサーだったらこういう曲使うよなあ、なんて曲を絶好のところで使ってます。藤繭ゑデビュー１周年にして最高のステージが誕生したのかも知れません。
フィナーレ−土曜日、１回目のフィナーレは繭ゑちゃんデビュー１周年の祝賀イベント、道劇チームのフィナーレダンスの終了後、ゴンドラから「デビュー１周年おめでとう！」の垂れ幕、ついでカウントダウン、５・４・３・２・１そして０、お客さんがそしてステージ上のチームみんなが持ったクラッカーが炸裂（ロビーにクラッカーが置いてありました）、繭ゑちゃんは何も知らなかったらしく、ホントに驚いた様子、次いで清水ひとみさん（清水さんのセクシーサンタの衣装にも驚きました）の司会で繭ゑちゃんからのファンの皆んなへ挨拶（内容は忘れました）、感激の故か少し涙声でした、こっちもなんとなくウルウルしてました。まさか、去年の12月26日にたまたま出会った新人さんがここまで自分を持った立派な踊り子になれるとは１年前は思いませんでしたものね。これからどういう成長をしていくのかワクワクしながら見守らせてもらいますね。

アーッ、疲れたぁー。土曜日の分だけ書いて既に19kByte、時間にすればのべ８時間弱。誰かに読まれてるのに調子こいて少し調子に乗って書きすぎたかな？
日曜日も、遅めに行ったのに３つ目の藤繭ゑタオルを貰っちゃったこととか、倉沢萌ちゃんのポラを２枚撮ったものの２枚ともピンボケだった(T_T)とか、泉希ちゃんのメークがやたら濃くてつい笑っちゃったこととか、少しばかり書くことがあるのですが、ま、いっか…。

次回はクリスマス前後にちょっとロングに滞札してみるつもり。だってクリスマスはやはり道劇で過ごしたいもの。だから今年は早めに休暇を取って、クリスマスを道劇で過ごし、そのまま帰省する予定。でもその前にしなきゃならないことが山積みなのですよ。なんとかしなくちゃ…。
2000年12月20日 00時16分11秒

2000年12月10日（日）−11日（月）　楽日と初日と
2000年12月10日（日）−11日（月）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

師走札幌遠征第２弾は、12月頭の楽日と12月中の初日という豪華版。特に、12月中は「藤繭ゑデビュー１周年記念興行」と来れば、こりゃ仕事そっちのけで行くっきゃないでしょう。

本来なら土曜朝の特急で札幌に向かいたいところだったのだが、網走までの日帰り往復という結構ハードな仕事が土曜に入ってしまったので、今回は土曜夕方の特急で札幌入り、そのままその日はホテルで休養、翌日曜日の楽日、そして有休を取った月曜日の初日を鑑賞するというスケジュールにした。ちなみに月曜の休暇を上司に願い出たところ、これまでは理由を聞かれるところ、この時に限って何も聞かれなかったので？と思っていたら、後でデスクのカレンダーの12/11（月）の欄にしっかり「繭ちゃんデビュー１周年」と書いてあったことに気付いた（失笑）。ストリップ劇場通いはいつかの職場の酒席で自白しているので、上司もカレンダーの記述を見て薄々感づいていたみたい…。理解のある上司でよかった（既に匙を投げられてると言うべきかも(^^;)）。
土曜、朝６時半に愛車で釧路を発つ。釧路−網走はおよそ150キロ、峠を越えねばならないし、網走方面は既に結構な積雪があるということだし、安全運転で片道３時間（往復で６時間）はかかる。現地での作業、そして釧路に戻ってからの後始末を考えると、札幌行きの特急の時間（およそ午後６時半）までに仕事を終えるには寄り道・道草は許されない。そういう気分で緊張しつつ、運転席に座りっ放しで腰の痛い中、網走近郊を走っていた午前10時過ぎ、カーラジオから清水ひとみさんの声が聞こえてきたのでビックリ、STVラジオの土曜の人気番組「日高晤郎ショー」中の１コーナーで、番組で借り切った札幌市電からの中継で清水ひとみさんと藤繭ゑさんが道劇の宣伝をするという内容だった。もっぱら喋っていたのは清水さんで繭ゑちゃんの声は数ヶ所しかマイクにのらなかったのだけれども、まさか網走で繭ゑちゃんの声を聴けるとは思わなかったので非常に嬉しくなり、その後の仕事への活力が湧いた。そのお陰か、当初予定より早く仕事が終了、余裕を持って札幌行きの特急に乗ることが出来た。札幌到着は午後10時過ぎ、さすがにこれから道劇に行く気はしなかったので、ホテルのベッドでこの日の合わせて800キロ近い旅の疲れをゆっくりと癒した。

という訳で、まずは12月10日（日）篇；

よく考えれば、日曜日のステージを観るのだったら、別に土曜日夜に札幌に来なくとも、夜行特急でも日曜朝一の特急でもいいはず。でも今回、敢えて前日に札幌入りしたのは、今回「４回通しで観劇」に初めて挑戦しようと云う思惑があったから。道劇の場合、劇場が開くのは12時半、そして４回目のステージが終わり劇場がはねるのは大体深夜12時、その間11時間半、今回初めてその11時間半劇場にずっと居続けて、４回のステージ全てを観てやろうというかねてからの念願に挑戦してみようと云うのだ。これまでの最長観劇は９月頭（七海姉妹の道劇出演時）の午後10時半、大抵は午後11時の夜行で帰る時でさえ、長くとも午後９時までの３香盤観て劇場を出るというスタイルで通してきた。その理由は、私の中での自己御法度「外出しない、食べ物を持ち込まない、客席やロビーでものを食べない」を守ると、結果として生じる11時間半の断食（笑）に耐えきれない、という不安があったので。上記の御法度３ヶ条は、常連さんが日常的にやっていることだが、別にそれらを否定するわけではない。ただ、私が「一般客」としての視点で見るとロビーや客席でパンを囓ったりカップ麺をすする姿は決して格好いいものではないし、食事のために外出している間、何人かのステージを観られないというのは何につけても勿体ないし、ステージの彼女らに失礼だという意識もある。要するに、私の「紳士的な（笑）客たるべし」という決意のようなものである。その為には、前日ゆっくりと休養を摂って、またしっかりと朝食、昼食を食べて来るべき11時間半の絶食に備えておかねばならない。となると、今回は初めての挑戦だし、念のために前日に札幌入りした方がよかろうという配慮から、やや財布には痛いが余分に出費して早めに札幌入りした次第。
道劇入りは12時半の開場直後、今回は１回目は下手２列目、２回目は同３列目、３回目はポラを撮るために２列目ステージ寄り、そして４回目は下手最後列で観劇。最近、殆ど下手側の席で観るようになっている。道劇で初めて座ったのが下手２列目の席だったこと、お客さんのノリが下手の方が断然いいこと、その他諸々の理由が重なって、今では無意識に下手側の席を選ぶようになってしまった。習慣って凄いなあ（笑）。

ちなみに香盤を再掲；


１．桜木桃香　ソロ
２．千葉なぎさ　ソロ
３．亜湖　＋ポラ
４．お笑い最強ホープ軍団　コント
５．麻矢えみり　＋ポラ
６．遙月もも＆泉希　チーム
７．青井りんご　ソロ
８．「ウエストサイドストーリー」
（丘乃愛唯＆岬ゆうら）
９．フィナーレ


雑感＆徒然です；
・桜木桃香さん、ご機嫌でした。笑顔もカワイイですね(^^)。
・千葉なぎささん、この日も笑顔は健在。オープンでは今度も彼女の顔ばかり見て、彼女に「股間も見てね♪」と指導されてしまいました（笑）。
・なんとなく親近感の湧く亜湖さんのステージにつられて、ポラを撮影。先週撮ったのを覚えていてくれました。しかも、この日から観劇専用に新調したおニューの眼鏡（ジョン・レノン風の真ん丸レンズ、ほとんどネタです(^o^)）に気付いてくれました。誰か指摘してくれないかなと思っていたので嬉しかったです。（でも、それ以降誰も指摘してくれません(;_;)）
・ホープ軍団のネタは少し過激に。また出演者も減っていた、他の仕事の関係かしら？４回目のステージ終了時にはカーテンコールばりにメンバー全員が登場し、ホープさんに紹介されていた。道劇座のメンバーの青木さんや従業員の仕事もしている早川さんはホープさんのお弟子さんだったことを初めて知りました。
・麻矢えみりさんのステージ、やはり素晴らしい。羽根扇子の使い方、「月光」そして聖歌をバックにしたベッドの艶っぽさ、申し分ないです。その評価も込めて３回目にポラをまたまた撮影、サインを頼んだもののフィナーレに受け取れず、まあ４回目にもらえばいいかと開き直っていたら、幕の間から顔を出して渡してくれました。お手数をおかけしてスミマセンねぇ(^_^)。
・遙月もも＆泉希チームの「アヒルの湖」、ひたすら、ただひたすら泉希ちゃんの可愛い笑顔とももちゃんの凛々しいポーズベッドに見とれていました…。
・青井りんごさん、彼女の笑顔を観る度に心が和みます。ベッドではその笑顔を抑え気味に彼女なりに色っぽい表情を試みてるようですが、やはり彼女の魅力はその笑顔にありますから、何かヘンですね（笑）。４回目のステージのオープンでは、彼女を熱心に応援していた道劇の常連さんを始めお客さんと握手、最後列に座っていた私も握手してもらいました。この日を始め、彼女のステージをニコニコしながら応援してきたのが認められたようで感激でした。感激のあまり、せっかくの握手の感触も何も覚えていません(^_^;)。
・丘乃愛唯＆岬ゆうらの「ウエストサイドストーリー」、二人とも役を自分のものにしている感じ。愛唯ちゃんのクールな感じ、ゆうらちゃんの凛々しさと内に秘めたエロティシズムがよく表現されていたように思う。繭ゑちゃんと比較するとややダイナミズムに欠けるところはあるけど、所詮繭ゑファンの戯れ言ですから…（自嘲）。
・楽日名物のハプニング、今回は３回目のフィナーレに勃発（笑）。最初に登場した道劇チームの衣装、泉希ちゃんは「ザ・キャット」で使用したロイド眼鏡にももちゃんが「桜姫と昔話」で着た“桃”の衣装(^^)、ももちゃんは「眠り姫」の赤い靴にタイツ、泉希ちゃんとのチームでの触覚に羽根など、色々な衣装の取り合わせ、愛唯ちゃんはチーマー風刺繍入りハッピ、と過去の衣装の豪華なプレイバック（ゆうらちゃんは唯一まともだったような気がする…）。大いに笑わせていただきました。
・３回目の休憩時、一服しようと振り返ると後ろの席にみやもさんを発見。この前会ったのが、８月上旬だからかれこれ４ヶ月ぶり。仕事も忙しいらしく、また道劇とのトラブルの件もあり、なかなか来られなくなったようなので気になっていたのですが、取りあえずは元気そう。この日も別府の劇場からの帰り際に寄ったとのこと。Ｉ賀さんと話しているのを立ち聞きさせてもらった。みやもさんに会わなくなってしばらく経つけど、その間に私は随分道劇にハマってしまったんだなあとふと思った。みやもさんにも私のことは何らかのルートで伝わっていると思うけど、ここまで順調にストリップにのめり込めたのもきっかけは彼のお陰、密かに感謝していますm(_ _)m。その内にほとぼりも冷め、仕事も一段落したら、頻繁に劇場で会えるようになりたいものです。
・楽日とは云え、日曜日ということもあり、４回目が始まる頃からお客さんが減り始める（みやもさんに因れば、それでもこれ程いるのは珍しいとのことでしたが）。こういう時に一番後ろでハンチングを被りながら観ているのはなんとなく変な気分。でも「ステージの最中に席を移動しない」という自己御法度を守らねばならないので動けない。結局最期は20人程度まで減ったのかな？その中、それほど空腹に悩まされることもなく４香盤全てのステージを制覇、まずは自分で自分におめでとう!!(^o^)/"。これで、これからは気分さえ乗れば４回通しでの観劇が比較的容易に出来るようになるはず。好きなだけステージを観るぞー！
・でも気がかりも１つ。この日ずっと景気よく手拍子や拍手をしていたせいか、手の皹（あかぎれ）が悪化、一部が破れて血が滲み、それが反対の手に移って、気が付くと両手に点々と血のシミが出来ている。幸い、血の滲みが少量だったのでシミは乾いており、道劇チームとの握手程度では彼女らの手に血が付くようなことはなかったのでホッとした。私の場合、手拍子や拍手では手指の決まった部分を専ら使うので、その部分の皹が真っ先に破れてしまうようだ。これからは遠征時にはハンドクリームを持参して、皮膚の管理にも気を遣わないといけないなあ。

ではいよいよ12月11日（月）篇；

ホテルを午後10時に出て札幌駅に向かい、地下街で札幌土産を買う。ちなみにこれは職場用のお土産、さすがに平日に休ませてもらっているという罪悪感からか、何か手土産が必要かなという気分があったので。その土産と荷物をコインロッカーに放り込み、外の空気を吸いながらブラブラとススキノに向かいたかったのだが、外は凄い冷気、小雪までちらついている。そこまでして外の空気を吸いたくはなかったので(^_^;)、なるべく地下街を通りながら駅前通を南下した。午後11時、ススキノ・ロビンソン向かいのマクドナルドで早めの昼食、ここでなんとか12時15分前まで時間を潰す。道劇開場は12時半、まだ45分もあるのに何故？と思ったあなたの為に種明かし(^^)：
何といっても今日は12月中旬の公演の初日、しかも今回のメインは繭ゑちゃんのデビュー１周年記念公演、おまけに今日から毎日先着20名に「藤繭ゑグッズ」をプレゼントとのこと。「藤繭ゑグッズ」の詳細は不明だが、毎日20人分、10日で計200個限定ともなればそれなりのお宝グッズに違いないはず。まずはそのグッズは絶対手に入れねば…。それに、せっかく初日に行くのだから、繭ゑちゃんのデビュー１周年を祝うためのプレゼントを持っていきたい、そういう時のプレゼントと言えば、私の頭には「花束」しか思い浮かばない（笑）。昔は「花束なんか贈らない」という自己御法度を堅持していた時期もあったが（それに昔「花束」では苦い思いもしたので(;_;)）、今それしか思い浮かばない状況ではその御法度を打ち捨てるのもやむを得まい。ススキノで花束を買うといえば、みやもさんが「道劇友の会」で推薦していたロビンソン隣接の明道香風園（多分こんな字だった）、そこで花束を購入し、なるべく早めに道劇前に並ぶ、その最終刻限が12時15分前という次第。
明道香風園の店内に入る。花束を買うなんて学生時代以来およそ10年ぶり、なんとなく緊張する。店員さんに予算２千円で適当にアレンジしてもらう。２千円も出せば結構豪華なものになるかと思ったのに、実際は10本程度のこじんまりしたものにしかならなかった、切り花って意外に高いのね。ただ、包装やらリボンやらでそこそこボリュームのある感じには仕上げてくれた。さすがみやもさんお勧めのお店(^o^)。予想より早く花束が出来てしまった、まだ12時前、どうしよう…（困）。仕方なく道劇周辺をひたすらブラブラ歩き回る、寒さが身にしみる。でもまだ道劇前には誰も来ていないようだし、さすがに一番乗りは嫌だし…、と粘ってはみたものの、12時10分、遂に堪えきれず寒さ除けにホカホカの缶コーヒーを持って道劇前に並ぼうとしたら、幸いいつも愛想のいい年輩の従業員さんが来たところで、ドアを開けて中に入れてくれた、ラッキー！…やっぱり一番乗りでした。この寒さでお客さんの出足も鈍っているのかな？しょうがないので、若い従業員さんとポツポツと喋る。その従業員さんには、先週おお○たさんに私が釧路から来ていることをバラされてしまっているので、釧路から来るときの交通手段や、繭ゑちゃんファンになった経緯や、彼女の魅力などについて話したが、あまり上手に話せなかった。やっぱり私って話すよりも書くことで自分をより表現出来るタイプらしい。そうしている内に、２人目のお客さんが…ってこれも常連のＩ賀さん、そして開場およそ５分前にこれも常連のＩ谷さんが来て、結局開場前に来たのはこの３人だけ。拍子抜け。入場時に「藤繭ゑグッズ」をもらう。一応袋には入っているが、見るからにタオル！といった姿形。こんなの、思いっきり作って贔屓筋に配りまくるような代物でしょ？なんでこんなものに先着20名とかいってプレミア感を煽るのか理解に苦しむ。寒空の中、気張って並んだ自分が馬鹿みたいに思えてきた(^_^;)。Ｉ谷さんは日曜日にしか来れない常連のＴ山さんの代わりにグッズをもらいに来ただけとのことですぐに会社に戻り、しばらくはロビーでぼんやりとしていた。（余談；入場し、階段を上るとサロン担当の従業員のお姉さんが「いらっしゃいませ、向こうの階段を下りると客席です」とマニュアル通りの応対。こっちが「いつも来てるから言わなくてもいいのに。それともまだ私のことを認識してくれてないのかな」といぶかしんだのに気付いたのか、すぐ後に「知ってるとは思うけど、一応言うことになってるんで…」とフォロー。なーんだ、認識してるんだ、良かった(^^)。その後、一寸だけお話、それにしても相槌を打つだけの私、話し下手ですね）開演時、客席にいたのは10人足らず。「藤繭ゑグッズ」の効果ないですね（笑）。

今週の香盤です；


１．麻美璃歌子　ソロ
２．倉沢　萌　＋ポラ
３．コント道劇座
４．藤沢あき　＋ポラ
５．早瀬みな　ソロ
６．月丘雪乃　ソロ
７．「キャッツ・アイ」
（丘乃愛唯、遙月もも、泉希）
８．「かぐや姫誕生伝説」
（藤　繭ゑ、夢野ひなた）
９．フィナーレ


この日は取りあえず、繭ゑちゃんのステージを観て、花束を渡すのが唯一の目的なので、帰りの特急（午後７時発）に間に合うように、２香盤だけ鑑賞。最近、１日観ただけでは十分にステージの魅力を理解できない様な気がするので、取りあえず今回は短評のみ。次回の観劇と合わせて感想及びコメントを改めて書かせてもらいます；
麻美璃歌子−彼女らしいステージでした。マイペースですね。
倉沢　萌−Ｉ賀さんによると、９月中に大宮で観た「杉村ルイ」ちゃんが彼女なのだったそうです。とはいうものの、あの時は道劇の杉村ルイちゃんじゃないことにパニック状態になっていたのと、その後で行った黄金劇場のインパクトが強烈すぎて大宮のルイちゃんはイメージはほとんど忘却してしまっているのですが。ベッドが長め。
コント道劇座−焼き直しのネタ２本
藤沢あき−美形、だけど表情が変わらない。ちょっと苦手。
早瀬みな−ピエロの衣装。ジェット風船を飛ばしたところ、ちょうど私の隣に落ち、そのままにしていたらみなさんにステージに戻すよう指導された。普通、ジェット風船は使い捨てだと思うから、普通のお客さんは客席に落ちた風船はこっそり自分のポッケに隠すか、そのままにしておくと思うぞ。今度から気をつけようっと。
月丘雪乃−独特な世界、私は結構好き。オチのあるオープンもいいね。
「キャッツ・アイ」−「怪盗もの」の定番プロットを織り込んだなかなかの意欲作。ただ怪盗が厚底ハイヒール履いてバタバタ走り回るのはどうかなあ…（笑）。
「かぐや姫誕生伝説」−今回のキーワード「キャプテンウルトラ」「異邦人」「ヘルメット」「ひなた走る」。詳細は次回をご期待下さい（笑）。オープン時に花束（メッセージカード付き）を無事贈呈、繭ゑちゃんは驚いた表情。眼鏡を代えたのもあって、まさか平日に私がいるとは思わなかったみたいです（笑）。

フィナーレ時に繭ゑちゃんから返事を受付に預けていると聞いたので、帰り際に受け取る。返事と一緒に付いてきたのは、デビュー１周年記念の手拭い。なんかこっちの方が「藤繭ゑ」っぽいような感じ。手拭いの方はきっと彼女認定のファンにしかくれないんだろうな、ちょっと得した気分(^o^)。

今回はメッセージは簡潔にしてあまり変な事は書かなかったので、楽な気分で帰りの車中で彼女の手紙を読めた。手紙によると「今日はこの程度ですが」とのことで出来にはまだまだ満足していない様子。私としては今回のステージにはビビビッと（死語）来て、自分の感性にピタリとはまったのでこのままでも十分素晴らしいとは思うのだけれど、現状に満足しない姿勢は大事。これからこのステージの進化ぶりを目撃できるのかと思うと嬉しいですね。
来週は今回の公演をしっかりとレポートできるよう気合いを入れて鑑賞しなくっちゃ。
2000年12月14日 03時46分46秒

2000年12月2日（土）−3日（日）　12月頭の日記
2000年12月2日（土）−3日（日）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

いよいよ12月、もう少しで今年も終わります。だからという訳では全くないのですが、強行軍続きの先月とは一転、今月はちょっとだけ贅沢な観劇スケジュールにしてみました。計画では、今月は札幌でのホテル宿泊付きの遠征３週に続き、締め括りはクリスマスを挟んで４日間の長期(?)札幌滞在を帰省の途中に組み込むことにしています。でも、これできっとボーナスの大半は吹っ飛んじゃうんでしょうけどね（涙）。

まずは２日（土）篇；

金曜から土曜にかけて釧路で開催された学会の実行委員（体のいい雑用係）の仕事のため拘束されてしまい、午前中に終わった学会の後始末が済むや否や、釧路駅に向かい特急に飛び乗った。今回は土曜日の後半２香盤と日曜日の前半２香盤、の計４香盤を観劇する計画。札幌到着は午後５時、すぐさま駅近くのホテルにチェックインし休憩もそこそこに道劇に向かう。情報によれば札幌は既に30センチの積雪があるということで心配していたのだが、さすがに市内は除雪は万全で、多少解けた雪によるハネが上がるのに注意さえすればいい程度だった。
道劇到着は６時15分前、入口で従業員さんに話しかけられる。いつも声を掛けてくれる若い従業員さんだ。こっちは肯くばかりで決して愛想のいい方ではないにも関わらず、いつも声を掛けてくれる。好感の持てるお兄さんだ。機嫌良く場内に入る。

ところで今週の香盤はというと；


１．桜木桃香　ソロ
２．千葉なぎさ　ソロ
３．亜湖　＋ポラ
４．お笑い最強ホープ軍団　コント
５．麻矢えみり　＋ポラ
６．遙月もも＆泉希　チーム
７．青井りんご　ソロ
８．「ウエストサイドストーリー」
（丘乃愛唯＆岬ゆうら）
９．フィナーレ


今週は繭ゑちゃん、ひなたちゃんは次週の繭ゑちゃんのデビュー１周年記念興行の準備のためお休み。道劇チームはももちゃん＆泉希ちゃんのチーム、そして愛唯ちゃん＆ゆうらちゃんの「ウエストサイドストーリー」の２本立て。客演陣は道劇ではお馴染みの麻矢えみり（旧・絵美里）さん、青井りんごさん、ちょっと久し振りの桜木桃香さん、そして（多分）道劇初出演の千葉なぎささん、亜湖さんという面々。贔屓の娘は出ていないけれども、結構期待してます(^^)。
場内に入った時はちょうど青井りんごさんの２回目のステージのオープンが始まった頃、そこから予定通りラストまで観劇。３回目は指定席、４回目はその１列後ろで観ていた。見知った常連さんが誰もおらずやや淋しかった。例によって３回目の後半からお客さんが大入り状態になったもののノリは最低、まだ話した事のない常連さん達が食事から戻ってきた４回目の前半までは私の手拍子と（多分青井りんごさんのファンの）遠征さんのタンバリン＆リボンだけという細々とした応援だった。それに、かなり慣れたとはいえ４回目の酔客のマナーの悪さには相変わらずイライラさせられる。フィナーレで泉希ちゃんの足にタッチしたオッサンにはさすがに堪忍袋の緒が切れ、１列後ろから注意してしまった。オッサンは両手を挙げ何か言っていたが「分かった」という意味なのか「何もやってないぜ」という意味なのかは不明。どっちにしてもこっちは全てお見通しなんだからみっともないぜ。

感想＆短評です；
桜木桃香−道劇出演は久し振り、一時引退とか休養とか騒がれたようですが、それ以降は初めてですね。どちらかというとオーソドックスなステージという印象。ただ、時々垣間見せる妖しい表情にドキリとさせられました。
千葉なぎさ−この日最大の拾いもの（言い方は悪いですが）。丸顔、やや肉付きのいい娘。一寸見では黄金劇場の葉摘麻由花ちゃんに似ているような感じです。決して美人とは云えないですが、笑顔がとっても魅力的、実に自然ないい笑顔を見せるんです。彼女の笑顔を見るだけで何か幸せな気分になれそうな気がします。ステージもなかなかダンサブル＆ダイナミック。オープン、彼女の笑顔に見とれていると、彼女自分の股間を指さして「こっちも見てね♪」という仕草、ユーモア・センスもなかなかですね（笑）。
亜湖−先の千葉なぎささんとは別の意味で強烈な印象を残したのが彼女、小柄でスレンダーなボディ、そこから繰り出されるのはラジオ体操のような運動前のウォーミングアップにやるストレッチのような、なんともヘンテコなダンス、思わず笑ってしまう。ただ本人は至って真面目に踊っている様に見え、決していい加減に踊っている訳ではないらしいのは分かる。でも、普通のレベルの踊り子になら、こんな振り付けは振り付け師に頼んだって付けてはくれないだろうから、この程度で満足してもらわねばならないほど、彼女の技術が拙いのだろう。そう考えると、彼女がなんとなく可愛らしく思えてくる。こういう気分になったのは７月に道劇に出演した倉沢萌（杉村ルイ）ちゃんのステージを観て以来。ここまで下手だと逆にスローなテンポのベッドが結構巧く踊れてるようにも見える。ポラ、ダンスと違って喋りの方はそこそこ上手いので、激励の意味も込めてポラを撮影、でも笑顔の作り方はもっと勉強した方がいいよ。
お笑い最強ホープ軍団−今回はコント道劇座との合同チームでのコント、珍しく（笑）下ネタの少ないコントだった。その分、面白かったような気がする。
麻矢えみり−彼女のステージは10月結のまさご座以来。前回太り気味なのが気になったのですが、やや改善されていました、でもまだお腹はもう少し絞らないとダメだよ(^_^;)。着物をアレンジした衣装に両手の羽根扇子を持って登場、エキゾチックな彼女の独特な雰囲気がいいですね。鬼束ちひろの「月光」をバックのベッドが印象的、クライマックス、両手に羽根扇子を持ってのブリッジ起き上がりは見事でした。ポラを２枚撮影、サインも頼みました。道劇で彼女がポラを撮るのは初めてとのこと、相変わらずの明るいトークでした。まさごで彼女のポラを撮ったのですが彼女は覚えていないようでした（涙）。
遙月もも＆泉希−今回のタイトルは「アヒルの湖」とのこと、…どういうステージやら、これだけではさっぱり分かりませんね（笑）。まあ平たく言えば、「白鳥の湖」と「みにくいアヒルの子」を足して適当な数（２では過大評価すぎる）で割ったような感じです。照明が灯ると舞台中央にバレリーナの衣装を着た泉希ちゃんが踞っている。と「白鳥の湖」の曲が始まり泉希ちゃんのバレエが始まる、のですが、何分泉希ちゃんにはまだ本格的なバレエは難しすぎるのと、トゥーシューズも履いていないのもあって、バレエ自体はまあ真似事程度の出来です。但し、泉希ちゃんの笑顔は十分に堪能できます。よく見るとバレエのチュチュの下に黄色いアヒルっぽい衣装が覗いていて、なんとなくその後の展開が予想できちゃうのは大目に見ましょう（笑）。曲は一転、インドかアラビアのような曲に代わり、笑顔いっぱいの泉希ちゃんのダンスへ、彼女の魅力は何といってもその無垢な笑顔、前回の「ザ・キャット」では彼女の笑顔がそれほどなかったので、その分のブランクを取り戻せたような感じ。曲も後半、ももちゃんが登場、黄色くて短い尻尾の付いた見るからに「私はアヒルです！」的衣装（笑）、但し首からブドウの蔓を下げているのは未だに謎です。白鳥の泉希の振りを真似ようとするが、アヒルの悲しさ、さまになりません。しまいには白鳥にちょっかいを出しケンカに。怒ってその場を去ろうとする白鳥、すると野犬が彼女に吠えかかる。慌ててももアヒルに助けを求める泉希白鳥、ももアヒルは石を投げつけて野犬を撃退、二人は仲直りしお揃いのアヒルの衣装になって、それから…という具合で、ももちゃんと泉希ちゃんのダブルでのベッドになるのですが、まあここまでのストーリーはいい加減だし展開もハチャメチャなので、構成・演出の清水ひとみさんの名誉のために見なかったことにしてあげます（笑）。ここからが本番、二人のベッド、なかなか見事でした。泉希ちゃんはブリッジを決めるし、ももちゃんもそれ以上の見事なポーズを決めまくります。二人ともここまで上手くなったんだなあとしみじみ思いました。それにしては淋しい客席の反応に「ここでリボン投げたら決まるだろうなあ」などと思ってしまいました。イケナイ、イケナイ、私はリボンは投げない主義だったのに思わず余計なことを考えちまった…。でも、それほど二人のステージが格好良かったんですよね。危うくファンになっちまうところでした（苦笑）。二人は企画ものよりもチームでやった方が彼女らの個性を活かしたいいステージをしますね。これからももも＆泉希チームは要チェックです。オープンは近々デビューという「ありさ」ちゃんも加わってのビーチボールパフォーマンス、３人の楽しそうな様子をニコニコしながら観ていました。ところで、新人「ありさ」ちゃんですが、鼻筋のクッキリしたなかなかの美人、脱ぎっぷりも大したものでした（かえってなんか場慣れし過ぎているような気もしますが…よそで経験があるのかも？）。愛想もそこそこありそうなので、久し振りに定着してくれそうな新人さんが登場してくれたという期待を持たせてくれます。
青井りんご−今回はソロでの出演、これでまた彼女のポラを撮るという念願成就はお預けですね（笑）。彼女も決して巧い踊り子さんではないのですが、個性と愛嬌でそれをカバーして余りあるステージを見せてくれます、今回も期待通りの見事なそして格好いいステージでした。応援さんのリボンもステージに華を添えていました。オープンでの、誰に対しても笑顔を振りまいてくれる姿勢もいいですね。
「ウエストサイドストーリー」−５月に繭ゑちゃん＆愛唯ちゃんで公演したものの再演。今回は繭ゑちゃんのパートをゆうらちゃんが担当、前半は前作と同じ展開、後半のゆうらちゃんのパート以降の曲を代えていた。但し、演出は若干アレンジしていたように思える、愛唯ちゃんの成長に合わせて愛唯ちゃん中心のステージに変えようとした気配がある（ただ、観る限り必ずしもその通りにはなっていない）。また、二人のオナニーベッドの意味づけも「日頃突っ張っている彼女らの“オンナ”の部分を表現」した前作での感じが消え、「レディース対抗オナニー合戦(^^;)」という趣に変わっていた。個人的には、お互いの“オンナ”の部分を知った事が二人の和解のきっかけとなった（様に解釈できた）前作の方が好みなのだが…。ただ、あまりオリジナルの印象に引きずられて比較してしまうと物事の本質を見失ってしまう危険性は先の「ザ・キャット」で経験済みなので、今回は前作と比べないようにしながら観ていたつもり。それでも、ライダー姿は実際にもデビュー前はバイクで全道を走り回っていた繭ゑちゃんのハマリ具合に対して、ゆうらちゃんのそれはどうしても造り物っぽさを感じてしまうのだが。イヤ、きっと来週はゆうらちゃんもこの役を自分の物にしているに違いないと期待しておこう。それにしても、道劇はやはりゆうらちゃんを繭ゑちゃんと同じ路線を歩ませようとしているのだね。二人には、ダンスがあまり上手くない、その分大人っぽい魅力に溢れる、反面アイドル的な愛想を振りまくのはちと苦手、という共通点はあるものの、繭ゑちゃんとゆうらちゃんではその持ち味は決して同じではないのだから、早めに独自のゆうら色を決めて欲しいと思っているのだが…。ただ、繭ゑちゃんの方が最近どんどん進歩（進化）しているので、自然と二人のカラーは違う方向になっていくような気もするが。
フィナーレ−「ありさ」ちゃんも含めた５人の道劇チームによるフィナーレダンス、そして恒例になった客席に降りての握手会、全員と握手できた。ハッピー！でした。

続いて３日（日）篇；

霧雨からいつの間にか小雪に代わる中、ホテルを出てから道劇開場まで札幌を彷徨、つい気が向いて（札幌随一の魚介小売市場である）二条市場に足を向けてみたが、観光客相手という雰囲気があからさまで幻滅。これなら釧路の和商市場の方がよほど健全。しょうがなく狸小路、そして地下街をぶらつく。土産物屋や雑貨屋の店頭に並べられたぬいぐるみや小物を見て不意に「ももちゃんか泉希ちゃんの差し入れに買おうかな？」という衝動が頭をもたげるのを懸命にこらえる。道劇チームには既に繭ゑちゃん、ひなたちゃんの二人にファン宣言をしているのだから（更に先週ありすちゃんの隠れファンにもなったし）、これ以上増やしたらただの浮気者になってしまう(^^;)。
日曜日は日頃見知った常連さんがほぼ揃っていて、楽しく観劇できた。お客さん自体の入りはあまりよくなかったように思えるけれども、熱心なお客さんが多く、応援や手拍子は前日の大入りでも寒い客よりはよほど盛んだった。こういう雰囲気の方が落ち着くね。

では感じたことを徒然に；
・ホープ軍団のコントのネタは昨日の３回目、４回目とはまた違うネタだった。毎日変えているのかしら？それとも、１日４ステージのネタを全て変えているのかな？今日のネタも珍しく(^_^;)健全な展開で笑えました。
・もも＆泉希チームの２回目のステージでのビーチボールパフォーマンス、私の周辺のお客さんがごっそりいなくなってしまった為、私の守備範囲がかなり広くなってしまった。ラリーが途切れるのは嫌だったので、ビーチボールが私の周辺に飛んでくる度に体を伸ばしてボールをレシーブしまくった。こんなにボールをレシーブしたのは新人研修の一環でやったバレーボール以来10年ぶりかな？結構いい運動になった（笑）。
・２回目のフィナーレ、ももちゃんと握手した際に、ももちゃんに「○×△□、ありがとうございました！」と言われた。“○×△□”の部分がよく聞き取れなかったのだけれど、多分ビーチボールパフォーマンスでボールをレシーブしたことを云っているのだろう。いいんだって、本人は至ってご機嫌なんだから（笑）。
・新人・「ありさ」ちゃんは１回目のステージのみに登場で、２回目はお休み。何でだろう？来週のレッスンでもしているのかな？

満足した気分で劇場を後にし釧路に戻った。車中でじっくりここ２日間のステージの余韻に浸った。やはり、じっくりと札幌に腰を落ち着けて鑑賞するのは精神的に楽だねえ。

次回は余った有休を使って、10日（日）の楽日と11日（月）の初日を泊まりがけで見に行く予定。楽日の盛り上がりを楽しみたい。また、翌日の初日の緊張感も…。更に、その初日から繭ゑちゃんのデビュー１周年記念興行がスタートする。やはり繭ゑちゃんファンとしては何か行動を起こさねばならないのだろうなあ。現在画策中、乞う御期待。
2000年12月06日 02時01分00秒

2000年11月25日（土）　「隠れファン」宣言
2000年11月25日（土）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

今回も「夜行列車往復きっぷ」を使っての準日帰り（車中泊２日）での札幌往復（これで３週連続）。先週の日記で「来週は札幌宿泊を検討しなくちゃ」と書いてみたものの、貯金通帳を見るともはやそういう状況ではないことに改めて気付かされ（キビシー！）、今回も体に鞭打っての強行軍。若いからこんな無茶が出来るんですよね、丈夫に産んでくれた母親に感謝しなくちゃ（笑）。

前述したとおり、今回も金曜夜に釧路を発ち、土曜夜の夜行で戻るというスケジュール、その週の月曜日に切符を購入しようとしたところ、既に往路（釧路→札幌）の禁煙席（注；交通機関では基本的に禁煙席を頼むことにしている）は満席、復路（札幌→釧路）に至っては指定席は全て満席、との状況で仕方なく往路は喫煙席、復路は自由席にせざるを得なかった。夜行列車の自由席というのは初めての体験、もし座れなかったら朝までデッキでしゃがみ込んで過ごさねばならず辛そうだなあとちと心配。（幸い、ＪＲが気を利かして復路の自由席を増結してくれたので快適に過ごせた）
札幌到着後は私の中では恒例になってしまったサウナでの入浴＆仮眠（私の近くの客が横柄かつお喋りなオヤジであまり眠れなかったが）、そしてファーストフードでの遅めの朝食、そしてミスタードーナツで時間潰し兼早めの昼食、というお決まりのコースをたどる。もっとバラエティー豊かな過ごし方を考えてはみるのだが、サウナは割引券があるので行きつけの所に落ち着いてしまうし、街が本格的に動き出す午前10時頃までは外にいても寒いだけだからサウナでのんびりしてしまうし、そこから後は道劇の開場までの２時間半の間に朝食と昼食を摂っておかないと道劇を出る午後９時過ぎまで空腹に耐えられそうもないし、それでいて経費節減のためにそれほど食事にお金はかけられないし…、と考慮していくと自然と今の生活スタイルになってしまう。寒さと雪で戸外での行動が制約される冬までにはマンネリ化は避ける意味でも新たな行動様式を開拓したいとは思っているのだが。
道劇に向かったのは12時20分頃、もう誰か気の早いお客さんが数人入口に並んでいる頃だと踏んでいたのだが、いざ着いてみると誰もいない(^_^;)…。性格上一番乗りというのは大の苦手なので、仕方なくあたりを一回りして５分ばかり時間を潰してから再度道劇に着いた頃には開場していた。なんとなくホッとした（笑）。先週まであった入場者テレホンカードプレゼントが今週はないからお客さんもゆっくりしているのかも。入場してみると案の定、お客さんの入りはボチボチ、おかげで「指定席」には座れましたが。これから冬にかけてはこの程度のお客さんの入りが続くのかなあ…。私が入場した時点ではまだ常連さんは誰もおらず、ロビーで淋しく一服していたところやってきたのは常連の会“釧路支部長”のおお○たさん、今朝の電車で似た人を見かけたので気になっていたのだが、やっぱりおお○たさんだったのですね。聞くと、一昨日の祝日にも往復夜行列車で観劇に来ていたそうで、そうなるとこれで３日連続夜行列車で夜を明かしたわけですね、さすが“支部長”！恐ろしいばかりの情熱です（苦笑）。

そういうこの日の香盤です；


１．相葉まよ　ソロ
２．ありす　＋ポラ
３．伊藤　舞　ローソク
４．小雪　＋ポラ
５．東条美月　＋ポラ
６．美月星美　ソロ
７．特別企画「ザ・キャット」
（藤　繭ゑ、丘乃愛唯、夢野ひなた、岬ゆうら、遙月もも、泉希、コント道劇座）
８．フィナーレ


ようやくありすちゃんが道劇のステージに戻ってきました（嬉）。でも、道劇チームに加わってという形ではなく、予想したとおりソロステージでした。恐らく来週からはまた旅に出るのですね。これでしばらくまた彼女のステージを見られないのかと思うと、他の道劇チームのみんなと比べると、こちらのステージを見る目に一種独特な感情が宿り、なかなか感慨深いものがありますね。そういう気分もあって、３香盤見て帰る予定を変更して、ありすちゃんの４回目のステージまで見てしまいました。こりゃ本格的に彼女の「隠れ」ファンになっちゃったかな（笑）？
開演時やや淋しかったお客さんも、徐々に増えたものの先週までの大入り状態には及ばず、そこそこな入り。これがこの時期の標準的なお客さんの入りなのでしょうね。その中、１回目は下手最前列の「指定席」、２回目は「指定席」の１列後ろ、３回目は下手最後列の端で観劇（４回目は立ち見）。近頃は自分のペースで応援しているので、他のお客さんのノリはあまり気にならなくなってきた。でも、冷静になってみると自分の手拍子って結構音が大きいんだよね。無意識のうちに周りのお客さんへの「俺を見習え！」という意識がそうさせているのかも知れない。

感想＆短評です；
相葉まよ−道劇出演は９月上旬以来２度目、個人的には10月下旬に七海姉妹を追っかけて観た岐阜・まさご座以来。彼女も私を覚えていてくれたらしく、オープンでは手を振ってくれた。一見気の強そうに見えるまよさんから優しい笑顔をもらえるとは嬉しいー！そう言った後で言うのはなんですが、ちょっと太ったかな（特にお腹のあたり）？本人も気にしているらしく、脱いだ衣装を腰に巻いたままのベッドだった。ステージ自体は前半のソロはそこそこ（ちょっと辛口かな）、でも黒いドレスを着てのベッドはなかなかエロティックでした。
ありす−新作です（恐らく先週レッスンしたのでしょう）。でも、今作もやっぱり選曲はラストの「不思議の国のアリス」のテーマを除いては華原朋美でした、ありすちゃんの趣味なのでしょうね(^o^)。全体的にはまだまだ新人モードですが、進歩の後は見られました。振り付けも前回よりは意欲的かつ挑発的、ベッドではオナニーベッドも披露します。ただ、童顔＆パイパンのありすちゃんがそういうことをすると、見てるこっちはなんとなく気恥ずかしいというか罪悪感を感じてしまいますね。ポラです、多分それほど売れないだろうなあというのは予想できたので（他の常連さんも恥ずかしいのかポラを積極的に買ってくれないし）、真っ先に手を挙げて購入しました。彼女に逢うのは９月中の横浜・黄金劇場以来なのですが、こちらから言い出して向こうが覚えていないというのは辛いので、何も言わずに撮りサインを頼んだところ、フィナーレに受け取ったポラには手紙が同封されており、黄金でのことや今回ポラを買ってくれたことに対するお礼が書いてありました。一見、無表情に見える彼女からそんな返事がもらえるとは思っていなかったので、本当に嬉しかった。ここに宣言します！ありすちゃんの「隠れファン」になることにしました！ただ、「隠れファン」としては１日に何回も同じ娘のポラを撮るわけにはいかないので、２回目以降は、「頼むから誰かポラ買ってくれぇ〜」と心の中で祈りながら見守っていましたし、幸いにしてポラ希望者が現れたときは密かにその人に向かって手を合わせて拝んでいました（苦笑）。これから年度末にかけて、それなりに出張で関東に行く機会もあるので、その際にありすちゃんが関東の劇場に出演していたら、是非応援に駆けつけさせて頂きますね。また、今度ありすちゃんが道劇に戻ってきた時には、正式にファン宣言をさせて頂きます。花束も贈っちゃおうかな？だからまだ辞めちゃダメだよ（ちょっと心配）。
伊藤　舞−２月中以来、久し振りの出演。前半のソロダンスは彼女特有のエキセントリックな振り付け。出色は後半のローソクベッド、前回観たときはただその過激さに驚くばかりだったが、今回はこちらの感性の向上もあってローソクショーの美しさを冷静に味わえたような気がする。照明が落ち、蝋燭の明かりに浮かび上がる舞さんの肢体、その白い肌そして頬に落ちる赤い蝋、舞さんの恍惚とした表情、の幻想的な美しさをウットリとして観ていた。
小雪−初見です。某常連さん曰く「清水ミチコみたいな人」という表現がやたらピッタリはまってしまって、他の形容が思いつきません（笑）。でも、実際は綺麗なお姉さんなんですよ。バニーガールのウェイトレスの衣装で登場。ステージはそこそこでした。ポラを撮影、握手してもらった際の手の冷たさが印象的。
東条美月−彼女も道劇では２度目なれども、個人的には９月中に上野で観ている。彼女も２回目のオープンでようやく気付いてくれて、私を指さして「アー、お兄さんどこかで見たことある！」と大声で言われてしまった、恥ずかしい…。ステージはチャイナドレス、中国風の音楽でのステージ、もう少しまとまりがあった方が良かったような気がしました。ただ、ステージ技術はさすがですね。正体がバレてしまったので（笑）、３回目でポラを撮影。
美月星美−今回のゲスト陣の中では一番のステージ。青でまとめた衣装、笑顔いっぱいのステージ、エロティックなベッド、サービス満点のオープン、全てが最高でした。
「ザ・キャット」−キャットを観るのも今週で３日目、道劇チームのノリは今日も好調な模様。繭ゑちゃんはグリザベラを情感たっぷりに演じ、ひなたちゃんは釘猫を楽しそうに演じて微笑んでいるし、ゆうら猫はグリザベラに対する感情の変化を巧く演じているし、愛唯ちゃん、ももちゃん、泉希ちゃんのトリオ猫も「キャッツアイ（または猫目くん）」をクールに楽しんでいるみたい。ちなみに今週からコントの部分のキャストが一部変更、初代ジェニクルキャット役が森さんから青木さんに代わっていた。それに伴いコントのネタもマイナーチェンジ、ステージの度に細かくネタをいじっており、当たり外れはあるが結構笑えるものになっていた。愛唯、ひなた、もも、泉希の“チーム子猫”も元気いっぱい。２回目のステージからは常連Ｉ賀さんの差し入れた「猫の鼻（ネズミの鼻にしか見えないが…(^^;)）」を付けて登場するサービスぶり。道劇チームの面々がステージを楽しそうに演じているのを見られるのが道劇ファンとしては一番嬉しい。
もちろん、「ザ・キャット」自体の出来も観る度にその良さが判ってくる素晴らしいもの。この日で計９ステージ観たことになるのだが、この頃になってようやく「ザ・キャット」そしておそらくはオリジナルの「キャッツ」のストーリーに籠められた宗教的な意味での『死と復活』に気付かされた。その解釈はこうである；繭ゑグリザベラはイエス・キリストである、イエスは最後は弟子たちにも見捨てられ、権力者や民衆の罵声を浴びながら孤独の内に十字架にかけられ死んでいった、これは心の美しさを理解されることなくただ年老いた娼婦というだけで子猫たちに蔑まれながら凍え死なざるを得なかったグリザベラの最期と一致する。残された人々、特にイエスの弟子たちは、イエスの死後、イエスの行動、特に人々の裏切りや罵りに何一つ怒りや憎しみを持たなかったその最期に驚き、さらに突き詰めてそういうイエスを最期まで真には理解できなかった自分らの罪を自覚する。その時点からイエスは「神」に昇華し（それが聖書の云う「復活」なのだ）、それは即ち永遠の命を得ることと同義である。これらの経緯は、その死によって子猫たちに自らの罪を自覚させ、ジェニクルキャットとなって、いつまでも猫たちの心の中で生き続けることと同じである。去年の大空蘭子版グリザベラの外連（けれん）もよかったが、今回の繭ゑ版グリザベラの持つ思想の普遍性もまた素晴らしいものであることが判った。やはり、私のような鈍感な輩は、ある程度数を観ないとここまで悟れないのだなあ。また、最初観たとき去年のキャッツそのままじゃんなどと侮っていた自分の不明を恥じると共に、演出家・清水ひとみ社長の手腕に感服した。
フィナーレ−常連以外の客席のノリは今ひとつでしたが、それを補って余りある道劇チームのノリに圧倒されっ放しでした。３回目、最後列で例によって帽子を被りながら観ていたら、ももちゃんに「ベレー、カワイイ！」と言われた。嬉しいことは嬉しいですが、ベレー帽じゃなくて、ハンチング帽なんだよね…(^_^;)。

来週は繭ゑちゃんは12月中旬の１周年記念興行の準備のためお休み。愛唯ちゃんとゆうらちゃんのチームで、繭ゑちゃんと愛唯ちゃんが５月にやった「ウエストサイドストーリー」を再演するらしい。恐らく、ゆうらちゃんが繭ゑちゃんのパートを担当するのだろうけど、ゆうらちゃんが繭ゑちゃんのコピーにならなければいいのですが…。一方、ももちゃん＆泉希ちゃんのチームも「みにくいアヒルの子」を公演するとのこと。こっちの方は一体どんなステージになるのか興味津々。客演陣は青井りんご、麻矢絵美里、桜木桃香、他と来週も豪華なメンバー。来週も見逃せませんね。
2000年11月28日 01時23分04秒

2000年11月18日（土）　キャットの進化
2000年11月18日（土）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

北海道ももう冬ですねえ。前日の天気予報では全道的に降雪とのこと、その割にはこちらの対応はずぼらで、夏タイヤのまま駅近くの市営駐車場に車を停めていつも通りの札幌遠征です。

今回も夜行列車往復きっぷを使っての強行軍、往復とも列車が混んでいたのもあって少し疲れ気味。来週は札幌でせめてカプセルホテルでもいいから布団と枕で休息しないと体壊しちゃうかも。12月中旬は繭ゑちゃんのデビュー１周年記念興行があるので、その前に体調を崩しちゃうのは避けたいし、ちょっと貯金通帳見ながら検討してみますか…（苦笑）。
朝６時札幌到着、雪。まだ11月中旬なのに、このまま根雪になっちゃいそうな勢いで雪が降り積もっている。夏タイヤのまま釧路に置いてきた我が愛車（黒い稲妻"Black Thunder"ポルシェII号）のことも気にかかる。とは言っても気にしてもしょうがないので、早速サウナで時間潰し。10時に出て遅めの朝食、そしてすることもないのでススキノに向かう。雪さえ降っていなかったら外をブラブラ歩いて時間を潰せるのだが、この雪の中外を歩いたらこっちも雪だるまになっちゃいそうなので地下鉄で移動。寒さのせいか、お腹の調子が今ひとつ、ススキノのデパート"Robinson's"のトイレを借りる。ここは場所がいいこともあってトイレをしょっちゅう利用させてもらっている割には買い物をしたのはここ１年で２−３度だけ、どうも毎度スミマセンねぇ(^_^;)。時間潰し兼早めの昼食でミスドで粘る。道劇の開場時間近くに雪も小降りになったので、劇場に向かう。ちょうど開場した直後頃に道劇到着。今回も道劇チームのテレカゲット！聞けば予定数は既に配布してしまったが、特別に追加製作して各日先着30名にプレゼントしているとのこと。まあ、料金値上げしてるんだから妥当な判断ですね。今回は最前列の「指定席」ではなく下手２列目に席を取る。先週、最前列に座ったばっかりに愛果さんにタッチする羽目になったので、今回はそれを避けたかったので（タッチショー自体を否定する気はないが、限られたオープンの間に彼女にリードされるまま無言でタッチするのはどうも苦手、タッチショーはタッチそのものよりもお客さんと踊り子とのコミュニケーションを楽しむものであって欲しいという理想を持っている）。

では、今週２回目の観劇は例によって雑感風に；
・今回は３香盤鑑賞、１回目開始時は雪のせいか半分ほどの入りだったが、フィナーレ頃には大入り状態に。それも束の間、２回目終了時には20人程度の閑散とした状態に。しばらくその状態が続いたので、雪でお客さんの足が遠のいたのかななんて気にしていたが、３回目後半から続々とお客さんが押し寄せ再び大入り状態に。さすが、札幌人、少しくらいの雪は慣れっこですね（笑）。その中、３回目に下手２列目に座っていたのは、さっぽろナイスポで道劇の記事を書いているパン山崎記者、どうやら同僚さんたちと一緒にお客としてきた模様。ステージからもよく見えることもあって、キャットではももちゃんや愛唯ちゃんにいいようにオモチャにされていた（恐らく自分は道劇の娘とこんなに仲がいいんだぞという自慢を同僚さんたちにしたかったような気がする）。
・初日にも少し気に留めていたのですが、御幸奈々さん、風邪気味の模様。まだ直っていないみたい、特に２回目はしょっちゅう咳き込んで見ているこっちも辛かった。こういう時、こっちが出来るのは応援の手拍子をするくらい、普段よりは大きな音で応援したつもり。
・愛果さん、タッチショー以外はいいですねえ。着物で少し伏し目加減にすると凄く艶っぽいですね。ただ気になったのは、ベッド曲は「桜姫」でひなたちゃんとゆうらちゃんが使っていたものと同じこと。このステージでひなたちゃんの魅力に目覚めてしまった私としては、ちとイメージが違うんだけどなあ。
・日吉亜衣ちゃん＆可愛直ちゃん、相変わらずのハイテンション。ただし、どうも自分たちで楽しもうという意識が強すぎて、時として観客が置き去りにされてしまうようなところが出てくる。そうなると、かえってお客さんは引いてしまうんだよね（ポラの売れ行きが今ひとつなのもそれが原因でしょうね）。せっかくの気っ風のいい明るいキャラなんだから、そういうところをもっとコントロールしながらステージを構成できればもっといいステージになると思う。今回のステージ自体も、「プレイガール」からの曲でまとめたのは分かるけど、ちょっと単調。またベッドのレズも本気っぽさが感じられず、ただ絡んでいるようにしか見えない。本レズではないから仕方ないとはいえ、見ているこっちとしてはややつまらない。オナニーベッドのＷバージョンといった意識で演じればもっとコーフンできるものに出来るのではないだろうか？
・楽日にはまだ間があるにも関わらず、早くもハプニング続出。日吉亜衣ちゃん＆可愛直ちゃんの２回目のステージの最中、巽翔子さんがＳＭ女王様風衣装（ベッド着）に鞭という出で立ちで乱入、鞭を振って亜衣ちゃん＆直ちゃんにレズを強要、２人の怯えながらのレズベッド、設定としてはこっちの方が面白い。それにしても翔子さん、見かけによらず楽しいお姉さんなのね。
・ハプニングその２。２回目の休憩時、ロビーに麻生祥子さんが来て彼女の常連さんとお喋りしていた。３回目のステージ、ふと後ろを見ると祥子さんが立っている。どうやらトップの御幸奈々さんのステージを見学するみたい。普段ステージで観ている踊り子さんが客席にいると逆にこっちが観られているような気分になって緊張しますね（笑）。応援さんからもらった紙テープを投げるなど楽しんでいる様子。彼女の性格のよさが伺えるいいシーンでした。祥子さん、亜衣ちゃん＆直ちゃんのステージも見学、タンバリンまで叩いていました。本当にいい娘ですね、ファンになっちゃおかしら（笑）。
・その麻生祥子さんですが、やっぱりいいですねえ(^o^)。ステージそのものもさることながら、ステージ終了時には前述の応援さんに向けての感謝の言葉も忘れないし、かといって彼らにべったりというわけでもなく、ポラの際には誰に対しても明るく振る舞ってるし、印象が非常にいいです。これでデビュー２年目の中堅に入った踊り子さんとは驚き。これが私にとって最後となる３回目のステージの際には最後列に下がっていたにも関わらず、感謝の念を込めてポラを撮りました。また来て欲しいなあ。
・「キャット」も１週間が経過し、初日からは凄く良くなりました。もっとも内容は変わるはずはないので、変わったのは演じる側の中身。こっちも去年の「キャッツ」と比較する気持ちを極力抑えながら鑑賞したので、案外素直に感動できました。開幕時、出演者の間に感じられた緊張感、不安感が今日は発せられていない。ゆうらちゃんの目も泳いでいない(^^;)ので、みんなリラックスしながら演じているよう。繭ゑちゃんの登場に驚き、そして蔑む子猫たちの演技も自然な感じが出ている。特に、子猫たちの仲でもゆうら猫の目に宿るグリザベラへの敵意あるいは蔑視の感情はとりわけ激しく感じられ、後段彼女がグリザベラに助けられる際の心の動揺の伏線になっているのが分かった。繭ゑちゃんのグリザベラ、「年老いた娼婦猫」という設定にはやはりまだ若すぎるかな？でも、その他の部分は彼女も自分の役にしているように感じられ、表情も豊かになってきた。ひなたちゃんの「釘猫」、もう言うことなし(^o^)！先週やや乗り切れなかった愛唯ちゃん、ももちゃん、泉希ちゃんのパート、どうしても前半の「猫目くん」と後半のベッドの繋がりに難があるように思われる。但し、演じる方は問題なし。ある常連さんによると「素の気持ちがステージにそのまま出てしまう」と評されている愛唯ちゃん、先週、今ひとつ彼女のパートに引っかかりを感じたのは彼女の気持ちがそのままステージに出てしまった為だったのかも知れない。となると、この日は凄く機嫌が良かったのでしょうね。前半との繋がりはともかく、３人のステージを素直に楽しめた。とりわけ、ももちゃんのマジ顔の美しさに思わず、息を呑んでしまった。今までももちゃんは道劇チームでは三の線＆お笑い担当と決めつけて観ていたこともあって、彼女の顔をそんなにマジマジと見ることはなかったのだが、いざ観てみると凄く綺麗…。ほ、惚れたかな（笑）？道劇座と子猫たちとのコント、彼女たちの機嫌の良さが更によく分かる。最初に登場した道劇座のコントの最中、幕の向こうがなんとなく騒がしい、で子猫たちが登場すると、愛唯ちゃんがロイド眼鏡をかけていたり髪をロングにしていたりと、小ネタを仕込んでいる。その分その後のコントもアドリブ中心になり、何回も観るこちらも楽しめるものになっているので、小ネタは成功、かな（笑）？（附注；２回目のステージ、２列目にいる私が手に持っていたハンチング帽を愛唯猫が目に留め、私から奪い取って被るパフォーマンス。光栄ですね(^^)）グリザベラに助けられたゆうら猫、彼女に手を差し伸べるグリザベラに対し、彼女へ心を開こうという気持ちとこれまでの行いとの葛藤が表情及び仕草に表現できていたように思えた。その結果、希望を失ったグリザベラの寒天の中でのオナニーは、彼女の『生の最後の煌めき』を表現したものであることが明らかとなる。ジェニクルキャットに選ばれ昇天するグリザベラ、そしてそれを見送る子猫たち、ちゃんと演出意図を分かって演技している様に見える。こっちもいつの間にか歌詞を口ずさんでいる。感動した。初日からここまで良くなるとは正直期待していなかった。これなら来週までのロングランでやってもいいと思った。是非、来週も観に来なくっちゃと思った。
・唯一の心残りは、ありすちゃんが出演していなかったこと。香盤表には名前載ってるんだけどなあ…。「隠れありすファン」としては大いに残念（涙）。まあ、群舞のパート以外は今の内容ではありすちゃんを加えられる所がないし、無理に加えてありすちゃんの慣れない振りがみんなとずれてしまうのは格好悪いからしょうがないのかな？ただ、来週もありすちゃんの名前は出演予定者には入っているので、今週新しい出し物をレッスンして、来週キャットとは別にソロステージで道劇お披露目して、再来週からまた旅に出るという形にしたのかしら？道劇専属タレントで独自路線を歩むありすちゃんを心密かに応援する私なのでした。

来週はキャットは続演、更なる進化を我々に見せてくれるはず。客演陣は、美月星美さん、伊藤舞さん、東条美月さん、相葉まよさん、他といったなかなか見応えのあるメンバー。出来れば泊まりがけで観たいなあ。まずは財布と相談。
2000年11月20日 00時37分28秒

再びショック！！
先日（11月11日）に七海汐音ちゃんが引退したことを知り泣いた私に、さらなる悲しみが…；

七海羅夢ちゃんも引退しちゃったぁ〜

11日の道劇のレポートを自宅でまとめ、アップロード。ついでにメールチェックと合わせて定期的にチェックしている道劇常連掲示板と七海姉妹ホームページ「ゴリ＆バミューダ」のBBSのチェックをしてみる。すると羅夢さんかららしい書き込みがある。今回の汐音さん引退に関する挨拶かと思い読んでみると、その挨拶に続いて；
「この場を借りてもう一つ報告しておきたいことがあります。
私こと（七海羅夢）も今日をもって、引退しました。
突然に姉妹２人して、引退何て、とてもビックリする事だろうと思いますが、
本当です。やっぱり２人で一緒に入ったからには、２人で辞めたいと思い・・・」
との記述が!!やっぱり羅夢さんも引退しちゃうんだー（悲嘆）という気持ちはあるが、汐音ちゃんの引退を知ったとき程の驚きは生じない。心の中ではこの日が来るのを覚悟していたようだ、それもそれほど遠くない日に来るのを。
私が知ってる限り、姉妹はいつも一緒だった。劇場に入る時も、外出する時も、香盤もチームで一緒でないときもソロを２つ並べていてそれ以外の時間は２人になるようになっていた、そしてもちろん帰る時も（見たことはないが）一緒。それほど仲のよい姉妹を私は見たことがないように思う。そういう姉妹の一方が（何かの事情で）引退してしまった時、あとに残された１人がそのまま今の仕事を続けるのは厳しいのではないか？楽屋で励まし、慰め、競い合ってきた重要な存在が急にいなくなってしまったのだから。羅夢ちゃんが引退する日が来るのはそれほど遅くないであろうことをストリップ初心者ながら感じていた。
それでも、少し早過ぎた。せめて現在スケジュールの入っている来年１月上旬のＴＳミュージックまでは現役続行してくれるのではないか、という虫のいい考えをしていたし、羅夢ちゃんには励ましにも何もならないだろうけど、新年のＴＳに応援に行く計画も進行させていたのだが、汐音ちゃんの引退はやはり羅夢ちゃんにもショックだったらしい、数日の沈黙の間に彼女が選んだ結論は「七海姉妹引退」でした。彼女らしい。「七海汐音＆七海羅夢」＝七海姉妹としてデビューした以上、ステージを去る時も七海姉妹として去るのが一番美しい。
でも、ここまで大人ぶったことを書いてきたが、本音はやはり淋しい、悲しい、少しだけ泣いた。涙は汐音ちゃんの時に出尽くしてまだ十分に補給されないのかそれほど出なかったけれども。その分全身が悲しみに包まれた、体に力が入らなくなり、仕事を休んだ（仮病ではない）。姉妹のステージを頭の中でプレイバックし続けた。時々覚えてない部分があって、あの時もう少しきちんと見ておくんだったと後悔しつつ必死で思い出そうとした。ポラはまだ見ていない、２人の笑顔にきっと泣き出しそうだから。今度道劇に来たら２人に花束を贈ろうと考えていたことを思い出した。思えば、何故か道劇専属の藤繭ゑちゃんや夢野ひなたちゃんではなく、七海姉妹を軸にして私はストリップに傾倒していった様な気がする。初めてファンレターを書いたのが羅夢さん、初めて食べ物以外の差しれをして呆れられたのも姉妹、初めての純粋な意味での遠征も姉妹が目当て、そして次回道劇で初めての花束贈呈、となるはずだったのに…。前回の日記で、羅夢ちゃんが道劇に再び来てくれるならタンバリンだってリボンだってやります！とまで書いたし。姉妹の場合、何かへまをやらかしても許してくれそうな気がしたし、また実際に許してくれた。そういう存在がいなくなるのは辛い。またしばらくは自分はただニコニコしながら観ているだけの一般客に戻ってしまうような気がする。姉妹からは、ファンになる喜びを教えてもらったけれども、それ以上に辛い別れの悲しみまで教えてもらっちゃったからね。中途半端な気分で踊り子のファンになっちゃいけないんだね。
これで、私が本人にファンであることを告白した踊り子は３人（藤繭ゑ、夢野ひなた、山咲みみ）に減った。これからは道内では繭ゑちゃん、ひなたちゃん、道外ではみみちゃんに全力投球！なんて軽い気分にはなれそうもない。しばらくは今回の七海姉妹引退でポッカリ空いた心の隙間をそのままにしておこう、踊り子のファンであることの辛さが身にしみるまで。それでも応援したいという娘が新しく現れるか、今の３人に今回のような悔いを残したくない、と思えば、今まで以上に熱心に応援してゆくまで。ちょっと臆病になっている自分が少し気がかり。

最後に、汐音ちゃん、羅夢ちゃんのこれからの幸せを心の底から祈りたい。我々ファンをここまで悲しませてまでの引退なんだから、変に不幸になったら許さないからね（涙）。
2000年11月14日 16時30分13秒

2000年11月11日（土）　The CAT
2000年11月11日（土）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

今日は11月中の公演の初日、いよいよ「2000年最後の特別大興行（道劇による）」ストリップ・ミュージカル“ザ・キャット”が始まります。これを見ずして2000年は語れない！？

金曜日に懸案の論文を提出し、心軽やかに夜行特急に乗っての札幌入り（今回も夜行列車往復きっぷを利用）、事前に天気予報を調べると札幌地方は雪、気温も低いということで、服装も耐寒冬服モード。冬服の際の私のトレードマーク（と自分では思っている）ハンチング帽も被る。札幌到着は午前６時前、外はまだ暗い。もう冬なんだなあと改めて実感。寒さに震えながら、行きつけのサウナで例のごとく時間潰し。駅地下街のファーストフードで遅めの朝食、の後体を温める意味も込めてブラブラとススキノまで歩く。それでも道劇の開場まではまだまだ時間があるので、ミスタードーナツでコーヒーとドーナツ２個で１時間粘る。その際、先々週もらったひなたちゃんからの手紙と先週もらった繭ゑちゃんからの手紙をようやくのことで開封、拝読する。ひなたちゃんからの手紙なんて彼女が書いてから20日くらい経過しているのを今更読むなんて、本人が知ったら怒るだろうなあ（ゴメンナサイ！）。でも、何が書いてあるのか怖くてなかなか封を開けられなかったんです。恐る恐る開けてみると、何ということはなくて、私が後悔した「千葉ロッテキティーちゃん」のプレゼントもそれなりにウケてもらえたようだったので、胸を撫で下ろした。繭ゑちゃんの手紙の方も自分の存在をアピールできたようで嬉しかった。
さて、そろそろ12時、道劇に行くかっ！って、開場までまだ30分あるのに早いんじゃない？と思った君は甘い。今日からの「ザ・キャット」公演を記念して午後１時の開演までに入場したお客さんに「道劇チーム」テレホンカードをプレゼントすることになっている。しかも枚数限定ということだから、まあ大丈夫だと思うが一応早めに並んでおくにしくはない。しかし、外は雪。雪の中道劇の前に並んでいるのは端から見れば狂気の沙汰にしか見えないだろうから、少し待って雪が止んだ頃に道劇に急いだ。道劇到着は12時10分頃、遠目から道劇の入口を見ると従業員さんが開場の準備をしているだけで誰も並んでいない、なーんだ、早く来て損しちゃったあ、と安心し、近くのコンビニで雑誌を立ち読みに寄った後で改めて道劇の入口を見ると「あれ、行列が出来てる（焦燥）」。恐らく雪の中並んでいるお客さん達に気を遣って、劇場が入り口を開けお客さんを中に入れていたらしい。慌てて後ろに並ぶ、数えてみると先客は10人、これならまあ大丈夫でしょう(^o^)。それから続々とお客さんが行列に加わり、開場時にはおよそ30人の列が出来ていた。テレカパワー恐るべし（笑）。入場、そうそう今日から入場料が値上げになったんだっけ（通常料金、早朝割引ともに500円増）、その割に入口には何の掲示も案内もない。ただテケツに「早朝割引4000円」と書いてあるだけ。先週道劇に来た際にも入口にも場内にも値上げに関するものは一切なく、今回の値上げを事前に知ったのも常連さんの情報と道劇公式サイトの記載だけ、これでは今日来たお客さんのほとんどは料金値上げのことは知らないはず。ちょっと酷いんじゃない。お客さんは心の中で「あれ、値上げになったの？聞いてないよー。でも500円くらいで文句言うのも格好悪いし…」とか思いながら新料金を払っているはず。この反動でその内影響が出てくるんじゃないのかなあ。それはともかく、チケットと引き換えに記念テレカをもらう。思ったよりチャチい(^_^;)、写りもイマイチ、でも道劇に来なければもらえないプレミアものだからね。使わないで大事に取っておこうっと（どうもリタイアしたらしい星中沙月ちゃんも写っているし）。
取りあえず、「指定席」をキープしてロビーで他の常連さんと世間話。やっぱり、場内にも値上げに関するものは一切なし。代わりにタンバリンやリボンの取り扱いに関する注意書きが貼られていた。「タンバリンやリボンをステージや椅子に置くべからず、リボンをロビーで巻くべからず」とのこと、応援さんの肩を持つ気はないけど、じゃあどこに置いてどこで巻けばいいんだ！と突っ込みたくなるね。この掲示はどうも一方的に通告されたらしい。こういうことはある程度関係者間で相談してから決めて欲しいんだけどね。劇場と常連とのコミュニケーションが最近どうも友好的じゃないんだよねえ。

そういう初日の香盤です；


１．御幸奈々　ソロ
２．愛果　ソロ
３．日吉亜衣＆可愛　直　チーム＋ポラ
４．巽　翔子　ソロ
５．麻生祥子　＋ポラ
６．「ザ・キャット」
（藤繭ゑ、丘乃愛唯、ありす、夢野ひなた、岬ゆうら、遙月もも、泉希、コント道劇座）
７．フィナーレ


ありすちゃんが２ヶ月ぶりに帰ってきました！とはいうものの初日は昨日まで出演していた名古屋から帰ってくるだけで精一杯らしく出演せず、客席から応援していたらしい。来週お会いできるのを楽しみにしていますよ。
テレカ効果＆初日の土曜日＆かなり前から大々的にＰＲしていた効果もあって、開演前からほぼ満席状態。テレビカメラも入っていた。どこの局だろう、「トゥナイト２」かな？２回目後半からやや空いたが、３回目終了時には再び満席に。値上げの影響は見えず、とは言っても今日来るお客さんの殆どは、一見の人はともかく来て初めて値上げのことを知ったんだろうから影響が出ようもないけど。

感想＆短評です；
御幸奈々−８月上旬以来の道劇登場。ダンスの巧さは絶品ですね。さり気ない笑みに汗がよく似合う。道劇常連（兼奈々さんの追っかけ）のH野さんのリボンがステージに華を添えます。いいステージでした。
愛果−奈々さんとは一転、日舞のステージ。ちょっとベテラン風。日舞のストリップは独特な色気がありますね。でもちょっとベッドが中途半端であっけなく終わっちゃった感じ。驚いたのはオープン、最前列のお客さんにタッチさせている。私も一応最前列にいたんで、触らないのも変なので胸にタッチしてしまいました。道劇ってタッチは御法度だった筈なんだけど…。愛果さんなりのサービスなのかなあ？
日吉亜衣＆可愛　直−レズビアンショーです。スーツにソフト帽、腰には拳銃といった秘密諜報員のスタイルで登場、前半は「プレイガール」（昔そんな番組があったらしい）のテーマで構成した曲に合わせたチームステージです。息が合ってるような合ってないような微妙な呼吸ですね（笑）。後半のベッドはレズビアン、とは言っても本レズではなくあくまでも演技、ちょっと物足りない。終わり方も呆気なかったような印象。むしろ彼女らの本領はポラかな？初日最初のステージからいきなりのハイテンション、可愛直ちゃんは９月に大宮で観て大方のキャラは分かっていたけど、私の中では清純派ＡＶ女優といった印象だった日吉亜衣ちゃんも直ちゃんに負けず劣らずの脳天気娘、私の中の「日吉亜衣」像が崩れていくー(;_;)。亜衣ちゃん自らが吹き込んだ「Dr.スランプあられちゃん」のテーマ（はっきり言って音痴(^_^;)）の流れる中、客席からクスクス笑いも漏れる楽しいポラタイムでした。ただ、彼女らの勢いに気圧されたのか、売れ行き自体はイマイチでした。一応、２人ペアで２枚撮影。
巽　翔子−お姉さん的イメージ、ダンスはなかなかリズミカルで達者。その分ベッドがおとなしめだったかな？
麻生祥子−絣に袴、の往年の女学生スタイルで登場（１回目のステージ、照明が灯ると盆の中央に立っているはずが行き過ぎて危うく客席に落ちそうに。オープン後の退場も忘れてしまうなど愛らしいところも見せる。初日ならではのハプニングですね(^o^)）。彼女を道劇で見るのはほぼ１年ぶり、その頃と比べるのは失礼かも知れないけど、巧くなったねえ。ダンス技術も表情も多彩になっているように感じた。ベッドも色っぽくかつダイナミック。こんなに上手い娘だとは思わなかった。評価も込めてポラを撮影。
「ザ・キャット」−昨年11月「キャッツ」のタイトルで公演し、劇団四季からクレームが付けられたといういわく付きの傑作のリバイバル公演。「キャッツ」は私を本格的に道劇ファンにした思い出深い作品。キャストも一新し、どういうステージになるんだろう。
まず簡単にストーリーを説明；去年の「キャッツ」をほぼ踏襲している。キャストとしては「キャッツ」の大空蘭子（当時は日野翔）さんの役（グリザベラ）を藤繭ゑちゃん、山咲みみちゃんの役を岬ゆうらちゃん、美和あずみ（現・丘乃愛唯）ちゃんの役を夢野ひなたちゃん、が引き継ぎ、他に丘乃愛唯ちゃん、遙月ももちゃん、泉希ちゃんが子猫として出演。年に１匹、心の美しい猫がジェニクル・キャットとして永遠の命を授けられる日、街中の猫が誰がジェニクル・キャットに選ばれるのか興味津々な中、年老いた娼婦猫・グリザベラ（藤繭ゑ）が街に現れるが、子猫たちから嫌われ虐められ蔑まれる。グリザベラは家から追い出され寒さに震える飼い猫（岬ゆうら）を介抱するものの、彼女の真意を理解し得ない飼い猫は彼女を見捨て、力尽きたグリザベラは雪の中息絶える。グリザベラの亡骸を見て、彼女の心の美しさにようやく気付く子猫たち、奇跡が起こりグリザベラは息を吹き返す、子猫たちとの抱擁、それはジェニクル・キャットにグリザベラが選ばれたことの証。永遠の命（つまりは皆の心の中に生き続けること）を得て天上に昇ってゆくグリザベラ。それを見送る子猫たち…
さて、各論。幕が開く、キャッツのテーマにのせて子猫たちが登場、はしゃぎ回る。セットは去年と同じみたい。ずだ袋にくるまって転がり回る愛唯ちゃんを見て、去年も彼女はこうやって登場したなあと思い出した。初日のせいかみんなちょっと緊張している様子。ゆうらちゃんなんか目が泳いでいてすぐ分かる（笑）。そこで繭ゑちゃんのグリザベラが登場、娼婦猫という設定の生み出す翳りはまだ出ていない。でも演技力では定評のある繭ゑちゃんのこと、これから段々オーラを会得してくれるものと信じてる。ただ、去年の蘭子さんの持つ存在感まではどうかなあ？続いてひなたちゃんのソロ、大きな釘を持って登場、釘が彼女の肩ぐらいまであるということがひなた猫はせいぜい身長20センチくらい？いくら子猫でも小さすぎない？という突っ込みはしません（もうしてるってば…）。可愛い可愛い笑顔を振りまく前半とポーズベッドの後半、ブリッジ起き上がりもキレイに決める、目覚ましい進歩ですね。次は舞台は暗転、額に２つのランプを付けた愛唯ちゃん、ももちゃん、泉希が登場。この２つのランプは猫の目を表現したものなのね。闇夜に光る３匹６つの目、なかなかアイディアはいい。その後、３人によるベッドになるのですが、「猫目くん」のアイディアの光る前半に比べると内容は今ひとつ、３人、特に愛唯ちゃんのポテンシャルをもっと活かした構成にして欲しかったところ。ここでコント、道劇座の２人でジェニクル・キャットの説明が入る。次いで出番の済んだ４匹の子猫（ひなた、愛唯、もも、泉希）も加わる。４人の笑顔を堪能する。大きな物音にコントは中断、どうやら飼い猫・ゆうらが飼い主から愛想を尽かされ、家から追い出されたらしい。寒さに震えるゆうら、独りになった寂しさを紛らわすためか自分を慰め始める（何故という突っ込みは野暮）。ゆうらちゃんのオナニーベッド、相変わらずハード。こっちも思わず身を乗り出しそうになる。でもそんなことでは寂しさは結局は募るばかり、いつの間にか雪が降り出す（BGMは「雪が降る」、ベタですね）。寒さに動けなくなったゆうら猫にコートを掛けてあげたのはグリザベラ、自分だって寒いはずなのに…このあたりにグリザベラの見かけによらない心の優しさが表現されているのだろう。しかし、ゆうら猫はグリザベラの真意を理解できず、あるいはみんなから嫌われているグリザベラに助けてもらったことを恥じているのか、例も言わずその場から逃げる様に立ち去る。グリザベラは絶望したのか、うなだれる。やがて自分の身体をまさぐり始め、繭ゑちゃんのオナニーベッドになる（何故オナニーする必然性があるのかというのは野暮ヨ(^^;)）。繭ゑちゃんの表情が凄くいい。オナニーの激しさとか手指の動きとかではなく、表情で自らの官能を表現できている。やはり彼女、ただ者ではない。さすが、ミスシングランプリなどという的外れな賛辞が頭に浮かびかけたので慌てて打ち消す。ジェニクル・キャットとして甦ったグリザベラが天上に昇ってゆくシーン、やっぱり感動する。それでも、蘭子さんがグリザベラを演じた去年の「キャッツ」での感動に比べると予めストーリーを知っているのもあるし、自分の感性が変化しているのもあるし、何より落ちぶれたグリザベラが一転して神々しいジェニクル・キャットになるという外連身（けれんみ）を魅せてくれた蘭子さん版グリザベラに比すると見劣りは隠せない。それでもいいさ。来週、再来週と段々繭ゑ版グリザベラの世界が深まってゆくはず。私はそれを知る楽しみをこれからじっくり味わうとしよう。
フィナーレ−天上に昇ったグリザベラを見送った子猫たち、早速オープン、そして再び繭ゑグリザベラが登場し、道劇チームのによるオープン＆握手会へ。なんだかんだで全員と握手できた。繭ゑちゃんとひなたちゃんはしっかり私を認識して握手してくれてるようで大満足。更に、下手最後列に座った３回目は何の気なしにハンチング帽を被って応援していたのだが、ひなたちゃんが私の方を見て帽子を被る仕草をしてくれる。見つかっちゃったんだ(^o^;)。しかもわざわざ私の方まで来て握手してくれた。嬉しいよ〜(^o^)/"。

今度来るのは18日（土）の予定。「ザ・キャット」もどれだけこなれているか、また繭ゑ版グリザベラはどれだけ彼女の世界を構築しているかな？またありすちゃんはその時には道劇チームに加わっているでしょう。道劇では２ヶ月ぶり。個人的には黄金劇場以来の再会が楽しみ。
2000年11月14日 01時13分54秒

2000年11月4日（土）−5日（日）　凱旋公演
2000円11月4日（土）−5日（日）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

午後６時の飛行機で新千歳空港を経て札幌到着が午後８時半少し前、一刻でも早く道劇に行こうとタクシーを使って薄野からおよそ１キロ離れたホテルに向かう。チェックインもそこそこにホテルを出て道劇に向かった。

昼のＤＸ歌舞伎町があまり印象がよくなかったので、その気分を一掃したかった。今からなら４回目のステージに間に合うはずと思うと自然と足は急ぎ足に。何とか間に合った、時計を見ると９時５分前、道劇公式サイトからプリントアウトした割引券を提示し3500円で入場、いつも愛想のいい挨拶をしてくれる年輩の従業員さんから「アレ、今日は遅いですねえ」と声を掛けられる。完全に顔バレしてる…（笑）、「ちょっと仕事で遅くなって」とテキトーに言ってその場を切り抜ける（別に嘘をつく気はないが、今回の遠征スケジュールを正直に告白して呆れられるよりはマシでしょ？）。ロビーへの階段を上ると今度はサロンのお姉さんに「（マニュアル口調で）階段を下りるとステージです、…（普段の口調で）アレ？知ってるんですよね（苦笑）」という反応、ちなみに彼女にこういう反応されるのは２度目です（笑）。いつもドリンク買ってるんだからそろそろ顔覚えてよ〜。ロビーにあるモニター（ステージの様子が映してある）を見ると繭ゑちゃんの３回目のステージは既に始まっているらしい、チッ、間に合わなかったか。急いで客席に向かう。客席はまばら、土曜にしては淋しい客の入り。取りあえず３回目のフィナーレまでは一番後ろで立って鑑賞することにした。ふと横を見るとミスシンで一緒だったＩ賀さん、軽く挨拶する。３回目のフィナーレ、後ろで手拍子しているとももちゃん、泉希ちゃん、ひなたちゃんとハイタッチ。どうやら客席にいるお客さんとは握手、普段は後ろにいる常連さんとはハイタッチと使い分けているようだ。

そういうこの日の香盤です；


１．藤崎奈美　ソロ
２．柏木　萌　＋ポラ
３．姫　＋ポラ
４．コント道劇座
５．夢野ひなた　ソロ
６．杉原かのん　＋ポラ
７．遙月もも＆泉希　チーム
８．岬ゆうら　ソロ
９．丘乃愛唯　ソロ
10．藤　繭ゑ　ソロ
11．フィナーレ


今週のコピーは「２１世紀のスター誕生！１万人の中からミスシンデレラ“グランプリ”受賞　凱旋公演！！藤繭ゑが激演！」とのこと、１万人という数字はどこから出てきたのか不明だが、完全に繭ゑちゃんをメインに据えた香盤。
４回目は下手２列目ステージ寄りに席を取る。実はこの時、私のポケットには繭ゑちゃんへのファンレターが忍ばせてあり、それを渡すのに最善のポジショニングをしようとしたため。今回はミスシン本選を見に行ったことの告白と受賞への祝辞、そしてこれからへの期待など、要するに繭ゑちゃん本人には自分がミスシンを観に東京へ行くくらいのファンであることをアピールしたかっただけの相変わらずの自己満足な内容なんです。まあセンスのない差し入れを渡さなかっただけ少しは進歩してますが（笑）。そのファンレターは繭ゑちゃんのステージでは渡しそびれ、フィナーレ（繭ゑちゃん、愛唯ちゃん、ゆうらちゃんの３人による）の際に握手のついでに何とか渡せた。よかった…。
翌日、いつもの「指定席」で２香盤鑑賞。ちなみにこの日の格好は千葉ロッテマリーンズの帽子にスタジアムジャンパー、そしてそれを脱ぐと下には私の背番号（２１）入り千葉ロッテマリーンズ・ユニフォームが…（笑）。この日行けなかった千葉ロッテマリーンズ・ファン感謝デーで着る予定だったマリーンズグッヅをこの場で着込んで「ひとりマリーンズファン感in道劇」とするという趣向、別に誰かに自己アピールするでもなく、目立ちたいわけでもなく、完全な自己満足の世界なんで、さすがにロビーでは恥ずかしくてスタジャンのままいました。

では感想＆短評；
藤崎奈美−９月中の上野でデビュー２週目のステージを観て以来。松田聖子の曲をメインに構成されたステージ、大きな眼と屈託のない笑顔が魅力的、ベッドもなかなかダイナミックなものでした。
柏木　萌−５月頭の道劇で観て以来、オープニングの曲が愛唯ちゃんが普段使っているオープン曲だったのでビックリ、その分彼女のステージにのれました。かなりステージに慣れてきた様子、そこそこな出来でした。ポラの際の愛想はもっとした方がいいと思うな。一応、ポラを撮影。
姫−初見です。腕と背中の入れ墨が印象的、背中の入れ墨は天女のように見える。お姉さん的印象の娘、ちょっとベッドが中途半端な感じ。４日４回目のステージで売れ行きがイマイチだったのでポラを撮影。
コント道劇座−どんなコントだったか、全然覚えていない…。１週間も経ってから書くとこういうところから最初に忘れちゃうんですね。
夢野ひなた−ひなたちゃん、初めてのソロステージです。テーマは新婚さん？幕が開くとウェディングマーチの中、ウェディングドレスのひなたちゃん、可愛いなあ(^o^)。新婦がそうするように花束を投げてステージは暗転、次のシーンは新婚生活、エプロン姿（しかも下は全裸(^^;)）でフライパンを持って登場、初めてのお料理、うまくいかずフライパンから料理（パンケーキ？）を落としてしまう、客席に口止めをして素知らぬ顔で落とした料理をフライパンに戻す仕草が可愛らしい。３曲目は「部屋とＹシャツと私」、Ｙシャツをパジャマ代わりに新婚初夜という設定かな、初々しく三つ指をついて新郎に挨拶、その後はポーズベッドになります。ひなちゃんもポーズベッドをやるようになってきて段々と巧くなってきましたね。今回もブリッジからの起き上がりは格好良かったです。オープンは一転、「てんとう虫のサンバ」にのせて衣装もてんとう虫、弾けまくりのオープンを観ていると心が和みます。ひなたちゃんも「清純派」あるいは「笑顔のひなた」という特徴が出てきましたね。繭ゑ・愛唯・ゆうらに続く道劇４人娘目指して頑張れ！
杉原かのん先週上野で観て、全然印象が残っていなかったのですが、こんな印象的なステージを観てすぐ忘れちゃうなんて私もどうかしてるね。アラビアの舞姫の衣装、大きな孔雀の羽根の扇子を巧妙に使ったステージ、孔雀の扇子を閉じて登場、最後は再びその扇子を拡げて退場、というセンスはただ者ではない（駄洒落ではない）。ダンスはアラビア風ベリーダンスにモダンダンスの振り付けを組み入れた独特なもの。不思議な世界を感じさせます。関西の娘らしくポラも明るく売り付け(?)ます。私も気持ちよく２枚購入、彼女曰く「お笑い系」ポーズのポラにサインをしてもらいました。
遙月もも＆泉希−２人のチームステージは初めて（の筈）。スニーカーにダブダブのジャンパー＆ズボンというラッパーの出で立ちで登場。m.c.a.t.のラップにのせてのダンスでスタート、ダンスには定評のあるももちゃんはともかく、泉希ちゃんのステップもなかなか堂に入っている。練習したんだねえ(^^)。続いて泉希ちゃんのソロベッド、そしてももちゃんのソロベッドと続きます、泉希ちゃんのベッドはまだまだ発展途上の感じ、ももちゃんもお腹以外はかなりスリムになってポーズも決まってます。ただもう少し時間があってもよかったかな。
岬ゆうら−今回は昔話シリーズ(?)としてのステージ、とはいってもこんな昔話あったかな？新藤兼人監督の映画に似た話があったような気はしますが。町娘姿のゆうらちゃん、帰り道で道端にオカメの面を見付け持って帰ってしまう。家に帰り、その面を戯れに付けてみる。すると面が取れなくなってしまう。ようやくその面が取れるとゆうらちゃんの表情が一変、色情狂になったゆうらちゃんのオナニーベッドが始まる。ゆうらちゃんの表情が凄くいい。また喘ぎの演技も。思わずステージに引き込まれる。絶頂に達し、余韻に浸るところで正気に返るゆうらちゃん。不思議な面を愛おしげに抱え込むところで幕。あの面は人の根底にある欲望を表に引き出す魔法の面だった、のかな？（少なくとも私にはそう解釈できた）オープンはお馴染みの椎名林檎の曲にのせてのゆうらちゃんらしいオープン。扇子を持っての少し戯けた仕草が可愛らしかった。
丘乃愛唯−９月上旬に、初めてトリを務めた時と（オープンの曲以外は）同じステージでした。彼女のステージの中では一番好きなものでかつ完成度も高いので安心して観ていました。
藤　繭ゑ−ステージ開演前、「これからミスシンデレラグランプリ、藤繭ゑの登場です」というアナウンスが入る。劇場も完全に浮かれていますね（笑）。出し物はミスシンでも演じた「宇宙ストリップ」の再演、当初の予定では「女体解剖室」を再演するらしかったそうですが、予想外のグランプリ受賞ということで急遽、凱旋公演「宇宙ストリップ」に変更とのこと。「女体解剖室」のＢ級っぽさも捨て難いんですけどね（笑）。エイリアン（くも助君）が多少くたびれている他は、前回と同じ内容。詳しく観れば繭ゑちゃんのヘアスタイルがちょっと違うんだけどね。完成度が高いので、安心して観てました。
フィナーレ−フィナーレ、繭ゑちゃん他と握手。握手の際、繭ゑちゃんから「お手紙、受付に預けてます」とのお言葉、差し入れもしてないし、返事は期待してなかっただけに嬉しい。とは言っても、そのもらった手紙を忙しさにかまけて未だに開封してません、罰当たりですね(^_^;)。

次回は11月11日の初日に来る予定、いよいよ今年最後の大型企画「ザ・キャット」が始まる。去年、私を本格的に道劇に惹き付けた「キャッツ」の再演とのこと。どうやら蘭子さんはお休みみたいだけど（ちょっと心配）、他道劇専属オールキャストらしい。ということは沙月ちゃんもありすちゃんも久し振りに観られるのかしら、と期待感が募る。早く観たいよー！
2000年11月13日 00時12分43秒

2000年11月4日（土）　東京遠征２日目
2000年11月4日（土）
東京・新宿　「ＤＸ歌舞伎町」

東京遠征も２日目、今日はＤＸ歌舞伎町を初体験です。

前述したとおり、ＤＸ歌舞伎町に行くのは今日が初めて。料金がＴＳミュージックに比べて高いこと、ＤＸ系列の踊り子さんはあまり道劇には出演しないので、あまり知ってる娘が出ていないこと、ここは時々素人ショーをやるらしいのでそれへの抵抗感、などが今までここを避けてきた主な理由。それが一転、今日足を運んだのは９月上旬に道劇に出演し、元気なステージが印象的だった黒木純さんが出演していると聴き、ちょっと観たくなったので。
ＤＸ歌舞伎町への入場は開場（10時半）から10分後くらい。入口で入場券（早朝割引5000円、高い！）を自販機で買い入場。多分、ＴＳは今頃既に満員状態かと思うが、こっちはまあまあのお客さんの入り。上手花道横の２列目に席を取る。今の時間帯なら、ＴＳの方が2000円近く安いのに、こっちにもそこそこお客さんが来ているってことは、多くはＴＳで見られない娘のステージを見に来たストリップファンなのでしょうね。客席はまあまあ広い、少なくとも昨日のＴＳに比べると倍はある。盆も広い、ベッドは結構ダイナミックに演じられそうな感じがする。

この日の香盤です；


１．七瀬樹里　＋ポラ
２．星乃留美＆桜井果穂　ダブル＋ポラ
３．ＡＧＥＨＡ　＋ポラ
４．黒木　純　＋ポラ
５．冴木麗花　＋ポラ
６．上原　舞　＋ポラ
７．うちだまひろ　＋ポラ
８．フィナーレ


３日から５日までの３日間、うちだまひろちゃんが特別出演するということで、（それまでの香盤と比べると）桜井果穂ちゃんが星乃留美ちゃんとのダブルに変更、となっている。また、時間の遅れを調整するために、２回目のステージは七瀬樹里ちゃんとＡＧＥＨＡさんのダブルにしていた。せっかくソロのステージを見に来たのに、中途半端なダブルにされては熱心なストリップファンとしてはいささか不満足なのだが、劇場の方針とあっては仕方ない。
この日の午後６時の飛行機で札幌に「戻ら」ねばならないので、新宿での観劇は午後４時までで精一杯。時間通りに進めば、２回目の黒木純さんのステージまで見てギリギリというところ、の筈だったのだが、危惧したとおりに時間が遅れ、２回目の七瀬樹里ちゃん（ＡＧＥＨＡさんとのダブル）までで劇場を去らねばならなかった。時間遅れの原因は、もちろんポラ。１回目のステージで３番目のＡＧＥＨＡさんのところまではポラタイムにも時間制限があったようだが、４番目の黒木純さんになると「時間がおしてますので、撮影希望者は下手に並んでください」とのアナウンス。並んでまでポラを撮りたくはないのだが、この日最大のお目当ての黒木純さんでは仕方ないか…と並んでしまった（苦笑）。それ以降は、ポラ目当てのお客さんはその娘のステージが始まらない内に下手通路に列を作って待っているし、その熱意に圧されるかのように時間制限も緩くなって、毎回20-30人がポラを撮ってゆく。私の隣に座ったお兄ちゃんは「見てるだけのこっちの身になってくれよ〜」と酔っ払って呂律の回らない舌で独り言を言うし、こっちは帰りの時間が気になるし…。それにしても、東京のストリップファンの心理がますます分からなくなった。彼らが劇場に来ているのは、ステージを見る為なのか、ポラを撮るためなのか、どっちなのだろう？私のポラを撮る心理も、心付け（チップ）の代償的行為（三十そこそこの若造がチップなんておこがましいですものね）、ステージに対する評価、誰も買わないのは寂しいので景気付けに、ひいきの娘への挨拶（自分が来たよというアピール）、そしてほんの少しの会話を楽しむため、と色々あるのだけれど、行列を作って、時間に追われてまで、ポラを撮らねばならない心理状態は理解できない。いわば、ポラ全盛の関東の劇場ばかりにいると、いつの間にかポラをCollective Itemとしてしか考えられなくなっちゃうんだろうなあ。

愚痴はこの辺にして、感想＆寸評；
七瀬樹里−先週のミスシンデレラコンテストに関西地区代表として出場し、その為に道劇でのステージがキャンセルされてしまったので、初めて彼女のステージを観る。ミスシンでやったもののオリジナルだったみたい。失礼ながら、やっぱり繭ゑちゃんと比べると華がないというか、存在感が足りませんね。でも、ステージ自体はなかなかダンサブル＆ダイナミック、現在のストリップの枠の中ではいいレベルだと思います。ただ、ベッドでパンツを脱ぐのが少し遅いかな？ポラを撮るときにミスシンを話題にしようとしていたものの、希望者が多く断念。
星乃留美＆桜井果穂−元々は全く違うステージを無理矢理一緒にするとこういう中途半端なステージになってしまう、という典型を見せられたような気分。ポーズベッドの留美さんとオナニーベッドの果穂さんのベッドを舞台奥と盆の両方でやられてはどっちをどう観ていいのか分からない。なにか損した気分。
ＡＧＥＨＡ−気の強そうなお姐さん的顔立ち、均整の取れたプロポーションとそれから繰り出される大胆なポーズベッドはこの日の出演者の中では一番だと思いました。
黒木　純−女教師風の衣装で登場、眼鏡をずらして上目遣いで客席に見る姿がとってもエロティック。椅子を使ったベッドもなかなかでした。新しい彼女の魅力を見付けたような気がします。ポラの際、「いつもありがとうございます」と声を掛けてもらいました。一応、彼女の記憶の底には私のような奴にポラを以前撮ってもらった覚えがあるようですが、どこで撮ってもらったかまでは思い出せないようですね（笑）。まあ仕方ないですね、恐らく朝まで呑んでいたらしく、声はガラガラ、出番の直前まで寝ていたようですから。フィナーレで再登場したときも典型的二日酔いの表情でした、呑みすぎには気を付けてね。
冴木麗花−これから３人はAV出身者によるステージ、劇場の香盤表にも特別に「AVP（AV出身ストリッパーによるポラロイドショー付きの略）」が付されています。背中の入れ墨が印象的。その印象が強すぎたせいかステージそのものに対する印象は薄い。
上原　舞−とにかく笑顔はキレイ、可愛い、ほのぼのするものです。でもそれだけです。ステージ技術は云々するほどのものではありません。もっとも、そう断定したからといってそういうストリップを頭から拒否しているわけではありません。笑顔やボディラインの美しさ、可愛さを売りにする「マヌカンヌード」は日本ストリップの中では一定の位置を持っているし、誰でも初めは新人でそれが段々上手くその娘なりの特色を獲得しているさまを観てゆくのも楽しみの一つなのだと思います（道劇では夢野ひなたちゃんや泉希ちゃんの成長を観る楽しみがそれにあたります）。いつか、どこかで彼女のステージを再び観たときに今回のステージと比べてどこがどう変わったのかそれを見付ける楽しみが出来ました。でもその前にきっと引退しちゃうんでしょうけどね。
うちだまひろ−均整の取れたボディ、素敵な笑顔、ステージもそこそこでした。ただ、それ以上に彼女に群がるお客さんのポラへの執念に呆気に取られていました。
フィナーレ−今週の出演者全員のサインの入った色紙プレゼントがあったのですが、あまりのくだらなさに参加しませんでした。それより、本気でジャンケンに参加するお客さんを観ていた方がよっぽど楽しいもんね（笑）。

いよいよ遠征も最後、札幌道劇での締めくくりは次回日記にて報告予定。乞う御期待。
2000年11月12日 20時20分40秒

案の定
やっぱり泣いちゃいましたね(T_T)。
2000年11月12日 08時07分06秒

ショック!!
このページは、「日記」と銘打っている事もあって、ストリップ観劇の感想などを時系列で記載している。順番から言えば、この後１１/４のDX歌舞伎町、11/4-5の道劇、そして11/11の道劇となるはずなのだが、それを覆すような大事件が勃発したので、あえて至急電として書く。

七海汐音ちゃんが引退しちゃった〜

これを知ったのは11日の道劇、1回目の休憩時間に他の常連さんの話を聞いていたところ、I谷さんから「そういえば七海汐音さん引退だってね」と話を振られた。こっちはきょとんとするばかり、一応金曜日午後7時に姉妹のホームページ「ゴリ＆バミューダ」をチェックした段階ではそんな話はなかったし、これまでもそんな話題は出ていない。それに先週（11/3）にＴＳで会った際にもそんな素振りすら見せなかったのだから、俄には信じがたい。しかし、普段冗談など言いそうもないＩ谷さんなので、本当なのかも…。真偽は「ゴリ＆バミューダ」を見れば分かるはず、一目散に飛んで帰って確認したかったのだが、あいにく今は旅の空、しかも帰りの電車は夜行列車で釧路帰着は翌朝6時、それまで何の情報も得られないとは、こんなんだったらi-mode買っておけばよかった。ステージを観て、楽しんでいるつもりであっても不意に汐音ちゃんのことが気にかかり集中できない。
夜行列車に乗って翌朝ようやく釧路に帰着、一刻でも早く姉妹の掲示板を確認するため、パソコンをつけっ放しの職場に向かう。車のウィンドーが凍り付いており、曇りを解かすのさえもどかしい。職場に着く、パソコンに飛びつく。
…やっぱり本当でした。10日の楽日をもって七海汐音ちゃん引退でした。私が応援している5人の中の一人とは言え、愛嬌のある笑顔、ユーモアあふれるトーク、は忘れられない印象を残し、姉妹でのチームショーは私の見た中では一番の芸術性を持っていたと思う。それに一番私に優しく接してくれたのが彼女。そんな彼女が、数枚のポラと（ホームページからダウンロードした）十数枚の画像ファイルと私の心に鮮烈な印象だけを残して目の前から消えてしまうなんて…、しかも突然に。せめて、前もって言ってくれれば（10日は私の論文提出の期限だったのだが）何をさておいても東京に飛んで行ったのに…。
踊り子のファンってつらいですね。引退興行を打ってもらえる人は幸せ、多くの踊り子さんはいつの間にかいなくなってしまう、その中では汐音ちゃんのように今日がラスト・ステージという認識の下にステージを演じられ、観てもらえるのは幸せな方なのかな？引退の理由は、まだ分からない。掲示板にはよく書き込んでくれる妹の羅夢さんからさえ情報がない以上、幾つかの邪推は出来るが真相は分からないまま。ファンとしてかけられる言葉が「これからもお幸せにね」だけというのが寂しいね。
それにしても「ゴリ＆バミューダ」の掲示板を見ていて、他のファンのみんなの反応が意外とあっさりしているのは意外、みんな複数の踊り子のファンで汐音ちゃんが引退しても代わりがいるから？それとも、踊り子さんの儚さをある程度経験して知っているから？私にとってはファンである踊り子さんの引退は初めての経験なので、どう対処していいのか分からない。今にも泣き出しそうな顔でこの文章を書いている自分を御しかねている。そのうち泣いちゃうかも。
今はただ、これが夢であってくれるか、汐音ちゃんの引退が冗談か気まぐれか何かでそのうちに復帰してくれるに違いない、と思い込みたい。それに、今まで姉妹で仲良くやってきた羅夢ちゃんが今後どうなるのか…、こっちの方も気掛かり。せめて彼女のステージだけでも、道劇でもう1度見せてください、そのためだったらタンバリンでもリボンでもなんでもやりますから。神様、お願いっ!!
2000年11月12日 07時57分36秒

2000年11月3日（金）　初めての「遠征」第１日
2000年11月3日（金）
東京・新宿　「ＴＳミュージック」

ある事情により、ストリップを観るためだけに東京に来ちゃいました（笑）。これをこの世界では「遠征」というんですが、道劇を見に札幌まで来るのは日常的なことなんで除外するとして、これが（結果的には）私にとって初めての遠征となります。私もとうとうここまで来ましたか…（苦笑）。

まずその前に経緯を説明。本来、今回の「遠征」はストリップ観劇単独ではなく、幕張の千葉マリンスタジアムで開催される千葉ロッテマリーンズのファン感謝デー（ファン感）への参加と合わせたものになるはずでした。東京までのアシを今回も航空会社のマイレッジサービスでの無料航空券で行くことにしており、11月３日からの３連休を利用して、マリーンズファン感（３日昼）、ＴＳミュージック（３日夜）、＋α（４日昼）、とハシゴした後、４日夕方の飛行機で札幌に戻り、５日は道劇で締める、という計画でした。連休前後は無料航空券の予約が多く思った通りの便を取れないこともある、という話を聞いたので、早めに予約しようと思い９月半ばにはほぼ思惑通りの飛行機の便を予約でき、ワクワクしながらこの３連休を待っていました。しかし、とんでもない計算違いが発覚。例年、マリーンズのファン感は11月３日開催となっており、今年もそうだろうと思い込んで上記のような日程で旅程を組んでいたのですが、10日ほど前になって一応確認を取ろうとマリーンズ公式サイトを見てみると今年は11月５日に開催となっているじゃないですか！慌てて無料航空券始め旅程を変更しようとしたものの、時既に遅く他の便への変更は出来ない（出来てもいい便がない）状態。結局、マリーンズファン感は諦め、残った時間をＴＳミュージックなどストリップ観劇で埋めることにした次第。
釧路から東京への直行便の無料航空券枠が９月の段階で既に埋まってしまっていたことから、２日夕方に特急列車で札幌に移動、10時半札幌到着ではさすがに道劇に行くわけにも行かず、おとなしくホテルに泊まり、明日からの英気を養う。３日朝６時前にホテルを出、新千歳空港に移動して、７時50分の第１便で東京に向かう。羽田空港に着いたのが午後９時半。早速、新宿に急ぐ。今からならＴＳミュージックの開場（10時半）に間に合うかな？と思っていたからなのだけれども、いきなり京急の羽田空港駅の連絡が悪くて15分くらい待たされ、ようやく新宿に着いたのが10時半、荷物をコインロッカーに預け、ＴＳミュージックに到着したのが開場から10分ばかり経った頃。
休日のＴＳミュージックに来るのは初めて、多少は覚悟していたのだが入場した段階で既に満席状態、正確に言えば数人分空いている席もあったのだが、そこに座るとポラを買ったりする際に通路に出ることが出来なくなりそうだったので、素直に諦め、１回目のステージは一番後ろで立ち見を決め込むことにした。そもそもＴＳに来るのも２月以来だから結構久し振り。前と比べると椅子が新しくなったみたい。前のボロくて後ろに寄りかかるとひっくり返りそうな椅子から３人がけのベンチに置き換わっていた。けれども、狭いスペースに無理矢理ベンチを詰め込んでいるので、前後の席とのスペースは滅茶苦茶狭く、最後列など足１本収めるのさえ苦労する程の狭さ。２回目のステージはその究極に狭い最後列（通路側）に座る羽目になったのですが、私の大根足をその隙間に収めることが出来ず、通路に半分足を投げ出していました。また、常連さんの行動にも驚いた。休日ということでＴＳの常連さん勢揃いといったところだったのだろう、花道の下手側の席がほぼ常連さんで貸し切り状態になっていた。それだけなら別に大したことはないのだが、ビールや日本酒を持ち込んで開演前から宴会を始めている。当然、開演時には数人は既に出来上がっており、賑やかに。ただでさえ狭いＴＳの客席で１人２人でない人数が酔っ払っていたら、それは「うるさい」と形容していいと思う。実際、ステージの最中にお喋りしたり、瓶や缶のやりとりをしたり、花道を挟んで上手側にいる常連さんにちょっかいを出したりと目に余る行動が目についた。道劇ならとっくの昔に退場処分だろうと思うのだが、ＴＳの投光さん兼アナウンス係の従業員さんは一応注意はするものの、するだけ、常連さんもそれを知ってるのか形だけ反省するふりはするものの一向に止める気配がない。なまじ、従業員さんと常連さんが仲がいいとこういうところに弊害が出るんだねえ。一般客が静かなときは盛り上げに協力し、荒れそうな時は静め役に回る、といった道劇の常連さん達に比べると、ちょっと酷いんじゃないの？という印象を持った。道劇の常連さんが紳士に見えますよね。

そういうこの日の香盤は下記の通り；


１．長瀬カナ　＋ポラ
２．七海汐音＆七海羅夢　チーム＋ポラ
３．中嶋沙羅　＋ポラ
４．永遠　樹　＋ポラ
５．桃香　ソロ
６．小原みずき　＋ポラ
７．吉田あゆみ　＋ポラ
８．フィナーレ


この日は「ミレニアムデビュー新人大会」ということで今年デビューした新人さんだけで構成したステージ（２月デビューの七海姉妹が一番のベテラン(^^)）ということでスタートしたのだけれども、この日から今週デビューの新人さんが休演し、その穴埋めで中嶋沙羅さん（キャリア２年）が出演していた。２香盤は観るつもりだったのだけれど、騒がしい客席に疲れてしまったのと、ポラ無制限で時間が大幅に遅れていたのもあって（１回目のステージは４時間かかった！）、七海姉妹の２回目のステージを観た後でホテルに向かった。ポラが劇場経営にとって大事なのは分かるけど、時間通りに始まり予定時間に終わるように努力するのも大事だと思うんだけどなあ。

では感想＆短評です（七海姉妹以外は寸評程度にしておきます）；
長瀬カナ−今週デビューの新人さんです。前歯が印象的（悪く言うと出っ歯）(^^)。新人とは思えない、度胸のいいステージでした。愛想のいいポラも好印象でした。道劇で観たい娘ですね。
七海汐音＆七海羅夢−先週まさご座で汐音ちゃんから聞いたように新作でした。汐音ちゃん曰く「ドリフの雷さまみたいな衣装」というのは汐音ちゃんがピンク、羅夢ちゃんが紫を基調に、紗のマント、豹柄のブラ、モコモコしたパンツにレッグウォーマーといった感じの衣装。豹柄のブラが「ドリフの雷さま」らしいかな？懐かしのディスコミュージックにのせてのダンス、初物でまだ慣れていないのか羅夢ちゃんの動きに比べて汐音ちゃんの振りはおとなしめ。それを差し引いても羅夢ちゃんは元気そう、久し振りに地元・ＴＳに戻ってきた嬉しさからかやたらはしゃいでいるようにも見えた。ベッドはまさご座での汐音ちゃんのベッド衣装と同じネグリジェ天使、曲もある程度は同じだったような気がする。道劇で見た「鏡」、「紗」と比べると姉妹の可愛さを前面に持ってきていて、ステージ全体の美しさ、芸術性はそれほどでもない。ＴＳのステージではあまり大がかりなものは出来ないからだろうとは思うけど。まあ、その分アドリブも利きやすく、あちこちの常連さんに愛想を振りまいていました。ポラです。地元ということ、休日ということ、常連さんが大挙していること、など条件が揃っているのに加えて姉妹のキャラのよさでポラはバカ売れ。延々と売れ続ける様子を見て、さすがにこのステージでのポラ撮影は諦め、２回目は売れ行きも落ちるし、客も減ってステージ近くにも行けるようになるからと思い、後ろでニコニコしながら見ていました。すると、羅夢ちゃんに見付けられ「サカイさん（ファンレターや掲示板でカサイとカタカナ表記している私も悪いのだが、どうも一見しただけではサカイさんと間違われることが多い。『引っ越しのサカイ』の影響か？）、おはよー！」と声を掛けられた。こっちもニコニコしながら挨拶、なんとなく「サカイさんはポラ撮らないの？」と責められているように感じられ、つい「２回目撮るから…」と言い訳してしまった。惚れた弱みとは言え、だらしないねえ。２回目は中嶋沙羅さんの乱入もあってちょっとハチャメチャ状態(^_^;)、姉妹の新作をもっとじっくり観ていたかったんだけどなあ。約束通り２人のポラを撮影。まずは汐音ちゃん、会っていきなり「もう帰るの？」と聞かれた(^^;)、どうも私は汐音ちゃんには「２回観たら帰るファン」と思われているらしい。それともこの日の服装（背広にカジュアルシャツ）が如何にも「出張も終わり後は家に帰るだけの地方のサラリーマン」だったので、また私が出張のついでにＴＳに来てこのまま北海道に帰るんじゃないか、と思われたのかしら？自分に都合よく後者と解釈しておきましょう（笑）。別に明日も東京にいるから今日のステージ次第ではまたＴＳに来てもよかったのだけれど、汐音ちゃんの言葉につられて「うん、夕方の飛行機で帰る」と言っちゃった。そんなこと言ったら明日来れないじゃん…（苦笑）。でも汐音ちゃんから「じゃあ気を付けて帰ってね、札幌にまた行ったらよろしく」というお言葉を頂いたので悔いはありません。続いて羅夢ちゃん、一旦後ろに下がっていたので前に出ようとしたところ、羅夢ちゃんが「すみません、道を空けてあげてね」をお客さんに声をかけてくれた。優しい心遣いに感激した。羅夢ちゃんとも少しばかりお喋りし、「じゃあ、またどこかで」と挨拶した。「札幌で」ではなく「どこかで」というのがミソ、気が向いたらいつか遠征させてもらいますからね。
中嶋沙羅−前夜にいきなりこの日の穴埋めを頼まれたということで気分を盛り上げようという気負いがあったのかも知れない。ステージ自体はこの日の出演者の中では一番の出来。やはりキャリアが違います。ポラは一転、弾けまくり、「今日デビューの新人、中嶋沙羅でーす」と登場、常連さんはみんな既に彼女のポラを持ってるせいか売れ行きが今ひとつな中、一生懸命営業していました。
永遠　樹−道劇でのステージと同じみたいです。可愛い笑顔に見とれていました。道劇ではピンボケだったポラに再挑戦したかったのですが、お客さんが多く断念。
桃香−印象が薄いです…。
小原みずき−道劇でのステージと同じでした。元気でアクティブで格好いいステージでした。彼女のステージを観てると元気が湧いてきますね。
吉田あゆみ−ＡＶ出身ということですが、ストリップしか知らない自分にはそんなことはどうでもよくて、この面子では彼女でトリはないだろうと思いました。表情が硬い、お客さんの方を見られない、ダンスは下手＆お座なりな振り、といいところがなかったです。ポラも千円と高いし、けどそこそこ売れていました。東京のストリップファンはよく分からん。
フィナーレ−フィナーレダンスは「慎吾ママのおはロック」、羅夢ちゃんが慎吾ママに扮して他のメンバーが裸にエプロン姿という衣装での群舞です。まあ初日に練習しただけという割には上出来かなというレベルですが。その後の集合ポラ、未だにその意義が理解できない、あくまでもファン向けの企画ですよね。

この日、夜はシアター上野にでも行って山咲みみちゃんを観てこようと計画していたものの、ＴＳを出てホテルに向かう途中、七海姉妹の私に対する思いやりに「このままではイケナイ」と一念発起し、週明けに提出する約束のレポートを書かねばならないとのモチベーションが急激に起こった。休日に仕事をしようなんて、こんなこと普段の私では滅多に起こらない椿事。このモチベーションが消えない内に、ということでホテルに籠もって、これまで２ヶ月かかっても遅々として進まなかったレポートを一気に書き上げた。改めて姉妹のパワーに驚愕しました。

明日は東京遠征２日目、黒木純ちゃんが出演しているというＤＸ歌舞伎町に行く予定。
2000年11月10日 02時09分06秒

2000年10月29日（日）　ミスシン特派員仕事納め
2000年10月29日（日）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

東京から岐阜を経由してまた東京、というかなりの紆余曲折（笑）を経て、ようやくホームグラウンド札幌に戻ってきました。ミスシン特派員としての仕事納め、頑張ります。

朝９時の羽田発の飛行機に乗って札幌到着、余計な荷物はコインロッカーに預け、ブリーフケースとヒルトン東京で買ったお菓子（差し入れ用）を持って道劇に向かう。開場およそ10分前に道劇へ向かう通りに入る、と入口に道劇ゼネラルディレクターの矢野さんが立っているのが目に入った。ミスシン会場で矢野さんと至近距離まで接近していたこともあるし、それにヒルトンホテルの紙袋に入ったお菓子を手に提げているし、万が一矢野さんが私のことを覚えているとマズイと思い、ちょっと近くの雑居ビルに入る振りをして様子を伺う。数分していつも見かける常連さんが劇場に向かい、矢野さんと話しているのを確認して、これなら大丈夫だろうと開場を待つ列に並んだ。劇場入口には繭ゑちゃんのグランプリを伝える掲示が目立つところに貼られている。矢野さんは従業員さんに掲示の位置などを指示していたようだ。ミスシン本選出場決定の時は殆ど反応がなかったのに、いざグランプリ獲得となると盛大に宣伝するというのは、やや現金な気もするが、さすがに劇場にとっても今回のグランプリ受賞は予想外だったのだろう。手作りながら、気合いの入った掲示のコピーに劇場関係者の喜びが素直に出ているような感じがした。一般客のふりをしながら、常連さんと矢野さんの会話を立ち聞き。矢野さんの嬉しそうに繭ゑちゃんの本選での様子、審査員の反応、コンテストの雰囲気を語る姿に、密かに「私もその場にいたんですよ♪」とほくそ笑む（うーん、悪趣味ですね）。矢野さんの話によると来年は是非岬ゆうらちゃんを本選に出したいとのこと、キャラ的には愛唯ちゃんの方がパフォーマンス向きのような気がするが、今年の「宇宙ストリップ」に匹敵するステージを演じられるという点ではゆうらちゃんに白羽の矢が立つことになるんでしょうね。個人的には、ゆうらちゃんにはもう一皮むけて大化けして欲しいところですが。
開場、そして入場。ちなみに今回は道新スポーツの劇場招待券プレゼントであたった招待券で入場。こんな素敵なステージをタダで見るなんて、昔なら自分のポリシーに反すると断るところだが（劇場のスタンプカードの特典も以前もらった招待券も今まで使ったことがない）、せっかく常連さん（道新関係の方で取材で劇場を訪れる内、常連になってしまったらしい、しかも女性！）に紹介された記事を読んで応募し当選したのだし、また今回の遠征（特派員取材）で財政的にはかなり厳しくなるので、背に腹は代えられず、利用させてもらうことにした。最近は従業員さんにもすっかり顔を覚えられてしまい、その度に挨拶してしまう(^_^;)。ロビーにはいると、そこも「藤繭ゑグランプリ獲得」の掲示がいっぱい。本当に劇場全体が浮かれてる…（笑）。席を確保して（下手ステージよりの最前列）、ロビーに上がり、常連さん達と挨拶、早速「お疲れさま」と声を掛けられる。コンテスト会場の様子、「宇宙ストリップ・ミスシンバージョン」の内容、など問われるままに訥々と説明する。なぜか、ミスシンコンテスト以上に、岐阜のまさご座に行ってきたことの方がみんなの興味を惹いていた。劇場では必要以外喋らないから、私が出張にかこつけて関東のあちこちの劇場に出没しているとは、思っていなかったらしい。釧路から来る常連さんおお○たさんが「カサイさんはどこの劇場に行ったことありますか？」と聞くので、「えっと、上野でしょ、あとＴＳ、浅草、川崎、大宮、黄金…」とスラスラと出てくるのを聞いて、呆気に取られながら「私よりも行ってますね…」と呟いていた。私は例外ですって、殆ど自分の金で行ってないんですから（笑）、自腹ならおお○たさんに敵うストリップファンは釧路にはいませんよ（笑）。話を戻そう、以前、親しい常連のＴ山さんに「なにか会場でタダでもらえるものがあればもらってきて」と頼まれたので、余分にゲットしたパンフレットを持参したのだが、今日はＴ山さんはお休みとのこと、来週また持ってこなくっちゃ。
そうそう、来週といえば来週は繭ゑちゃんの凱旋公演ということで「宇宙ストリップ」を再演するらしい。これで計30日公演になり、あの「ストリップ・ターザン」に並ぶロングラン公演となる。でも、その影響で本来公演予定だった「女体解剖室（科学実験ストリップ）」が流れてしまったのは残念、あのＢ級っぽさが好きだったんだけどなあ。しかも、３日の第１ステージ終了時には、グランプリ獲得の報告とファンへの感謝を兼ねて、繭ゑちゃんの舞台挨拶があるらしい。それは楽しみ！と言いたい所ながら、その日私は東京に行かねばならないので（次回の日記で詳述）、道劇には行けませんよー（涙）。
釧路行きの午後７時発の特急に合わせて今回も２香盤を鑑賞。いつも通り、今週２度目の鑑賞は、感じたことを雑感風に；
・丘乃愛唯ちゃん、初日に見たときよりもステージがさまになってきましたね。「ハードロックダンスの愛唯」というコピーが板に付いてきた感じです。
・山咲みみちゃん、ステージをマイナーチェンジ。ピンクのアフロのカツラと脱いだパンツをお客さんに投げるのから、お客さんの頭に被せるというパフォーマンスに代えていました。で、１回目のステージでパンツを被せられたのは…私でした(^o^)。下手のあまりそういう役回りの回ってこない所に座っていたはずなのですが、みみちゃんもそういうのを喜んでくれそうな常連さんを選んでいるようで、しっかり私が選ばれてしまいました。ビックリすると同時に彼女に認知されてるなあという気持ちで嬉しく思いました。ポラの際に持参したお菓子を渡し、ポラを２枚撮影、前回自分の撮ったポラを見つけられなかったという記憶が頭の隅にあったので、人とは違うポーズにしようと考えた挙げ句、ツーショットポラを撮ってしまった…(^_^;)、端から見ていかにも浮かれているように見えるので、これだけは撮らないように今まで自粛してきたのに、「間違って他の人に持って行かれないポーズ」という基準で思い浮かぶのがそんなのしかなかったんですよね。ステージに腰掛けて（踊り子さんにとって神聖な場であるステージに腰掛けるのが畏れ多い、という気持ちもツーショットポラを避けてきた理由の一つ）ニコニコ顔で隣のお客さんに撮ってもらう。サインをしてもらい戻ってきたポラを見て、自分のにやついた顔、そして顔のデカさに改めて自己嫌悪した。これで、ツーショットポラは精神的に解禁状態となるのだけれど、今後も応援していたり顔を覚えてもらった踊り子さん以外はツーショットポラは控えることにしよう。撮った写真を見てつい踊り子さんの方よりも自分の醜悪さに目がいってしまいそうだから。
・阿修羅さん、相変わらずのアクティブで見事なステージでした。
・「眠り姫」、演出が完成されており、「遊び」の部分が少ないのが欠点といえば欠点。それでも、楽日近くなると色々変わったことも出てくる。まず、ももちゃんが髪を切って茶色に染めていた。似合うとも似合わないともこれだけでは言い難いですね。そのももちゃん、相変わらず「舞踏会」を「ぶどう会」と言っている。こりゃ確信犯だな（笑）。
・蘭子さんは、今まで彼女のソロで頭にしていた王冠を外してのステージ。それだけなのに、かなり雰囲気が変わる。少し若く見えるかな？
・フィナーレ、阿修羅さんを始めとする客演陣が登場、衣装は道劇チームが「お祭り忍者」で登場するときのハッピに、６月の「Do-gekiソーラン祭り」で使ったらしい編み笠という格好で阿波踊りをしながらの登場。今週の楽屋の雰囲気も最高らしいですね(^o^)。

１回目のフィナーレ後、ロビーで一服しようと席を立つと若い従業員さんから「カサイさん！」と声を掛けられ、振り向くと手紙を手渡された。見ると夢野ひなたちゃんからの手紙らしい。あーっ、先週渡したファンレターの返事ですね。その日は３回目のステージを見てから帰ったのですが、他の常連さんの話では、最終ステージ終了後、従業員さんが「釧路のカサイさん」を探していたという話を聞いていたので、今日まで１週間、ずっとその手紙を保管してもらっていたとはありがたい話です。でも、その従業員さんには私の名前はバレていないはずなのですが…、他の常連さんから聞いたのかな？で、その手紙ですが、例によってまだ中を開けられません。そんなひどいことは書いてないのは分かっているにも関わらず、その時の感情のおもむくままに書いた手紙の返事というのはなんとなく、読みたくないような気がします。それでも読まないと失礼だし。私にとって、手紙を渡した時点で目的は達成してしまっているので、返事をもらう必要はないんです。ただ「手紙ありがと」とでもフィナーレの時に一言言ってもらえて、これからのステージで時々でいいからこっちを見て微笑んでくれれば、それで満足するんですから。でも、そろそろ読まなきゃ悪いかな（笑）？

来週は、繭ゑちゃんの凱旋公演「新(?)宇宙ストリップ」の公演、夢野ひなたちゃんの初めてのソロステージ、他にも愛唯ちゃん、ももちゃん、泉希ちゃんのソロ＆チーム・ステージがあるらしい。企画ものとは一味違うそれぞれの個性を楽しみたい。道劇ホームページの出演予定者の中には星中沙月ちゃんの名前もあるのだけれど、ピーターパン以来１ヶ月顔を見ていないだけに、ホントに出演してくれるのかなあ？
おっと、道劇に来る前に東京へも行かねばならないのだ。その件については次回で詳しく説明しよう。
2000年11月08日 01時08分33秒

2000年10月28日（土）　まさご座にて
2000年10月28日（土）
岐阜・柳ヶ瀬　「まさご座」

繭ゑちゃんのグランプリというミスシンから一夜明け、特派員としての取材(?)も終わり、一安心。この日は一日フリー、さあどこの劇場に行ってやろうか？と考えた挙げ句足が向いたのはなぜか岐阜のまさご座。なぜ（笑）？

それはこういう訳、事前に関東各地の劇場の出演者を調べてみたところ、今ひとつパッとしない。いや、確かに好きな娘、前に見て印象のよかった娘が各劇場に１名は出演している。ただ、どうももう一つ決め手に欠ける。あえてその中から選べば、花月麻梨奈ちゃんの出演している黄金劇場になるのだが、今の浮き浮きした心境で黄金に向かえば、失望するのは目に見えているにも関わらずシルエットショーで舞台に上ってしまいそうな気がする。繭ゑちゃんのグランプリで盛り上がった気持ちがそんなことで萎えてしまうのはちょっと忍びがたい、ということでこの案は棄却。
その時、ふと七海姉妹のホームページ「ゴリ＆バミューダ」で彼女らが今週岐阜のまさご座に出演しているのを見たことを思い出した。ホームページで確認してみると他の出演者は相葉まよ、麻矢えみり（絵美里）、愛原らむ、といった豪華なもの。ワオ！これは観たい！それに「ゴリ＆バミューダ」の過去の記事を調べると、まさご座は平日の客のノリが恐ろしく悪いこと、でもその分のんびりした独特な雰囲気のある劇場であることなどが分かり、ますます岐阜に行って彼女らを応援してみたくなった。問題は東京から岐阜までの時間と料金、早速ノートパソコンにインストールしてある運賃計算＆時刻表ソフトで調べると、名古屋まで新幹線、東海道線快速に乗り換えて岐阜までの所要時間はおよそ２時間半、運賃は片道およそ１万円強とでた。なーんだ、２時間半だったら釧路−札幌より１時間以上短いじゃないか！と直感でこう思ってしまったのが運の尽き、もう自分の岐阜への気持ちは止められない。往復で２万円以上かかることなど、カードを使えば今は問題ではない（後で泣くことになると思うが(^_^;)）。今はただ気持ちは岐阜への期待でいっぱい、そしておよそ２ヶ月ぶりで再会する七海姉妹への思いも…。
前夜、道劇常連掲示板へのミスシンレポート作成の為、就寝したのが午前２時過ぎであったにも関わらず、朝６時前にゆうゆうと起床、身支度を整え（昨日と同じ出張ルック）７時半にはホテルを出発、東京駅発の８時頃の新幹線ひかりに乗り込む。幸い、名古屋までノンストップだったのでゆっくりとまさご座へ思いを馳せる。２時間後、名古屋駅に到着、米原行きの快速電車に乗り換え２駅（およそ15分）で岐阜駅に到着、まだ10時半、まさご座の開場まで２時間はある。さすが新幹線、速いなあ(^o^)。時間まで岐阜駅周辺をブラブラしたり、ファーストフードで早めの昼食（折角初めて来た土地なんだからその土地の名物でも食べればいいのに、遠征時の生活習慣なのかついジャンクフードに走っちゃうんだよねえ）。名鉄の路面電車に乗って本郷町の電停で降りるとすぐ目の前の小路に「まさご座」の看板。その小路を進むとまさご座が目に入った。まだ開場まで30分はあるのに既に7-8人が並んでいる。ここの常連さんかな？まだ早いと思い、まさご座のある柳ヶ瀬地区を散策。北海道の気候に慣れた身にとっては岐阜の今頃が一番過ごしやすそうだ。ところで柳ヶ瀬と言えば「柳ヶ瀬ブルース」にも唄われた有名な歓楽街、の筈なのだが、時間が時間なのか、それとも不景気のせいなのか人通りも少なく、店もなんかさびれた感じであった。一回りして戻ると、まだ開場10分前、さすがにもう時間潰しをする余裕がなく列に並んだ。並んだお客さんの間で交わされる名古屋（岐阜）言葉がなんとなくエキゾチック（笑）。12時20分にようやく開場、早朝割引料金3500円を払って入場、入場時に入口で靴を脱ぎ、受付に預ける。ここがこの劇場の最大の特徴、中は絨毯敷きで結構掃除も行き届いているから、その気になれば寝転がってだって鑑賞できる。客席は盆を囲むように３列構成で、１列毎に階段状に高くなっていて、その段差も高い。いわばコロシアムの形状。これなら例え混んでいてもどの席からでもステージがよく見える（肝心の部分が見えるかどうかは？だが）。花道は狭いがその分盆は広い、また盆自体が回転するようになっている（但し安定はイマイチ）。元は普通の劇場だったのをストリップ劇場に改造したという歴史を証明するかのように、ステージと花道の間には微妙な段差がある。うっかりしてたら脚でも引っかけそうでちょっと心配。ロビーはないが、下足箱近くと客席後ろに喫煙室があったり、トイレがあったりしてその用を為している。見るからに味のある作り、なんとなく落ち着く。

この日の香盤です；


１．七海羅夢　＋ポラ
２．外国人ダンサーA　＋タッチ
３．愛原らむ　＋ポラ
４．相葉まよ　ソロ
５．麻矢えみり　＋ポラ
６．七海汐音　＋ポラ


開演間近だというのに、お客さんの入りはそれほどでもない。土曜日でこうなんだから平日はもっと寂しいというのも分かる。私は開場前に並んだおかげで（並ばなくてもよかったかも知れないが）盆横の道劇ならば「指定席」の最前列に席を取る。ここならじっくりと姉妹そして他のみんなのステージをゆっくりと鑑賞できそうだ。午後１時より５分程度遅れて開演、まずそのアナウンスが面白い。口調は20年くらい前の野球場のウグイス嬢の口調。言い換えれば、古い映画館で本編上映の前にかかる雨の降ったＣＭフィルムで使われるような口調。その内容も「これから、官能極まる踊り子嬢が皆様を悩殺いたしまするが、紳士の皆様、理性を持ってご鑑賞下さいませ」といったもの（かなりいい加減ですが）。ウケ狙いでやっているのか、それともずーっと前に録音したテープをそのまま使っているのか、どっちにしてもなかなかのセンスですね。
またこの日は時間が押し気味だったせいか、普段の土日ならあるらしいオープンもソロの相葉まよさん以外はトリの汐音ちゃんだけ。麻矢えみりさんの多彩なオープン観たかったなあ。本人も「えみりオープン大好き！」ってやりたがってたし。

では感想＆短評；
七海羅夢−このまさご座では姉妹はソロで出演、トップが羅夢ちゃん、トリが汐音ちゃんと姉妹で重要なところを抑えている。「黒猫のタンゴ」にのって登場、赤毛のカツラにちょっとビックリ。長くしなやかな手足が美しい。そして愛くるしい羅夢スマイルも。３曲目からのベッドは一転静かな曲、雨を思わせる中、ピンクのレインコートで登場、俯き加減でゆっくりと盆に向かう姿、とっても大人っぽい。羅夢ちゃんもソロではこんな色っぽい演技が出来るようになったんですね。なんとなく９月頭に道劇に出演した際の「愛嬌の汐音、色気の羅夢」という私の付けたフレーズを思い出した。４曲目からは笑顔を振りまくベッドへ転換、その時に私と眼が合って、素敵な素敵な羅夢スマイルを返してくれた。可愛いっ!!この時、岐阜まで来てよかったぁ、と今日の行動への後悔の念など一瞬にして吹っ飛んでしまった。ポラ、真っ先に私の元に駆け寄ってきてくれた羅夢ちゃんの第一声は「久し振りー！道劇以来ですね」、その後「掲示板に何か書いてたもんね（注；「東京まで来るので行くかも…」とは書いておいた）」「愛原らむちゃんも出てるんだよー」「相葉まよちゃんも一緒だよー」と話しかける羅夢ちゃんにこっちは緊張と少しばかりの感動でただ笑顔で肯くばかり、せっかくの機会なのにつくづくダメな男ですねえ（苦笑）…。ポラを２枚撮影、うち上半身を撮ったポラにサインを頼む。また、釧路空港で買った六花亭のマルセイバターサンドを差し入れ（珍しく(^^;)まともな差し入れ）、喜んでもらえたようだ。フィナーレで返ってきたポラには差し入れへのお礼と「知ってる人がいると安心するね」というメッセージ。嬉しかった。
外国人ダンサーA−例によって、名前は明示しません。あまり上手くないダンス２曲（しかも２曲とも同じような選曲）の後、タッチショーに移行、逃げ場がない（後ろの客席にいるお客さんの所までA嬢が行く）ので参加しました。愛想はよさそうでしたが、ガムを噛みながらというのは、ちょっとなぁと思いました。
愛原らむ−笑顔の素敵な娘でした。スレンダーなスタイルとスラッと長い手足が印象的でした。２回目のステージでその笑顔につられてポラを撮りましたが、肝心のそのポラはちょっと緊張した顔でした(T_T)。
相葉まよ−黒の衣装でまとめたステージ、今回も格好いいシーンの連続でしびれました。オープン、私の方を指さして「アーッ、めっけ！」と言われちゃいました。恐らく、羅夢ちゃんから「道劇のお客さんが来てるよ」と聞いてオープンの間、探していたのでしょうね。
麻矢えみり−ステージ技術はやはり今週の出演者の中ではトップクラスですね。ただ、ちょっと太り気味のように見えました。顎を引いた時に二重顎に見えちゃうのはちょっとマズイでしょう。彼女のポラを初めて観たのですが、なかなかトークも上手い娘でした。ポラを１枚撮影。
七海汐音−聞き覚えのある曲で登場、衣装は天使、これは９月の道劇で見た姉妹の天使じゃないですか〜（嬉）。ここで再会できるとは感激ですぅ。今回はあのチームでのステージをソロ用にアレンジしたもののようですね。天使姿の汐音ちゃんの可愛さは絶品。改めて「愛嬌の汐音、〜」という言葉が頭に浮かぶ。七海姉妹もデビューして半年が過ぎ、汐音ちゃんと羅夢ちゃんでそれぞれの個性が出てきたというところなのでしょうか。と、ニコニコしながら観ていると、突如愛原らむちゃんが乱入、チームステージで羅夢ちゃんが演じたパートをたどたどしくも演じます。愛原らむちゃんは小倉で姉妹と共演してるから、仲がよいんだね。その後、相葉まよさんと麻矢えみりさんまで乱入して、にぎやかにそして楽しいステージが続きます。今週の出演者の仲のよさがうかがえるいいシーンでした。ベッド、さっきの天使の羽根に白いネグリジェ風ドレスを着て登場、しっとりとしたベッドを演じます。この時ばかりは「色気の汐音」を感じました。ポラです、汐音ちゃんは普段「ゴリ＆バミューダ」の掲示板を見ていないらしく、私の登場に（前もって羅夢ちゃんから聞いていたとは思いますが）ホントに驚いた様子、「どうしたの？」という問いに「東京まで来たのでついでに…」と答えると素直に納得されてしまった…、「東京から岐阜まで"ついで"に来るんじゃない！」と突っ込んで欲しかったんですけど(^^;)。やはり、旅から旅への生活のストリッパーとは旅や距離に対する感覚が違いますね。ポラを撮った際、「"お母さん"は観て来た？」と訊かれたのですが、"お母さん"が誰を指すのか一瞬分からず、曖昧に答えてしまった、ゴメンね（恐らく四谷桃子さんのことだったのだろう。だったら、桃子さんに「君は道劇に住んでるのか？」と突っ込まれるまで観てましたから安心して下さい）。汐音ちゃんにもポラにサインを頼む。２回目のステージでもらったポラには「まさごでカサイさんに会えてビックリしました」というメッセージが。汐音ちゃんに驚いてもらえるとは、岐阜に来た甲斐がありました。

２香盤観て帰るつもりでいたものの、姉妹になんとなくお別れの挨拶をしなければと思いつつも言い出しにくく（普段ならそんな配慮なんかしないで勝手に帰るのですが、こういうのどかな雰囲気では急にいなくなるのは何か失礼な気がしたので）、ソワソワしていたのですが、汐音ちゃんと他のお客さんの会話で「外は雨だよ」というのを聴き、おもむろにカバンから折り畳み傘を取り出してみた所、予想通りそれを見た汐音ちゃんに「もう帰るの？」と聞かれ、やっと「うん、２回目で帰るよ」と言い出せた。「知ってる人がいなくなるのは寂しいなあ」と言う汐音ちゃんに、つい「来週もＴＳに来るから…」と秘密の遠征計画を告白してしまった。それを聞いた汐音ちゃん、「来週は新作、ドリフの雷さまみたいな衣装でやるんだよー」と楽しげに教えてくれた。うん、楽しみにしてるからね。
外へ出るとやっぱり雨、名鉄の路面電車の電停の場所が雨の中分からず、仕方なく歩いて岐阜駅まで行ったのだが、ずっと幸せな気分だった。自分は姉妹にファンと認識されているんだあ、という幸福感が、雨の冷たさも疲れもかき消してくれるような気がした。その幸福感は東京のホテルに帰るまで続いていた。私ももう、すっかり姉妹の虜になっちゃったみたい。

明日は札幌に"帰って"常連のみんなにミスシンの報告をせねばならない。これが特派員の仕事納め、有終の美を飾らなくちゃ。
2000年11月06日 23時40分51秒

2000年10月27日（金）　ミスシン特派員レポート
2000年10月27日（金）

ミスシンデレラコンテストに出場する道劇の藤繭ゑちゃんを北海道在住の常連さんを代表して観にきた、自称・"ミスシン特派員"の私。前日夜に東京入りして、いよいよ行動開始です。

まずその前に肩慣らし；
東京・上野　シアター上野

ミスシンデレラコンテスト（以下ミスシン）が始まるのは夕方、それまで時間を潰そうとシアター上野に赴いた。事前に劇場のホームページで香盤を調べてみると、今週の出演者の中に道劇でもお馴染みの青井りんごさんや２月のＴＳでデビューステージを見た雛菊さんの名を見つけ、ちょっと見てみようかな？という気分になったので。ここも、いつの間にか関東では一番来ている劇場になった。こじんまりしたスペースと愛想のいい従業員さん、そして熱心な常連さんという雰囲気がなんとなく気に入っている。あとは紫外線ランプさえ使わなければいいのだが（笑）。
開演30分前に入場、既にほとんどの席は埋まっており、最後列に座った。最後列に座るとベッドはほとんど見えなくなってしまうのだが、周りのオヤジと一緒に覗き込むようにして盆を見るのはやはり端から見ても格好悪そうなので、そういう時はただニコニコしながら全体を観ることにした。

香盤表です；


１．妹尾亜子　＋ポラ
２．雛菊　＋タッチ＋ポラ
３．草�函〃叩．愁�
４．朝比奈唯　＋ポラ
５．杉原かのん　＋ポラ
６．青井りんご　＋タッチ＋ポラ
７．深山真希　＋ポラ


１香盤観たのだが、平日の昼間だというのに、どんどんお客さんが入ってくる。フィナーレにようやくその意味が分かった。今日は金曜日、パンティプレゼントの日だったんだね。フィナーレに踊り子さん達の投げるパンティに飛びつかんばかりに手を伸ばすオヤジたちに恐怖した。一番後ろで見ていてよかった。前の方にいたら、あのオヤジたちにのし掛かられたかもしれない。オヤジたちの性への執着って恐ろしいものだなあと思った。でも、そういうオヤジにそのうち自分もなっちゃうんだろうなあ（笑）。

感想＆短評です；
妹尾亜子−まだ新人なのかな？踊るのに集中して余裕がなさそうでした。
雛菊−２月にデビューしたばかりのぎこちないステージを観て以来のステージ。それに比べると笑顔の溢れるステージで、順調に育っているようですね。スラッとした脚線美も健在。頑張れ！の気持ちもこめてポラを撮影。ところで、ここではベッドもやった後でタッチショーをするのですが、時間が短いので前列のお客さんの半分ほどしかタッチできず。でも直後に従業員さんの「オジさん、２回目にね〜」というアナウンスがあって、それまで殺気立っていた雰囲気が和んだ。さすがいつもそういう修羅場を経験しているだけありますね。
草�函〃�−スレンダーなスタイル、ちょっと釣り目でそれでいて優しそうな眼が印象的。ダイナミックなステージでした。
朝比奈唯−グラマーなバスト以外印象がない…。
杉原かのん−来週道劇出演予定の娘。それで来週も見られるや、なんて油断したわけではないですが、印象がありません。来週は道劇でちゃんと観なくちゃ。
青井りんご−相変わらずのりんごスマイル、見ているこっちの気持ちも落ち着きますね。ベッドの決めポーズ「まんぐり返し」は斬新でした。タッチもなるべく多くの人にタッチして貰おうというのか他の娘ならタッチの前に濡れティッシュでお客さんの手を拭くのを省略してタッチさせていた。タッチの間もお客さんとのトークを欠かさない。場内からは笑いも絶えないし、うまいなあと思いながらその様子を見ていました。ポラ撮りたかったのですが、希望者が多く時間切れ。いいよ、今度道劇来たときにとるから（笑）。
深山真希−相変わらずお客さんの方を見られませんね。それでもステージ自体はちゃんとしてるんで、不思議な娘です。でもAVとは言っても今回のメンバーではトリは辛いかな？

りんごちゃんのポラは撮れなかったけど、ここはポラの時間をきっちり守ってくれるので、評価できる。それでも、フィナーレでサインを頼んだ自分のポラをなかなか見つけられないお客さんを「だから前もって目印を付けておけって言ってるだろう！」と注意するのはどうかなあ。まあ、一般的に関東の劇場は従業員の方がお客さんよりも偉いような雰囲気があるらしいからなあ。

で本番！
新宿・ヒルトン東京ホテル　「ミスシンデレラコンテスト」

某所(^^;)での時間潰しの後、ミスシン会場である西新宿のヒルトン東京ホテルに向かう。とはいうものの、ヒルトン東京がどこにあるのかよく分からない。日本医大病院の近くらしいというのは事前に調べて分かっているはずだったが、いざ西新宿に行くと高層ビルばかりでどれが東京医大病院でどれがヒルトン東京なのか見当がつかない。こういう時、普通の人は通行人とかコンビニとか交番とかで道を聞くのだろうが、私は決まって適当に歩けばそのうち目的の建物に着くか、案内表示のあるところにたどり着くだろうと楽観的に考えて適当に道を選んで進んでしまう。それで大失敗することも多いのだが、幸いこの日は道の選択がうまくいったようだ、いつの間にかヒルトン東京ホテルに到着した。時間を見るとおよそ午後５時15分、ミスシン会場が開場するのは（駄洒落ではない）５時半なのでそれまでロビーでくつろぐ。
ところで、本論に入る前に今回、私が「自称・ミスシン特派員」として東京に向かった経緯を説明しよう。ミスシンは東京、札幌、関西の３地区でファンからの葉書及びインターネットでの投票による予選を行い、各地区上位が今回の本選に出場できることになっている。札幌地区は予選当初は道劇勢が上位を席巻していたものの、全体の票が増えるにつれて道劇勢はじり貧状態になり、蘭子さんが４位、繭ゑちゃんが６−７位、ゆうらちゃんが８−10位という所を辛うじてキープしていた（他はベスト10以下）。私も葉書とインターネットで毎週平均して５−６票を繭ゑちゃんに投票していたのだが、順位が固定されてくるとどうもこのままでは繭ゑちゃんの予選通過は難しそうだなと思い、応援葉書のメッセージ欄に軽い気持ちで「繭ちゃんが本選に出れたら絶対応援に行きます」と何枚か書いてしまった。その後、繭ゑちゃんの票が急激に伸び（おそらくは道劇による組織票）、予選通過ラインである１万票を辛うじてクリアしてしまった。その際、常連掲示板に「『絶対行きます』と書いた以上、行かないとイケマセンかねえ？」とネタを振ってみたところ、多くの常連さんから「是非行って雰囲気を掲示板に書き込んで欲しい」という反応があり、今更ネタとは言えずに正式に引き受けてしまった次第。まあ、幸い以前の休日出勤の代休が余っているし、「両親に北海道旅行をさせてやる」という目的で貯めてきた飛行機のマイレッジが残っているし（両親も今では病気がちで旅行どころではない状況なので使い道がなかったのだ）、それほどお金がかかるわけでもないしね。
ちなみにこの日の服装は、いかにも「会社帰りで友達からチケットを貰ったんでなんとなく来てしまった普通の風俗好きのサラリーマン（苦笑）」を装うべく出張用の背広姿。ミスシン会場がどういう雰囲気なのか全然見当がつかないので、私服で行って浮いてたら格好悪いし、かといっていかにも「○○ちゃんの応援に来ました」的熱狂的ファンのスタイルで行くわけにはいかないし、まあそういう時は無難に背広ですよね。ホテルのロビーを見回す。さすが高級ホテル（一泊２万円以上するそうだ）、観光やビジネスで来日したような外国人が目立つ。日本人もそれなりの格好をしている人が目立つ。で、その中に貧乏くさい格好の若者や西新宿ではなく東新宿・歌舞伎町あたりのホストクラブにいる方がお似合いの無意味に派手な兄ちゃんを見ると、きっとこいつらがミスシンの客なんだなと察しがつく。その中、ホテルに入ってきたのはピンクのハッピを着た一団、ハッピの背中には「桜子軍団」、ハッピの下にはその桜子さんらしい女性の顔をプリントしたＴシャツ。オーッ、典型的なミスシン応援団ですね。彼らに比べれば、絶対自分は「普通のサラリーマン」に見える（笑）！これで安心して会場に入れる、と思い開場時間近くに会場・菊の間のある４階に向かう。エレベーターを下りると向かいのエレベーターから下りてきた人と顔があった。あれ？この人道劇で見たことがある。この人も繭ゑちゃんを応援に札幌から来たのかしら？と思い声を掛けようとも思ったが、以前道劇で見たときもあまり喋らない人のように見えたし、今回も私に気付いたのかは知らないがそそくさと行ってしまったので、出来なかった。でも少し心強い。しかし、時間が過ぎたのにまだ開場していない。また開場していたとしても開演までは１時間もある。それまで会場でボーっとしてるのもなんなので、他の階を見て買い物でもしようと一旦４階から階段を下りた。まず、ショッピングモールのある地階に行ったが、高級ブティックやバーや外国人目当ての日本土産物屋があるばかり、次に２階に行くとお菓子屋さんがあり、かなり割高だったが、そこでトリュフチョコレートの詰め合わせを購入した。ちゃんとヒルトンホテルのロゴ入りの紙袋に入れてくれた。これで作戦成功！実は、明後日の日曜日に道劇に行くつもりなのだけれども、その際に山咲みみちゃんに「いかにもヒルトンで買いました！」的なお土産を差しれしようと考えていたので。見る人が見れば「何でヒルトンホテルの紙袋に入っているの？」と思うだろうし、そこで勘の鋭い人は「きっとこのお客さん、ヒルトンホテルに行って来たんだ、ということはミスシン見てきたのかも…」と気付いてくれるかもしれない。まあ、その可能性は限りなく低いですが（笑）。「非常に消極的な告白」といったところです。もちろん、先週山咲みみちゃんに何もあげなかったので今週はなにか差し入れしようという魂胆はありますよ。
紙袋を下げて会場に戻るとようやく開場していた。今回私が購入したチケットは立見席、立見の客はどこに立ってればいいのか聞こうと思ったが、指定席の受付はあるが立見の受付はない。しょうがないので、当日券売場の人に聞いたら「まあ入れば分かります」とのこと。入ってみると、入口近くに立見らしい普段着姿のお客さんがおり、彼らとテーブルの間には仕切があったので彼の言うとおり（笑）すぐ分かった。それにしても立ち見スペースからステージまではおよそ10m、遠い…、多分辛うじてステージの娘の表情が分かる程度ではないだろうか。これではせっかく職場から勝手に持ち出したデジカメで撮ってもろくな写真は撮れないだろうなあ。立ち見席のお客さんは風俗ファンと思しき二十代、三十代の兄ちゃんたちがメイン、サラリーマン風の人もそこそこいる。一方指定席（ドリンク、食事付き）の方は風俗店の経営者風、従業員風、同僚の女の子風、といった比較的わかりやすい風貌の人たちに加えて、風俗のお客さんっぽい若者、風俗嬢の遊び相手のホスト風、よく分からない格好の人たち、とカオス状態。客層だけ見たら何のパーティなのか全然分かりません(^_^;)。その中、会場のほぼ真ん中に陣取ったのがロビーで見た「桜子軍団」、のぼりまで用意していて明らかにそこだけ世界が違う感じ。後で調べると関西地区代表の京都のヘルス嬢・綾小路桜子ちゃんの応援らしい。さすが関西、ノリが甲子園の阪神ファン的です。開演を立ちながらひたすら待っていると、テーブル席に清水ひとみさんと矢野浩祐さんを見かけた。繭ゑちゃんのお供で来たんでしょうか？その時、後ろから肩を叩かれた。振り返ると関東在住の常連・Ｉ賀さん、来るって聞いてないよー（笑）、Ｉ賀さんが来るんだったら、私が特派員する必然性はあまりないんですけど…。まあ道内の常連代表という意識でいいのかな。しかし心強い援軍、おかげで繭ゑちゃん以外の娘のつまらないパフォーマンスの間も退屈しないで済みそうです。Ｉ賀さんの開口一番は「何だ、チケットをチェックしないのだったらチケット買わなければ良かった」、そういえば私も入場時にチケットを見せてないなあ。いい加減ですね。それにしてもＩ賀さん、開演直前には立ち見の人にはくれないと思っていたパンフレットを真っ先に貰ってくるし、その行動力はさすがです。
予定よりおよそ５分遅れで開演。鈴木ヤスシという聞いたことのないタレントさんが司会、一昨年のミスシンで賞を取ったという娘がアシスタントです。が、司会のトークはつまらないし、アシスタントはとちりまくるし、のっけからこのショーの先行きが不安になります。このコンテストの主催であるナイタイの社長の挨拶の後、22人の本選出場者が水着で登場、ビキニの多い中、繭ゑちゃんは黒のワンピースの水着で登場、遠目で見てみると緊張はしていないようです。そうそう、その調子でいいんです。どうせストリップは風俗の世界では脇役、リラックスしてこのコンテストを楽しんでくればいいんですよ。全員が勢揃いし一旦退場した後、審査員が紹介される。審査委員長はＳＭ小説の大家・団鬼六氏、その他の審査員はナイタイから写真集を出した野村沙知代、その写真集をプロデュースした高須基仁、などナイタイに関連する有名人もいたが、岸部シロー、石立鉄男、イジリー岡田、女子プロレスの神取忍、名誉審査員の神代弓子（イヴ）など脈絡のない人選に頭を抱える。きっとナイタイのオーナーや社長の人脈なんだろうな。あと、ゲストとしてポール牧やドクター中松も来ていた。ますます分からん…（苦笑）。
いよいよアピールタイム、一人ずつ登場して得意のパフォーマンスを披露、という趣向です。けど、風俗の娘の「得意なパフォーマンス」って一体何でしょう？まさかステージで審査員の誰かをヌク訳にはいかないし…（笑）。最初の娘は東京地区予選をトップで通過した花ちゃんという性感の娘。彼女のパフォーマンスは審査員の誰かとバドミントンをし、負けたら服を脱ぐ、というもの。相手をしたのはイジリー岡田、どうもこの手のお相手をする審査員という役回りのようです。しかし、最初というのもあって段取りは悪いし、しかもつまらないし、おまけに確かアピールタイムは一人２分間だったはずなのに、平気で５分くらいかかっています。この分では22人のパフォーマンスが全部済むにはいつまでかかるのかと思うと、心なしか腰が痛くなってきました。次の娘は「キューティーハニー」のテーマにのせてのダンスとややまともなパフォーマンス、どうも女の子によってかなりパフォーマンスの質に差がありそうです。よく考えればそうですよね。風俗、特にヌキ系の女の子の場合、その魅力は「カワイイ・キレイ」「愛嬌がある」「プレイが巧い」と言うところでしょう。しかもそれはあくまでも個室の中での１対１でのプレイに対する評価。そういう娘がいざ大勢の前で自分の魅力をアピールせよ、と言われても困っちゃいますよね。考えつくのは、(1)自分のかわいさを強調する、(2)自分の特技を披露する、(3)ちゃんとしたパフォーマンスを練習する、(4)とにかくアイディアで勝負する(^^;)、と言ったところ。それによって当たり外れがあるのは仕方ないのかな？
そんな具合で遅々としながらも順調にアピールタイムは進んでいき、いよいよエントリーNo.11番の札幌道頓堀劇場・藤繭ゑちゃんのアピールタイム。ちなみに彼女で前半11人のアピールタイムは終了、つまり前半最後のパフォーマンスということで審査員に印象を残すには絶好の順番、これが結果的にはかなり有利に働いたことになったのかも知れない。アシスタントの娘が「藤繭ゑちゃんの紹介は清水さんという人がしてくれます」といった。オイオイ、君は清水ひとみを知らないのか？例え知らなくても「という人」なんて紹介があるか！と私が一人憤る中、ステージに清水ひとみさんが登場し繭ゑちゃんを以下のように紹介（注；この部分、Ｉ賀さんのレポートを参考にしました）；
「どうもオナニークイーンの清水ひとみです。９５年に渋谷の道劇が閉まって、その後北の方でまた劇場を始めまして、この藤繭ゑという原石を見つけました。この子は磨けば磨くほど光り輝くと思います。出し物は宇宙
ストリップです。」
えっ？繭ゑちゃんのパフォーマンスは９月に公演した「宇宙ストリップ」ですか？うーん、あんな斬新なのでウケルのかなあ？とやや心配になった。「宇宙ストリップ・ミスシンバージョン」の内容は「宇宙ストリップ」のショートバージョン、「宇宙ストリップ」自体については９月のレポートで詳しく説明しているから、ここでは端折って説明するとミスシンバージョンはオリジナルのステージの「クモ助君ミニが背中に取り付いてからクモ助君ビッグにブラを外されるまで」を３分程度にアレンジしたもの。オリジナルは５回観て慣れているのもあって、私としてはそれほど新鮮味はないのだが、他の観客や審査員諸氏には新鮮に映ったのだろうな。無事にパフォーマンスは終了、さっぽろナイスポで道劇の記事をよく書いている記者・パン山崎さんらしい人ともう一人から花束が贈られていた。これで前半が終了、審査委員長の団鬼六氏がこの時点での講評を述べ「早く終わってしまえというのもあったけど、最後のやつはよかった」と繭ゑちゃんをべた褒め。この時点では「まあ最後の発表だから印象に残ったヤツを言ってるだけなんだろうな」と思って聞き流していたのだが、実際に審査員には強烈な印象を最後まで残すものだったらしい。
インターミッションに去年のミスシン受賞者による写真集の宣伝、そして休憩（お食事タイム；この日朝食しか食べてないので、人が食べてるのを見るだけは辛い）の後、後半11人のアピールタイムがスタート。そろそろ腰痛が本格的になり、早く終わらないかな？という気持ちで観ていた。関西地区代表のストリッパー七瀬樹里ちゃんが登場した他は印象が弱い。でも、矢絣に袴（卒業式の女学生スタイル）で登場し、朗々と自作の綴り方（作文）で今の仕事の楽しさを語った娘は印象に残った。ようやく22人のパフォーマンスが終了、この時点で既にコンテスト開始から２時間が過ぎ、空腹と腰痛で立っているのが辛い状態。でも万が一繭ゑちゃんが賞を撮ったらいけないので、審査結果の発表まで最後までいなくっちゃ。審査結果の集計の間、出場者による「人間椅子取りゲーム」が行われる。審査員が椅子に座り、その状態で出場者が椅子取りをするという椅子に座った男性以外は全然楽しくないゲーム（笑）。舞台に再び現れた繭ゑちゃん、先ほどの「宇宙ストリップ」でのビキニで登場、でもよく見ると胸に付けているのはクモ助君ミニ(^^)、いいねえ、この場を楽しんでるねえと感心した。繭ゑちゃんは２回勝ち残りベスト６まで進んだところで敗退、残念。その後、聞いたことのない演歌歌手のショー、そしてニューハーフ・ショー（これがこの日一番のパフォーマンスだという気がした）と続き、審査員が再登場、いよいよ審査結果発表です。
賞はこの日急遽設けられたミレニアム特別賞を加えて６部門７人、Ｉ賀さんと予想をしたところ、「繭ゑちゃんに賞の芽があるとしたら、アピールタイムの得点が最高の娘に贈られるベストパフォーマンス賞かな」というところで意見が一致、ところがそのベストパフォーマンス賞は矢絣袴で作文を朗読した娘に渡ってしまった。これでミスシン特派員としての私の仕事も終わったな…と一安心し、後は気楽な気分で残りの賞の行方を聞いていた。フォトジェニック賞（ルックスの最高得点者）、審査員特別賞（スター性の最高得点者）、準グランプリと続き、次はグランプリ。「ここで繭ゑちゃんの名前が出たら笑っちゃうね」とＩ賀さんが言うのを聞いて一応カメラを構えた。（注：ミスシンは撮影自由（但しビデオカメラはダメ）というのを知って、職場のデジカメを無断で借用、会場に持参していた。でも、あとで画像を見たがステージに焦点が合っているのは殆どなかった、虚しい…(-_-)）団鬼六審査委員長がグランプリを発表、「グランプリは、北海道から来た…」エッ？まさか「藤　繭ゑ」！「本当？嘘でしょ？」という口癖がつい出てしまった。会場も一瞬静まったような気がする。ここから先はもう夢中、他の出場者から拍手でステージ中央に迎えられ、審査委員長から賞状を受け取る繭ゑちゃんを撮ろうとデジカメのシャッターを切るが、これまでに無駄なショットを撮りすぎたせいでメモリーがいっぱいになってしまう。すかさず、予備で持ってきた使い捨てカメラを取り出し、撮りまくる。こんなカメラではろくな絵が撮れないことなどすっかり忘れてしまっている。興奮の中、団鬼六審査委員長の総評を聞く。要約すると「インパクトのあるパフォーマンスだったこと、制限時間を守ってかつ効果的な演出だったこと」を言っていたような気がする。そのあと繭ゑちゃんへのインタビューもあったらしいが、全く覚えていない。覚えているのはＩ賀さんの「繭ゑちゃん」コールがあったことぐらい。
先程も書いたけど、（結構しょうもないパフォーマンスの目立った）前半の最後という順番のよさに加えて、ストリップという枠からすれば規格外の「宇宙ストリップ」のパフォーマンスとしての高い評価が勝因のように思う。それに、まともなパフォーマンスで勝負すれば、日頃お客さんに見せることで満足してもらうことを生業としているストリッパーが、個室でお客さんを肉体的に満足させる風俗の娘に負けるわけはないんですよね。そういう意味ではごく当然のグランプリ、一方ストリップという風俗業界の中ではマイナーな分野の代表がグランプリなんか獲っていいのかな？なんていう余計な心配もしてしまう。それに、繭ゑちゃんが道劇専属である限り「ミスシングランプリ」というのはあまり関係ないのでは？という気もする。北海道では「ミスシン」といっても知名度はないし、繭ゑちゃんを他の劇場に出演させる時のギャラの設定以外ではストリップ業界内でさえ「ミスシングランプリ」という経歴はそれほど威力を発揮しないのではないだろうか？しかし、とにかく嬉しい。矢野さんや清水さんも喜んでいる。気付くと自分もちょっと涙ぐんでいる。格好悪い（笑）、Ｉ賀さんに気付かれないようにハンカチで拭いた。
ステージでは受賞者の撮影が行われている。その中心はもちろんグランプリの繭ゑちゃん。Ｉ賀さんは「矢野さんに挨拶してくる」といって傍を離れ、私ひとりに。見ると今まであったテーブル席と立ち見席の間の仕切が取り払われ、自由にステージ近くに行けるようになっている。私も惹き付けられるようにカメラ片手にソロソロとステージに近付く。他のお客さんはゾロゾロと帰っていく。使い捨てカメラのフィルムの半分くらい撮ったところで我に返った。このままではプロのカメラマン達の中に使い捨てカメラを持った素人の私が入り込んでしまう。それは格好悪い状態（笑）。それにこのままステージに近付いたら、そのうち繭ゑちゃんに見つかってしまうかも知れない。それはマズイ。多分、繭ゑちゃんの中では、私はよく来るお客さんで自分のファンでもあることくらいには認識されているだろう。でも、まさか北海道の外れからミスシンを観に東京まで来るほどのファンだとは思われていないはず。また、私も自分をそれほど熱狂的な彼女のファンであるようには思われないよう行動してきた。そのタガが今外れかけてようとしているのを感じ、慌てて自分にブレーキをかけた。これまでの経験から、私は自分で自分の行動にブレーキをかけながらでないと、とんでもない方向に突進する悪癖があり、それでいくつか失敗してきた苦い思い出もある。「繭ゑちゃんとの間にはあの嫌な思い出を作りたくない…、でもこのままここにいたら自分の突進を止められない」と判断し、早くホテルに戻って常連掲示板に今回の結果を書き込もうと考えた。早足で東新宿のホテルに急ぐ私、喜びの気持ちの中、いきなりビッグになってしまった繭ゑちゃんとの間にこれまで通りのコミュニケーション（手紙を書いたくらいで大げさですが）が出来るのかな？なんて一抹の不安も生じてきました。人間の心って複雑ですね。
2000年11月02日 01時21分37秒

2000年10月21日（土）　後悔先に立たず
2000年10月21日（土）
札幌・すすきの　「札幌道頓堀劇場」

10月下旬の公演の初日です。初日の緊迫した雰囲気を味わってきました。

今回は夜行列車往復きっぷを使っての札幌遠征、やや久し振りの感じ。列車が空いていたので、座席２人分を使って横になれたおかげで結構寝られた。札幌駅に降り立つ、結構寒い。この時期、札幌と釧路では殆ど気温差はないのを体感した。ついこの間まで札幌の暑さにへばっていたのになあ。例によってサウナで仮眠した後、真っ直ぐにススキノに向かう、といっても別に風俗に行ったわけではない（笑）。ススキノにあるデパート「Robinson's」のサンリオコーナーで買い物をするためである。先週の道劇企画「眠り姫」における夢野ひなたちゃんの演技に感心し、その気持ちを表現するためのファンレターに添えるプレゼントを買いたくなったのである。前夜、出発前に取りあえずファンレターの下書きだけしておいて、当日清書するという慌ただしいものだが、（プレゼントをするかしないかも含めて）プレゼントの中身によって文面が微妙に異なるので、しょうがない。サンリオコーナーでは少し躊躇した挙げ句、千葉ロッテマリーンズのユニフォームを着たキティーちゃんのぬいぐるみを購入。またヤッチマッタ…、これって完全に自分の趣味じゃん。以前、七海汐音ちゃんに同じものをプレゼントしようとしたら、売り場の改装工事の影響で置いておらず、買えなかったのがよほど心理的にショックだったのか、今回ひなたちゃんへのプレゼントとして真っ先にこれが思い浮かび、「やっぱり無難に食べ物がいいんじゃない？」とか「まず手紙で彼女の趣味を聞くべきじゃない？」とかいう正統派の考えを押しやって結局最初に思い浮かんだこれを選んでしまった。やっぱり、私って人にプレゼントをするセンスが完全に欠失しているなあ。道理で今まで女性に縁がなかった訳です（自虐モード）。後悔の念に駆られながら、ファーストフードで早めの昼食を摂りながらファンレターを清書、手紙の最後に「プレゼント、自分の趣味で選んじゃいました。気に入らなかったらゴメンなさい」と書くくらいだったら、最初から手紙だけにしとけよ！と自分に突っ込みを入れながら書いていた。
ファーストフードで１時間半粘ったものの、それでも時間を持て余し、開場およそ10分前に道劇に到着、列んでしまった。知ってる人に見られるという心配はないものの、やっぱり少し恥ずかしい。ようやく開場、入口に「さっぽろナイスポ」が10部くらいまとめて置いてあったのが目に留まった。こんなにいっぱい何に使うのかな？と思っていたのだが、後でロビーでくつろいでいる間にロビーにいるお客さんに「サービスです」と言って配っていた。確かにこの号には道劇に関する記事が載ってはいるけど、前はこんなのなかったような気がする。道劇に関する記事を定期的に載せてもらったり、繭ゑちゃんをミスシン本選に出場させてもらったりした事への義理立てかなあ、などと勘ぐってしまった。

今週の香盤です；


１．丘乃愛唯　ソロ
２．夏樹りんか　ソロ＋ポラ
３．神田優子　ソロ
４．山咲みみ　ソロ＋ポラ
５．阿修羅　ソロ
６．特別企画「眠り姫」
（大空蘭子、岬ゆうら、泉希、夢野ひなた、遙月もも）
７．フィナーレ


１回目は「指定席」、２回目は下手２列目、３回目は下手最後列と、３香盤を鑑賞、３回目のステージのお客さんの入りが前半イマイチだったですが、後半は普段通りの大入り状態になってました。日本シリーズでも見てたのかな？

感想＆コメントです；
丘乃愛唯−ハードロックで構成されたステージ、愛唯ちゃんも自分の得意な分野を見つけたようで、激しいダンスの前半としっとりと彼女のボディの美しさを魅せる後半のベッド、という構成に落ち着いてきた。今回も黒のレザーファッションできめた衣装での、能力の高いダンスが見事にはまっていました。ただ、９月頭のトリのステージの完成度に比べれば少し見劣りするかな？初出しの初日で緊張していたせいか笑顔は見えなかったけど、彼女の挑発的な視線を眺めていました。楽日近くになればもっと彼女の持ち味を発揮できているでしょう。
夏樹りんか−当初出演予定だった、七瀬樹里ちゃんがミスシン出演のためにお休みで代わりに出演したのが彼女、初見です。大きな眼とえくぼが印象的。ちょっとベッドがモタモタしていたような感じがしました。抑えでポラは撮りました。
神田優子−アイドル系の顔（モーニング娘。に似ている娘がいたような記憶が）、ちょっと釣り目ながら可愛い感じ。でも目元のメーク濃すぎ(^^;)。なかなかエロティックなベッドでした。
山咲みみ−７月以来、久し振りの道劇出演。もっとも、かつて道劇の準レギュラーだった頃の記憶があるからそう思うんで、３ヶ月という感覚は道劇以外の踊り子さんとしては短い方なんだけどね。前回からはちょっと太ったかな？でもその方が好みなんだよね。セーラー服にピンクのアフロヘアーのカツラという奇抜な格好で登場。相変わらずの元気なステージです。見ているこっちの顔も緩みます。とニコニコしながら手拍子をしているといきなり、カツラを外して私に投げてきたのでビックリ。本当に全く無防備だったので心臓が止まるかと思いました（笑）。これも振り付けの一部だったのね。ラップの２曲目ではセクシーかつボーイッシュなスタイルでダンスを披露、デビューから１年が経ちステージにも幅が出てきたみたいですね。３曲目はなんとウェディングドレス、ウーン可愛い！としか形容しようがないです。さすがにこの年になると「みみちゃんがこの衣装で僕のお嫁さんになってくれないかなあ」などという妄想は出来ません(^_^;)。そして、ウェディングドレスを脱いでのベッドとなりますが、今回はこれまでのオナニーベッドではなくポーズベッド、彼女のポーズベッドを観るのは初めて。時間がなかったのかちょっとあっさりしていたのと、ポーズ自体は最大の見せ場が片手ブリッジと技術的には物足りなかったように感じたけど、１回のステージでコミカル、ダンス、そしてウェディングドレスという３つのみみちゃんの魅力を見せてくれた点で評価は◎。ポラの間も元気に営業（笑）、常連さんにはお馴染みなのと初日ということもあり、ポラが飛ぶように売れて、常連さんが決まってサインも頼むので、フィナーレの間に配りきれず。私も２枚頼んでいたのですが、受け取れず。２回目のステージに受け取ろうと思ったものの十数枚のポラから自分のポーズを探すのは至難の業、というよりみな似たようなポーズで事実上無理（苦笑）。結局、その時は諦め、帰りに受付（テケツ）で受け取ったのですが、残っていたポラはみな、私が撮ったポーズとは微妙に違ったポーズのものばかり。先に受け取ったお客さんが間違って持って行っちゃったみたい(^^;)。まっいっか、来週また撮ろうっと。
阿修羅−ステージの構成の素晴らしさで私設踊り子殿堂に推挙した阿修羅さん、今回も魅せてくれました。今回のテーマは「唇」または「サルバドール・ダリ」といったところでしょうか？ダリの代表作ともいえる唇の形の椅子、それをモチーフにした（らしい）唇の形をあちこちに散りばめた衣装で登場、選曲もダリを初めとするシュールリアリズムが頭角を顕した1920年代を感じさせる選曲、凝ってるよねえ。その衣装でのリズミカルにかつセクシーなダンスも巧い。これだけでも十分に元は取ったという感じがする。お次はそのまんま唇の形の椅子とともに登場、その椅子と戯れるかのようなベッド、奇抜でいてそれでいてセクシーな彼女ならではの世界、こっちはただその世界に自分の感性を委ねているだけです。クライマックスの見事なブリッジの美しさはもう言うまでもないですよね。
特別企画「眠り姫」−「眠り姫」も２週目に突入、これまでのステージとはがらっと雰囲気が変わるせいか、普段が騒がしい３回目のお客さんも静かに観ていました。この状態、「客がひいてる」とも表現できるし、この手の舞台は静かに見るもんだと内容を察しているとも言える。後者の場合、ストリップに新しい見方を提示できたという点で成功だと思うのだけれど。ステージ自体には目立った変化はない。相変わらずももちゃんは「舞踏会」を「武道会」って言ってるし（笑）、蘭子さんの演技も抑えた感じだし、ひなたちゃんの王女の演技は巧いし、ゆうらちゃんのベッドはセクシーだし、泉希ちゃんは舞台から落ちないように手探りしながら魔女に引き回されてるし、道劇座の小人のコントのオチは今ひとつだし。その中、微妙な変化を求めて、ステージを観てました。
フィナーレ−「眠り姫」チームと愛唯ちゃんによるフィナーレショー、愛唯ちゃんだけどうしてもワンテンポ振りがずれちゃう。愛唯ちゃんの焦ったような顔が可愛かった。落ち込んだ愛唯ちゃんが舞台から逃げようとするお約束のギャグも見られたし。握手会では蘭子さんと握手、先週は出来なかったのでこれで念願のひとつは達成。もう一つのひなたちゃんへのプレゼントは、ひなたちゃんが私の前に来たら渡そうと待ち構えていたら、そのままフィナーレになってしまい渡しそびれてしまった。この時に「これは『変なプレゼントは渡すな』という神の啓示だな」と悟ればいいものを、懲りずに２回目のフィナーレで何とか渡せた。これで２つ目の念願達成。祝！(^o^)/"としたいところだけれども、『渡しちまった…』という後悔の方が先に立ってどうしても喜べなかった。やっぱり、自己満足のためだけに人にものをあげちゃいけませんね。大いに反省。

次回の道劇観劇は29日（日）の予定、公演も後半になり、ステージに慣れてそれぞれの本来の持ち味を堪能できるはず。
そうそう、その前に27日には繭ゑちゃんの出場するミスシンデレラコンテストを見に東京に遠征しなければいけないのだ。それだけじゃ何なのでついでに関東の劇場にも足を運ぶつもりだし。あぁ、忙し忙し。
2000年10月23日 02時03分29秒

謎が解けた
およそ１ヶ月前（９月１７日）、「ショーアップ大宮」のステージを観に行った際、そこに出演していた「杉村ルイ」嬢が以前道劇に出演していた「杉村ルイ」ちゃんと違う子でパニックに陥ったということを書いた。
そのことを道劇常連の掲示板（非公開）で報告したところ、関東在住の常連さん（札幌の劇場の常連が関東在住というのも凄い話だが（笑））から、昨日観に行ったシアター上野に出演していた「倉沢萌」ちゃんが道劇に出演していた「杉村ルイ」ちゃんである、という情報を得た。彼の話によると道劇出演時には「杉村ルイ」の名前を借りて出演していたそうだ。その理由や経緯は分からないが、７月に私の心をくすぐったあの子は今は「倉沢萌」ちゃんと言う名前で今も現役の踊り子さんであることが分かった。今度、道劇のアンケートに「倉沢萌ちゃんを呼んで下さい！」と書くことにしよう。
とにもかくにも、情報を提供してくれたI賀さんに感謝。
2000年10月19日 17時33分56秒

2000年10月14（土）−15日（日）　米兵さんがいっぱい
2000年10月14（土）-15日（日）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

１週間の調査航海から下船してから初めての札幌遠征は１泊２日の豪華版(^_^)。航海中、ずっとこの日だけを生き甲斐に辛い調査に耐えてきただけあって、なかなか見応えのあるステージでした。

まずは10月14日（土）篇；

航海の後始末を終え、午後一の特急に乗って札幌に到着したのが午後５時、駅前のホテルにチェックインし、休息もそこそこに道劇に駆けつけたのが６時ちょっと前。すすきの駅の改札前でみやもさんらしき人を見かけたが、誰かと話し込んでいるようだったし、また例の一件（注；友の会ホームページの閉鎖）以来、彼とはコンタクトを取っていなかったこともあり、なんとなく声を掛けそびれてしまった。
それにしても街中に外国人が溢れている。これは前日に小樽に寄港した米軍空母「キティーホーク」の水兵さん達なのだろう。政治的には日米ガイドライン法に伴う軍事拠点に小樽が組み込まれるのには漠然とした不安感を感ぜざるを得ないのだが、観光都市・札幌としてはオフシーズンに大挙してドルを落としてくれる米兵さんは格好のお客さん、規律ずくめの軍隊生活から一時解放された拍子に羽目を外されては困るが、それに配慮したのか軍服姿の監視係らしき米兵さんもあちこちに見かけられ、大した事件も起こらなかったようだ。とは言っても、一般的にソープやヘルスなどヌキ系風俗店では外国人は入店お断り（らしい）、さて道劇はどういう対応をしているのやら、と思って入場したのだが、居るわ居るわ、水兵さんだらけの状況。泥酔しているような困った奴はいなかったが、ただでさえ根本的にネアカなアメリカ人、加えて多少お酒も入って更に気分もよいようで、大声で話すわ、隣の日本人のお客さんにまで声を掛けるわ、ステージには口笛や掛け声で応援するわ、と目立ちっ放し。我々常連は立場なし…（笑）。私も最初はイライラしたが、慣れてくると彼らのスタイルを認めて、なんとなくこっちも彼らに巻き込まれて応援してしまったような感じ。フィナーレの踊り子紹介の際に口笛を鳴らして囃し立てるなんて初めての経験までしてしまった(^^)。
劇場もこういう事態は想定していなかったらしく、続々と押しかける米兵さんを更に呼び込もうと劇場入口に“WELLCOME KITTY HAWK”という貼り紙を早速掲示したものの、肝心の場内でのマナー（写真撮影禁止やポラロイドショーのシステム）を説明する英文の貼り紙が出来たのはようやく日曜日になってから。それまでは従業員さんたちがその都度説明して対応していた。そういう予備知識の乏しい中、道劇のステージは彼らにはどういう風に映ったんだろうか、ちょっと気になる。

そういう今週の香盤は；


１．宝生　恋　ソロ
２．ミミ　ソロ＋ポラ
３．ＨＩＫＡＲＵ　天狗＋ポラ
４．藤　繭ゑ
創作ストリップ「女体解剖室」
５．四谷桃子　花電車
６．特別企画「眠り姫」
（大空蘭子、夢野ひなた、泉希、遙月もも、岬ゆうら）
７．フィナーレ


私が入場したのは、２回目の「眠り姫」の中盤から、でラストまで観劇。お客さんの入りは水兵さんのおかげで大盛況、幸い下手２列目の準指定席に席を取れたので、そこでニコニコしながら観てました。ポラは日曜日の楽しみに取っておいて、というより米兵さん達が景気よくポラを撮るので（チップも乱れ飛んでいました）、彼らに任せていました（笑）。

感想＆短評です；
宝生　恋−久し振りの道劇出演。「君達キウイ・パパイヤ・マンゴーだね」にのって登場。ちょっと体調がよくないのか、時々よろけたり、立ち止まったりするシーンもあり、心配しながら応援。恋スマイルは健在なのだが、曲の変わり目に彼女の息が上がるのが聞こえると、「もういいから早く終わって楽屋で休みなよ」と思ってしまう。渡辺美里の曲にのせてのベッドが印象的。ベッドは無難にこなしていたから、体調ではなくてシューズか脚のどこかが万全じゃなかったのかな？４回目のステージのオープン、ニコニコしながら手拍子をしていた私に向かって、恋ちゃんが「お疲れさまでしたぁ！」と声を掛けてくれた。え？彼女のステージはそこそこ観ているけど、差し入れもしたことないし、ポラを撮ったのも２月の道劇だけだし、まさか私のことを覚えてくれているとは思えないのですが。でも嬉しかった!!(^o^)
ミミ−独特の選曲センスとレベルの高いダンスで密かに応援しているミミちゃん。今回も１曲目はディズニーミュージカル（だと思う）のサントラからの曲でのバレエを主体にしたダンス、やっぱり可愛い。次は黒いウサギっぽい衣装でロックにのせてのハードなダンス、ダンスの基礎がしっかりしているのでこういうモダンな振り付けも決まっている、しかもマジ顔も可愛い(^^)。３曲目からはベッド、鍛え抜かれたボディの美しさ、そしてそこから繰り広げられる格好良さと可愛さの絶妙にブレンドされたステージに完敗。デビューから１年半でここまで自分の世界を築いているとは…。殿堂入りさせてもいいのかなあ。でもファンでいたいという気分もあってちょっと複雑。
ＨＩＫＡＲＵ−唯一アルファベットで表記されているせいかなぜか米兵さん達に人気だったのが彼女。まあ大人っぽい容貌と肉感的なボディにもその要因はあるのかも。全身を使っての天狗ベッドは迫力あり。
藤　繭ゑ　「女体解剖室」−繭ゑちゃんの今回のステージは「創作ストリップシリーズ・第３弾」と銘打った「女体解剖室」、今週も先週の「少女地獄」の続演だと思ってたんだけどなあ。不評のため打ち切り、というわけではないのだと思うが。ちなみに今回のタイトル、新聞広告では「発明博士」、初日以前に作成されたと思われるテケツ（チケット売場）に置いてある香盤表では「化学（科学の誤記？）実験ストリップ」、そして現在の「女体解剖室」と変わる度に本来の内容から離れていってるのが面白い。
冒頭、上手脇のらせん階段から繭ゑちゃん登場、白衣姿に眼鏡、と若き天才科学者という設定。手には血の滲んだ布にくるんだバスケットボール大の物を抱えている。なにやら怪しい雰囲気。繭ゑ博士はいったん退場、幕が開くとスクリーンに「天才か狂気か？」「人格転換装置を発明」「神への挑戦」といった字幕の合間に人間の脳を用いた実験の様子が上映される。うーん、いかにもＢ級テースト、まるで往年のＢ級ホラー映画の予告編を見ているよう。でもこれが妙にストリップには合うんだよね。その映像から推測すると、どうやら狂気の天才科学者・繭ゑ博士は死体から盗み出した脳髄を使って死体の脳と人間との間の人格を入れ替える装置の開発に成功したらしい。で装置の発表会、実験台は博士本人、にこやかにパントマイムで説明しながらいざ装置を披露、東急ハンズで買ったような脳の模型に眼球を取り付けた『脳髄君』を円形ガラスケースに収めて周囲にボタンやレバーを付けただけのいかにものチープな感じがたまらない。頭にヘッドギアを付けて実験開始！するも１回目は失敗、慌てて「もう１回ね」と頭をかく繭ゑちゃんの仕草がかわいい。２回目の実験は成功、しかし装置の脳は実は凶悪犯の物で（これもＢ級映画では定番のプロット）その人格が乗り移った繭ゑ博士の目つきは一変、装置のマジックハンドを持って舞台袖に向かったかと思うと悲鳴が、そして白衣を鮮血に染めた繭ゑ博士がフラフラと再登場、自分の犯した行為におののき、なんとか装置を再稼働させて人格を元に戻そうと試みる。人格再転換は成功、元の身体に戻れた喜びも束の間、装置の想定外の機能か、装置の脳と繭ゑ博士の脳との間に一種のコミュニケーションが形成され、装置の脳が繭ゑ博士の身体を操り始める。そしてようやく繭ゑちゃんのオナニーベッドが始まる（裸目当てのお客さんにはちょっと前ふりが長いかな？）。他人の意志に操られながら、自分の手で自分の身体を犯されるというのはなかなか難しい演技だが、視線や表情でそれを表現できる繭ゑちゃんは流石。事が済んだ後、正気に戻った繭ゑ博士、実験の失敗を悟り装置を爆破（するのだと思う、このあたりのラストがよく理解できなかった(^_^;)）。ハングル語版「替え歌メドレー」といった趣の曲でオープン、焼けこげた白衣にチリチリ頭のカツラで登場、凝ってるねえ（笑）。ちょっとストーリー展開が分かりにくいところもあるけど、テーマと構成は斬新かつ「宇宙ストリップ」路線に沿ったコミック調で面白かった。しかし、繭ゑちゃんもこれからもこの路線で続けるのかな？面白いけど、解釈に結構神経を使うんだよねえ（苦笑）。
四谷桃子−来年１月での引退を表明している桃子さん、これが道劇での彼女のラストステージになるんだね。髪をばっさり切ってショートにしたんだね。ちょっと年相応に見えちゃうね。前日呑み過ぎたということで調子は今ひとつかな？でも桃子節を交えた花電車芸は絶好調、アドリブを交えたトークも絶好調。「劇場に『脱がなくていい』って言われたから（笑）」という訳でピンクのハッピを着たままでの花電車だったのだけれど、そう言われるとちょっとボディに張りがなくなってきたような気もする。けど、きっと桃子さんの場合、そういったことよりも旅続きの生活や１日４回務めるステージで常に最高の状態を保つのが辛くなってきたのが原因じゃないだろうか？とにかく、彼女のステージ全てを脳裏に焼き付ける気でステージを見てました。（注；実はＴＳでの彼女の引退公演を観に遠征する計画あり。実現したら「『私設踊り子殿堂』に推挙した踊り子の引退公演は何が何でも観に行く」という新たな自己規制の先鞭となるのですが）
特別企画「眠り姫」−今週からの企画ものは一頃ブームになった「本当は怖いグリム童話」にエロティシズムを加えて翻案した“ＳＦホラー童話「眠り姫」”、ちなみにキャストは；
王妃−大空蘭子
王女−夢野ひなた
魔女−岬ゆうら
少女−泉希
侍女−遙月もも
小人たち−コント道劇座

といった具合。前回のピーターパンに比べると演劇色の濃い内容、音楽もオペラやワルツが主体で応援するのはやりにくいかも。ところで星中沙月ちゃんはお休みなのかな？だとすると１ヶ月お休みになってしまうのだけれど…。
開演、侍女のももちゃんが王女の誕生を触れ回る。そこで「お祝いの舞踏会があるの」という台詞があるのだけれど、何回聞いても「ぶどう会」に聞こえる、「武道会」じゃいつかのゆうらちゃんと泉希ちゃんのお遊戯カンフーになっちゃうじゃない（笑）。それはともかく、幕が開くとひなたちゃん、ゆうらちゃん、泉希ちゃん、ももちゃんによる「舞踏会」が始まる。ここではまだそれぞれの役ではなく舞踏会参加者としての役、このあたりがやや分かりにくいかな？そして王妃・蘭子さんが生まれたばかりの王女を抱いて登場、最近腰を痛めているらしく休みの多かった蘭子さん、とりあえず元気そうで何より。その華やかな舞踏会を破ってゴンドラから登場したのが魔女のゆうらちゃん、「王女は15歳の誕生日に糸車に刺されて永遠に眠り続けるであろう」という不気味な予言とともに、「愚かな人間どもよ、お互いに争うがよい！」という魔法をかける。すると、ステージ上の４人は取っ組み合ったり王妃が抱いている赤ん坊を奪い取ろうとしたりという醜い争いをスローモーションで演じる。ちょっとアングラっぽくてこの辺の演出は引いてしまった。ところで、ちょっと疑問に思ったのが魔女の位置付け、冒頭で「愚かな人間どもよ」と言ったり、人間の性（さが）とも云うべき争いを影で操ったりする点からは、この魔女は目には見えない人の中に巣くう悪の象徴と取られなくもないような気もするのだが、このシーンの後は単なる（サドっ気のある）魔女になってしまう。この辺もっと突っ込んだ演出をしてもよかったのではないかと思った。
次のシーン、魔女の館という設定か、全裸の少女・泉希が目隠しをされ、おまけに鎖で首を繋がれている。魔女にさらわれ、ペット扱いにされているという事かな？その少女を引き回し、そして取り出したトカゲ（ビニール製のおもちゃ）で全身をなぶる、なんともエロティック。やがて魔女は去り、少女は目隠しのままトカゲを使って自分の身体を弄ぶ。泉希ちゃんもこういう演技が出来るようになったんだね、進歩しましたねぇ(^o^)。少女の目隠しをようやく外し解放した魔女、今度は自らが蛇を使って自分を慰め始める。小道具の椅子を使ってのベッドは先週の京都のももこさんのステージを連想させるが、そこまでダイナミックではないものの、蠱惑的で情熱的なオナニーベッドでした。
舞台は道劇座によるコントに移る。今回は独立したコントというよりも、次のシーンで重要な役割を果たす「一旦履いたら死ぬまで踊り続けなければならない『魔法の赤い靴』」を説明する狂言回し的な役割。だからコントとしての出来は云々しません(^^;)。幕が再び開くと15歳になった王女・ひなたちゃんが侍女のももちゃんと野に花を摘みに出かけているシーン。ひなたちゃんのドレス姿、とっても可愛い(^^)!!小人たちが仕掛けておいた赤い靴をももちゃんが見つけ履いてしまう。と、ももちゃんの意志とは関係なく踊り出してしまう。不審がったり呆れたりする王女をよそにももちゃんは踊り続ける。いつしか王女は侍女から離れ、ももちゃんは脚をおっ広げて踊りまくり、魔法が解けたのか踊り疲れたのか、盆の上に大の字になってようやく踊りは終わる。その間に、王女は道に迷い知らない場所に…。次のシーン、困り果てた王女にどこからか声が聞こえてくる；
王女さま…、王女さま
楽しいゲームをしましょう、隠れんぼです
でも、そんな派手なドレスを着ていては
すぐ見つかってしまいますよ
脱いでしまいましょう
そこで脱いでしまう王女にも困ったものだが…（笑）、まあ王妃の愛情の下で世間知らずに育てられてきた文字通りの“お姫様”なら仕方ないのかな？下着姿になった王女を白い靄（もや）が包み、王女を全裸にする。これも魔女の魔法という設定なのかなぁ？実際は白い布を泉希ちゃんが被せてひなたちゃんの下着を脱がしているのだが。ここもちょっとアングラ芝居っぽくて、説明不足のような感じがする。靄が晴れて素っ裸になった王女にまた例の声が…；
王女さま…、
胸を触ってご覧なさい
二つの小さな突起があるでしょう？
でも下の方にはもっと素敵な突起があるんですよ
探してご覧なさい…
なんてエッチで意味深なセリフ、こんなセリフいったん言ってみたいっ（笑）!!それに促されるように手を下の茂みの中に這わせる王女、そしてその素敵な気持ちいい突起を見付け、弄ぶ内にどんどん激しくなって…いつの間にかひなたちゃんのオナニーベッドになる訳です。現在、道劇は繭ゑちゃん、愛唯ちゃん、ゆうらちゃんの３人をメインに売りだしているようだけれども、可愛らしさではひなたちゃんも決して引けを取っていない筈。それに、演技力もメキメキ上達していて、この王女の演技も表情豊かに無垢な王女が性の歓びに目覚めていくさまを演じている。そのうちにきっと道劇４人娘として挙げられるようになるに違いないと期待させる印象的なステージだった。エクスタシーの余韻に浸っているひなたちゃんの背後に魔女の影が…。ゆうらちゃんの魔女が王女に魔法をかけ彼女を自分の元に引き寄せる。そして、またもや蛇を取り出し彼女の素敵な突起に咬みつかせる（蛇に咬ませるんだったら、クレオパトラの故事にならって乳房に咬ませて欲しかった）。と、王女は眠り込んでしまう。でとうとう魔女の予言が達成される。魔女は去り、倒れた王女を見つけた侍女・ももちゃんが泣き叫ぶところで幕、これからどうなるんだろう？やっぱり、お伽話通りに王子さまが現れてキスをするの？と不安になるところで、下手から道劇座の小人２人組が顔だけ出して、その後の経過を簡単に、眠り続ける王女に王妃は悲嘆の毎日を送っていること、どうやら王子は現れないこと、を説明。どちらかというと重くなりがちなこの話に一時笑いをもたらす点でこのコントはなかなかいいタイミング。
幕が開くと王妃・蘭子さんが登場。最愛の王女を失い、哀しげな雰囲気を全身に漂わせている。蘭子さんのダンスはどちらかというと控え目、腰を痛めていることに配慮しておとなしめの振りにしたのだろうけれども、それでも表情で王妃の悲しみを感じさせる。それ以上に気になったのは振り付け以上に露出も控え目なこと。特に胸は薄手の衣装で透けて見える程度、なんかあまり胸を見せたくないようにも見える（その理由は後で知るが、プライベートなことなのでここでは内緒）。その点を差し引いても、堂々たるステージでした。
蘭子さんのステージが終わると幕が開き、そこにはベッドに王女のひなたちゃんが眠っている。その顔を見て悲しみを新たにする王妃、まるで今にも目を覚ましそうな寝顔を愛おしげに眺める王妃、不意に王女に接吻をする。すると王女の呪いが解けて王女は目覚め、王妃と抱擁し感動のフィナーレ。でも、なんで呪いが解けたんだろう？きっと王妃の献身的な愛情が魔女の呪いに打ち勝った、という解釈なのだろう。まあまあ納得。
総評として、演劇色を強くした結果、これまでの道劇企画ものとはまた一味違った感じの作品になった。それぞれの役に演技力が求められるし、観客にも演劇を見る鑑賞能力が求められる。私は最初は違和感を感じたが、２回、３回と見ていくにつれて、（一部の演出を除いては）その世界を味わえるようになったと思う。ただ、一般のお客さんにそこまで要求するのは酷だろうな、ただこれまでストリップを観たことのないお客さん、特に女性、には結構ウケルのではないかという予感もする。「これまでのストリップという枠にこだわらず、演劇の１ジャンルとして確立させたい」という清水ひとみさんの意欲が明確に表現されたこの作品。どうも他の常連さんの間での評価は今ひとつだけれども、私は評価しますよ。
フィナーレ−繭ゑちゃんも含めた６名によるフィナーレダンスは以前のバージョン、久し振りに観た。このバージョンが好きだっただけに感激。蘭子さんはここでもおとなしめ。ちょっと心配しちゃうよね。ひなたちゃんとは両手でハイタッチ、感激ですぅ（いきなりシノラー口調(^_^;)）

続いて10月15日（日）篇；

なぜかホテルでなかなか寝付けず（ようやく寝入ったのは午前５時過ぎ!!）、寝不足のままホテルをチェックアウト。特にすることもなく、札幌駅地下街をブラブラしている内にサンリオショップで目に留まった日本ハムファイターズのユニフォーム姿のキティーちゃんを衝動買い、誰にプレゼントするつもりなんだよーと自問自答（笑）。しょうがないので次回の差し入れ候補にしてカバンに押し込んでおいた（そうやって買ったものの、そのまま自宅に眠っているぬいぐるみ、アクセサリー類が数点既にあるっていうのに…）。外はすっかり秋で大通公園で時間潰しをするには涼しすぎ、しょうがないので、道劇常連のＴ山さんが道劇開場前にお茶会でもしませんか？と呼びかけていたのを思い出し、待ち合わせ場所に向かった。集まったのはＴ山さんとＩ谷さん、そして私の３人。途中でＩ賀さんも加わって、蘭子さんの体調、「眠り姫」の批評（というより悪口）、そして今週の出演者の批評などで盛り上がった（もっぱらＴ山さんとＩ賀さんが喋ってましたが）。「眠り姫」が予想以上に不評だったり、ミミちゃんのブリッ子路線が評価されていなかったりと、自分と他の常連さん達では結構違うものなのだなあと実感した。まあ反論すればいいのだろうけれども、どうも口ではこのページのようなもっともらしいことは言えそうもないので（苦笑）、聞き役専門でした。
開場前に並んで入場、１回目は下手最前列、２回目は１列下がって、２香盤を鑑賞。この日も１回目の後半くらいから米兵さんが徐々に入り、２回目のフィナーレには昨日の再現とばかりの大盛り上がり状態になってました。劇場関係者はホクホクですね。
さて、ステージの方ですが、「眠り姫」と「女体解剖室」に関しては前日の感想に含めてしまったので、他の部分を。
・宝生恋ちゃん、最前列に座った私と眼があって、ビックリしたような表情、そして笑顔。やっぱり顔バレしてんのかなぁ？
・ミミちゃんのポラを撮影、サインをお願いしてフィナーレで貰うはずだったのですが、ゴタゴタしている内に幕が下りてしまった。２回目のステージのポラの際になんとか受け取れた。怒ってはいないようだったので一安心。
・ＨＩＫＡＲＵさんのポラも撮影。
・四谷桃子さん、１回目のステージで私を見て「キミは昨日も２列目にいたね。ここに住んでるじゃないか？」と鋭い突っ込み（笑）。２列目は桃子さんにまた突っ込まれると困るので２列目に下がったのですが、それでもやっぱり見付けられ「キミィ、１列下がればいいだろうって、そんなに甘くないヨ」と突っ込まれてしまった（再笑）。遂に桃子さんにまで顔バレですか…、光栄ですね(^_^;)。
・フィナーレ、蘭子さんを除く道劇チーム全員と握手してもらいました。

休憩時間、逢う常連さんに決まって「来週頑張ってね」と言われる。何のことだと思ったら、ナイタイ主催の「ミスシンデレラコンテスト」の東京での本選に北海道地区代表として出場する繭ゑちゃんの応援に行くことだったのね。このことを常連掲示板に書いてしまったので、常連さんにはバレてしまっていたのを忘れていました。でも、そんなに言われるとプレッシャーを感じてしまうなあ。プレッシャーには滅法弱いので、気を付けなくっちゃ（笑）。

次週は「眠り姫」も２週目に突入、蘭子さんと握手できるのか？ひなたちゃんにそろそろ差し入れした方がいいんじゃないのか？と見どころも満載（どこが…？）。客演陣では山咲みみちゃんが久し振りに登場。彼女の元気なステージが最大の楽しみかな？/TD>
2000年10月18日 01時39分22秒

2000年10月2日（月）　「少女地獄」地獄
2000年10月2日（月）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

この週末は職場の一般公開とその準備の為に札幌に遠征できず、せっかくの９月ケツ（下旬）の楽日と10月頭（上旬）の初日を見る機会を逸してしまった。その代わり、日曜日の一般公開の代休として月曜日を胸を張って（とは言えないが）休み、札幌に出かけてきた。

今回は行きの夜行列車、札幌駅近くの旅館での休憩・仮眠と帰りの特急列車をセットにしたパックで札幌入り。このパックを使うのは久し振り、最近行っているサウナのように騒がしい大広間でゴロリ、ではなくて一応ちゃんと布団を敷いて眠れるのはやっぱり気持ちがいい。でも、ここ数日なんか体がだるく、今ひとつノリきれない。書かねばならない論文の筆が全然進まなかったり、来週からの調査船乗船がイマイチ気分の乗らないものだったり、という精神的なものに加えて、疲労の蓄積や風邪っぽいという肉体的な不調も重なっているのだろう。こういう時は道劇の美しいステージを観て、元気を回復するに限る。
市内をブラブラしながら時間を潰す（とはいえ、長時間立ちっ放しだと腰痛が勃発するので、適度に休みながら）。平日だからなのか、今にも降り出しそうな天候のせいなのか、大通公園も人影まばら、露天の焼きトウキビ売りのおばちゃんも暇そう。そういえば、札幌もすっかり秋、さすがに汗っかきの私もいつまでも半袖では過ごせず、今週からは長袖シャツにジャンパーというオッサンスタイルにした。戸外で歩いているくらいならこの格好でも寒いくらい。でも、屋内に入り、立ち止まると汗が噴き出す。つくづく自分の体質が嫌になる。
道劇入りは12時半、道劇に近付こうとした途端、入口にいた従業員のおじさんに見つけられ、挨拶されてしまった。彼らには、土日に来るかと思えば平日昼間っから来たりもする私のような客はどう思われているのだろうとふと思う。まあ、お客という点ではいつ来ようと同じなのだろうけど、どちらかと言えば寂しい時間帯に踊り子さんにも楽しくステージを演じてもらおうと頑張るお客さんは有り難がられているのかもしれない、ポラも買ってる方だし。
この日のお客さんの入りは平日昼間の平均的なもの。お爺ちゃんや仕事をサボってきたようなサラリーマンがメイン。で当然ながらノリは悪い。私を含めた３−４人の手拍子と２−３名の（遠征さんらしい）タンバリン兼リボンで精一杯応援したつもり。最近は、（まなーさえ守れば）各人が好きなスタイルで鑑賞・応援すればいいという気分の方が強くなってきて、踊り子さんの局部にしか興味を示さない「マ○コマン」も苦笑こそすれども軽蔑したり怒りを覚えたりするほどではなくなった。それに年輩のお客さんは彼らなりのスタイルでストリップを楽しんでいる人が多いことも最近分かってきたし。この日も私の隣に座ったお爺ちゃん、じっと見ているばかりで楽しいのかななんて思っていたけど、フィナーレで愛唯ちゃんと握手する際にさり気なくおひねりを渡していた。それがあのお爺ちゃんなりの感謝の表現なんだね。
この日の香盤です；


１．上原ちひろ　ソロ
２．永遠　樹（とわ・いつき）　ソロ＋ポラ
３．青山和希　ソロ＋ポラ
４．コント道劇座
５．遠藤悠美　ソロ＋ポラ
６．藤　繭ゑ「少女地獄」　ソロ
７．丘乃愛唯＆泉希「マネキン」　チーム
８．京都のももこ　ソロ
９．フィナーレ


１回目は指定席、２回目は中央２列目で、と２香盤鑑賞。今週は道劇チームは２組（３名）と道劇色の薄い香盤、でトリは道劇初出演の京都のももこさん。話は変わるけど、最近蘭子さんのステージ見てないなあ、道劇と言えば蘭子さん、彼女の最高のステージを観て勇気づけられたり、心を癒されたり、という形での感動が最近ないのが、最近の道劇観劇で物足りないと言えば物足りない。

感想＆短評；
上原ちひろ−初見です。素朴な「すとりっぱー」という感じがピッタリ来るような感じです。ヒップの形がとても綺麗。ステージはそこそこ、でもトップというのはちと辛かったかな？（道劇はトップはソロのみという形を取っているので彼女しかいなかったのでしょうが…）オープン曲短すぎ。
永遠　樹−彼女も初見、「どこかで見たような顔だなあ」としばし考えた結果、眼は宝生恋ちゃん、口元は“私の元祖アイドル”冨田靖子さん（の若い頃）に似ていると推測。笑顔の可愛いアイドル系の顔立ち、その笑顔を絶やさないステージはなにか見ているこっちも朗らかにしてくれます。ステージ技術はそれほどでもないですが、バランスの取れたプロポーションと屈託のない笑顔を楽しめました。ポラの際のホンワカとした喋りも好印象（NTV「The SUNDAY」の三沢興一を連想させられた）。ポラを２枚撮影、うち１枚はピンボケ(^_^;)。
青山和希−今回はなぜか機嫌がよかったみたい。登場時こそいつものクールな感じだったものの、２曲からは表情も和んで（２回目の途中なぜかこらえきれずに吹き出してました）笑顔を見せながらのステージ、彼女の細面にはちょっと笑顔は馴染まないような感じもするけど、見ていて悪い気はしないし、ステージ自体の印象もよくなる。ステージ自体も元々の技術が高いから安心して観ていられるのに加えての笑顔効果で、なかなかの好印象。予定にはないポラまで撮っちゃいました。オープン、テンポ早過ぎ。
コント道劇座−今回は道に迷った旅人と村人のコントの一本勝負。但し、まだネタが固まっていないようで２回目は内容をかなり変えていました。でも、どっちもオチがないんだよな（笑）。
遠藤悠美−彼女もお初、角度とライティングによってはちょっと年上に見える。オープン曲の「魔女っ子メグ」以外あまり印象がない(^^;)。一応ポラは撮りました。
藤　繭ゑ「少女地獄」−今週からの繭ゑちゃんのステージは前回の「宇宙ストリップ」に続く創作ストリップ第２弾「少女地獄」。「少女地獄」と云えば夢野久作の伝奇小説（だったかな？）、その世界をどうストリップにするのか、興味津々。幕が開くと民謡(?)の流れる中、童女姿の繭ゑちゃんが座っている。おかっぱ頭にしちゃったんだ、このステージへの意気込みが感じられる。舞台は一転暗転、民謡及び童謡をモチーフにしたロック（グループ名不明）をBGMに石蹴り、じゃんけん、かくれんぼなど子供の遊びに興じる繭ゑちゃん、かわいい、ことは可愛い。ふと腰をモゾモゾさせたかと思うと盆に駆け出して着物をまくり上げておしっこ、ストリップという前提はあるものの、なにか覗き見してるような気分になって恥ずかしいものですね。手拭いで後を拭くと赤い染みが。初潮ですね、これで少女もひとりの女に。少女が気付かない内に成長した女の身体に戸惑いながら、恥じらいながらの初めてのオナニーという趣向か、と思ってみていたのですが、初めてのオナニーというのを意識したのか、意外なほどあっさりと果て、こっちもまだなんかあるんじゃないかと思っている内に幕。「少女地獄」はどこ？夢野久作の世界はどこ？あのBGMの選曲の意図は？など謎だらけの演出に唖然、というのが正直な感想。あとで道劇ファンによる掲示板の情報によると「『少女地獄』はタイトルのみ借用、子供の頃の懐かしい思い出を表現した」というのは分かったけど、ちょっと独創的すぎたと思う。確かに繭ゑちゃんの演技はいいけど、ちょっと構成が難解、またストリップとしてみてもやや露出不足の感は否めない。ストリップの演劇的要素に重点を移しすぎて、お客さんのニーズを軽く見たのはエンターテインメントとしてはちょっと評価できない。まあ、２回目のステージはまたちょこっと変えてきたみたいだし、お客さんの反応を見ながら修正をしていくのは感じられたので、今度見る時の楽しみが出来ました。この新作の最終的な評価は次回のステージも含めて思索的に格闘させて頂きます。
丘乃愛唯＆泉希「マネキン」−タイトルの通り、映画「マネキン」から着想したハードなダンスをメインの正統派ストリップです。幕が開くと着飾ったマネキンの泉希ちゃんが店頭に置かれている。そこを通りかかったのが今風の女の子の格好の愛唯ちゃん、愛唯ちゃんが踊り出すと後ろでマネキンの泉希ちゃんもそれを真似て踊り出す。愛唯ちゃんと泉希ちゃん、ダンスの技術は歴然としているけど、相手がマネキンじゃしょうがないからね。泉希ちゃんのキャラと能力を活かした設定ですね。なんか変な雰囲気に愛唯ちゃんが振り向くとマネキンはまた動かない人形に戻る（「ダルマさんが転んだ」ですね(^o^)）。それを幾度か繰り返した後、ようやく愛唯ちゃんも気付き、マネキンを促して２人でダンス。“待ち人来る”で愛唯ちゃんはいったん退場、泉希ちゃんのソロに。泉希ちゃんもまだまだダンスは発展途上、１回目のステージでは履き慣れないためかヒールに躓いて転倒、ヒヤッとしたけど大事には至らなかったみたい。２回目は普段のヒールに履き替えてなんとかこなしてました。ただ笑顔の可愛らしさはチームで１、２を争う可愛さ。その可愛さを前面に押し出してのソロベッド、オナニーの真似事も見せますが、まあ余興程度かな？最後は再びマネキンに戻って、デパートの係員（道劇座の早川さん）に担がれて退場。
愛唯ちゃんが再登場、マネキンを捜しますが時既に遅し。そして愛唯ちゃんのハードなソロに。愛唯スマイルをたたえながらのハードなダンス、格好いい。そしてベッドに、それほど大技はないにも関わらず、豊かなボディと鍛え抜かれた綺麗なラインで魅せてくれます。安心して観てました。◎です。
京都のももこ−キャバレーの呼び込み（ユーモアが効いてて面白い）をBGMにコールガールかショーガールといった出で立ちで登場。おちょぼ口が印象的。椅子を小道具に使ってのステージです。道劇のコピーによると「チェアーベッドクイーン」の称号を冠したステージのようです。椅子を大胆にかつ盆をフルに使っての（彼女の脚が私の目の前まで飛んできた）ベッド、なかなか印象的です。圧巻は椅子の上でのブリッジ、決して広くはない椅子で安定を保ちながらの大技には感激しました。
フィナーレ−今週は道劇チームのフィナーレダンスはなし（３人じゃ無理ですものね）でパチンコフィナーレ。繭ゑちゃんと愛唯ちゃんに握手してもらいました。

次回は調査船下船後の10月14−15日の連チャンで道劇にお邪魔する予定。次週は道劇企画「眠りひめ」を蘭子さん、ひなたちゃん他のキャストで公演、久し振りの四谷桃子さん（殿堂入り）の花電車、宝生恋ちゃん、ＨＩＫＡＲＵさんの天狗ベッド、など楽しみも多い。また、問題の繭ゑちゃんの「少女地獄」も続演、今度こそ彼女のステージを自分のものにしてやる！
2000年10月04日 00時50分37秒

2000年9月23日（土）　９月ケツ・レポート
2000年9月23日（土）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

９月ケツ（下旬）公演を見るために札幌に来ました。といっても、月曜日に中（中旬）のステージを観ているので中４日しか空けていないんですが(^^;)。とはいえ、来週末(9/30-10/1)は仕事のため（勤務先の一般公開）に札幌には行けないので、今公演を見られるのは今日が最初で最後。頑張らなくっちゃ。

今週から普段の札幌遠征のスタイルに戻って、夜行列車往復きっぷを使っての札幌入り、禁煙席が空いてなかったので喫煙車両に席を取ったのだが、出発ぎりぎりに乗り込んできたのは、なにか見覚えのある顔…、あれは道劇常連の会釧路支部長のおお○たさん、荷物が大きいから、今週は土日観劇なのね(^o^)。夜行列車だし、向こうもまさか私が同じ車両にいるとは思っていないだろうから声をかけるのは自重した。札幌駅到着後、例によってサウナで入浴＆時間潰し。なぜかお客さんが多く、休憩室が混んでいて窮屈な姿勢で寝てしまったせいかあまり目覚めはよくなかった。そういえば、ここ数日腰痛に悩まされていて（季節の変わり目には必ず出る、ってまるで年寄りみたい）、この体調で夜行列車の堅いシートで一晩過ごしたらますます悪化しちゃうのではと危惧していたのだが、いつの間にか直っていた、不思議。
ファーストフードでの朝食の後、大通公園で一服しようとしたらいつの間にか灰皿の設置してあるベンチが減らされていて、そのベンチもスモーカーに占拠されていたので、仕方なく大通公園からススキノまでぶらぶら散策、ミスドでかなり早めの昼食＆喫煙タイムの後、道劇へ。おお○たさんは既に来ていて私の指定席に座っていた。しょうがないので私は下手２列目に陣取る。開演までの時間をロビーでコーラを飲みながら過ごしていると、「オッ、やっぱ来とったなあ！」と声をかけられた。振り向くと大学時代の悪友Ｍ君、８月に偶然道劇で出逢い、私のストリップ狂ぶりを吐露してしまって以来２度目の道劇での再会。聞くと休日出勤なのだが、２時まで昼休みなので「ひょっとしたらカサイが来とるかも」と思って来てみたそう。期待に添えて光栄です（笑）。ただ、彼は12時にはもう始まっていると思っていたらしく、２時までじゃあ半分も観られないと残念がっていた。

そういうこの日の香盤は；


１．桃香　ソロ
２．川原まみ　ソロ＋ポラ
３．如月志乃　ＳＭ
４．コント道劇座
５．「宇宙ストリップ」藤　繭ゑ　ソロ
６．綾瀬ナナ　ソロ＋ポラ
７．特別企画「ピーターパン」
（丘乃愛唯、夢野ひなた、泉希、岬ゆうら、遙月もも、星中沙月）
８．フィナーレ


３香盤を鑑賞。お客さんの入りはまあまあ、２回目の後半〜３回目前半に寂しくなるのはいつものことだけど、今日はオリンピックサッカーの決勝トーナメント（対アメリカ戦）やジャイアンツの優勝がかかった一戦が重なったせいか３回目後半のお客さんの入りがやや遅めだったように思えた。お客さんが入り始めたのはちょうどサッカー五輪代表がＰＫ戦の末に敗退した後だったようなので、みんな居酒屋さんや街角のテレビで試合の推移を見守っていたのかも。常連さん達もちょくちょく席を立ってロビーのテレビを見に行っていたようで、３回目の応援は私１人が頑張っていたような感じ。みんなもっと真面目に観ようよ〜（涙）。せっかく、３回目の荒れてくる客が嫌で、普段なら中央後列に下がるところを、下手３列目に居座っていたのに拍子抜け。

感想＆短評です；
桃香−初見です。言っておきますが桜木桃香さんとは違います（笑）。正統的美女といった雰囲気。ステージもオーソドックスなものでした。ヒップの桃のタトゥー（プリントかも？）が印象的でした。
川原まみ−この子も初見。綺麗なバストのおねえさんといった印象、ディズニーのナンバーで構成されたステージ、選曲がちょっとマニアックです（笑）。ポラを撮影、サインも頼みました。フィナーレでもらったポラには「AV 川原まみ」と書いてあった。自分でAVって書かなくとも…(^^;)。まあ、AVを最近全く見ない（本当ですってば）私にはAV出身の踊り子さんの付加価値は判らないからなんですけどね。
如月志乃−久し振りのステージ、ちょっと痩せたかも。お姉さんぽい優しそうな眼が印象に残る。羽根扇子を使ったソロの後、ローソクベッドに。ちょっと抑え気味かな。その分、喘ぎの演技は色っぽかったです。
コント道劇座−今回のネタは先週からの事故を起こした運転手同士のコントと、ドスで刺されたヤクザとインチキ医者のコント。１つめは相変わらずオチがつまらないのがオチという複雑なオチ、２つ目は意外な２段オチ、ちょっと高度すぎたかウケは今ひとつ。
「宇宙ストリップ」藤　繭ゑ−２週目、リラックスしてきたというか、ステージを自分のものにしつつあるような感じ。楽しくかつ回りの反応を確かめながら演じられるようになったら、一人前ですからね。成体エイリアンの脚が綻びていたのはご愛敬(^^)。今回のステージ、設定と演技に重点をおいた影響で、エロは抑えめ、ストリップファンとしては画期的な企画を称賛したいが、これを一般のお客さんがどう受け取るのか興味はある。ストリップの芸術性、表現力の高さに思い至ってくれれば言うことないのですが。
綾瀬ナナ−道劇出演は２度目（おお○たさんに聞くと「マドンナにも前に出ているから北海道は３度目だね」という答えが返ってきた。さすが釧路支部長、博識ですね）。前回のステージの印象がよく、今回のステージも楽しみにしていた。赤の振り袖をベースにした衣装で登場。小道具の扇子を巧みに使っての華麗なソロ。ベッドも大技を随所に織り交ぜた格好いいステージでした。ポラを２枚撮影、今回のポラの際の曲はジャイアンツの応援歌「闘魂こめて」、前回の曲もジャイアンツに関連したもののようだったのでひょっとして巨人ファンなのかな？と思っていたら、フィナーレでもらったサイン入りポラにはしっかりとジャイアンツのユニフォームを着たナナちゃんのシールが、もう１枚には「胴上げ準備中」というメッセージが（笑）。やっぱり関西の娘なのに巨人ファンなんだ。さぞかしここ数日は浮かれ気分だったことでしょう。ちなみにオープンの衣装はオレンジ（ジャイアンツのチームカラー？）を基調にしたプロ野球応援団風のハッピ、背中には「AYASE ７」胸には「OSAKA」袖には「JU^SO（十三）」と刺繍された手の込んだもの。筋金入りですね。
もう一つ書いておきたいこと、この日、彼女の応援のファン（おとなしめ）がリボンを投げていたのですが（道劇チームにも投げてもらいました、この場を借りて感謝m(_ _)m）、ポラの際、彼が売れ行きが今ひとつなのを気にして買おうと手を挙げると「ありがとう、でもＫちゃんはいいよ、差し入れだけはもらっておくね」と言うナナちゃんの返事。きっと関西からここ数日ずっと来ている彼の財布の中身に配慮しての優しい心遣い。ファンをポラを必ず買ってくれる金づるとして見なしがちのこのシステムの中（別に誰か特定の人を指しているわけではないのであしからず）、ファンを本当に大事にするというお手本を見せられたような気がしました。思った通りいい娘だねえ。ちょっとファンになっちゃおうかしら。
「ピーターパン」−ピーターパンも２週目、とは言っても前回観てから５日しか経っていないので、それほど目立った変化はないみたい。まあ、オープンでの愛唯ちゃん独特のだれたような仕草があったぐらいかな。まだ新人だなあと思わせられるのは、失敗したなというとき必ず笑っちゃうこと。愛唯ちゃんもひなたちゃんもそういうシーンがあった。このあたり、失敗しても微かな笑みを浮かべるだけで何事もなかったようにステージを続ける蘭子さんを見習った方がいいね。楽日のステージは観に行けないけど、きっと今回のステージは主役の愛唯ちゃん、ヒロインのひなたちゃんにはいい経験になったはず。これからの飛躍に大いに期待してます。裏切っちゃダメだよ（笑）。
フィナーレ−恒例の握手会、下手の握手には絶好のポジションにいたせいか、なんだかんだで全員と握手できた。こちらの思いこみかもしれないけど、繭ゑちゃんだけはちゃんとこちらを認識してくれた上で握手してくれるように思える。前回の差し入れとファンレターが効いてるみたいですね（笑）。

お客さんが立て込んできた道劇を後にする際にふと道劇の看板を見上げてみた。赤い大きな看板がネオンに輝く様子はなるほどお客さんを呼び込む効果はあるなあと思った（普段昼間にしか劇場に行かないので照明の点いた看板を見るのはあまりないので）。
今度来るのは、10月頭（上旬）かな？繭ゑちゃんはまたもや新作ソロを披露してくれるらしい。今度も意外な着想からのステージなのかな？期待は膨らむばかり。
2000年09月26日 01時22分41秒

2000年9月18日（月）　ピーターパン観劇記
2000年９月18日（月）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

関東遠征（出張だっつーの）も終わり、ようやく札幌に帰っての道劇観劇。愛唯ちゃん主演の「ピーターパン」や道劇常連さん達の間で評判の繭ゑちゃんの新作ソロがようやく観られるということでワクワクです。

前日、日付が変わってからの超遅い夕食やシャワーなどで就寝したのが午前１時半、で起床が５時半、４時間しか寝てません(T_T)。７時45分の飛行機で羽田を出発、札幌駅到着が10時半前。色々あった後（色々の中身はちょっとここでは…(^^;)）、コンビニで買った菓子パンをかじりながら、12時半に道劇入り。さすがに平日ということでお客さんの入りは少なく、おかげで「指定席」に座れた。しかし、開演後、営業をサボってきたようなサラリーマン風のお客さんが徐々に増えてきて、平日昼間ということを考えれば結構お客さんが入った方。それに熱心なファン（おそらく篠崎ひめさんの追っかけらしい）のおかげで手拍子も盛んで盛り上がった。前日の黄金の寒い客で平日昼間の客の寒さには免疫が付いたはずだから、独りでもいいから応援しようと覚悟していたので少しだけ拍子抜け。

今週の香盤です；


１．大空蘭子　ソロ
２．篠崎ひめ　ソロ＋ポラ
３．藤崎　香　ソロ
４．コント道劇座
５．小原みずき　ソロ＋ポラ
６．藤　繭ゑ　ソロ
７．特別企画「ピーターパン」
（丘乃愛唯、夢野ひなた、泉希、岬ゆうら、遙月もも、星中沙月）
８．フィナーレ


感想＆短評です；
大空蘭子−先週使ったパラパラショーのお立ち台を小道具に使ったステージ、蘭子さんのポテンシャルを考えるとややおとなしめの演技でしたが、それでもしっかりと楽しめました。
篠崎ひめ−道劇ではお初、でも個人的には大宮で観て以来２度目。子供の心のまま大人になっちゃったような無邪気なひめスマイルの可愛らしさは言うことなし。ステージも見せ所を随所にちりばめた格好いいステージでした。ポラも「なんかヤバイ薬使ってない？」と心配になるくらいのハイテンション、この無邪気さが彼女の人気の秘密なのでしょうね。ポラを２枚撮影。
藤崎　香−彼女も道劇初出演。外見はちょっとキツそうな雰囲気なのですが、オープンでは笑顔いっぱいの明るそうな雰囲気も見せてくれました。ステージはまあまあ。
コント道劇座−１回目は17歳の少年と両親のコント、２回目は交通事故を起こした２人によるコント。２回目のは以前のネタの焼き直し、オチを作り直してたみたいだけど、あまり効果はないみたい。
小原みずき−アクティブなステージでした。ポラを２枚撮影。
藤　繭ゑ−彼女の新作は、ストリップの枠では収まりきれない異色の作品。冒頭、いきなり近未来ＳＦ風の音楽の中、宇宙服の繭ゑちゃんが倒れて舞台中央の光線銃に手を伸ばしている。舞台は暗転、次のシーンでは電気グルーブの「ガリガリ君」をバックに宇宙服姿の繭ゑちゃんが再登場、なにやらあやしい器具を操りながらの異星の探索、一瞬音楽が乱れ、母船との交信が絶たれたことを表現、芸が細かい。ステージを通してBGMはそのままＳＦ映画に使えるような臨場感のある選曲。次のシーン、母船に戻った繭ゑ隊員、ヘルメットを脱ぎラフな格好、するとBGMは不安感を煽るような調子に、繭ゑ隊員も警戒しながら舞台をパトロール、再び登場すると背中に奇怪な異星のクモ形生物（映画「エイリアン」の幼生を連想させる）が張り付いている！もがく繭ゑ隊員、宇宙服を脱いでようやくその生物を追い出し、ホッとする間もなく今度はさっきのエイリアンの成体が背後から繭ゑ隊員に襲いかかる、抵抗するもエイリアンの触手は繭ゑ隊員に絡み付き、身動きできない繭ゑ隊員の裸体をエイリアンが徐々に陵辱してゆく…。と書くと、なにやらハリウッドのSF映画のストーリーを描写しているようだが、そこはそれ、ストリップですから全てがＢ級テイスト（笑）。繭ゑちゃんの宇宙服はそれっぽい感じを手作りながらうまく出しており、エイリアンの造形も血管を赤いワイヤーで表現するなど、手が込んではいるが、エイリアンと格闘する繭ゑちゃんの姿にはどうしてもＢ級映画の巨匠エド・ウッドの怪作「怪物の花嫁」の“張りぼてのタコと勝手に格闘するベラ・ルゴシ”を連想してしまう。そこを差し引けば、「北斎漫画」＋「エイリアン」のような感じの作品。ストリップでこういう世界を表現するというのは画期的な企画、「ストリップを新しい演劇表現手段の１ジャンルにしたい」と語っていた構成・演出の清水ひとみさんの面目躍如。ステージに戻ろう、エイリアンに犯されるという形を取った繭ゑちゃんのベッド、なかなかいい。抵抗しつつもエイリアンの触手に感じてしまう微妙な感じが眼で表現できていたと思う。クライマックス、エイリアンにイカされてしまい、ついには身も心もエイリアンの虜に…と思わせておいて、光線銃を拾い上げ、エイリアンを背負い投げ、頭を踏みつけて光線銃でトドメの一撃！客席に虚ろな視線を投げやりながら、エイリアンの死骸を引きずって暗転で終幕。オープンでは銀のマントを翻しながら、再び現れた幼生エイリアンを退治、客席に銃と笑顔を乱射しながらのオープン、彼女の笑顔にしびれました。なにか、彼女の新しい魅力を発見したような気分です。
「ピーターパン」−去年夏、ちひろちゃんを主演に上演された「ピーターパン」のリバイバル上演、とはいっても内容はほぼ100%リニューアルした新作。コントを随所に盛り込んでストーリーに重点をおいた第１作と比べると、今回の第２作は道劇専属チームのダンスをメインにしたミュージカル色が強く出た作品。その分、ストーリーはややいい加減で、要約すれば「フック船長と海賊たちにさらわれたウェンディをピーターパンとティンカー・ベルが救出する」といった簡単なもの。個人的には前作のストーリー重視の方が好みなのだが、それは自分の記憶の底にあるちひろちゃんのステージの強烈な印象の記憶が第１作の評価に強く影響を与えているところがあるのかもしれない。だから、第１作と第２作は全く別の物語であると割り切って、ちひろちゃん版ピーターパンと愛唯ちゃん版ピーターパンのそれぞれのよさを記憶に焼き付けた方がよさそうだ。
冒頭、全出演者が舞台に登場してのダンス、ちなみにキャストは；
ピーターパン−丘乃愛唯
ウェンディ−夢野ひなた
ティンカー・ベル−泉希
フック船長−岬ゆうら
海賊たち−遙月もも、星中沙月

です。次は泉希ちゃんのティンカー・ベルのソロ、可愛さを前面に押し出した泉希ちゃんの笑顔を楽しむ。ティンカー・ベルの演技でも、ぴょんぴょん飛び跳ねて妖精っぽい感じをよく出していた。
次はピーターパンの愛唯ちゃんとウェンディのひなたちゃんの２人にティンカー・ベルが加わっての"We can fly"にのせての楽しいダンス。道劇版ピーターパンでは空を飛ぶ代わりに空中ブランコで大胆に舞台を「飛ぶ」のだが、まずここで着衣のままでピーターパンが「飛んで」いた。そしてひなたちゃんのウェンディのソロ。内容は先週の「森のクマさん」でのポーズベッドと似たような内容、最近痩せてスタイルがよくなったひなたちゃんの身体の美しさを改めて眺めていた。ひなたちゃんのソロが終わるやいなや、ももちゃんと沙月ちゃんの海賊とゆうらちゃんのフック船長が登場し、ウェンディを拉致。ゆうらちゃんのフック船長、彼女の視線の厳しさもあっていい雰囲気が出ている。
次のシーン、インディアンの村、ウェンディは縛られている。それをバックにインディアン姿になった海賊２名によるダンス。ももちゃん、痩せたねえ。メークのせいか眼もキリリと鋭くなって見えます。前は気になっていた太股の太さも沙月ちゃんと遜色ありません。沙月ちゃん、まだ演技に余裕がないように見えるが、ダンスはさまになっている。これからが楽しみ。そして、ゆうらちゃんのフック船長が再び登場、海賊たちもといインディアンたちがひなたちゃんを連れ去って、ゆうらちゃんのフック船長のソロ。結構アクティブなダンスの後に、彼女の十八番のオナニーベッドへ。情感が出せていてうまいねえ。
舞台は海賊船の上へ。マストに縛られたウェンディを救出しにピーターパンとティンカー・ベルが登場。海賊が居眠りしている間に救出するも、ティンカー・ベルのくしゃみで海賊たちが目覚め、一転絶体絶命の危機に。でもティンカー・ベルが連れてきたワニのおかげでフック船長と海賊は退散、喜びに抱き合うピーターパンとウェンディ、その際に２人の心の奥に眠っていた恋心が目覚めたらしく、恋の喜びのダンスへ。それを見たティンカー・ベルは悲しげにその場を離れる（って、これじゃ救いがないような気がするんですが…）。このダンスは、「ターザン」での蘭子さんと繭ゑちゃんのダンスを彷彿とさせるが、それと比べるのはさすがに辛いかな…？ピーターパンとウェンディのキッスの後、ウェンディは名残惜しそうに退場し、愛唯ちゃんのピーターパンのソロが始まる。オナニーベッド半分、ポーズベッド半分の彼女のソロベッドはそこそこ、先週のソロステージの素晴らしさを見てしまったせいか、それほど感動できなかった。ただ、愛唯ちゃんの格好良さは観て損はない。
最後は全出演者揃ってのオープンと愛唯ちゃんの空中ブランコ。ひなたちゃん、ももちゃん、泉希ちゃんははしゃぎ回り、ゆうらちゃんはクールに艶めかしくポーズを決めながらオープン、沙月ちゃんも彼女らしい笑顔で駆け回っていた。
フィナーレ−今週から、フィナーレの衣装も音楽も代わっていた。ピーターパンチームに蘭子さん、繭ゑちゃんが加わっての道劇チームによるフィナーレショーのあと恒例の握手会。１回目は（多分）全員と３列目に下がっていた２回目のステージでも繭ゑちゃんがわざわざ私のいる所まで来て握手してくれた。ファンとして認めてくれたようで嬉しかった。

次週は、ピーターパンも２週目に突入。繭ゑちゃんのソロも続演するらしい。どれだけステージを自分のものに出来るか、その進化ぶりが楽しみ。また客演陣も前のステージが印象的だった綾瀬ナナさんが出演してくれるそうでこれも楽しみ。
2000年09月25日 02時24分26秒

2000年9月17日（日）　大宮、黄金だより
2000年9月17日（日）
世間ではオリンピックだ何だと賑やかな最中、それとは何の関連もなく劇場めぐりをしている私。どうしちゃったんだろ（笑）？今日はついに１日に２軒の劇場をハシゴするという暴挙をしちゃいました。という訳で、関東遠征第２弾、第３弾の報告です。

その１
大宮　「ショーアップ大宮劇場」

草加の弟夫婦のアパートを出て東武線を乗り継いで大宮に到着。オリンピックの野球の試合を見過ぎてしまったので、劇場到着は12時半ちょっと過ぎ、開演が12時と聞いていたので「やべえ、遅れちゃった(^_^;)」と思いながら場内に入ると、なぜか開演直後らしくトップの可愛直ちゃんのステージが始まったばかり。後で分かったが、９月から12時半開演、午後10時半終演というスケジュールに変更になったそう。１香盤の出演者も以前の７人から６人に減らしているし、経営の厳しさを感じさせる。以前ここに来たとき、七海姉妹が出演していて、二人のソロステージの華麗さに魅了された思い出のあるところだけに頑張って欲しいところなんだけど。けど、開演時のお客さんは十数名とやや淋しく、応援もタンバリンが１名いたけど、全体的に盛り上がりに欠けるものだった。関東の劇場って、日曜日なのにこの程度のお客さんしか入らないのかなあ…。
この日の香盤です；


１．可愛　直　ポラ
２．杉村ルイ　ポラ
３．愛川由美　天板
４．未対歩（みずほ）　ポラ
５．青山リカ　ポラ
６．不二子　ポラ


この日のお目当ては「杉村ルイ」ちゃん、７月頭の道劇でのステージを観て、その頼りなげな守ってあげたくなるような雰囲気が妙に気になっていたので、インターネットでの情報や東京へ来てから買った内外タイムスの広告で、彼女が大宮に出演しているのを知り、わざわざ大宮まで足を延ばした次第。
２回目の可愛直ちゃんのステージまで鑑賞。

感想＆寸評です；
可愛　直−ショートカットのボーイッシュな娘、お客さんへの愛想もいいです。ステージはアクティブな構成でした。道劇で観たい気分にさせられました。
杉村ルイ−直ちゃんの次に登場するのは「杉村ルイちゃん」、ワクワクしながら待っていると舞台に照明が灯り、登場したのは…あれ、あんた誰？と言いたくなるような観たことのない娘、あなたが「杉村ルイ」ちゃんなの？じゃあ、私が道劇で観た「杉村ルイ」ちゃんは誰だったの？もう頭はパニック状態、ここでの「杉村ルイ」ちゃんのステージは殆ど記憶に残ってません。（注；判りにくいので道劇で観た「杉村ルイ」ちゃんをルイちゃんＡ、今日大宮で観た「杉村ルイ」ちゃんをルイちゃんＢとします）ルイちゃんＢとルイちゃんＡはひょっとしたら同一人物なのではないか？という可能性も少しだけ考えてはみたが、顔つきやボディの感じは全く違い（ルイちゃんＡはグラマーなふっくら系、ルイちゃんＢはスレンダー系）、この２ヶ月ちょっとでここまで体型が変わるとは考えられない。それ以前にルイちゃんＡに漂っていた頼りなげな雰囲気がルイちゃんＢには全くない、むしろ独りで十分この世界でやっていけそうな感じさえする、この違いがもっとも大きい。この業界、広いように見えて意外と狭く、同じ芸名の踊り子が同時期にいるというのは、東八千代のような超有名な名跡を襲名する場合以外考えにくい。ルイちゃんＡは道劇出演の後引退し、その後でデビューしたルイちゃんＢが「杉村ルイ」を貰いうけた、というのも２人の間隔が短すぎてかえってトラブルを引き起こすだけで非現実的、考えられるのはルイちゃんＢが本当の「杉村ルイ」であり、道劇出演したルイちゃんＡは実は替え玉であった、ということぐらい。替え玉を使う理由というのがよく分からないが、直前に出演が難しくなった杉村ルイの代わりを見つけられなかったマネージング元のＴＳミュージックが、彼女が道劇初出演であることを逆手にとってまだ正式デビューも出来ないような新人を「杉村ルイ」として道劇に派遣した、という数十年前の牧歌的なストリップの時代ならあったかも知れない程度の理由くらいしか思いつかない。誰か、この真相を分かる人がいたら教えて下さい。付言しておきますけど、ルイちゃんＢも可愛かったですよ。
愛川由美−ベテランのお姐さん、一昔前のような感じのソロステージの後、天板、の筈が希望者がいなかったたので、コケシベッド−タッチ＆入れポンに変更。私は２列目で見ていたので参加しませんでした。
未対歩−ちょっと好みの別れる感じの娘、ステージはそこそこ、結構思ったことを口にするタイプらしく、ポラの売れ行きがイマイチなのを愚痴ってました。
青山リカ−均整の取れたボディ、ちょっとクールな眼。ステージはダイナミック。
不二子−新作でした。ちょっと元気がなかったかな？

何か狐につままれたような感じで劇場を出ました。その影響でポラを撮りませんでした。今思えば、ルイちゃんＢのポラくらい撮ってもよかったかもしれませんが。

その２
横浜・黄金町　「黄金劇場」

大宮から品川に移動し、今夜宿泊するホテルにチェックイン、とりあえず汗でびしょ濡れになった衣服を着替えて、すぐに京急線で黄金町に向かう。黄金劇場に着いたのは６時ちょい過ぎ。
去年出張で泊まったホテルがたまたま黄金町近辺にあって、夜に通りかかった劇場のネオンのきらびやかさと、翌朝再びみた昼の劇場の建物の古さのアンバランスが印象的だった記憶があるが、黄金劇場に入るのはもちろん初めて。そもそも何故今回黄金劇場に行ったかというと、道劇専属のありすちゃんが今週ここ黄金劇場に出演するという情報を事前に入手し、劇場常連のみんなが道内の方も関東在住の方も行く予定がないということで、「じゃあ私が行って応援してきます」という話になったので。別にありすちゃんを特別応援しているわけではないが、道劇専属の娘が他の劇場に出演するのは初めてということだし、彼女もきっと驚くだろうという魂胆はあった。
劇場の古びた感じは相変わらず。４千円を払って入場、ロビーはなく、扉を開けるといきなり客席に。先客は４−５人、休憩時間なのか場内は静かで何故かアダルトビデオが脇で上映されており、お客さんの幾人かはそれに見入っている。ステージはわりかし広い。花道が狭く、盆も円形ではなく方形でＴ字型のデベソが特徴的。踊るには花道も盆も狭いので、ステージの殆どはメインステージで演じられていた。自動販売機が客席後方と上手脇に設置されているが、ステージの最中に買うと結構音が響くので、踊り子さんはやりにくそうだな、と感じた。「場内禁煙」の表示はあるが、誰も守らず客席でプカプカ、せめて灰皿のある後ろや脇の方で吸って貰いたいものだが。
幕の下りたステージの向こうでヒソヒソ声がし、幕の向こうと客席を出入りする人が何人かいたが従業員だろうと思いながら眺めていた。しかし、それはこちらの勘違い、実はこの間は黄金名物（らしい）「シルエットショー」の最中だということに後で気付いた。シルエットショーというのは要するにピンクサービス、昔は白い幕を下ろしてお客さんに１人ずつステージに上がってもらい、サービスを受けている間、ステージ側から照明をあてて幕にシルエットを映し、客席のお客さんはそれを見るという趣向だったらしいが、今は照明をあてるのを止めてしまったため、その間アダルトビデオを流して時間を潰しているようだ。しかし、ピンクサービスを受ける「手数料」が聞いた限りで千円というのはかなり格安、私の頭に浮かぶサービスが本当にたった千円で受けられるのか、非常に興味がある。今度来た時には挑戦して幕の向こうで何が行われているのか確かめてみようかしら（笑）？

この日の香盤です；


１．ヘンリーマヤ＆璃麻可奈美（りま・かなみ）　入れポン＆ポラ
２．花月麻梨奈（かづき・まりな）　ポラ
３．シルエットショー
４．高瀬　昌　タッチ＋ポラ
５．ありす　ポラ
６．亜利沙　ポラ
７．綾之瀬ルナ　ポラ


私が入場したのは３回目のシルエットショーの最中、ラストまで観てました。でも、本当はありすちゃんの４回目のステージを観たら帰りたかったんです。でも、４回目のシルエットショーの頃からお客さんが見る間に減り始め（シルエットショーを受けたらそそくさと帰る人や、ショーの最中に待ちきれずに帰る人が多かった）、高瀬昌さんのステージが始まる頃にはわずか３人に。高瀬さんのステージの最中に２人に減った時点で高瀬さんに客席前方に呼び寄せられ、「これから新人の娘も出てくるから、かわいそうやから最後まで観て、ポラも買ってあげてな」と頼まれ、半ばやけくそ、半ば彼女の言葉に素直に共感したので（それに彼女、自分のポラの購入を無理強いしたりもせず、心底他の娘のことを考えているのがよく分かったので。優しい娘なんだなあ）。私ともう１人のお客さんで、ありすちゃん、亜里沙ちゃん、綾之瀬ルナちゃんを応援しながら観ていたのですが、綾之瀬さんのポラの直前になってもう１人のお客さんが裏切り帰ってしまい、遂に私独りに（苦笑）。彼女のポラを買い、何とかこの日のステージがはねた後、後ろを振り返ると投光さんと目が合い、無意識に挨拶してしまった。感謝されてるのやら、「お前が帰れば早く終われたのに」と思われたのやら…。

感想＆短評です；
ヘンリーマヤ＆璃麻可奈美−前半はヘンリーマヤさんの入れポンショー、後半は来週本格的にデビューするという新人・璃麻可奈美ちゃんのポラロイドショーという構成。ヘンリーマヤさん、いうことありません(^_^;)。すごいお姐さんです。彼女と入れポンはしたくないなと２列めの角で目立たないように隠れていたら、案の定常連さん達とお喋りしながらしているうちに終わっちゃいました、よかった…。璃麻可奈美ちゃん、すごく可愛いです。３回目のオープンフィナーレで彼女と目が合ったとき、そのつぶらな瞳の可愛らしさに胸がドキドキしちゃいました。ポラショーはヘンリーマヤさんが盛り上げながらかなり強引に可奈美ちゃんのポラを勧めていきます。２枚買っちゃいました。ここの劇場の特徴の１つは、何も言わないければ、その場でポラにサインをしてくれること。いい印象がします。それにしても可奈美ちゃんのデビューステージ、見に行こうかなという気分になっちゃいました（笑）。ところでヘンリーマヤさんって、現役の踊り子さんであり、新人踊り子の教育係であり、おそらくは劇場の運営・経営にも関与しているみたいなので、道劇で例えれば清水ひとみさんみたいな存在なんでしょうか？外見は全然違いますが(^_^;)。
花月麻梨奈−彼女も６月デビューの新人さんです。グラマーです。「セーラー服を脱がさないで」にのせての可愛らしいソロです。ポラはなかなかの勧め上手、「ポラ買ってくれたら５秒チチにタッチさせてあげる」を切り札にしてほぼ全員に買わせちゃってました。私も「チチ目当てに」(^^;)１枚買ってしまいました。彼女の次の切り札は「100枚買ったら入れポンできる」だそうです…（笑）。黄金劇場って、道劇にも来る葉摘麻由花さん、麻美璃歌子さん、麻矢絵美里さんという個性的な踊り子さん達を輩出しているところなんですが、今回観た２人の新人の可愛さ、個性重視のステージなど、ここのハードはともかく新人育成ソフトの優秀さはすごいと思いました。
シルエットショー−前で詳しく感想を書いているのでここでは省略。次回の体験レポをお楽しみに（笑）。
高瀬　昌−彼女は６月の上野で観て以来、２度目。関西の娘でなかなかトークが面白かったのが記憶にある。今回は風邪をひいているらしく、ステージは何とかこなしているものの、眼に生気がなく、見るからに辛そう。タッチの間も辛そうに黙っているのを慮って、３回目はタッチもポラも遠慮した（そういうデリカシーもなく、くわえ煙草でタッチをしている客に腹を立てていたのもあるが）。客が３人しかいない４回目はそうもいかず、タッチさせてもらった。その際に黙ってるんじゃなんなので「６月に上野に出てたでしょ？」と話題を振ってみたが、「そうやったかも、あちこち回ってるんで覚えてないわあ」とはぐらかされてしまった。で、その後「後の娘もよろしく」と言われてしまったわけです。今度、元気な時にもっとお喋りしましょうね、ポラもその時に買わせていただきます。
ありす−ステージは先週の道劇のステージを長めにアレンジしたもの。その分ベッドが長くなってしまい、やや冗長な感じはした。しかし、思ったよりもありすちゃんは元気そう、そつなくステージをこなしていたようで一安心。ポラタイム、ポラを２枚購入（４回目のステージで更に１枚購入）、私の顔を見て驚いていた、覚えていてくれてたんだ、黄金まで来た甲斐があったね、ラッキー！サインをしている間、ちょっとだけ会話をした。来週は栗橋大一劇場に出演することを教えてもらった。ゴメンね、さすがに栗橋までは行けないけど、頑張ってね。ちょっとだけありすちゃんの株アップ。
亜利沙−美形の娘、なかなか上手いステージでした。ポラの間も明るく振る舞います。高瀬さんに頼まれたとおり、４回目にポラを１枚購入。
綾之瀬ルナ−関西・九条ＯＳの娘です。短剣を使ったオナニーベッド、アイディアはいいのですが、やや単調。ステージの間、ちょっと機嫌の悪そうな顔をしていたのが気になりましたが、後で聞くと「お客さんは入るのにポラを買ってくれなかったから」ということだそうです（笑）。４回目の彼女のポラの頃には遂に客は私１人となり、お互いにこの状況に呆れていたのもあって、結構彼女の本音が聞けたような気がします。ポラを１枚購入。これで機嫌は直ったかな？

ステージが終了したのは10時半過ぎ、ポラを１日で８枚（計４千円）買ったのは自己新記録（苦笑）。財布の中には５千円札１枚と百円以下の小銭だけ、黄金町駅の切符自販機が五千円札を受け付けなかったので、近所のコンビニで小銭に崩している内に電車を１本乗り過ごしてしまった。おかげでホテルに着いたのは12時ちょっと前、疲れました。でも、なかなか出来ないいい体験だったと考えればいい思い出になりそうです。
2000年09月24日 23時53分45秒

2000年9月14日（木）　関東遠征第一夜（上野篇）
2000年9月14日（木）
東京・上野　「シアター上野」

今日は東京での出張の日。そして翌日からは敬老の日、土曜日、日曜日の３連休、しかも月曜日も休暇を取っているのでフリータイム４日間。こんな絶好の機会を逃すわけにはいかない。関東劇場三昧の始まり始まりィ〜。

東京での会議は予定より早く５時ちょっと過ぎに終了、その後の懇親会を「埼玉の知人の家に厄介になるので早めに行かないと」とか嘘をついて(^_^;)欠席し、新宿のホテルにチェックイン。このホテルは都心にしては格安の料金が魅力で常宿にしているのだが、それに加えて新宿ＴＳミュージック、ＤＸ歌舞伎町といった新宿の劇場に近いというメリットもある。なのに今日行ったのはシアター上野、矛盾してますよね（笑）？それはこういう訳；
・前日、穴を開けた（休演した）踊り子さんの代わりに七海汐音ちゃんが出演している、という情報を入手。結局それはその日限りであることが判明し、この日は汐音ちゃんは出演しているはずはないのだが、なんとなく気になって。
・先週、道劇で黒木純さんの口にした「上野に私によく似た常連さんがいる」という言葉が気になって（結局、それらしい人は見かけなかった）。
・シアター上野のこじんまりとした雰囲気がなんとなく好きなので（最初は狭いとかステージが低いとか文句タラタラこの日記に書いたような気がするが（笑）。後は紫外線灯さえ使わなければいいんですけどね）。
劇場に到着したのは７時半頃、一般客を装って(^^;)入口の従業員に「今何回目ですか？」なんてことを聞いてみたら、500円の割引券をくれた。これで4000円で入れた、ラッキー!!それにしてもサービスいいよね。

ちなみにこの日の香盤はこう；


１．美樹うらら　ソロ＋ポラ
２．百合香　ソロ＋ポラ
３．華代　ソロ＋ポラ
４．藤崎ナミ　ソロ＋ポラ
５．立花杏奈　ソロ
６．東条美月　ソロ＋ポラ
７．早川優美　ソロ＋ポラ


汐音ちゃんが昨日代演した藤崎ナミちゃんが復帰してこれがノーマルな香盤みたいです。
私が入場したのは３香盤目の東条美月ちゃんのポラの最中。それからラストまでいました。時間帯が時間帯だし混んでいると嫌だったので、なるべく身軽にしようと手ぶらで出かけたのだが、入場時でようやく席が埋まっている程度（20人位）、それから徐々に減って結局ラストの早川優美ちゃんの頃には６人にまで減ってしまった。熱心なファンが多くて、快適には観劇できたけど、道劇の３回目、４回目の混雑ぶりとそれに伴う騒がしさに苦労している身としては、ちょっと拍子抜け。

では感想と短評；
美樹うららープロポーションのよい娘でした。ステージ技術はそれほどでもないのですが、肢体の美しさでカバーしている感じでした。
百合香−笑顔の素敵な娘。結構アクティブなステージでしたが、もうひとつインパクトが欲しかったです。
華代−３月ケツに上野で観たのとほぼ同じ出し物でした（ベッドが少し変わっていた気もする）。凝ったステージなので飽きがきませんね。前回撮り損ねたのでポラを撮りました。
藤崎ナミ−まだデビュー２週目のピチピチの新人さんです。背の高いスラッとした身体の娘です。見ようによってはモーニング娘。の飯田圭織に似ています。新人らしくないコミカルさとダイナミックさを織り交ぜたいいステージでした。結構期待できます。ここの常連さんにも「結構やるじゃない、自身持っていいよ」と励まされていました。ポラ撮りたかったのですが、予算がなかったので…。
立花杏奈−以前道劇で観て以来２度目です。クールな感じ、踊っている間表情が変わりません。インド風の衣装でのステージ、巧いのですが、表情の変わらない娘ってちょっと苦手。
東条美月−道劇で初めて観たときと同じ出し物でした。愛くるしいリス系笑顔を振りまいてのステージ。こういうステージの方が応援しがいがありますよね。ポラを撮影。
早川優美−初めて観る出し物でした。優美スマイルいっぱいのステージ、お客さんが少ない分、そして２列目正面に座ったので、彼女の視線が一手にこっちに向いているような気がします。ドキドキッ。ベッドは一転ダイナミックな技の連発、クライマックスのブリッジ立ち上がりからの静止は圧巻でした。可愛さと力強さを感じさせるステージって、彼女の持ち味だよね。ポラを撮影。

終演は11時10分前、予定よりも早く終わってしまったようだ。ポラが思ったより売れなくて時間が余っちゃったのかな？おかげで早めにホテルには帰れましたが。
2000年09月15日 02時04分52秒

2000年9月9日（土）−10日（日）　七海姉妹ステージレポート（第２弾）
2000年9月9日（土）−10日（日）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

今週も七海姉妹の応援を主目的に泊まりがけでの道劇鑑賞。いやー、疲れました。

その前に、道劇ファンとしては前回の札幌遠征の後に起こったある事件について書いておかないと。私が道劇情報の拠り所にしていたみやもさん主宰の「道劇友の会」が９月７日に突然閉鎖、理由は道劇側が「道劇」の名称使用の許可を取り消したため、とのこと。だが、実際はそれだけではなさそう。以前から「道劇友の会」上で道劇の運営方針に対して批判的な意見を書いていたみやもさんに対する不満を持つ劇場側が名称使用許可取消しという強行的な手段をもってホームページ自体の閉鎖を命じたというのが真相らしい（名称使用禁止だけが目的なら「札幌ストリップ友の会」とでも名前を変えれば済むわけだし）。またここから先は根拠のない完全な邪推だが、劇場側からはみやもさんがホームページを続ける場合、（一般客からの苦情があると劇場が指摘する）劇場での応援活動（タンバリンやリボンなど）を禁止する、という脅しもあったのかもしれない。結局、みやもさんは「それでは他の常連さんに迷惑がかかる」とホームページを閉鎖、当面は道劇通いも自粛、インターネットでの情報交換は残った常連さん達で作った掲示板（今のところ非公開なのでURLはヒ・ミ・ツ）でしのぎ、ほとぼりが冷めた頃に公式のファンページを作成する許可を劇場側からもらう、といった“処分”に落ち着いた。みやもさんの意見に同調する部分が多かった私としては納得がいかないところが多々あるのだが、いくら常連といえども所詮は劇場に入れてもらえなければ何も出来ない「売り手市場」なのだなあという実体をまざまざと見せつけられた感じ。非公開だからって好き勝手なことばかり書いてるこのページも道劇関係者が見たら即出入り禁止！処分ものなのかもしれないね。桑原くわばら。
ただ、この事件でよかった（あくまでも個人的なことだが）こともある。一応常連の数の中には入れてもらっている私だが、生来の人見知りの為、気軽に話せる常連さんというのがみやもさんとＴ山さん、同じ釧路遠征組のおお○たさんくらい。これまでは休憩時間、常連達の集まる一角の端の方で煙草を吹かしながら彼らの雑談に耳を傾けるくらいしか出来なかったのだが、今回の一件で常連さん達の結束がよりいっそう強まったような感じがする。私にも声をかけてくれるようになったし、新しい掲示板でハンドルと応援スタイルを紹介してくれた人がいたので、今まで曖昧だったそれぞれの常連さんの名前もなんとか分かってきた。不謹慎な言い方だけど、人間万事塞翁が馬、ということ。

本論に戻ろう。
まずは９月９日（土）編；

朝一の特急に乗って札幌入り、という慣例を破って一駅手前の新札幌駅で下車。今日の宿は新札幌駅ビル内のホテルなので、予めホテルに荷物を置いて、ホテルのチェックインに煩わされることなく心ゆくまで道劇に入り浸ろうという作戦。ホテルのチェックイン開始が午後１時からということなので、フロントに荷物を預けて地下鉄でススキノに向かう。道劇到着は12時半少し過ぎ、案の定最前列の空きはなく、下手２列目に席を取る。この日、お客さんは入ったものの日頃見かける常連さんは少なく、応援に苦労した。まさか友の会ホームページ閉鎖に抗議してのボイコットということではないだろうが。その中、見かけない若手のリボンの遠征さんが七海姉妹のステージでだけリボンを投げているのを見て、心細さもあって親近感が湧き休憩時間に声をかけてみた。が、こっちが馴れ馴れしすぎたのか向こうの反応がいまいち、せっかく七海姉妹の素晴らしさについて語り合えると思ったのにぃー(T_T)。先週のファンといい、同じ踊り子のファンなのにあまり連帯感がないものなのだなぁ…。まぁ、相手もいきなりこんな怪しいあんちゃんに話しかけられて尻込みしたんだろうけど（笑）。（後日談；翌日も来ていた彼のことをある常連さんに尋ねると「リボンの腕はプロ級、私の師匠です」と教えてくれた。ウーン、そんな有名人だったとは…お見それしました。けど、今度会ったらもっと愛想もよくしてね(^_^)）
そういう中、４香盤目の山咲あかりちゃんのステージまで鑑賞。別にラストまでいてもよかったのだけれど、空腹に耐えかねたのと、ラストまでいると新札幌に帰る地下鉄の終電に間に合うかどうか微妙なところなのに気付き、まあ七海姉妹のステージは４ステージ制覇したからいいか、ということで。でも、これで『今週は七海姉妹のステージを出来る限り観る』という大義名分の下に、私がこれまで守ってきた「ステージ途中で席を立たない」というポリシーを破ってしまったことだけが残念。

では感じたことを雑感風に；
・相葉まよさん、きつめの眼が印象的。先週とはベッドの振り付けを変えていた。
・黒木純さんのポラの際のBGMが「慎吾ママのおはロック」に変わっていた。先週ポラの時に言っていた「『おはロック』に変えたい言うたんやけど、あかんって言われたぁ」の希望が叶ったのね。それにしても彼女、ポラの際の愛想がよい。関西弁をまくし立てながら、明るくすすめていく。それにつられて３香盤目からはわざわざ最前列に移動してポラを撮影、サインまでお願いした。先週も撮ったことを覚えていてくれて、ポラにはそのことも含めて細かい字でメッセージまで付けてくれた、深謝。更にポラの際には「上野にお兄さんによく似た常連さんがいたわぁ」という貴重な(?)情報まで教えてくれた。今度上野に行くときは注意しなくっちゃ（笑）。
・コント道劇座、今週は先週と同じラーメン屋と客のコントと三菱自動車のリコール隠しを題材にした新ネタの２本立て。新ネタ、オチが早過ぎ。
・フィナーレ、道劇チームの紹介に続いてゲスト陣が登場するのですが、その際に「チームみそじ」とコールされていた。「みそじ」って何？と不思議に思っていたら、黒木純さんがポラの際に「みんな三十歳になっても現役でいようね」と誓い合った「チーム三十路」だと説明してくれた。納得。最年少の七海羅夢ちゃんだとあと９年か…。それまで彼女のファンでいなきゃいけないのか、嬉しいのか辛いのか分かりませんなあ(^^;)。
・３回目のフィナーレ、七海汐音さんと相葉まよさんが衣装を交換して着ていました。あまりに何事もなく澄ましていたので、一応指摘しておかないと（笑）。
・七海姉妹のステージ、今週もウットリ見とれていた。天使の姉妹のケンカのパートをやや大幅に、他にも細かいところをちょこちょこ変えながら最高のステージを目指そうという勤勉さはプロの鏡。自分も見習わなければいけないなあ。汐音ちゃん、ステージの度に私に笑顔を見せてくれる、時には投げキッスまで。嬉しい、こうやって熱狂的なファンになっていくのだろうなあ。それに対して羅夢ちゃんはあくまでもクール、先週の私からのセンスのないプレゼントが逆鱗に触れた、というのも若干はあるだろうが（本当かな？）、それを差し引いても、ステージの最中やオープンで客席に愛想を振りまく汐音ちゃんの可愛らしさに比べて、文字通り「オープン」に徹する羅夢ちゃんの姿勢が控え目に感じられた。その理由は単なる一ファンである限り本当には分からないが、いくつか想像してみる。1)体調が悪い、2)何か悩んでいる、3)姉妹で「愛嬌の汐音、色気の羅夢」と役割を分担している（確かにおとなしい羅夢ちゃんはミステリアスな色気に溢れている）、4)ステージに集中している、5)道劇及び客に不満を持っている、6)その他。黒木純さんのポラにマイクで乱入したり、オフステージでのはしゃぎぶりから考えると1)や2)は考えにくい。となると可能性の高いのは3)以下か…、5)でないことを祈ろう、だって常連として辛いもの、自分独りでは解決できそうもないし…。
・４回目のステージ、客の質が落ちるのはある程度はしょうがないが、かぶりつきに陣取りながらお喋りばかりしている客（ヤの付く人っぽい）に羅夢ちゃんが口に手を当て"シー！"、その後も睨みを利かしていた。最近の常連と劇場とのトラブルの結果、よほどのマナー違反でない限り、従業員が客に注意したりつまみ出したりすることはなくなったので、かぶりつきでのお喋りは劇場側としてはNo Problem（それに怖そうな客だし）、でも当の踊り子側からすればこれ程集中力を削がれる行為はないはず。確かにステージ上の踊り子から直接注意されるのが一番効くのだろうが、そこまで放置する劇場の姿勢にも疑問を感じざるを得ない。ひょっとしたら、羅夢ちゃん、こういうところが嫌だったかもしれないなあ。
・七海姉妹のこの日最後のステージ、オープンで手拍子のはずみで汐音ちゃんの足と私の右手が接触してしまった。汐音ちゃんはすかさず「触ったなあ〜」と振り向くし、こっちは咄嗟のことに冷や汗は出るし。汐音ちゃんの顔に笑みがあったので怒ってないことは分かったので、それだけが救い。
・２回目の道劇チームのステージの際、ふと後ろの方を観ると、泉希ちゃんが楽しそうに手拍子をしていた。次週からの「ピーターパン」のレッスンでもあったのかな？それにしても可愛い笑顔だなあ。
・ありすちゃん、１回目のステージ、ポラ売れず。しょうがないので私が買おうと財布を出そうとしたら、ありすちゃんもう諦めて退場しちゃった。せっかく財布まで出したのにー(;_;)。諦めが早過ぎます。
・丘乃愛唯ちゃんの初トリも大詰め。先週以上にトリの風格のような印象を強くした。地位が人を作るのか、それとも今まで愛唯ちゃんを見くびっていただけだったのか。愛唯ちゃんももう一人前のストリッパーですね。これからは密かに応援させていただきます。

ホテルに戻ったのが11時半頃、近くのコンビニで弁当でもと新札幌駅周辺を探したが、ない？しょうがないのでホテルの自販機で買った150円のコーラがこの日の夕食、お腹減ったよー（泣）。ステージの記憶で空腹感を麻痺させながら寝ました(^_^;)。

空腹を抱えて迎えた９月10日（日）編です；

空腹のせいかモーニングコールの鳴る前に目が覚めた。鏡を見ると目の下に隈が出来ている。夕べの分を取り返すべくホテルの朝食バイキングでたらふく食べた（とはいっても体重が増加傾向にあった１年前と比べると一遍に食べられる量はかなり減った。胃が小さくなったんだなあと実感）。夕べ寝しなから考えていたのは、今日の楽日、10日間のステージを労（ねぎら）う意味でも七海姉妹に何かあげられないか、ということ。ぬいぐるみ・アクセサリー系のプレゼントは先週で懲りたし、常連さんがよく贈る清涼飲料・スタミナドリンクというのも通すぎて嫌だし、翌日には帰るんだから花束なんかもっての外だし、…と悩んだ結果、無難に生チョコでも、ということになり、札幌市街でなんか買うことを想定してそれに添えるファンレターを書いた。ホテルを出て、札幌に向かい、札幌駅前の地下街の土産物店でお菓子売場を覗く。生チョコはあったが、それ以上に私の目を惹いたのが六花亭の「マルセイバターサンド」、先日頂き物で食べて美味しかったのを思い出し、こっちの方が自分らしそうな気がし、悩んでしまった。ここでいつまでも悩んでもいられないので、大通公園まで歩きながら推敲を重ねる。結果、やっぱり自分らしさを優先して「マルセイバターサンド」にしようと、公園そばの丸井今井の土産物コーナーに向かう。そこで今度は「鹿児島物産展」コーナーの一角で「ハローキティ　おさつ軽羹」を見かけ、また心が揺れ動く。しばし悩んだ末、「汐音ちゃんはキティちゃんが好き」というのを重視し、また北海道のファンがなぜか鹿児島のお菓子を贈るという意外性に惹かれて「おさつ軽羹」を買ってしまった。ヤッチマッタ…、毎度思うのだが、私の最大の欠点は全てにおいてウケ狙いで物を選ぶということ。人へのプレゼントでさえ「こんな物を贈ればウケるに違いない」という視点から選んでしまう。今回も生チョコ->バターサンド->軽羹と順を追って選択の基準が意外性重視に走っている。更に、私の選択のセンスが通常許せる範囲を越えたある意味「毒のある」センスで選んでしまうからなお悪い。この癖、直さないといけないなあ…。
毒のあるセンスで選んでしまった「おさつ軽羹」を携えて道劇入りしたのが12時半少し前。今日はお客さんの入りは先週よりは少な目。そのせいで久し振りに「指定席」に座れた。日曜日はほぼ毎週来ているというＴ山さんや釧路からの常連おお○たさんはなぜかお休みで少し淋しかったけど、昨日よりはまし。結構賑やかに過ごせたと思う。
結局この日は、４香盤目の七海姉妹のステージまで鑑賞。これで七海姉妹のステージを最後まで見届けるというノルマは達成できた。姉妹本人はどう感じたかは置いといて、七海姉妹の北海道のファンとしてはよくやったと自己評価したい。

それでは今日も感じたこと、思ったことを徒然に；
・この日も黒木純さんのポラを撮影、BGMに合わせて「オッハー」のポーズをしてもらう。これでまた「流行りのポーズで撮影しない」という自己規制を破ってしまった。でも、結構うまく撮れたんだよな（笑）。
・「オッハー」と言えば、３回目の純さんのオープン曲は「慎吾ママのおはロック」、純さんと一緒に「チーム三十路」の七海姉妹（天使の衣装）、相葉まよさん（普段着）、山咲あかりさん（オープン着）が登場、後ろで「おはロック」を振り付きで踊ります。しかも「オッハー」は足を拡げての「おはオープン」で。客席も大受け。楽日ならではの特別企画でした。
・純さんネタをもう一つ。２回目のポラ、ポラ希望が一通りはけた後、後ろの方で手を挙げる女性がいる。よく見たら夢野ひなたちゃんじゃないですか（笑）？純さんとのツーショットポラを２枚撮影。これまた楽日ならではだねえ(^o^)。でも、これってひなたちゃんの初ポラ？
・これも純さんネタかな？最近見なかった道劇の隠れた常連さん“イラストおじさん”（自作のイラストの通りにポラのポーズを取ってもらう一見インテリっぽいおじさん）を久し振りに見た。口髭剃っちゃったんだ。純さん相手に例によってアクロバティックなポーズを指示、純さんも呆れながらもしっかりとこなしていました。
・今日は山咲あかりさんのポラを撮影、サインをしてもらう。四つん這いのポーズ、結構決まってる。
・４回目に上手に座ったグループ、結構酔っているらしく、傘をステージに引っかけて置くわ、腕をステージに乗り出すわでやりたい放題。でも劇場側は何にもしないんだよなぁ。とうとう相葉まよさんが怒り出しちゃった。さすがにそれ以後はその連中もおとなしくなったけど、踊り子を怒らすまで手をこまねいてちゃいけないんじゃないの？怒った顔でステージを何とか勤めあげたまよさんが楽屋に引っ込む時、「やっちゃったー(^o^)」と嬉しそうに言ってるのが聞こえた。やっぱり、踊り子さんの間でも客のマナーの悪さは気になってたんだね。どうする、道劇さん？
・この日３回目のパラパラショーは、なんと道劇チーム＋チーム三十路の合同ショー。しかも、チーム三十路の衣装は、ミニスカポリス（黒木純さん）、バド水着（山咲あかりさん）、看護婦（七海汐音ちゃん）、セーラー服（七海羅夢ちゃん）、？不明（相葉まよさん）とコスプレ状態。道劇チームにもチャイナドレスの泉希ちゃんが加わっていた。ステージいっぱいの10人によるパラパラ、ちゃんと振りが揃ってる、ちゃんと練習してたんだあ。みんなでのポーズの実演はさすがに圧巻。楽日とはいえ、こんなにサービスしてくれるとは感激の一言。（注；これで満足していた私なのですが、４回目のパラパラにはなんと繭ゑちゃんが参加していたことを後で知り、地団駄を踏んだ。知ってたら、電車に乗り遅れてもいいから劇場に残ってたよー）
・２回目の道劇チームのステージ、ふと後ろの方を見ると星中沙月ちゃん、泉希ちゃん、そして藤繭ゑちゃんがステージを見ているのに気付いた。もちろんステージの方を見ているのでしょうが、なんか普段はこっちが一方的に見ている彼女らに逆にこっちが見られているようで緊張しますね。
・楽日のステージのレポートを締めくくるのはやっぱり、七海姉妹。この日も「愛嬌の汐音、色気の羅夢」でした。３回目、私の近くに陣取ったグループが、姉妹が天使の衣装で登場の際「あ、天使や。綺麗やなあ」「でもな、中身は悪魔なんとちゃうか？」（注；都合により関西弁に変換(^^;)）とお喋りをしているのを見て、羅夢ちゃんが昨日のように「シーッ!!」と注意したのに対し、汐音ちゃんは「そう、小悪魔だよ♪」と応酬。今週の二人の機嫌を如実に示したシーン、やっぱ羅夢ちゃん、ちょっと機嫌悪いんだ…。私のせいじゃないですよ…ね？
・その上機嫌の汐音ちゃん、今日も私を見つけると優しい笑顔で挨拶、こっちもインパクトだけはある笑顔で挨拶。１回目のステージでは至近距離で投げキッス、汐音ちゃんの指が私の頬に触れた、ドキッとした。
・姉妹のステージ、ほぼ完成に近づいたと言ってもいいのではないか。天使の可愛らしさ、天使の姉妹の仲の良さ、そして白紗を使った幻想的美しさ。二人のステージはこれまでにないストリップの世界を私たちに魅せてくれる。姉妹のファンじゃなかったら、文句なく私設踊り子殿堂に推挙してるでしょうね。
・姉妹の天使が仲直りするシーン、仲直りの合言葉"kiss, kiss, kiss"の投げキッスの後、ハプニング的に汐音ちゃんが羅夢ちゃんに本当にキス(^^)、ビックリした羅夢ちゃんは思わず口を拭っていたけど、勿体ない…（笑）。我々男性の視点からは女性同士のキスって違和感ないんだけど、姉妹の間だとそうはいかないのかな？
・１回目のオープンにファンレター付き「おさつ軽羹」を汐音ちゃんに手渡す（汐音ちゃんの方が嬉しそうにしてくれそうな気がしたので）。まあ喜んでくれたような顔をしてくれた。それを見た羅夢ちゃんが「何入ってるの？」とわざわざ中を覗き込みにきた。今度はどんなセンスのない物をくれたのかな、なんて思われたのかしら？どうせセンスないですよーだ(^_^;)！
・４回目のステージ、いよいよ札幌道劇でのステージもこれで見納め。少しだけ感傷的。ちょっと目がウルウルするのを怺えて姉妹のステージを眼にそして記憶に焼き付けた。オープン、挨拶してきた汐音ちゃんに微笑みを添えて敬礼（感謝を込めて）、次に羅夢ちゃんにも敬礼。羅夢ちゃんは「お疲れさま」と言葉をかけてくれた。救われた。少し無理して二人のステージを見続けた甲斐がありました。深謝。

姉妹のステージが終わって、常連さんへ会釈しながら劇場を後にし、何とか11時発の夜行列車に間に合った。でも、この日も結局夕食はなし。それでもまったく空腹が苦痛にならないほど、姉妹のそして道劇のステージに酔いしれた。「ストリップを観てダイエット」という本でも書こうかしら。

次週からはいよいよ丘乃愛唯主演による「ピーターパン」が始まる。愛唯ちゃんの演技が大いに楽しみ。私の記憶の底にくすぶっている初代ピーターパン＝ちひろちゃんのイメージを払拭させるような鮮烈な２代目ピーターパンに期待している。おっと、もちろん繭ゑちゃんのソロも楽しみにしてますよ。
2000年09月13日 03時54分13秒

2000年9月2日（土）−3日（日）　七海姉妹ステージレポート（第１弾）
2000年9月3日（土）−4日（日）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

待ちに待った９月の頭（上旬）です。蘭子さんも繭ゑちゃんも泉希ちゃんもお休みなのに、何で待ちに待ってたのかって？それは七海汐音＆羅夢の七海姉妹が来札するから。５月の姉妹のステージの美しさと底抜けに明るいキャラがすっかり気に入ってしまい、その１ヶ月後、出張がらみとはいえわざわざ大宮・上野にまで足を延ばして姉妹のステージを見に行き、その時に顔を覚えてくれたのに感激してファンになってしまった、その七海姉妹が久し振りに道劇に来てくれるのだもの、ウキウキもします。それに、最近七海姉妹のファンが開設しているサイト（「ゴリ＆バミューダ」）にちょくちょく書き込みしているのですが、そこでの他のファンとのやりとりや姉妹本人からの直々のメッセージなどで姉妹の道劇での新しいステージへの期待が一層高められたこともこのウキウキ感の一因かもしれない。それで、姉妹のステージを楽しみたい以上に、北海道でのファンを代表して姉妹を応援しなければならないような気分になっている次第。頑張らなくっちゃ。

まずは９月３日（土）編；

そういう訳で、なるべく七海姉妹のステージを見ておきたかったので、今週は札幌１泊の２日がかりの札幌遠征、来週も同じスケジュールで遠征するつもりなので10日間のうち４日姉妹のステージを見ることになる。札幌まで電車で４時間という地理的ハンディを考慮すれば、ここまで尽くせばファンとして合格ですよね？（但し、姉妹にも他のファンにもそのハンディは知らせていないんだけど…）唯一の心残りは、札幌中心部のホテルがどこも満室で結局取れたのはススキノから地下鉄で20分ほど離れた琴似（ことに）のホテル、ホテルのチェックインや地下鉄の終電を考えると、３ステージくらいまでしか劇場にいられないこと。翌日曜日も電車の関係で２ステージまでしか見られないので、２日で計５ステージ、もっと観ておきたい気もするけど、来週もあるからそんなもので我慢しておきますか。
朝一の特急に乗って札幌入り。先週予告したとおり、今回初めて（食べ物のように喰ったらなくなっちゃうものではなくて）形に残るプレゼントをファンレターと一緒に七海姉妹に贈ろうと決意、前日の昼休みに釧路中心部の観光客向けテナントビル内のバラエティショップでカエルのキーホルダーとカエルをかたどった歯ブラシとコップのセットを購入、持参しての札幌入り。ちなみに以上は七海羅夢さん用のプレゼント（羅夢さんはカエルものが好きだというホームページの情報を参考にした）、汐音さん用は、キティちゃんが好きだという彼女のためにススキノのデパート（Robinson's）のサンリオコーナーに置いてある千葉ロッテマリーンズのユニフォームを着たキティちゃんのぬいぐるみでも買ってあげよう（プレゼントにも自分らしさを示そうというせめてものアイディア、ロッテファンの姉妹ファンなんてどう考えても私くらいでしょ？）と昼食も摂らずにRobinson'sに駆け込んだが、サンリオコーナーの改装工事のため売場が大幅に縮小され、買いたかったぬいぐるみがない！仕方ないのでごく普通のキティちゃんのぬいぐるみを買ってしまった。これでは自分らしさが…と悔やんでも後の祭り、あとは野となれ山となれ、明日は明日の風が吹く。そもそも、私のプレゼントを気に入ってくれるかさえ分からない、もしかしたら私のことさえ覚えていないかも…、上野以来２ヶ月半ぶりだからなあ…、などと一抹の不安を抱えつつ、道劇入り。
話は変わるが、最近お客さんの入りがよい。開場時に既に10人以上の列が出来ている。私は列に並ぶのが嫌いなので、12時半の開場直後頃に道劇に到着するように見計らって行くのだが、そうなると今までは余裕で取れた下手最前列の私の「指定席」を取るのは難しく、土曜日は下手ステージ寄りの最前列にようやく席を取れた。プレゼントをさり気なく渡すにはいいところなのだが、ステージを常に見上げる姿勢になるので、首が疲れるのよねえ（笑）。開演後もお客さんが徐々に入り、１回目の終わり頃には立ち見まで出る始末。週末とはいえ１回目から大入りなんて、オープン当初の寂しさ、静けさを辛うじて知っている私にとっては隔世の感がする。お客さんの反応もそこそこいい。土曜日は常連さんがなぜか少なく、応援も遠征さんらしいタンバリンが２名ほどしかいなかったにもかかわらず、常連さんや遠征さんの手拍子に合わせて手拍子をしてくれるお客さんが結構いてくれるので、手拍子はそこそこ場内に響いていた。

そういう今週の香盤です；


１．相葉まよ　ソロ
２．黒木　純　ソロ＋ポラ
３．七海汐音＆七海羅夢　チーム
４．山咲あかり　ソロ＋ポラ
５．コント道劇座
６．パラパラポラロイドショー
（遙月もも、夢野ひなた、岬ゆうら、星中沙月）
７．ありす　ソロ＋ポラ
８．夢野ひなた＆遙月もも　チーム
９．岬ゆうら　ソロ
10．丘乃愛唯　ソロ
11．フィナーレ


前半を客演陣、後半を道劇専属チームでまとめた構成。トリは丘乃愛唯ちゃん、初めてのトリですね。七海姉妹に浮かれ気味の今週ですが、愛唯ちゃんの初トリも楽しみ。それにまた道劇チームに新人が加入。星中沙月ちゃん、やや大柄の娘、左の肩から背中にかけてのタトゥーが気になるけど、パラパラは結構ちゃんと踊れていました。表情が硬いのは新人だからしょうがないかな？徐々に彼女らしさを発揮してくれるでしょう。（余談；８月10日に見た緒方彩乃ちゃんは結局、本格デビューのないままにリタイアしちゃったのかな？）

では感想＆コメント；
相葉まよ−初めて見るお姐さんです。羽根の扇子を使ったソロダンス、セクシーでかつ格好良かった。踊りの基礎が出来ているような感じがしました。ベッドも個性的でそれでいてしっかり眼を惹きつける魅力に満ちたものでした。
黒木　純−大阪の東洋ショーの娘、これもお初です。いきなり下手のエプロンから登場。メード姿です。顔の輪郭や目の感じが青井りんごさんに似ているような感じです。はたきやモップでステージ上をお掃除、ついでにお客さんの頭もお掃除、でお客さんとのコミュニケーションを図るアイディアはGood。一仕事の後、疲れて干してあったシーツをかぶってお昼寝。いったん照明が落ち、再び照明が点くと純さんは真っ裸でシーツの中、シーツとＹシャツにくるまりながらのオナニーベッドです。見えそでなかなか見えないのがストリップの原点に返ったみたいで新鮮（その分ポラとオープンでは開脚おっ広げの大サービスでした）。印象的なベッドでした。ステージでの好印象とバニーのポラ衣装に誘われてポラを撮影。
七海汐音＆七海羅夢−姉妹のステージについては、姉妹のファンのホームページ「ゴリ＆バミューダ」で他のファンからステージの様子をレポートするよう頼まれていて、ホテルで夕食も摂らずに一気に書き上げたものがある。それをほぼ全文再録して、適宜補遺することにしよう。ステージのイメージが鮮烈な内に仕上げたので、われながらいい出来だと思っている。
姉妹の持ち時間は２３分、チームということもあるのか、今週の出演陣の中では最長です。
ゴスペルをＢＧＭに左右の舞台袖から羽根を付けた姉妹の天使の姿で登場、手に持った魔法の杖を操りながらリズム良く楽しげに舞台上を舞い踊ります。３曲目、今まで仲が良かったふたりがどちらが盆で踊るかで姉妹ゲンカ、でもいつものことなのでしょう、すぐに仲直り。仲直りの合い言葉は"kiss, kiss, kiss"。ついでに客席中に投げキッスの大サービスで愛嬌を振りまきます。
ベッド、長い長〜い白紗を先頭の汐音さんは肩に掛け、羅夢さんが後ろでもって登場。その白紗を巧みに使いながらの印象的なベッドです。布越しにふたり向き合ったり、布を被りながらじゃれあったり、お互いにくるまったり、etc.。布越しに見るふたりの顔は、いつもとは違った雰囲気を感じさせます。クライマックス、ふたりで布の両端を持ち、天高く舞いあげ、降りてくる布の下に駆け寄り見つめ合うふたりの姿はこれ以上ないほど美しかったです。盆を退き、ふたり白紗をまとったところで曲が終わり、これでおしまいかと拍手していたら、また曲が始まり、ふたりが再び盆に進み出て客席の左、中央、右に深々と御礼。ここで再度拍手。凝った演出でした。
最後はオープン、ボディコンの衣装で笑顔と愛想を振りまきながらの賑やかなオープンでした。
今回のテーマは何でしょう？前回の道劇での「鏡」もよかったのですが、今回のステージは、ふたりの表現力の進歩も相まってそれを上回る出来映えになっていると思いました。きっと、今週新たに北海道の姉妹のファンが大量に発生することは間違いないでしょう(^o^)/"。
大まかな内容は以上の通りですが、今日観た３ステージの合間にも少しずつマイナーチェンジを繰り返して、ふたりのステージは進化し続けています。楽日の道劇バージョン完成版のステージを見るのが今から楽しみになってきました。
補遺；
その１−１回目のステージ、上手舞台袖で出番を待っている汐音ちゃんが下手の客席に手を振っているのが見えた。私の後ろにいる手拍子の元気なお兄さんにでも振っているのかな？と思っていたが、後で私に向かって振っているらしかったことに気付いた。汐音さん、私のことを覚えてくれていたんだ…嬉しい!!
その２−前回の道劇でのボーイッシュな衣装の格好良さから、どっちかといえば姉妹の中では羅夢さんが好きだったのだが（最初にファンレターを書いたのも羅夢さん）、今回のステージでは汐音さんの可愛らしさに今更ながら気付いた。天使の衣装に汐音さんの愛くるしい笑顔が非常に似合うのだ。もし今回初めて姉妹を見たのだったら、文句なく汐音さんの方を好きになっただろうな。これであいこだね。今の気持ちはどっちも大好き！
その３−３ヶ月半ぶりの道劇出演、ふたりとも表現力の進歩は素晴らしい。それに表情もかなり大人っぽくなってきた。特に羅夢さんから発せられる大人の色気、視線の妖しさにはちょっと正常な心を保つのに苦労しそう（笑）。
その４−この日の道劇、姉妹のファンらしいお客さんが２名いた。１人は後ろでタンバリンを叩いていた青年、開演前、ロビーでノートパソコンで「ゴリ＆バミューダ」のＢＢＳを見ていた。もう１人はかぶりつきにずっと座っていて姉妹のステージの時だけ熱心に見ていたおとなしそうな青年、１回目のステージで姉妹に花束をプレゼントしていたけど、紙袋に入れたまま渡したら絵にならないじゃん（笑）、同じく姉妹にプレゼントしていた私を意識していたようだったけれど、ついに言葉を交わせなかった。姉妹のファンって、意外とシャイな人ばかりなのね（苦笑）。来週も来てたら声くらいかけてあげようっと。
その５−私は私でマイペース、オープン時にふたりにそれぞれのファンレターとプレゼントを渡す。とりあえずは喜んでくれた。その割にはその後の反応はいまいち、ファンのエゴとは知りつつも、せっかくプレゼントしたんだから、もっと自分を見つめて欲しいという気分は隠しきれない。好意的に考えれば、ファンだけでなく全てのお客さんを平等に扱う、これこそプロの仕事だし、２回目以降１列下がって観ていた私を見つけられなかったのかもしれないけど、やっぱり品物があまり気に入らなかったのかなあ…（涙）。やっぱり、私にはプレゼントのセンスが根源的に欠失しているのかもしれない。これからは食い物系にしようっと(^_^;)。
山咲あかり−彼女も大阪東洋ショーの娘、そして道劇初出演。先程の姉妹のスラッとした感じと比べるのは失礼かもしれないけど、小柄で太め。でもその分ボディの迫力は圧倒的、バストの大きさは見事というほかないですね。それに、ヒップが逞しく、太股もしっかりしている分、脚から爪先までのラインが見事な二等辺三角形になっていて綺麗（脚線美マニアになりつつある私(^^;)）。実は、私は彼女のＡＶ時代のビデオを持っているのだが、その頃ののっぺりした顔と比べると、メークの効果もあるのだろうが鼻筋が通っていてなかなか美人。ステージは無難にこなしているという印象。目立って巧くはないけど、下手くそというほどでもない。ベッドはオナニーショーなのですが、もっとバストを強調してもいいのでは？という感じは持った。もちろんポラは撮りました。
コント道劇座−今週は食品異物混入ブーム(?)に材を取ったラーメン屋の主人と客のコント、そこそこ面白い（しかもオチがちゃんとある）のはいいのだが、普段なら１日２つのネタなのに、今日はずっとこのネタ。３回目ともなるとさすがに少し食傷気味、でも常連のつとめとして笑うべきところは笑って盛り上げないといけないのだよなあ。
パラパラポラロイドショー−好評なのかどうか知らないけど今週もパラパラポラロイドショーは続演、でも香盤上はポラ付きのありすちゃんのステージは切り離されてるんだから、「ポラロイド」は余計じゃない？今週からお立ち台まで出来てグレードアップのパラパラショー、メンバーはＭＣ役の遙月ももちゃん、お立ち台に乗るのは夢野ひなたちゃんに岬ゆうらちゃん、そして新人・星中沙月ちゃんの４人。パラパラダンスは先週よりは上手くなってる。ただ、ゆうらちゃんの振りはしっかりし過ぎてやや浮いてる（笑）。それに照明が拙くひなたちゃんの顔に影が出来て怖い顔になっちゃってる、投光（照明係）さんイケナイなあ。Ｍ，Ｌ，Ｖ，バック，そして新作Ｗというポラの基本ポーズを実演してくれるのですが、ここまでで既に黒木純さん、山咲あかりさんがポラを済ましている段階でポーズの説明をされてもねえ…、という印象は強い。ひょっとしたら、増殖する一方の道劇チームのギャラを少しでも上げるために出番を作ってあげてるのかもしれない、なんて事を思った。確かに新人のステージ度胸を鍛える場としては一定の効果はあると思いますが。
ありす−パラパラチームに招き入られて登場のありすちゃん、先週よりも少し時間が延びました。華原朋美の曲で構成されたステージ、ブリッジまで取り入れて身体能力の高さをうかがわせる内容。デビューしたての新人としては上出来でしょう。最後は彼女のテーマ「不思議の国のアリス」にのせての軽やかなダンスで締め。さあ、先週はパラパラショーの一環として行われていたポラが今週からは独立、普通のほぼ時間無制限のポラロイドショーとして組み入れられたのですが、…売れません(^_^;)。ポラは踊り子さんとお客さんとのコミュニケーション、踊り子さんの普段の性格を伺い知る貴重な時間、というスタンスで見て（あるいは参加して）いるのですが、まだ新人のありすちゃんでは荷が重かったか、お客さんをおだてて買わせるなんて話術はとても無理。道劇のお客さんもデビューしたての新人を応援する目的でポラを買って励ましてあげるなんて経験がないものだから、気まずい雰囲気が流れていって、いたたまれなくなったお客さんが意を決して撮影して、また沈黙が場内を包んでまた誰かが意を決して…の繰り返し。その中の意を決した１人が私でした。前までに千円札を使い果たしてしまい、小銭入れの中の500円玉を探し出して１枚だけ撮影、それだけじゃなんなのでサインまで頼んでみました。フィナーレにもらったのは「９／２（土）道劇にて　ありす」というあっさりしたサイン、ホントにまだまだ新人ですね（笑）。
夢野ひなた＆遙月もも−テーマは「森のクマさん」、ファンタジーです、ポエムです、そしてちょっぴりキケンです（笑）。冒頭、黄色のクマさん（中身はももちゃん）が花束を持って登場、かぶりつきのお客さんに渡します。クマさんが上手で丸くなって隠れていると少女姿のひなたちゃんがバスケットを持って登場、さっき渡してた花を摘んでバスケットに入れていきます。そこでバッタリ、クマさんと遭遇。「森のクマさん」さながらにクマさんと少女の掛け合いのようなダンス合戦に。少女のセクシーポーズにはとてもかなわないクマさん、いきなり少女のスカートを剥ぎ取り、上着を剥ぎ取り真っ裸に。驚く少女の身体を撫でまわすクマさん、ひなたちゃんの貞操の危機（しかも獣姦(^^)）！と思ったら、クマさん少女の服だけ持って行っちゃった。独り素っ裸で残されたひなたちゃんのソロステージ、おびえた表情のうまさはひなたちゃんの十八番、今回も孤独で不安でそして羞恥を帯びた感情をうまく表現してました。特筆すべきは、彼女のベッド、普段のオナニーベッドではなくポーズベッドを披露。上手い下手だけで云うと決して上手くないです。が、彼女の初めてのポーズベッドということで、なんか新鮮な気分で見てました。
次のシーン、再びクマさんが登場。少女から奪い取った服をなんとか着ようと悪戦苦闘しますが、どうしてもサイズが合いません。なーんだ、クマさん、少女の服が着たかっただけなんだぁ。そこでBGMがなぜか"We are the world"に（ストリップにこの曲を使うのは初めて見た）。再登場したひなたちゃんにクマさんが服を返すと魔法が解けたのか、クマの着ぐるみを脱いでももちゃんがようやく登場（笑）、ひなたちゃんに衣装を着せてもらって（といってもお腹のだぶつきを隠すスカーフを腰に巻いただけですが）、彼女のソロステージが始まります。ももちゃんのポテンシャルをフルに活かした格好いいステージでした。今週ももちゃんの扱いが悪かったらマジでアンケートに苦情でも書こうと思っていたので、なおさらももちゃんのステージに感激しました。
岬ゆうら−今週のステージは藤繭ゑちゃんがデビューしたての頃に演じたステージ「夢一夜」の再演（若干アレンジはしています）。藤繭ゑ版「夢一夜」を観たのは昨年12月26日、私を道劇そして藤繭ゑにのめり込ませるきっかけとなった思い出深いステージ。それだけにこのステージは繭ゑちゃんだけのものにして置いて欲しかったという気持ちがある。しかし、どうやら道劇側はゆうらちゃんを第二の藤繭ゑにしようという意図を持っているらしく、これまでに繭ゑちゃんが演じた役・出し物の多くをゆうらちゃんに再演させている（例；「ストリップバーレスクII」での「精霊流し」、「学園はだか天国」のよい子役）。私がこれまで観た感じでは、繭ゑちゃんとゆうらちゃんでは持ち味が若干異なっているような感じがしていて、このままゆうらちゃんに繭ゑ後継路線を進ませてゆくのは決して得策ではないと思うのだが、これも繭ゑちゃんファンの私のいうことだから、当てにはなりませんが。この日のステージも藤繭ゑ版「夢一夜」を彷彿とさせる部分もある一方、ゆうらちゃんらしさを出そうとしている部分も感じられた。だけど、つい繭ゑ版を絶対的なものとして比較してしまうのでそのゆうら色がちょっと余計なものに感じられてしまうんだよね。ただ、浴衣に扇子を持ってのオープンは決まっていました。退場時に扇子でおでこをポンと叩いてのおどけたポーズ（幇間か落語家みたい）は秀逸。これこそゆうらカラーだと思うのですが。
丘乃愛唯−初めてのトリ、道劇チームの中ではダンサブルなナンバーを得意とする愛唯ちゃんならこの大役を務められるはず。黒で統一した衣装、引き締まったボディによく似合ってる。笑顔を浮かべながらのソロダンスには貫禄すら感じさせる。一番気に入ってるのは脱いだスカートを片足で袖に放り投げるポーズ、彼女のスラッとした脚の美しさとしなやかさを同時に堪能。ベッドはいつものオナニーベッドではなくオナニー半分ポーズ半分といったところ、かえってこのくらいの配分の方がトリという感じがするのは不思議というか、愛唯ちゃんらしいというか…。とにかくよかったです。来週もこんな素敵なステージを魅せられたら本気で彼女のファンになっちゃうかも知れないなあ(^o^)。
フィナーレ−前半は恒例の道劇チームのフィナーレダンス＆握手会、今回は全員と握手してもらいました（嬉）。また愛唯ちゃんには「いつも来てくれてありがとう」なんて言葉までかけてもらいました。ちゃんと見ているものですね。後半は出演者全員集合のパチンコフィナーレ、新人ばかりの今週みんなをリードしてるのは、やっぱり七海羅夢ちゃん、汐音ちゃんとふたりで山咲あかりさんを両脇に抱えて登場、幕が降りる際にはバストを突き出すポーズでみんなをリード、楽しいフィナーレでした。

続いて９月３日（日）編；

今日も結構なお客さんの入り、普段お会いする常連さんもみやもさんを除いて大方揃っていた。昨日見かけた七海姉妹のファンらしい青年は今日もかぶりつきに２ステージいて静かに姉妹のステージを観ていた。私は私で下手２列目でニコニコしながら２ステージを鑑賞。七海姉妹のステージの変化の様子やひなたちゃんの初々しいポーズベッドや愛唯ちゃんの華麗なステージを科学的視点などとは全く関係ない純粋なるファンとしての視点で見ていた。
この日起こったこと、感じたことを雑感風に；
・１回目の黒木純さんのポラの時間、スピーカーから「オッハー!!」の声が、次いでBGMを「慎吾ママのおはロック」に切り替えようとして失敗した様子が…。呆気にとられるお客さん、純さんが「きっと七海妹のしわざや」と説明。なにやら、出番前に「オッハー」のポーズをみんなで練習していて、罰ゲームで羅夢ちゃんの指示通りにポーズを取らねばならなかったそうですが、出番前に何をやっているのやら…（笑）。相葉まよさんはポラ用のカメラにこっそり目隠しをしているし、楽屋の雰囲気だけは超よさそうですが。
・今日もありすちゃんのポラ売れず…(;_;)。またもやたまりかねて私が１枚だけ購入したのですが、あとで常連さんから「常連で唯一ありすちゃんのポラを撮った男」と冷やかされてしまった。「○○さんは撮らないんですか？」と尋ねたら「照れくさいから…」と言ってたけど、その裏には道劇専属の娘にポラを撮らせることへの反発があるように感じた。その反発には共感できるんですけど、さすがにあの雰囲気には耐えられないので、これからも義理ポラ程度は買うのを許してくださいね。
・反発と言えば、休憩時間、常連のＴ山さんから「これからはステージに手を載せたり、煙草を吸う客がいても、常連は注意しなくていいよ」と言われた。先日、みやもさんがお客さんのマナーを注意したら、従業員さんから逆に「そんなことしなくていい」と注意されたという事件に端を発していることはなんとなく予想でき、それに対する常連さん達の反発なのだろうということも。個人的には同じ注意されるにしても制服を着た従業員に注意される方が心理的には効果があると思うし、常連が場内警備じみたことまでする必要はないという意見を持っているので、この結論自体には賛同できるのだが、それまでの経緯が常連さん達と劇場トップ（ゼネラルプロデューサーの矢野さん）との間の意識の違いが表面化した感じなのが気がかり。以前の清水ひとみ社長との懇談では常連のそうした行為をむしろ推奨していたようなところがあった（踊り子経験のある清水さんとしたらいい環境で踊り子さんにステージに立って欲しいと思うのは当然なのだが）ので余計話がややこしくなっているのかもしれない。常連の端くれとはいえ、本当にマナーの悪くなる４回目には殆どいたことのない私にとっては、他人事のようで済まないが、早く正常な常連と劇場の関係を回復して欲しいと願うばかり。それに、常連としての意識とは無関係に、ただ自分や近くの客がいい環境でステージを観られないのであれば、自分の手と声の届く範囲でマナー違反の客にはズバリ注意をするつもり（但し自分より弱そうな客に限る(^^;)）。ただ、最近はそれほどひどい客は私の側に寄りつかないだけ（笑）。

来週は七海姉妹の楽日イブと楽日のステージを観るのが楽しみ。ステージの進化ぶり、他のステージへの乱入ぶり、その他姉妹のはしゃぎぶりを楽しみたい。
2000年09月07日 03時00分16秒

2000年8月26日（土）　繭ゑちゃんへのファンレター
2000年8月26日（土）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

ここ数日喉がガラガラする。風邪のひき初めみたいな症状がずっと続いている。直接の原因は、毎晩扇風機を回しっ放しで寝ているせい（扇風機のタイマーが故障していて朝まで回っていることが多い）だと思うのだけど、根本には、夜行列車を利用した札幌遠征を繰り返している無茶がジワジワと基礎体力を弱らせているのもあるのじゃないだろうか？
とりあえず、今週の遠征で夜行列車にはしばしおさらば、となる予定なので、私の体力チャン、もう少しだけ辛抱してね（笑）。ストリップ通いによる過労で倒れるなんて上司に説明できないでしょ？

そういうわけで今週も「夜行列車往復割引きっぷ」による札幌遠征。金曜日は職場のお客さんを接待するための飲み会に参加。散会後、二次会には加わらず、そのまま釧路駅に向かう。「週末は旅に出ますんで私はこの辺で…」という私に、ピンときたのか上司も一言だけ「じゃあ、ほどほどに。気を付けて…」と了承してくれた、いやぁ、いい上司を持ったものです（笑）。
例によって、サウナで仮眠＆時間潰し。慣例に倣えば、その後は大通公園で時間潰し継続＆ひなたぼっこ、と来るのだけれど、この日は雨、気温は25度程度と高くなかったけれど、湿度が高くて蒸し暑いことこの上ない。公園での時間潰しを諦め、冷房の利いたデパートをハシゴしながら、ススキノまでブラブラ移動することに。しかし、大の汗っかきの私のこと、その程度の運動でもしっかり汗をかいて、道劇に着く頃には背中は汗でグッショリ、シャツに汗じみを付けての格好悪い道劇入り(T_T)。
そもそもこの蒸し暑い中、デパート巡りなんかしようということになったのは、繭ゑちゃんに差し入れしようと思ったから。初めて彼女に差し入れしてファンであることを告白したのが5月21日だからそれからおよそ３ヶ月、前回は急な思い付きだったのでファンレターを書けなかった心残りもあり、４半期に一度くらい道劇のファンの娘には差し入れとかしないと忘れられちゃうかも？という気持ちが働いたので。出発前日、「牡丹燈籠」の感想を中心に３時間かけてファンレターを執筆。この熱意を仕事に向ければ…という罪悪感に苛（さいな）まれながら(^_^;)、久し振りに辞書をひきながらファンレターを書いた。変に難しい漢字が多く、もったいぶった表現を多用したインテリ志向が鼻につくのは私の特性だからしょうがない。むしろ、自分はこういうキザな似非インテリファンであることを素直に彼女に示す方がいいのかな？なんて自虐的な気分。そんなインテリ気取りのファンレターと一緒に渡す差し入れがぬいぐるみでは何か変？と思い、あちこちのデパートの玩具・雑貨売場を覗いたのだが、いいものが見つからず、また無理に形に残る物を贈ってこちらのセンスの悪さを二重に強調することもないので、ということで「超」無難にモロゾフのフルーツゼリーの詰め合わせでお茶濁し。初めてのお人形系またはアクセサリー系のプレゼントは、まずは道劇専属以外のシャレの通じる娘に贈って、自分のセンスについての反応を見てからにしようっと。多分、来週出演する七海羅夢ちゃんなら分かってくれると思うんだけど…（苦笑）。
観光客が目立ってなかなかのお客さんの入り、３回目は立ち見まで出る大入りでした。ただ、問題のあるお客さんも多く、１，２回目に前の方に座ったヨボヨボのお爺ちゃんはすきを見ては踊り子さんの手や足をちょろっと触るわ、道劇チームのオープンでは握手したまま手を離さないわ（それでも名物爺さんというわけか追い出されもせず居続けてましたが）、３回目にはマ○コを追いかけて客席を右往左往するオッサンは出没するわ、しまいには岬ゆうらちゃんのオナニーベッドを見ながら自分のまでいじりはじめた泥酔状態のオッサンまで登場、さすがに此奴は早々に従業員につまみ出されましたが。ただ、他の観光客らしいお客さんはノリもよく、手拍子・拍手にも協力的だし、関係ないところで騒がないし、応援するこっちもやりやすかった。ただ、そういうお客さん達の中で応援していると、何か応援や観客への注意に気を取られて観た感じがしない。ストリップを楽しむ、という目的を達成するだけなら２回目までで帰ってもいいかもしれない。
そういうこの日の香盤です；


１．広末順子　ソロ
２．河村紀香　ソロ＋ポラ
３．岬ゆうら＆泉希　チーム
４．コント道劇座
５．大空蘭子＆遙月もも＆ありすwith泉希　チーム
６．特別企画「牡丹燈籠」
（藤　繭ゑ＆夢野ひなた）
７．小森まみ　ソロ＋ポラ
８．大信田ルイ　ソロ
９．フィナーレ


感想＆短評；
広末順子−前見たときよりちょっと髪を伸ばしたみたい。トップに相応しいいいステージでした。いきなり余談になるのですが、先週の松本リカさん、今週の広末さんと見ていって、踊り子さんにはそれぞれ振り付けに個性があるんだなぁってことに気付いた。松本さんは首をちょっと傾げて指先を顎にあてる仕草をよく振り付けに入れているし、広末さんは指先をその振り付けに合わせて色々変えることによって何かを表現しようとしている。それぞれ、他の踊り子さんには見られない彼女ら独自のもの。その仕草を見ただけで以前の彼女らのステージが記憶の中でプレイバックされるようになった。そういう記号・鍵を持った踊り子さん達にこれからもっと出会っていきたいなあ。
河村紀香−ノリのいいステージ。彼女の場合、ステージのキーワードはライトＳＭっぽさかな？今回のステージでも途中からスカーフで目隠しをし、脱いだパンティで両手を拘束してのベッドにそういう意図を感じさせた。ポラ、ポケットをゴソゴソまさぐって財布を出そうというお客さんはそこそこいるのに、肝心の手が挙がらない。しょうがないので、私が一番乗りで撮ったら、後はさっき財布を探していたお客さん達が続々と購入。テメエら、様子見してやがったな！買いたいと思ったら素直に買えよ！（笑）
岬ゆうら＆泉希−「燃えよドラゴン」のテーマにのせて、二人揃ってチャイナドレスで登場。スリットの入ったドレスのゆうらちゃん、色っぽい。ミニのドレスの泉希ちゃんは可愛さ優先かな？二人でカンフーっぽい擬斗アクションを交えたダンスをするのですが、所詮女の子同士なのでキックにもパンチにも全然迫力がありません。それに、あくまでも格闘なんだから二人とも笑っちゃダメだよ（笑）。ただゆうらちゃんのキックは足が上がっていて格好だけはそこそこいい。泉希ちゃんのキックは足が上がってないねえ、それじゃ敵は倒せないよ、と思っていたら、勝ったのは泉希ちゃん、あのキックで勝てちゃったの？（苦笑）泉希ちゃんは意気揚々と退場、あとに残されたゆうらちゃんのオナニーベッド、そして泉希ちゃんのベッドへ。泉希ちゃんのソロでのベッドはこれが初めてじゃないかな？まだソロだと少し表情が強ばっちゃうみたい。そういう二人のまだ初々しいベッドをニコニコしながら見てました。チャイナドレスでコスプレ、だと思えばいいのかな？
コント道劇座−道劇座単独でのコントを見るのは１ヶ月ぶり。不良学生と普通の学生と先生のコント、風俗店店長と客のコント、の２本を見た。森さんのボケ役、やっぱり面白い。なかなかの出来。
大空蘭子＆遙月もも＆ありすwith泉希−実際は新人・ありすちゃんをメインにももちゃん、泉希ちゃんの３人によるパラパラポラショーと蘭子さんの「新・かぐや姫」の２部構成。まずは第１部、「不思議の国のアリス」のサントラにのせてありすちゃん登場、少女らしさを強調したステージ。ありすちゃんの立ち姿勢、背筋をちょっと反らしてヒップとバストを強調、さまになってる。アンダーヘア全部剃っちゃったんだ、ロリータ路線で行くのかな？次は一転、アップテンポなディスコミュージック、スパンコールいっぱいのボディコン姿のありすちゃん、ももちゃん、泉希ちゃんによるパラパラダンス。もう少し振り付けを激しくてもいいような気がするが、泉希ちゃん、ありすちゃんの能力を考えるとこれが限界かな？そしてももちゃんをＭＣにしてありすちゃんの限定ポラロイドショーに。道劇の娘でポラを撮影するのは初めて（注；実際にはオープン初期に清水ひとみさんやちひろちゃん等道劇聖少女隊がツーショットポラを撮っている）、１ステージ２名までということであくまでもショーの一環、ファンサービスということなのだろうけど、こういう企画が出てくること自体、道劇の路線の幅の広がりともふらつきとも取れるような変化を感じる。道劇チームも段々増えてきてそれぞれの娘の個性の差別化を図る上での実験なのか、「道劇の娘のポラも撮りたい」というお客さんからの希望に沿ったものなのか、これからの動きに注目することにしよう。それに、ソロベッドなしのＭＣ役とはももちゃんの扱いがちょっと酷いんでないかい？ダンスの技術は蘭子さん、愛唯ちゃんに次ぐ実力を持っている（と私は評価している）んだけど、いざとなると３枚目的キャラしかさせないのはどうかなあ？彼女の最大のネックはかなり痩せたとはいえあの太めの体型で、綺麗な裸を見たいというお客さんのニーズを満たすのはももちゃん単体では難しいとは分かっているのだけれど、それでも勿体ない気がするよなあ。今度アンケートに「ももちゃんのソロが見たい」とでも書いてみようかな？
続いて第２部。着物姿の蘭子さん登場。ステージ上には繭ゑちゃんの「かぐや姫」で使ったのを再利用したような(^^;)竹林のセットが。それがなければ「新・かぐや姫」なんて分かんない（笑）。けどいいんです、蘭子さんの場合、どんな設定でも一級のステージに出来る力を持ってますから。今回も日本的でありながらややアップテンポな曲を使ってのステージ。艶やかな視線を客席に投げながら着物を徐々に脱いでいく蘭子さん、その時点で私の眼は彼女の魅力に麻痺状態。あとは蘭子さんのステージに酔うばかり。ステージの批評なんかそっちのけ、完全なものに批評なんか出来ませーん！とばかりに、彼女の世界に耽溺した。一般にはこういう状態をファンというのでしょうね。でも、私の世界ではこういう状態を「尊敬」と呼称します。言うことなし！です。
「牡丹燈籠」−２週目に入った「牡丹燈籠」、今週は先週見て腑に落ちなかったストーリー構成上の幾つかの疑問を解決すべく細かい演技の全てを見逃すまいといった気持ちでしっかり見たつもり。先週は繭ゑちゃんの艶やかな着物姿やひなたちゃんの演技力の進歩に見とれている方が多かったからね。２週続くステージだとこういう風に見方を変えることによって、新たな発見をすることが出来るのがいいんですよね。で、得られた結論は、ストーリーからオリジナルの怪談的設定、つまりお露とお米が幽霊である、というところをあえて無視することによって、この道劇版「牡丹燈籠」は清水ひとみさんの「女の情念」を軸にした話に収斂させることが出来る、というもの。お露とお米は幽霊である以前に、まず女であった。自分の愛する男を女中に寝取られた衝撃、絶望で狂気に取り憑かれた女・お露の激しくそして破壊的な行為が彼女のオナニーベッドとして表現されているのではないか？という感想を得た。現代文の苦手な私にしてはいい着目だと思うのですが、どうなんでしょう、ストリップライターとして喰っていけるかな（笑）？
懸案の胸のつかえが下りた後は、次の課題、繭ゑちゃんへの差し入れも無難にこなさなきゃ。オープン、繭ゑちゃんが私の前に来たら渡そうと身構えていたのに、なかなか前に来てくれない。結局退場時に辛うじて渡すことが出来た。でも、ちょっとイケてないかな？
小森まみ−初見です。顔も身体も綺麗でした。見とれてました。ＡＶ出身らしいのですが、見せ所を押さえたダイナミックで格好いいステージでした。ポラの売れ行きが良かったのであえて撮らなかったのですが、ポラの購入の可否でステージを評価するという昔の私の基準からすると買っても良かったかな。
大信田ルイ−実は今週一番観たかったのはルイさんのステージだったのです。前回のステージがあまりにも鮮烈で、一度観ただけで文句なく私設殿堂に推挙したのですが、その感動を今回のステージでも魅せてくれるんだろうか。蝶々をイメージした衣装で登場。私の記憶の中の彼女よりは少しふっくらしたような気がするけど、それでも衣装を脱いだときの背中の筋肉の逞しい発達ぶり、スラッとしていながらしっかりと鍛え抜かれた脚の美しさは記憶のまま。全身全力を込めたステージの華麗さにうっとりするばかり。ベッドは全裸に蔦（つた）をからめた姿で、まさに野生の女王の風格。鍛え抜いたボディ全体を使って悶えるオナニーベッド、またもや非の打ち所なし！完璧、脱帽です。
フィナーレ−道劇チームのダンス＆握手会の際、繭ゑちゃんが私に近寄って「お手紙を受付に預けてますので帰りに受け取って下さい」と耳打ち、繭ゑちゃんとの初めての会話に感激（会話になってないって？細かいことはいいじゃん）！彼女の生声、忘れられないよー(^o^)。よく考えれば手紙が既に出来てるんなら、その時直に渡してくれればいいようなものだけど、フィナーレはハッピ姿で手紙を懐などに忍ばせるわけにはいかないし、私は２回目以降はステージからは照明の陰になって見えない後ろの方で観ていることが多いので、受付（チケット売場）に預けるのが一番確実なのかな？この日、結局３回目まで観ていたのですが、手紙が気になって２回目の休憩時間中に受付に行って手紙をもらってきた。「手紙を預かってるって聞いたんですけど…」「誰からの手紙ですか？」「繭ゑさんですぅ」「あ、じゃあカサイさん？」「ハイ」これで従業員にも私の名前がばれてしまった！恥ずかしい（笑）（おまけ；その恥ずかしい思いまでしてもらった繭ゑちゃんからの手紙ですが、例によってまだ読めません。まさか「変なもの寄越さないで、あんたなんか嫌いよ、馬鹿！」なんてことは書いてある訳ないのですが、自分の書いた手紙の返事って、なんとなく恥ずかしいですよね）

次週は繭ゑちゃん、蘭子さんはお休みで、残った道劇チームで企画ものをやるみたい。客演陣は山咲あかり、黒木純、相葉まよ、そして七海汐音＆羅夢の七海姉妹。七海姉妹は５月以来の道劇出演、今回はファンとして彼女らを迎えないといかんのだよなあ。現に姉妹のホームページのＢＢＳでは、いつの間にか私は道劇でのステージ盛り上げ役をやる羽目になってるし（笑）。まあ、私なりに精一杯努力することにしましょう。それに私のプレゼントのセンスを試す絶好の機会だし。
2000年08月29日 00時48分29秒

道劇2000年8月中のレポート
2000年8月17日（木）・19日（土）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

17日は実家から釧路への帰途での札幌寄り道、自宅で久し振りに自分の枕で一泊した後、再び夜行列車に乗って19日に札幌入りしたという訳。８月中旬の公演は復活した藤（元）姉妹（藤繭ゑ＆夢野ひなた）による企画もの「牡丹燈籠」に道劇チームによる「ストリップバーレスクIII 人情編」の再演、と楽しみにいていながらこれまで観られなかった反動のように、間を置かずに札幌に通ってしまいました。

両日とも夜行列車で早朝に札幌入りしたので、世の中が本格的に動き出す時間まで札幌駅前のサウナで入浴＆仮眠、そして大通公園で時間潰しという札幌でのライフスタイルが確立してきた。日射しは厳しいけれど噴水近くの日陰のベンチで風に吹かれながらなら、汗も殆どかかずに快適に時間を潰せる。そろそろ秋なのね、と柄にもなく季節の移りゆきに思いを寄せる（笑）。そのくせ、道劇に一歩足を踏み入れるといきなり汗が噴き出すのは何故？多分、開場直後のまだ空調が十分に利いていない場内の淀んだ空気の熱気に私の汗腺が感応してしまう為なんだろうと思う、釧路で10年生きてきてすっかり皮膚感覚が寒冷地仕様になっちゃったみたい。こういう時は、カウンターでアイスコーヒーをがぶ飲みしてしまう。ただ、19日に頼んだアイスコーヒーはやたらと薄く、それでも冷たけれりゃいいので黙って飲んでいた所、カウンターのお姉さんが気の毒がって足してくれた、サンキューでした。
17日は平日にも関わらず１回目から結構なお客さんの入り、普段は日曜日にしかお会い出来ない常連のＴ山さんもおられたし、お盆休みの人が多かったのかな？19日は社会も平常モードに戻ったということで普通の入りというところでしょうか？そういう中、17日は２香盤を、19日は３香盤を鑑賞。両日ともお客さんのノリはまあまあよかったのだけれど、相変わらず３回目のステージはお客さんのマナーが目立って落ちてくるのにウンザリ。彼らの言動に注意力を削がれ、いまいち見た気がしなかった。劇場側にとっちゃお客さんなんだから余り厳しい注意も出来ないのだろうけれど、ポラやオープン以外での騒々しい客には劇場側からレッドカードを出してもいいんじゃないかと思う。以前の常連さん達と清水社長との懇談では、劇場が行動を起こすか否かのボーダーラインは踊り子さんに危害を加えるような行動を示すかどうか、だったと覚えているけど、静かに観ている善良なお客さん達（＝常連、ではないところがミソ）の利益も尊重して欲しいところ。これだったら、１回目のマ○コにしか興味のないお客さん中心のステージの方がよほどよいように見える。

気を取り直して、今週の香盤はこうでした；


１．松本リカ　ソロ
２．中島うらら（麗）　ソロ＋ポラ
３．高瀬美礼　ソロ
４．結城エレナ　ソロ＋ポラ
５．「牡丹燈籠」
（藤　繭ゑ、夢野ひなた）
６．「ストリップバーレスク　裸DE戦後史III〜人情編〜」
（大空蘭子、丘乃愛唯、岬ゆうら、遙月もも、泉希、ありす、道劇座）
７．フィナーレ


それでは感想とコメント；
松本リカ−しばらく見ない内に髪を伸ばしたようですね。もちろん、ちょっとクールなリカスマイルとトランジスタグラマーぶりは健在。彼女のポテンシャルを知っているのでやや物足りなくはありましたが、衣装、振り付けに凝った格好いいステージでした。でも、彼女のオナニーベッドを初めて見たのですが、それだけはあっさり済ましすぎてあまり上手くありませんね。
中島うらら−道劇で彼女を見るのは初めて。華奢なボディと対照的なド迫力のバストを堪能しました（ついでにポラも撮りました）。オープニングはザ・タイガースの「シーサイド・バウンド」をBGMにビキニにパレオ姿。自分のボディラインを意識したいい選択ですね。ダンス自体はもうひと頑張りかな？
高瀬美礼−以前の道劇のステージが印象に残っていないので、初見のつもりで見ました。ちょっと梅宮アンナ似。時折見せる笑顔がとってもキュート。振り付けが工夫されていて可愛くかつセクシーに表現されていて好印象でした。唯一の難を挙げれば、脇の下と脛のむだ毛の処理に脱毛クリームを使用しているみたいだけど、ステージの照明の元では肌荒れが目立っちゃうので、きちんと剃った方がいいんじゃないかな？
結城エレナ−ちょっと神田うの似の娘。全体としては平板な印象（まあ、初見の時の私の印象て、たいていこういう感じであまり誉めてないんですけどね）。売れ行きが今ひとつなので景気づけにポラを撮影。
「牡丹燈籠」−繭ゑちゃんと元・藤ひなたのひなたちゃんの久し振り（２月の「雪女」以来）のコンビによる企画ものは「お露さん」で有名な怪談・牡丹燈籠を題材に清水ひとみさんが自由にアレンジしたオリジナルストーリー。舞台は毎夜訪れるお露（藤繭ゑ）とお付きの女中・お米（夢野ひなた）がこの世の者ではないことを知らされた新三郎（障子越しのシルエットのみで登場、道劇座の青木さんかな？）が魔除けのお札を家に貼ったところから始まる。行灯を持った桜色の着物のお米と牡丹の柄の鮮やかな着物のお露が登場。怪談「牡丹灯籠」の怖さは、お露一行が新三郎の家に近づくにつれて彼女の下駄の音が段々と大きくはっきり聞こえる音響的恐怖の増幅にあると思うのだが、繭ゑちゃんはその後のステージのこともあるのか素足で登場、下駄の音自体はスピーカーから聞こえては来るのだが、雨垂れみたいな感じであまり下駄っぽくはなくまた恐怖を感じさせるようなものでもないのが残念。お札を貼っているので、お露は新三郎の家には入れない。落胆する彼女をお米が慰める。ふと二人の目が合い、そして唇を重ね合う。二人のレズビアン的関係をこのシーンで示唆しているのね。女性同士とはいえちょっとジェラシー(^^;)。禁断の恋に我に返ったお露は恥ずかしさのあまり退場、そしてお米・夢野ひなたちゃんのオナニーベッドに移る。彼女に白い肌が指の動きが激しくなるにつれて赤く染まるさまはとってもセクシーでドキドキする。オナニーベッドが終わると、舞台を一陣の風が吹き、お札がはがれてしまう（道劇お得意の黒衣による演出）。それを見てお米は悪魔的な笑みを浮かべて新三郎の家に入る（ひなたちゃんの演技サイコー！）。気を落ち着かせたお露が新三郎の家の前に戻ると、そこで新三郎とお米の濡れ場を目撃してしまう（このステージ、家の内部の出来事は全て障子越しのシルエットで表現している。演出の妙か）。そこからお露の精神が狂気と正気の間をフラフラ動揺しだす。お米は必死に謝るがお露は気味の悪い視線をお米に投げつけて懐刀を取り出す。恐怖に凍り付くお米を尻目にお露の視線は新三郎のいる家に向かい、ついには新三郎を殺害。「次は私の番か」とブルブル震えているお米・ひなたちゃん、耳たぶが真っ赤になっていて本気になって演技している。こういう姿も可愛いものですね。結局、お米は間一髪逃げ切り、舞台には半狂乱のお露・繭ゑちゃん一人残され、彼女のオナニーベッドが始まる。久し振りに彼女のステージを見たせいもあって非常に新鮮に見えた。さっぽろナイスポに連載している彼女のコラムでは、最近スランプに陥っているという悩みを吐露している彼女だが、休みの間にすっかりリフレッシュしたのかも知れない。以前、私を感動させ、彼女の虜にさせた頃の迫力・存在感のあるステージでした。彼女が絶頂に達する直前、お露の精神が正気に戻ったのかオナニーを中断、自分のした行為に絶望し最後は新三郎の死骸を抱きながら幕。よくよく考えれば、お露もお米も幽霊なのにレズ関係に悩んだり、主人の男に横恋慕したり、怖がったりと非常に人間的な行動をとったり、お露の正気と狂気が交錯し過ぎてはっきりしなかったりと、構成・演出的にはなんか変なところもあるのだが、ステージ全体としては素直に感動してしまった。
最後は繭ゑちゃん、ひなたちゃん揃って「湘南盆踊り」にのせての明るい楽しいオープンでした。二人ともファンなだけにどちらかだけにファンレターを渡したり差し入れしたりするのはあえて控えたいと思っていたのだけれど、この感動のお礼に来週はしばらく何もあげていない繭ゑちゃんになんか差し入れしてあげようかな？
「ストリップバーレスク　裸DE戦後史III〜人情編〜」−先々週の公演の再演ながらキャストは大幅に入れ替え。藤繭ゑちゃんのパートを岬ゆうらちゃんが、夢野ひなたちゃんに代わって新人のありすちゃんが担当していた。また前回は殆どなかった道劇座によるコントの時間が心ばかりながら増加、そのおかげで万引き（丘乃愛唯ちゃん）を追いかける店員（早川さん）と警官（森さん）のパートでアドリブ的に森さんが客席にいる私に向かって「いつも来られてる方ですね。これからも道劇をよろしくお願いします」と握手してくれた。コントの森さんにまで顔バレしていたとは…、嬉しいやら恥ずかしいやら(^^;)。最近は従業員さんの幾人かにも常連扱いされ始め（実例１−入場時、マニュアル的に「階段を下りたところがステージです」と声をかけた従業員のお姉さん、私の顔を見るなり「あ、とっくに判ってるんだよね(^^;)」と呟いた、実例２−３香盤見て帰ろうとした私に「もうお帰りですか？」と声をかけた従業員さん、３回も同じステージ見たんだからもう帰して下さいよ〜（泣）！）、困ったような顔をして嬉しがっている私、ひねくれてますね。
さて、ステージの話に戻ろう。道劇チームによるダンス、愛唯少年と道劇座のパートの後は泉希ちゃんとありすちゃんのコンビによるパート、「カチューシャの唄」「蘇州夜曲」をBGMにぎこちないけど初々しさ満点のステージ、こういう時は素直に彼女らの初々しさをニコニコしながら見守るのが一番。そうして彼女らに楽しく演じてもらって早く一人前のストリッパーになって貰えれば。ところで新人ありすちゃん、デビュー１週間というのもあるのでしょうが、なかなかダンスも脱ぎっぷりもさまになっています。まだ表情が硬いですが、これから段々と彼女らしさを発揮してくれそうです。
17日のステージ、丘乃愛唯ちゃんのステージのクライマックス、応援さんが紙吹雪を撒く、とっても綺麗、と最前列で見とれていると後ろから誰か私を突っつく人がいる。振り返るとＴ山さんが紙吹雪を掃除するための羽根のモップを渡してくる。え、私に掃除してくれって事なの？よく分からない内に慌ててステージ上の紙吹雪を掃除する。休憩時間、Ｔ山さんに聞くと「ちょうどいいところにカサイさんがいたんでつい頼んじゃった」とのこと。そういうつもりで最前列に座った訳じゃないのにー(^^;)。そう言いながら、その日は２回目も最前列で紙吹雪の掃除をさせて貰いましたが。ただ、いつ紙吹雪が宙を舞うかと思うと、緊張して愛唯ちゃんのステージをしっかり見られなくなっちゃうのが難点。
ももちゃんのビーチボールパフォーマンス、慣れてきたのもあってももちゃん絶好調の感じ。
髪を少し切ったらしい岬ゆうらちゃんによる「精霊流し」、前の繭ゑちゃんのイメージが強すぎてなんかしっくりこない。ゆうらちゃんの日本人離れしたプロポーションには浴衣姿は似合わないような気がする。単に私が頑固なだけかも知れないけど。
大空蘭子さんのステージ、完璧という他ないです。私はただただ純粋な気持ちで彼女のステージを見て感動することしか出来ないです。これ程までに感動すること自体、私の人生の中では初めてのような気がします。私は一応、繭ゑちゃんにハマって道劇に通い詰めていると自分で思っているのですが、ひょっとしたら蘭子さんのステージを見たくて通っているのかも知れません。そんなことがふと自分の心に浮かびました。
フィナーレ−道劇恒例の「お祭り忍者」にのせて道劇チーム全員によるオープン＆握手会へ。繭ゑちゃんと３回も握手してもらっちゃった。嬉しー!!

来週は「牡丹燈籠」は２週目、蘭子さんは新人を従えてのチームショーを演じるということらしい（今週は出演していない新人・緒方彩乃ちゃんはここでデビューするのかな？）。客演陣も私設殿堂入りの大信田ルイさんを始め、河村紀香さん、広末順子さんといった道劇お馴染みの踊り子さん達が出演予定、楽しみです。余談ながら、来週も往復夜行列車での札幌遠征となりそう。そのうち体壊しそう（笑）。
2000年08月21日 20時54分06秒

2000年8月13日（日）　八戸マノン初見参
2000年8月13日（日）
八戸　「八戸マノン」

夏休みをとって帰省したものの、両親は共に入院しているし、兄弟は13日夜にならないと来ないし、ウチには私独りぼっち。それじゃつまらない、ということで青森の劇場を開拓してみることにした。今年はまず八戸市にある「八戸マノン」に行ってみた。

実は青森県人であるくせに八戸の行くのは生まれて初めて。ある街に初めて行く理由が劇場に行くため、というのは端から見ると可笑しいんだろうな…。
弘前駅を10時前に出て青森で乗り換えて八戸駅から更に八戸線に乗り換えて本八戸駅で下車したのが午後２時過ぎ。八戸マノン劇場は本八戸駅から歩いて数分の所にあった。こぢんまりとした劇場、という印象。３時の開演の15分前に入場、特別料金ということで入場料金は７千円。道劇の早朝割引２回分か…と思うとやはり高い。開演前の割引くらいしてくれてもいいと思うのだが。まあ今週の出演メンバーは浅草ロック座プロデュースということでロック座所属の有名どころの踊り子さんを揃えているので仕方ないとも思うが、そんなに高くてはお客さんの足が遠のき、それを挽回しようとまた特別料金でいい香盤を組む、という悪循環に陥っているような気がする。
劇場内の印象、ロビーがないので、お客さんが場内で煙草をスパスパ、場内禁煙を厳格に守っている道劇に慣れた私から見ると異様な光景。ステージはそれほど狭くもなく広くもなく、という程度の広さ。ステージの高さは道劇並みという感じかな。最前列をパイプ椅子で囲み、その後ろには長椅子を配置。ゆったりとした感じがするし、後ろの席からでのステージがちゃんと見えるのは嬉しい。もっとも１回目は若いお客さん中心でそこそこ入ってはいたが、２回目はガラガラに。お盆の日曜日ということで遠征のタンバリン＆リボンの応援さんが２−３名、また踊り子さんと顔見知りらしいお客さんも数人いた、ただその他のお客さんの反応が悪く、手拍子はパラパラという程度、今回は全員ポラ撮影をオプションで付けていたが、売れ行きも今ひとつ。もっとも、入場料７千円も取ってポラまでやるというのは少しあこぎなようにも思う、一般のお客さん相手なら売れなくて当然でしょう。１枚千円で高いし。
もう一つ、この劇場の最大の問題点を指摘しなければならない。それは音響及び照明設備の貧弱さ。ただ光を当てているだけの照明、照明の切り換えの拙さ・不適切さ、音楽の切り換えの手際の悪さ、ボリュームコントロールのいい加減さ、etc.、悪いところばかりが目につき、耳に障った。設備の貧弱さはある程度はしょうがないとしても、音響・照明のスタッフの能力の限界から来るところもあるようにも思われる。家族的なかつ愛想のいい劇場の雰囲気から来る好印象も、この点で相殺されてしまった。

そういうこの日の香盤は；


１．工藤美笛
２．葉山小姫
３．望月ねね
４．宮木汐音
５．たまよ
６．後藤えり子
７．フィナーレ


帰りの電車の時間が迫っていたため、２回目の葉山小姫ちゃんのステージまでしか見られなかったので、コメント＆短評というよりは寸評ですが；
工藤美笛−憂木瞳似、ダンス技術は今イチながら一生懸命さは伝わってきたので激励の意を込めてポラ撮影。それにしても、劇場のアナウンスがいい加減で名前を聞き取れなかったし、場内のどこにも香盤を掲示してくれないのには困った。彼女の名前も「ストリップ劇場イエローページ」でようやく調べたし。
葉山小姫−美少女系、愛想良し
望月ねね−バストの美しさはさすが、お客さんとのコミュニケーションもうまい
宮木汐音−５年前に浅草フランス座で観て以来。ボディは貫禄のポッチャリ系、脚線美がいい、出し物は先週のトゥナイトIIでの中継と同じもの、なかなか魅せる。ポラ撮影
たまよ−コミカルな娘。ダンス技術はこの日一番。お客さんとの掛け合いっぽい振り付けもGOOD
後藤えり子−かなりのベテランのはずだが、そういうことを感じさせない綺麗なボディラインに感激。ステージングはロック座系ステージの典型とでも形容できるようなもの。ポラの際の愛想も良し

実家から通うとなるとどうしても１日仕事となる交通の便と料金面さえなんとかなるのなら、次の帰省時にも行ってみたいなあ、という感想でした。
2000年08月16日 02時15分02秒

2000年8月10日（木）　道劇８月頭楽日
2000年8月10日（木）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

今日から１週間帰省、当然札幌に寄り道して道劇鑑賞です。

朝一の特急に乗って札幌入り、この時期、札幌と釧路の気温差は５度、札幌駅に降り立った直後のムッとした蒸し暑さは堪えるけど、道劇を見るためだと思えば、我慢しなくっちゃ。
８月頭の公演も今日で最終日、本当は明日からの公演には愛しの繭ゑちゃん、ひなたちゃんが出演するので観たかったんだけど、家庭の都合でどうしてもこの日の内に実家に着かねばならないので、仕方なく断念。この日で８月頭のステージを見るのは３日目。蘭子さんの笑顔溢れるステージに酔い、道劇新人組の「制服物語」でのステージ技術の上達ぶりに感心し、ようやくステージに慣れた風の深山真希ちゃんの、ステージが終わった際のホッとした笑顔を見て心が和んだり、早瀬みなさんの余裕あるステージぶりにニコニコしたりした。そういう具合で２香盤鑑賞した。そうそう、１回目のフィナーレで新人を紹介していた。しかし、名前は「まだ決まっていません」というアナウンスでうけた。しかし２回目では「緒方彩乃（おがたあやの）」ちゃんとコールされ、丘乃愛唯ちゃんのステージのオープンに参加していた（とは言え、本当にステージの上にいただけで愛唯ちゃんのぶっ飛んだオープンを眺めていただけでしたが）。ホントにステージに上がったばかりで勝手が殆ど分かっていないようなので、詳しくは次週だと思われる本格デビューを見て評価をしましょう。しかし、１年前の新人が入っては辞めていった苦難の時期を思えば、専属の娘が総勢８名というモーニング娘。状態の現状は夢のよう。道劇の未来は明るいぞ！

次の道劇入りは１週間後の17日の予定。今度こそ繭ゑちゃん＆ひなたちゃんのステージを見なきゃ。
2000年08月16日 00時47分36秒

2000年8月2（水）−3日（木）　再会
2000年8月2日（水）−3日（木）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

わが研究所で毎年行っている恒例の北海道一周の調査航海に今年も乗船し、例年通り小樽に寄港した。日程調整のため小樽に丸２日停泊、と来ればもう札幌道劇に行くしかないでしょ（笑）？

まずは８月２日（水）篇；

小樽港に停泊している調査船を10時に出、観光客で賑わう小樽運河には目もくれずに小樽駅に直行、札幌行きの快速列車に乗り込む。札幌駅地下街で昼食の後、12時半に道劇入り。この日の札幌は快晴、暑さ対策として少しでも涼しく（でも『身なり正しい好青年(^^;)』という私のイメージを崩さない程度に凛々しく）なるだろうと、この日半袖シャツの下にはノースリーブの下着を着けていったのだが、大誤算。大汗かきの私の場合、炎天下の下少し歩いただけで背中や脇の下は汗でグッショリ、ノースリーブのため、脇の汗はシャツにじかに滲んで端から見てても脇の下だけシャツの色が違って見苦しいことこの上ない。しかも今回も１回目のステージは下手最前列の「指定席」でライトの熱に曝されながら、手拍子に夢中になっていたので、ふと自分の脇の下のツートンカラーを見てわが事ながら驚いた。

そういう環境の下、鑑賞したのはこういう香盤；


１．早瀬みな　ソロ
２．可愛沙羅　ソロ
３．深山真希（みやま・まさき）　ソロ＋ポラ
４．御幸奈々　ソロ
５．お笑い最強ホープ軍団　コント
６．丘乃愛唯　ソロ
７．大空蘭子　ソロ
８．「コスプレストリップ　制服物語」
（岬ゆうら、遙月もも、泉希、道劇座）
９．不二子　ソロ＋ポラ
10．フィナーレ


今週は公式ファンの藤繭ゑちゃんも隠れファンを表明した（だったら隠れじゃないじゃん？）夢野ひなたちゃんもお休みで、個人的にはちと淋しいメンバー、でもみやもさんが「どうです、最高のメンバーでしょう？」と胸をはる個性的な踊り子さんが揃った香盤なので、純粋にストリップを楽しめそう。

平日の割には、なぜか常連さんの顔も見える中、２香盤を鑑賞。１回目のフィナーレ後の休憩、トイレから出ると調査船の船員さんとバッタリ、彼の弁解は「いやー、札幌に息子がいるんで会いに来たんだけど夕方まで忙しいって言うから、つい時間潰しに入っちゃった」なんだけど、まあ信じてあげましょう。アイスコーヒーも奢ってもらったし（笑）。で、２回目は彼と一緒に鑑賞したんだけど、こういう時どういう風に見たらいいものかちょっと悩んだ。こっちが萎縮してかしこまってしまうと、彼もこちらを意識して楽しめないような気がしたので、こちらはこちらでいつも通りの手拍子付きの応援をすることにした。彼も彼なりに身を乗り出して魅入っているようだ。（後日談；アイスコーヒーを奢ってくれた、というのは、てっきり私にこのことは黙っておいてくれという意味かと思っていたら、数日後船員さん達との酒宴で向こうからこの話題を切り出してきた。彼曰く「あんな若い綺麗な娘が、あんなに沢山出てくるとは思わなかった」「俺が昔行った小屋とは大違いで感激した」「でも（天板や個室サービスのある）エグイのも好きなんだけどな（笑）」とのこと。気にして損しちゃった(^o^)）

では、感想とコメント；
早瀬みな−中華舞踏の衣装で登場、とっても可愛い。中国の音楽で構成、今回もなかなか凝っている。流石。ベッドは一転しっとりとしたもので。多少まだ慣れていないような感じはしたけど、個性的な早瀬みなワールドにニコニコしながら酔うばかりでした。ところで、彼女の右のバストにタトゥーがあるのに気付いた。先週まではなかったはずなんだけど…。本物なのかな？
可愛沙羅−久し振りのステージ。そのせいかそれともメイクのせいか、私のイメージにある彼女とはかなり違う地味めの顔に見えた。事前の知識がなければ別人だと思っていたかもしれない。それでも、豊かな黒髪とかくっきりした眉とか透き通るような白い肌とかボディラインとかで彼女を識別できたけど。「おもちゃのチャチャチャ」にのせてフランス人形のような可愛い衣装で登場、コミカルかつ美しい。次の曲では一転、胸の開いたネグリジェ風の衣装で登場、セクシーに踊る。このギャップがたまらない。ブルー一色のライトの中、コンサートで使う蛍光を発するペンライトを女陰に入れたり出したりという艶めかしいステージ。ただ、彼女が意図したほどブルーの光の中、彼女のボディは際立たず、白い衣装とのコントラストがはっきりしなかった。紫外線ランプが使えればいいのだけれど、そうもいかないだろうし…。ＴＳのような狭い劇場なら効果的だと思うのですが、道劇の広いステージではちょっと、という印象を持った。でも、その独創的なアイディアは評価しますよ。
深山真希−関西の劇場所属の娘のようです。（余談；最近、関西の踊り子さんが毎週一人出演しているようだ。普段見られない関西の踊り子さんを見られるいい機会なのだが、なぜ毎週一人なのだろう？しかも決まってポラだし）まだまだ新人モードから脱していない様子。全体的に今ひとつだったのですが、一生懸命さは伝わってきます。それに、ポラの際のネコ耳の衣装につられてポラ買っちゃいました。（どうやら、私ネコ耳に弱いらしいです(^^;)）
御幸奈々−いいステージでした。前半は「コパカバーナ（バリー・マニロー）」「コンガ」「リズム・ゴナ・ゲット・ユー」（以上、マイアミ・サウンド・マシーン）から成るリズミカルかつダンサブルなステージ、彼女のダンスのポテンシャルの高さがよく分かる。ベッドはスローテンポのバラードをＢＧＭに情感たっぷりのオナニー。盆からステージに戻る際によろける位、気合いの入った本気（っぽい）のステージ。オープンの笑顔も素敵でした。
お笑い最強ホープ軍団−今回は道劇座の青木さん、早川さんも加わってのコント２パターン。それにしても下ネタが多すぎるのは苦手。これに比べると道劇座のコントが健全に見える。笑えることは笑えるけど、終わった後で溜め息が出てしまう。こういう私って、上品すぎるのかなあ？
丘乃愛唯−ホープ軍団の下品な（あ、言っちゃった）コントの後で、愛唯ちゃんのステージというのは彼女もやりにくかったかも知れない（笑）。彼女の久し振りのソロステージはちょっとクールでワルっぽい彼女のカラーを前面に押し出したもの。ロックで構成されたステージ、クールな彼女の雰囲気とフィットしていい感じ、黒い網タイツでのオナニーベッドも彼女のグラマラスなボディを堪能できていい感じ。ヤンキー風の刺繍入りガウンを翻してのオープンもいい感じ。「丘乃愛唯ってこんな娘なんだ」っていう感じを持たせてくれるステージでした。
大空蘭子−蘭子さんのソロステージも久し振り。サンバ・ミュージックにのって登場、振り袖にカーニバルのような羽根飾りを背負っての衣装は非常に独創的。ノリのいいステージ、絶えることのない蘭子スマイルに酔いしれる。蘭子さんの場合、マジ顔も素敵だけど、笑顔は更に素敵。見せ所を随所に配置したベッドも最高。私は始終ニコニコしながら彼女のステージに見とれるだけ。この際の私の笑顔は「無条件降伏」です。
「コスプレストリップ　制服物語」−岬ゆうら、遙月もも、泉希の新人３人によるステージ。まずはスチュワーデス姿のももちゃん、泉希ちゃんが登場、チームダンスを繰り広げる。ももちゃんのダンスの巧さを今更ながら発見。デビュー当時に比べるとウエストのあたりもかなりスマートになってきたし、どちらかというと３枚目的キャラの多かった彼女もこれからに期待させるものがある。泉希ちゃんの短めのソロ、ダンスはまだまだだけど、彼女の持ち味はその笑顔。ベビーフェイスの彼女の笑顔は無垢で愛くるしくてなかなかキュート。これから人気が出るかも知れない。ひなたちゃんのライバルになっちゃうかも。キャビンアテンダント姿に着替えたももちゃんがワゴンに飲み物をのせて再登場。紙コップに入った麦茶（だったと思う）を受け取る、美味。次はももちゃんのソロかなと思っていたら、これで２人のパートはおしまい、え？ももちゃんの出番はこれだけ？勿体ないなぁ。
道劇座による医者と患者のコント（なかなかいい出来）の後、看護婦のコスプレのゆうらちゃんのソロステージに移る。均整の取れたプロポーションの彼女の眩しいボディに見とれる。デビューからまだ２ヶ月ほどだというのに、彼女のステージには既に「岬ゆうらカラー」が感じられる。彼女をメインの据えての今回のステージも劇場側の彼女を藤繭ゑに続く道劇出身のスターに育てようという意向らしい。気付いたこと；ストリッパーが美しく見える立ち姿勢というのは、背中を反らし気味にお尻を少し突き出して、バストとヒップを強調した姿勢。道劇専属のストリッパー７名の内、その姿勢が出来ているのはキャリアのある蘭子さんとゆうらちゃんの２名だけ。またオープンでの彼女独特のしなをつくったようなポーズといい、ゆうらちゃんが努力して自分のカラーを出そうとしているのがよく感じられる。短期間でそこまで自分の世界を作ろうとしている彼女の影の努力を思うと、彼女のステージが愛おしく思えてくる。まずいな、彼女のファンになりそうな気持ちがムクムクと起こってきちゃった。この前のひなたちゃんでファン告白は打ち止めにするつもりだったのに〜。
不二子−不二子さんがトリっていうことは、ストリッパーの格からいうと、蘭子さんよりも不二子さんの方が上って事になるんでしょうかねえ、フーン。トリがポラというのはなんとなく違和感があるんだけど…。それはともかく、不二子さんの「女菩薩」とか「女神」とかいう形容がピッタリ来るような素敵な笑顔を振りまきながらのステージ、とてもいい。これが不二子さんのカラーなのかなあ。ポラ、売れ行きイマイチ。トイレを我慢していたところ、彼女がポラを勧めるので「これでフィナーレに行ってくれるなら」と祈りながら、ポーズはお任せで撮影。そしたら、続々とポラ希望者が現れ、思惑は大外れ。漏らすところでした（笑）。

続いて８月３日（木）篇；

この日は、午前中は小樽で贔屓の娘へのお土産でも探して、道劇入りは２回目のステージからでいいかな？と目論んでいたのだが、船員さんの「どうせ札幌行くんだろ？俺も札幌のパチンコに行くから一緒に行こうぜ。勝ったら何か奢るからさ」という誘惑に負けて、彼の勝敗が決するまで道劇で時間潰しをすることに。どうせ私は意地汚いですから（笑）。
前日の大汗かきに懲りて今日は、下に吸湿性のよいＴシャツを着込んで道劇入り。空調の風の利いた後ろの席で見ていたのもあって、かいた汗は全てＴシャツに吸われてそれなりに快適に鑑賞できた。昨日の今日でステージは変わらないと思っていたところ、大空蘭子さんのステージ衣装が２回目から振り袖に羽根飾りからパレオに羽根飾りに変わっていた。衣装がよほど暑かったのか、衣装を着るのが面倒だったか、それとも衣装の効果がそれほどないと判断したのか、いずれにせよ振り袖でサンバという奇抜さが気に入っていただけに、ちょっと残念。その余波でその後のベッドの振り付けのかなりいじっていた。毎日劇場に通っていると、こんな細かなバリエーションを楽しめるのがいいんだよねえ。
船員さんからの連絡のないまま、２回目のフィナーレを終え、休憩時間。「どうやら大損したらしいな(^^;)」と推察され、しょうがないから３回目のステージを見て帰ろうと思っていたところ、客席で私に手を振る背広の青年がいる。はて、船員さんではないし、同僚であるはずはないし、見覚えがないなあ、と思いながら近寄ってみると、５年間ご無沙汰だった大学時代の友人（悪友）。札幌の支店に異動になったのは知ってはいたけど、大学時代は一緒に色々遊び回った悪友とはいえ今では家庭のある人を風俗やストリップに誘うわけには行かないと思い、連絡を取らずにいたので、まさかこんなところで邂逅するとは夢にも思わなかった。昨日は船員さんとバッタリ遭遇しちゃうわ、今日は友人と出くわしちゃうわで、今週は変な運命に操られているみたい（笑）。話を聞くと、最近始めたコンピュータ処理の仕事に飽き、職場を途中で抜け出して、時間潰しにほぼ１年ぶりに道劇に来たとのこと。お互いに久し振りに10年前の気分に戻って、ふたり並んで最前列で鑑賞。「お前の好きな娘は誰やねん？」という友人の問いに、ふと蘭子さんの名を挙げ（不意に口に出てしまった、何故だろう？本当に好きなのかも）たところ、じゃあ蘭子さんのステージまで見てそれからどこかで飲もうという話になり、その後はススキノの居酒屋で久し振りに飲み、かつ語り合った。大学時代はどちらかというと真面目だった（本当だってば）私の熱くストリップの魅力を語る姿に呆れつつも真面目に耳を傾けてくれた。自分のストリップ通いは職場でも身内でも知る人は知っている状態だけど、みんな呆れるばかりで、自分の気持ちを理解してくれる人にはまだ出会ったことがないだけに友人っていいものだなあと実感した。再会を期して別れたが、子供もいる家庭人をそうそう誘うわけにも行かないだろうし、またいつの日か劇場でバッタリ遭遇するのを待つことにしましょうか？
2000年08月15日 23時55分20秒

2000年7月22日（土）　ただいま勉強中
2000年7月22日（土）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

最近、どうもこの観劇日記がやたら長くなっている。観劇評がより具体的にかつ精密な描写及び考察をして長くなっているのならいい傾向なのだが、個人的な出来事にダラダラつまらない記述ばかりしている。これではイケナイ！ということで、今回は原点に返って書いてみようっと。ところで、原点って何だったっけ？

いつも通り、12時半に入場、今回は夜行列車往復割引を利用しての札幌遠征なので（行きは混んでて辛かった！）、夜11時の帰りの電車までなら３香盤と半分は見られる計算だが、ステージの最中に席を立ちたくない（途中でお客さんが席を立つのって、踊り子さんに対して失礼にあたるのではという配慮）というポリシーを守って、３香盤で帰途に着いた。葵麗奈さんのステージちょっと見たかったんだけどなあ。

この日の香盤はこうでした；


１．葵　麗奈　ソロ
２．上杉えま　ソロ＋ポラ
３．葉摘麻由花　ソロ
４．那谷理子　ソロ＋ポラ
５．早瀬みな　ソロ
６．特別企画「ストリップバーレスク　裸DE戦後史〜人情編〜」
（大空蘭子、藤　繭ゑ、丘乃愛唯、夢野ひなた、遙月もも、泉希、コント道劇座）
７．フィナーレ


太字は道劇専属の踊り子さん、点滅しているのは私がファンまたは尊敬する踊り子さん（目下４＋６名）、そして今回から印象に残るステージを魅せてくれた踊り子さんを斜体で表記することにします。とはいうものの覚えきれないような気もします。とりあえず今回はこういうことでいきますので。
熱心な常連さんがいてくれたおかげで人数としては多くなったり閑散としたりと変動した割には手拍子も盛んで盛り上がったステージだと思う（みやもさんにも久し振りに会えた）。その一翼を担えて個人的には幸福感を味わえた観劇だった。その幸福感には、先週夢野ひなたちゃんにプレゼント＆ファンレターを渡せて、当面は「あの娘にプレゼントしなきゃ病」に悩まされることなく気楽な気分で観劇できる、というのもあるんだけど。

感想＆短評；
葵　麗奈−５月以来２度目の鑑賞。１回目と２回目以降では出し物が違っていたような気がする。何故だろう？ちなみに２回目以降の出し物は前回のものと同じ、この出し物が好みだったので再見できてよかった。きつめの眼が印象的。こういう眼を持った女の子、個人的には苦手なのだが、ステージ上で汗だくになりながらダイナミックなステージを演じているのを見ると可愛らしく思えてくる。色っぽさと格好良さを同時に表現できているいいステージでした。ちょっとホの字♪。
上杉えま−彼女も２月中以来久し振りの鑑賞。ポラを撮った（誰も手を挙げないので景気づけに率先して撮った）際に、彼女から「お兄さん、顔覚えてるんだけど、ここの人だっけ？」と声をかけられた。彼女のポラを撮るのは初めて（以前はソロだけだった）なのに、覚えてくれてるんだと感心。よほど私のニコニコ顔が印象的だったのでしょうね。でも、そういう彼女には悪いけど、ステージはもう少し工夫した方がいいね。構成上ちょっと難があるように思えるところが何ヶ所か目に付いた。それに全体的に平板な感じがするので、ちょっとアクセントをつけた方がいいかもしれないね（生意気言ってスミマセン）。でもお客さんの出した新2000円札を素直に珍しがって嬉しがるなど、ポラの際の明るい笑顔と仕草は印象的でした。
葉摘麻由花−彼女はなんと１月下旬以来半年ぶりの道劇登場。九州沖縄サミットに合わせて？沖縄の民族衣装で登場、以前麻矢絵美里さんも沖縄の衣装で出演したことがあったのを思い出した。二人とも同じ劇場（横浜・黄金劇場）所属だし衣装を借りたのかも。音楽も沖縄チックな選曲で統一、オープンの「ハイサイおじさん」は秀逸でした。沖縄衣装から徐々にヌードになっていく様は、なかなかエキゾチックな魅力に富んでいる。ベッドは彼女のポテンシャル全開のダイナミックなオナニーでした。◎なり。
那谷理子−初見です。関西の人気踊り子さんらしいです。白い着物風のドレスで登場。可愛らしさを強調したブリっ子的なダンスです。でも脱ぐと背中と肩に入れ墨が…。そのギャップもいいですね。でも、全体的な印象は薄いんだけど。一応、抑えでポラは撮りました(^^;)。
早瀬みな−６月下旬以来１ヶ月ぶり、来週も出演するみたいだし、山咲みみちゃんに代わって最近道劇づいているのが早瀬みなさん。彼女の魅力の一つは、出し物のバリエーションの豊富さ、今回も新しい出し物でした。衣装もなかなか凝っていて、一言で「○○みたいな衣装」とは言えないオリジナリティ溢れるもの。その中で演じられる早瀬みなワールドに毎回惹き込まれちゃう。彼女もデビューから５年のベテランの域に入りつつある踊り子さん、独自の世界を築いているんだ、と今更ながら認識。愛嬌のある笑顔で観客の緊張を解き、バランスのとれたボディに眼を惹きつけ、それほどダイナミックではないもののツボをおさえたベッドで彼女の魅力の虜にしてしまう。観れば観るほど、巧いなぁーと感心させられるステージです。独自の世界を持ったベテランの踊り子さんのステージを論評するのって難しい。批評家としての眼を忘れて、つい彼女らの世界に魅了されてしまうから。みなさんもそういう領域のひとだったのね…。
「ストリップバーレスク　裸DE戦後史〜人情編〜」−２月−３月に上演された「〜裸DE戦後史II」の再演ということですが、かなり内容を変えているので、事実上新作と見ていいようです。今回の「人情編」、ドラマ的要素を加えたのが最大の特徴、ちょっと泣かせます。
オープニング、「銀座カンカン娘」にのせて愛唯ちゃん、ひなたちゃん、ももちゃん、泉希ちゃんが登場。泉希ちゃんの振り付けが少し危なっかしくて(^^;)ハラハラしてた。２曲目の「憧れのハワイ航路」で水兵姿の蘭子さん、３曲目の「東京ブギウギ」で繭ゑちゃんが登場、明るくダンスを繰り広げる。
ステージにはひなたちゃんと泉希ちゃん、二人のダブルのステージが始まる。まだ表情の硬い童顔の泉希ちゃんの服を優しく脱がしながら彼女の柔肌に唇を寄せるひなたちゃん、ちょっとレズビアンっぽくてドキドキする。背もひなたちゃんの方が高いし、表情の余裕なんかで見たら明らかにひなたちゃんの方がお姉さんっぽく見えるんだけど、プロフィールを見ると泉希ちゃんの方が年上なんですね。経験の差がそれほどにも外見に出るものなんだ、意外といえば意外。照明が効果的だったらしく、二人の白い白い肌がとっても綺麗なステージでした。
舞台は変わって街角、貧しい少年（少女？）姿の愛唯ちゃんがスカーフを盗んで店員と警官（コント道劇座、コントは今回はなし、でもアドリブで笑いをとろうとしていた。その心意気やよし）に追いかけられている。とうとう捕まったところで、粋な格好のお姐さん（蘭子さん）が通りかかり、お金を出して助けてくれる。立ち去るお姐さんを、深々と頭を下げながら見送る愛唯ちゃん（女性もののスカーフを盗んだのだからやはり少女だったんだろうか）。少年にとって彼女は神様のような存在。その神様のくれたようなものであるスカーフをまといながらのステージに移る。彼女らしいダイナミックなベッドでした。ところで、そのステージでかかっていたのは「裸DE戦後史II」での白石音々さんのステージでのものと同じ曲だった。ちょっと音々さんの思い出に浸ってしまった。余談；愛唯ちゃんの少年姿、結構きまっていて可愛らしい。でも少年姿が一番似合う道劇の娘って僕の中ではちひろちゃんを置いて他にはいないんだよね。といって、今度はちひろちゃんの思い出に浸る、なかなか忙しい（笑）。
ステージは蘭子さん、ひなたちゃん、泉希ちゃんのフレンチカンカンに。このステージの特徴は舞台の変化がやたら多いこと。さぞかし裏では着替えでてんやわんやだろうと思う。ご苦労様です。その雰囲気を壊すかのごとく登場したのはももちゃん、衣装はなんと…柔道着に赤ふん、そしてかかった音楽は「いなかっぺ大将」のテーマ(^_^;)、蘭子さん達もずっこけたが、観客も爆笑、ももちゃんてこういう三の線がすっかりはまっているから凄い。彼女のキャラクター、当分この路線でいくんでしょうね。その後は「渚のシンドバッド」をBGMの恒例・ビーチボール・パフォーマンスで賑やかなステージを展開してました。
舞台はまたまた変わって、「精霊流し」の流れる中、繭ゑちゃんのステージが始まる。ここは「裸DE戦後史II」からそのまま引き継いでいる。この出し物、私の中では繭ゑちゃんのステージの中では１、２を争うものなので、ここで再会できたのは幸せといってもいい。素直にそのステージに酔いしれた。以前のステージと比較すると、仕草が少しばかりシンプルになってその分彼女の眼や表情で演技するようになっている。それも彼女の表現力の進歩か…と感慨。精霊船の蝋燭の明かりに浮かぶ彼女の肢体の美しさよ。ふと気付くと「精霊流し」を口ずさみながら、目を潤ませている自分に気付いた。不覚にも、いや正直に感動しちゃいました。
舞台は街角に戻る。そこには愛唯ちゃんを助けたお姐さんがみすぼらしい格好の娼婦になって飲んだくれている。あれからしばらくの時が経ったという設定らしい。そこをあの一件以来改心して真面目に新聞配達に励んでいる愛唯少年が通りかかる。あの時の礼を言うも心身共に荒んでしまった彼女はただ飲んだくれるばかり（余談；このあたりのシークエンス、前作に似ているシーンがあったなあ）。彼女の酒瓶を取り上げてイヤイヤをする愛唯ちゃん、可愛らしくてちょっとドキドキ。最後は少年に抱かれながら息を引き取る蘭子姐さん。どうです、泣かせるお話でしょ？
舞台は暗転、再び照明が点ると、そこにはさっきと一転黒の華麗なドレスに身を包んだ蘭子さん。「ラ・クンパルシータ」「ベサメ・ムーチョ」「愛の讃歌」をバックに華麗で美しい彼女の世界が展開します。我々が出来るのは、彼女の世界に浸り、彼女の世界に自らの感性を預けること、つまり蘭子さんの魅惑的な視線、表情に酔いしれ、ダイナミックで芸術的なベッドに感動することだけ。私、惚れたものにはめっぽう弱いんです。やっぱり、ちゃんとした評論は出来ませんでした（笑）。
ラストは「お祭り忍者」にのせて、出演者全員でのオープン。とにかく賑やかです。いつしかお客さんとの握手会に移り、繭ゑちゃんを除く５人と握手して貰いました（繭ゑちゃんともしたかったよ〜(;_;)）。その際、３回目のステージでは蘭子さんとハイタッチ、蘭子さんに常連さんとして認知されたような気分で至福の気分。更に２回目のステージではひなたちゃんに手紙を頂いた。どうやら先週のお菓子の差し入れのお礼らしい（勿体なくてまだ開封してません(^o^;)）。１週間遅れとはいえ、そのファンを大事にする姿勢が嬉しい。やっぱり、あの時差し入れ決行しておいてよかった…。

あ〜あ、やっぱりダラダラした文章になっちゃったみたい。自分には簡潔かつ学究的な考察なんか出来ないんだって。休憩時間にみやもさんに「今週のステージはどうです？」なんて聞かれて、咄嗟に答えられないくらいだもの。ただ自分が楽しみたいだけなんだから。というより、今の時期は見るステージ全てが自分にとって有益な知識の蓄積となっている段階で、まだ過去の知識と照らし合わせて今見たステージを評論するなんてレベルじゃないってことなんだろうね。まだまだ勉強が必要ですね。そのためにも、今はとにかく見ておかないと。
次回の観劇は８月の予定。もらったチラシによると、８月上旬は「コスプレストリップ　制服物語」、中旬は「裸DE戦後史〜人情編〜」、中−下旬にかけて「牡丹燈籠」という道劇企画もののオンパレード。構成・演出を一手に担う清水ひとみ社長の手腕に大いに期待。
2000年07月24日 03時31分00秒

2000年7月15（土）−16日（日）　パワー・オブ・スマイル
2000年7月15（土）−16日（日）

今週は清水ひとみさんの「復活」ステージと道劇という贅沢なハシゴを堪能。色々な点で収穫の多い札幌遠征でした。「色々」の意味はその内に明らかに…、やや気障なタイトル「パワー・オブ・スマイル」もヒントですよ。

まずは旅程から。今回は久し振りにJR特急列車の往復とホテルのパックを利用、観光シーズンなのでやや高めなのだが、それでも清水さんのステージと道劇を満足出来るだけ鑑賞するには札幌での一泊は必要なので仕方ない。しかも、今回こそ夢野ひなたちゃんに何かプレゼントをしようとの決意も胸に秘めての札幌行きなので、意気込みもひとしお。

というわけで、
7月15日（土）編、まずは１軒目いってみよう！
札幌・ススキノ　「札幌クラブハイツ」

朝市の特急に乗っての札幌到着は11時半頃、いろいろしながら時間を潰して、ススキノの高級クラブである「札幌クラブハイツ」に行く。今回ここで開催されるのは、先日引退した道劇の社長でもある清水ひとみさんの主演映画「Ｋａｍｏｍｅ」の上映と清水さんの引退公演での出し物「曽根崎心中」の実演の２本立てというイベント「たまゆらのゑん」。５月の引退公演に感動し、道劇常連有志の一人として花まで贈ってしまった私としては「５月に引退したはずなのにもう復活しちゃうの？」という気持ちもないではないが、今回のステージは映画上映に華を添える為の一時的な復活なのとこれを通じて道劇をＰＲするという意味合いがメインと解釈できるので、まあ許しておきましょう。
イベントの開始は午後２時、開場は１時半、早めに行って良い席を取ってもよかったが、私の中では清水さんのステージは５月が最後で別に無理して観る必要はないし、道劇ファンとしてどんなイベントになるのか確かめられればいいという気楽な気分と、実際どのくらいのお客さんが来るのか見当がつかなかったので、いざ行ったらガラガラだったら嫌だなぁと思ったので、開演10分ほど前に入場。いや驚いた、予想以上にお客さんが入っていた。しかも半数以上は女性、おそらくこのイベントを主宰したグループが映画ファンに多くチケットを売り捌いたのだろう。客の入りを気にしてた自分をバカバカしく思いながら後ろの方の席に座った。
開演。まずは映画「Ｋａｍｏｍｅ」上映。あの「松山ホステス殺人事件」の犯人で時効成立１月前に逮捕された福田和子の事件と逃亡生活を再現したもの。東京で単館上映されたものなので札幌では初公開になる。ここは「ストリップ観劇日記」なので、映画評は別のページで触れることにするが、簡単に言えば清水ひとみさんを中心に見てしまったせいか、映画の細部を十分に味わえなかったような気がする。いわゆる「アイドル映画」的な見方をしてしまったらしい（笑）。それに、ショークラブでの上映ということでスクリーンは小さいし、音響も余りよくなく、映写機の音を気にしながら鑑賞、と条件にも恵まれなかったし。
休憩の後、「曽根崎心中」が開演。全体的な構成は道劇での引退公演より１曲分短くしたもののよう。ステージの詳細は後ろの方からでは確認できなかったので、感想はこの程度で勘弁。まあ、清水さんの情念たっぷりのステージを、多くはストリップを見るのは初めてという観客がどう受け止めるか？という点ではなかなかいい感じを残せるのではないかと思う。このステージを観た内の何人、何十人かが道劇に足を運んで、その内のいくらかが道劇のよき理解者になってくれれば、今日のイベントの意義はあったというべきでしょう。
「曽根崎心中」終演後、清水さんと地元アナウンサー、札幌在住の作家さんの３人でのトークショー。ストリップを知る者にとっては表面をなぞった程度の薄っぺらな内容に思えたが、ストリッパー・清水ひとみをほとんど知らない人向けとしてはこれは仕方ないのかなあ？でも、もう少し突っ込んでもよかったと思う。

続いて第２弾へ突撃ーッ！
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

「たまゆらのゑん」散会後、ホテルにチェックイン、荷物を置いて道劇に向かう。６時前に道劇到着、入口にいた従業員さんに「クラブハイツには行きました？」と聞かれた。来るお客さん皆んなに聞くような話題ではないから、少なくともこの従業員さんには私は「クラブハイツのイベントに行ってそうな常連さん」と認識されているらしい。一応「はぁ、行って来ましたよ」と答えたけど、もっと胸を張って「ええ、よかったですね」なんて感想も交えて答えてもよかったかな。愛想がなくてスミマセン。
場内はこの時間帯にしては上々のお客さんの入り。下手２列目で３回目からの２香盤を鑑賞、常連さんによるタンバリンやリボンの応援はなかったけど、ノリのいいお客さんが多かったせいか、盛り上がったステージだった（珍しく悪酔いした客によるマナー違反もなかったし）。

そういうこの日の香盤です；


１．水月観菜　ソロ
２．杏樹（あんじゅ）　ソロ＋ポラ
３．砂見レナ　リンボー
４．コント道劇座
５．綾瀬ナナ　ソロ＋ポラ
６．可愛沙羅　ソロ
７．「学園はだか天国　夏休み編」
（丘乃愛唯、夢野ひなた、岬ゆうら、泉希（みずき））
８．藤　繭ゑ「喪服の女 乱れる！」
９．フィナーレ


早速、感想＆短評；
水月観菜−「みづき・かんな」と読みます。彼女のステージは２月のＴＳミュージックで観て以来、２度目。大きな眼が印象的。「雨に唄えば」に乗って登場、ピンクのレインコート、ピンクのブーツに雨傘、そしてなぜか〒マーク入りのカバンという出で立ち、郵便屋さんという設定なのね。雨傘を軽やかに操ったダンスです。最後に手紙を舞台に残していったん退場。次はピンクのモコモコした衣装に着替えて再登場、さっきの手紙を見て驚いた表情が可愛らしい。どうやらこのピンクのモコモコ衣装、ポストペットのモモに扮したわけだったのね。アイディアに脱帽。モモの扮装でのアクティブなダンスの後、今度はステージ上でウェディングドレスに着替え。いきなり口上を述べ始めます。要約すると彼女曰く；
カンＰこと水月観菜です。
今日はカンＰの結婚式なのに彼に逃げられちゃったの。
一人じゃ結婚式挙げられないから、
お客さんの中からカンＰの結婚相手を選びます。
（注；ステージによって口上は変えているようだ）
とのこと。２列目にいたので、指名されることはあるまいと安心しきって様子を眺めていると、カンＰこと観菜ちゃんが指名したのは私、理由は「ニコニコしながら観ててくれたから」だって（笑）。笑ってみるもんですね(^o^)。自分の笑顔は余り好きではないのだが、舞台の踊り子さんから見ると自分のステージを楽しんでくれてるのがダイレクトに伝わる最善の表現方法なのかも知れませんね。これぞパワー・オブ・スマイル。しかし、観菜さんの目に留まった自分の笑顔、一体どんなニコニコ、ニヤニヤ、デレデレした顔だったのだろう？知りたいような知らない方がよいような…（笑）。予期しなかった指名にかなりドギマギしながら、結婚の宣誓、観菜ちゃんの左手薬指に指輪をはめ、最後は彼女の頬にキス。一生の思い出になりました。まさか、最初の結婚相手が観菜ちゃんになるとは…、今まで独身でいてよかった(^_^;)。ステージを再開、ウェディングドレスでのオナニーベッド、もう少し時間をとってもよかったかも知れない（花婿探しで時間を削っちゃったのね）。いきなり、印象に焼き付いたステージでした。
杏樹−豊かなバストと天然らしいパイパンが見事でした。ポラの最中、口数は少ないながら、結構面白いことを言う娘でした。
砂見レナ−ストリップとリンボーダンス？一見結びつかない組み合わせですが、リンボーダンスをするときのポーズって結構エロティックなのが彼女のステージを観てよく分かりました。ベテランのお姐さんです。リンボーダンスのバーを低くする度に衣装も１枚ずつ脱いでいきます。途中、運動神経のよさそうな若いお客さんを舞台に上げてリンボーをくぐらせるアドリブもあります。足を拡げ、腰を落とし、体を海老反らせながらバーをくぐる姿、艶めかしいです。最後はおよそ50センチ（膝丈くらい）の高さにまでバーを落としてのリンボーを見事にこなします。リンボーのバーを使ったベッドでおしまいかと思っていると、今後はビール瓶を持って再登場。ビール瓶の上にバーを置いてそれをくぐるという。ビール瓶の高さは30センチ足らず、本当に出来るの？とドキドキしながら見つめていると、体が床に着かないばかりにまで反らせて見事にクリア！客席からはどよめきとともに拍手の嵐。裸目当てに来たお客さんが殆どではあろうが、この時の喝采、これは純粋に彼女の芸に対する称賛。こんないい芸を持った踊り子さんは初めて。ちなみにこれは３回目のステージ、４回目のステージでは、膝丈くらいのリンボークリアの後、両手に火のついたカップを持ってのファイヤーダンスを披露、この時期のファイヤーダンス、観ているだけで汗が噴き出しそう。そしてクライマックスはその火をリンボーに点火してのファイヤーリンボー、失敗したら大火傷につながるような危険度満点の芸を見事にクリアして、これも拍手喝采。本当に見事な芸でした。こういうものを見られる以上、ストリップを他の風俗と同一視することは出来ないよね。
コント道劇座−新しいメンバーが加わって４人でのコント。新メンバーとはいっても、新人さんではなく中堅どころのコメディアンみたい（ちょっと強面）。彼のおかげか、以前の再演と思われる不良生徒と先生のコント（３回目）、銀行強盗と刑事と犯人の親のコント（４回目）も新しい魅力を出していたみたい。
綾瀬ナナ−関西の十三ミュージックの娘です。初めての道劇出演とのことです。目がとっても愛くるしいです。ピアノ曲を使ったベッドが印象的でした。ポラでのお客のノセ方もうまいです。女の子のしゃべる関西弁って独特な色気がありますね。
可愛沙羅−静かな音楽を使ったステージでした。バストの綺麗な娘でした。でも、なんとなく印象が薄かったです。
「学園はだか天国　夏休み編」−３月に藤繭ゑ＆山咲みみ＆丘乃愛唯で上演した「学園はだか天国」の続編、今回は丘乃愛唯、夢野ひなた、岬ゆうらという道劇専属の若手３人にこれが実質デビューとなる新人・泉希（みずき）が加わっての夏休みバージョン。幕が開くと、４人が机と椅子を持って登場、「学園天国（byキョン2）」をBGMにコミカルな学園生活を軽演、今回の役どころは良い子がゆうらちゃん、普通の子がひなたちゃん、悪い子が愛唯ちゃん＆泉希ちゃん（悪い子見習い）といったところかな。眼鏡をかけた優等生ルックのゆうらちゃんの凛々しさとひなたちゃんの無垢な笑顔、愛唯ちゃんの愛くるしいツッパリぶり、泉希ちゃんの初々しさをニコニコしながら堪能。
舞台は変わって、夏休み。浜辺に繰り出すのは普通の子・ひなたちゃんと泉希ちゃん、水着に着替えてのダンス、ひなたちゃんのパーソナリティ全開の明るいステージ、やっぱり明日は何か彼女にあげなくちゃ。その明るい彼女の笑顔が、曲が変わるととっても切なそうな表情に一転、その表情も魅力にあふれるもの。彼女のその切ない切ないオナニーベッドの後ろでは泉希ちゃんが地味にヌードを披露、これも初々しくていい。ひなたちゃんのベッドで胸をドキドキさせる一方、泉希ちゃんの初々しいヌードを観て優しい笑みを頬に浮かべる、なかなか忙しい（笑）。それにしても１月のデビューからひなたちゃんをずっと観てきたけど、３月にいったん引退、４月に復帰、５月にストリップに専念するとともに「夢野ひなた」に改名、と複雑なキャリアをたどっての彼女の最近の著しい進境には目を見張るものがあるように思われてならない。これがきっと彼女に私が惹きつけられる最大の理由じゃないだろうか。
お次はよい子・ゆうらちゃんのステージ。彼女も舞台は海、タイトなワンピース姿がきまってる。それを脱ぐと、スタイルも優等生（笑）。沢田知可子−岩崎宏美と続く曲をBGMのベッドは雰囲気十分。彼女らしい綺麗なきれいなステージでした。
このステージのトリは悪い子・愛唯ちゃんが登場。悪い子は夏休みだって海になんか行かずに街をたむろという訳か、舞台は街角、夏の制服にルーズソックス姿の愛唯ちゃん、まだ19歳というのもあり本当に女子高生みたい(^^)。彼女のポテンシャルを最大限に引き出したアクティブかつダンサブルなステージの後、エネルギッシュなオナニーベッドへ。彼女の強引な魅力に惹き込まれるようなステージでした。
最後は４人揃って「渚のハイカラ人魚」にのせてのオープン、華やかでした。正直に告白すれば、もっぱらひなたちゃんの浮かれオープンとキュートな仕草に夢中だったんですが。
藤　繭ゑ「喪服の女 乱れる！」−６月上旬に演じた「エマニエル未亡人」（どっちのタイトルも凄いよなぁ(^^;)）の再演、初演よりも１曲分長くなり、その分乱れ方もより淫らに…。初演の時にやや不満だった点が解消され、ストリップとしての完成度は高まったように感じた。ただ、この時既にひなたちゃんに心を囚われていたので、ちょっと感性は鈍っていたかも。

そして、夜が明けて…
7月16日（日）編です；
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

開場までの時間潰しに札幌駅地下街をブラブラ、つい目に留まった「とうまん富士屋」のワッフルをひなたちゃんへの差し入れにと衝動的に買ってしまった。21歳の乙女(^^;)へのプレゼント、あるいはムシムシする夏という時期を考えればもっとましなものにすればよかったと後悔したが、どうせプレゼントのセンスの無さは生来のもの、これも私の持ち味なのだからしょうがないと諦めた。
慣例通り、12時半に劇場入り、２香盤を鑑賞。但し、慣例と違うのは下手最前列の「指定席」ではなく、２列目下手の最も舞台寄りの椅子席に座ったこと。昨日の観劇で、ここが一番ひなたちゃんへ差し入れるにはいいポジションだと判断、なるべくスマートに渡したかったので。
見知った常連さんに混じって楽しく鑑賞。道劇座のコントでギャグを振られてビックリしたり、水月観菜ちゃんが私のことを覚えていて声をかけてくれたり、昨日は撮れなかったポラを撮って、綾瀬ナナさんからは「（関西弁で）昨日も来とったでしょ？ニコニコしとるから分かったわぁ」なんて言われたり、と楽しく時を過ごした。
さて「学園はだか天国」、予定通りオープンでひなたちゃんに差し入れを渡す。ひなたちゃんは驚いた表情。常連さんからも「いつの間に繭ゑちゃんからひなたちゃんに乗り換えたの？」なんて冷やかされた。どうもいつの間にか、私は繭ゑちゃんのお客さん（ファン）という認識が定着していたみたい。まあ、常連さんの幾人かには繭ゑちゃんにハマって道劇に通い始めたということは告白しているし、先に繭ゑちゃんに差し入れをしているから、道劇の踊り子さんの間でもカサイ＝繭ゑちゃんのお客さんということになっていた、としたらひなたちゃんの驚きの表情にも納得できる。ひなたちゃん、驚かしてゴメンね。これが私がひなたちゃんのステージに対する評価として出来る最善のアクションなので、許して頂戴ネ。あと、繭ゑちゃんも怒らないでネ、あくまでも道劇で一番好きなのは繭ゑちゃんなのだから。頃合いを見て、その内に何か気の利いたものをプレゼントさせて貰いますからね。

来週は岬ゆうらちゃんがお休み、残りの道劇チームで「ストリップ・バーレスク　裸DE戦後史」を再演、とのこと。繭ゑちゃんの「精霊流し」は彼女の初期のステージでは１番だと思っているので、是非もう一度見たいところ。他のメンバーのステージも楽しみです。でも、その前に週末のレポートを仕上げなくちゃ（笑）。
2000年07月20日 03時46分14秒

2000年7月8日（土）　リベンジ（雪辱）成るか？
2000年7月8日（土）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

前回(7/5)、不覚にも疲労のため途中で席を立ってしまいました。今回のテーマはリベンジ（雪辱）です。

今回のスケジュールは、朝一の札幌行き特急に乗っての札幌乗り込み、道劇で２香盤鑑賞の後、夕方の特急に乗って釧路に帰る、という最も健全な(?)日帰り遠征。最近は、経費節約のために夜行列車での札幌入り、釧路帰りを多用してきたので、こういう健全なスケジュールは久し振り。その分多少高くつくのだが、前回の失敗の原因を疲労によるものと判断したので、前の晩じっくりと睡眠をとって、体力を温存して観劇に備えるのが最大の目的。その成果はてきめん、こんな爽快な気分で札幌駅のホームに立てたのは久し振り、気力も充実、この分ならラストまでだって観劇出来るゼ！なんて気にもなる。
慣例通り、12時半の開場直後に劇場入り。最近はクーラーが利いて、暑がりの私でも快適な環境で鑑賞できるようになった。そうそう、この日記を逆上ってみると、昨年の6/28（月）に「昨日の道劇はよかった」なんてことが書いてある。となると、私が初めて道劇に足を運んだのは1999年６月27日（日）で、前々回の観劇でちょうどまる１年が経過したことになる。この間、劇場に通うこと30回余り、自分の道劇、ストリップに対する見方がこれほど変化するとは思わなかった。これからも１年前のあの感動を忘れずに、道劇及びストリップを楽しみかつ応援していこうと思う。（注；ここでこの話を思い出したのは、最初に入った道劇で道劇最初のアイドル・ちひろちゃんが「ここは冷房も利いていて涼しいから、もっと観に来て下さい♪」なんてことを言っていたのが記憶に残っているから）
話を元に戻そう。今回は、下手最前列の「指定席」で１回目のステージを観、２回目は中央４列目に下がって鑑賞した。最近はこういう鑑賞スタイルをとることが多いのだが、それは最前列の「かぶりつき」で観るステージと後ろの方から観るステージとではかなり印象が違うことに気付き、どうせ複数回のステージを観るなら、違った角度から観ておくのも悪くないという気持ちが強くなってきたから。具体的に言うと；
かぶりつき
踊り子さんを間近で見られる、表情やメークの細かな点を観察できる、ポラを撮ったり、プレゼントを渡すのが手軽（メリット）
照明が直接当たるので暑い、ポラを買わねばならない気分になる、花電車の助手をさせられる機会が多い（デメリット）
後ろの席
ステージ全体が見えるので、照明やショー構成など全体的な視点から鑑賞できる、（道劇の場合）空調からの風が直接当たるので涼しい、お客さんの様子を観察するにはもってこいの位置（メリット）
照明が当たらないため踊り子さんからはこちらが見えない

といったところ。まあ、この観劇スタイルは自分で考え出したものではなく、ある常連さんがしているのを見ている内に、彼のスタイルの方がスマートだな、なんて感心したので真似ているだけなんですが。
この日の香盤はこうでした；

１．藤谷ジュン　ソロ
２．杉村ルイ　ソロ＋ポラ
３．樹美　花電車
４．芦川美紀　ソロ＋ポラ
５．コント道劇座
６．岬ゆうら　ソロ
７．夢野ひなた　ソロ
８．「楽屋からラブソングを」
（大空蘭子、藤繭ゑ、丘乃愛唯、夢野ひなた、遙月もも、岬ゆうら、みずき）
９．フィナーレ

ノリのいいお客さんに混じっての観劇、やはり気持ちいい。踊り子さん達もやりやすかったと思う。毎日こうだといいんだけどなあ。

コメント＆短評です；
藤谷ジュン−常連さん達の間で「巧い踊り子さん」といえば必ずと言っていいほど口に出るのが彼女の名前、私も昨年末に四谷桃子さんとのチームで道劇に出演したときに観た記憶はあるのだが、桃子さんのハチャメチャぶりに食われてしまったようで、ステージについての印象は薄く、これが初見のつもりで観た。容貌は清水美沙を地味にしたような感じ（失礼！）で派手さはないが、ダンスは絶品、引き締まったボディから繰り出す仕草の一つひとつに気持ちと技がこもっているのが感じられる。彼女の全身全霊を込めたステージに引き込まれるように魅入ってしまった。やはり「巧い踊り子さん」という看板に偽りなしでした。オープンでのサービスぶりもベテランの彼女らしいです。私の私設「踊り子殿堂」に推挙させて頂きます。
杉村ルイ−藤谷さんの後に新人の彼女を持ってくるとは道劇も意地悪だな…(^^;)。確かに、振り付け自体もストリップのスタンダードな振り付けを組み合わせただけの無難なものだし、ダンスの技術も見劣りします。けど、一生懸命踊っているのはよく分かりました。それだけに何となく許せちゃいます。それ以上になんとなく頼り無げな彼女の雰囲気が「応援してあげたい」という気分にさせるのが不思議です（私のタイプ、ってだけかも…）。前回既に彼女のポラは撮ってあるにもかかわらず、今回もその気分の支配するままに、ポラを撮ってしまいました。彼女もそのことを覚えていてくれて「いつもありがとうございます」なんて礼を言ってくれるのにのぼせて、サインまで頼んでしまいました。フィナーレに受け取ったサイン入りのポラはティッシュペーパーにくるまれていて、それがまた彼女の頼りなげなイメージにピッタリなのも不思議です。次に会うのが楽しみな娘でした。
樹美−「じゅみ」さんと読むようです。情報によると、渋谷時代の道劇の専属の踊り子さんだったそうです。花魁姿で登場、演歌をバックに華麗な踊りで魅せます。綺麗です。次は花電車です。…けど、花電車の方はイマイチなんだよね。道劇のお客さんは四谷桃子さんやヨーコさんといった一線級の花電車芸で目が肥えているから、よほど凄い芸で驚かすか絶妙のトークでお客さんをノセないといけないのですが、彼女の場合はそのどちらも中途半端。もう少し芸の間のお喋りに工夫があった方がよかったと思う。余談；ローソクを消すという芸で楽屋にライターを忘れた彼女が客席に「ライター持ってるお客さんいる？」と聞いてきたので、気を利かして最前列にいた私がライターを差し出したのですが、やはり海辺で拾ったライターではこういう舞台では役不足らしく（笑）火がなかなか点かず、他のお客さんのライターに交代させられてしまいました。余計なことはするもんじゃないですね(^_^;)。
芦川美紀−スタイルのいい娘でした。彼女のスラッと伸びた足に見とれていました。
コント道劇座−１回目は首相官邸前の警備員と不審者のコント、２回目は総選挙の候補者と選挙参謀のコント、どちらもオチ以外は結構笑えるネタでした。
岬ゆうら
夢野ひなた
「楽屋からラブソングを」
この企画も２週目、出演陣もかなり慣れてきた感じで演技に余裕が感じられる。楽屋パートなんか、アドリブの方が目立ってきているような印象。振り付けを間違えた愛唯ちゃんが落ち込んで客席に下がろうとするのを蘭子さんが引き留めたり、ももちゃんとじゃれている内にひなたちゃんが転んで（これはマジらしい(^^)）しまったり、etc.…。また、楽屋パートに新人のみずきちゃんが加わっていた。とはいってもまだ脱ぎはなしで普段着のままみんなとお喋りしている程度。表情も硬く、これから徐々にステージに慣らしていこう、といった段階かな。
疲労もとれて、体調万全で鑑賞したせいか感受性も普段より高くなっていたのかも知れない。それぞれのステージでの印象はこれまでよりもずっといい。ゆうらちゃんの初々しいアイドルぶり、ももちゃんの熱唱＆熱演ぶり、繭ゑちゃんの存在感あるステージに酔いしれた。蘭子さんの「アイーダ」も実際のオペラを観ているかのような感動を私の心に呼び起こした。でも一番私の心に残ったのはひなたちゃんの「バスタイム」、とにかく彼女の笑顔が素晴らしいし、ステージもそれを効果的に活かしたもの。眼が合って彼女から返ってくる微笑みを見ているだけで幸せな気分になれる。その笑顔とベッドでの切ないオナニーシーンとのギャップもまた魅力的。これまでにもひなたちゃんのステージを観る度に私のハートに恋の矢を打ち込まれているのだが、今回は機関銃でハートを蜂の巣にされたような感じ。次回こそ何かプレゼントして自分が彼女のファンで（も）あることをアピールせねばならない使命感に目覚めた。
フィナーレ−ここで初めてみずきちゃんが紹介される。近々デビューとのこと。ちょっと顔が地味系なのが気がかりだが、道劇チームに、歌舞伎の襲名披露の口上よろしく、揃って頭を下げられてはファンとしてサポートしていくしかないでしょう（笑）。

次週から道劇チームは交代で夏休みに入り、来週は蘭子さんとももちゃんがお休み。残った４人（＋みずきちゃん？）で丘乃愛唯ちゃん、夢野ひなたちゃん、岬ゆうらちゃんの３人が「学園はだか天国　夏休み編」に、藤繭ゑちゃんが「エマニエル未亡人（再演）」に出演とのことらしい。とっても楽しみ。こんどこそひなたちゃんに恋の、もといファンのアピールをしなければ…。
2000年07月10日 02時27分18秒

2000年7月5日（水）　疲労は禁物
2000年7月5日（水）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

前回予告した通り、ようやく実家での母の看護から解放され、釧路に帰る途中で札幌に立ち寄っての道劇観劇。しかし、結論を先に言えば、帰省中の看護の疲れは思ったよりも私の肉体及び精神を蝕み、不本意な遠征となってしまった。やっぱり罰が当たったのかな？
青森発の夜行列車に乗って、札幌近郊の南千歳駅で途中下車し（実家−釧路のＪＲ路線は札幌を経由しない為、途中下車しなければならない）、電車を乗り換えて札幌駅に到着したのが通勤ラッシュの始まりかけた午前８時前。例によって駅前のサウナで旅の垢を落とし、ついでに散髪しさっぱり気分。しかし、何とはなしに気分が優れない。前回予告した夢野ひなたちゃんへのプレゼント＆ファンレターも「まだ（本命の）藤繭ゑちゃんにファンレターを書いていないし…」とか「今週はフィナーレ前のオープンで渡すタイミングが難しいし…」とか心の中で屁理屈をこねている内に気分が萎えてしまって断念。思えば、この時点でかなり疲れていたんだと思う。連日の母の看護、見かけ上はただ病室にいて本や雑誌を読みながら、時々母の身の回りの世話をするだけの楽な仕事に見えるが、いざやってみると、一日中パイプ椅子に座りっ放しで腰は痛くなるし、頻繁にやってくる医師や看護婦への挨拶、前触れもなく訪れる見舞客への応対、そして気分を落ち込ませたりわがままになったり、目まぐるしく気分が変わる母を慰めたり励ましたり宥めたりする心労は普段慣れないのもあって、私の心身に小さな疲労を徐々に蓄積していったに違いない。その間は「これが終わったら道劇(^o^)」という心の支えがあったので耐え切れたが、看護から解放されいざ札幌という段になって緊張の糸が切れ、疲れがどっと出たようだ。
それでも「道劇に入れば少しは明るくなれるだろう」と気を取り直し、時間まで市街を散策、プレイガイドで「たまゆらのゑん（清水ひとみさんの主演映画上演と「曽根崎心中」実演のイベント、7/15開催）」のチケットを購入、このチケットは道劇でも売ってるんだけどやっぱり恥ずかしいよね。そうこうして時間を潰して、予定通り12時半に道劇入場、ちなみにこれでスタンプカードに10個のスタンプが押され、次回入場無料の特典を得る。でも、あえてこの特典を利用しないのがカサイ流観劇ポリシーなのさ（笑、こうやって貯まったスタンプカードが３枚目）。しかし、10個貯まったスタンプカードを従業員さんに目ざとく見つけられ「まだ（スタンプ5個の特典である）ドリンクサービスを使ってませんね、いいんですか？」と聞かれてしまった。この日の札幌は蒸し蒸ししていたこともあり「まあ、ドリンクぐらいならポリシーには反しないよな」と簡単にポリシーを拡大解釈し（笑）、客席（いつもの「指定席」）に荷物を置いた後、カウンターで飲み物を注文し、財布にしまったはずのスタンプカードを出そうとしたが、ない！あれ、どこかで落としちゃったかな？と慌てかけたが、動揺を隠しながらお金を払って普通に飲み物を受け取る。飲みながら後悔していると、さっきの従業員さんが「客席に落ちてましたよ」とスタンプカードを届けてくれた。ラッキー！やっぱりポリシーを遵守せよという天の声なのね、従います(^^;)（単に疲れていただけだと思うが…）。

この日の香盤はこうでした；

１．藤谷ジュン　ソロ
２．杉村ルイ　ソロ＋ポラ
３．樹美（じゅみ）　花電車
４．芦川美紀　ソロ＋ポラ
５．コント道劇座
６．岬ゆうら　ソロ
７．夢野ひなた　ソロ
８．「楽屋からラブソングを」
（大空蘭子、藤繭ゑ、丘乃愛唯、夢野ひなた、遙月もも、岬ゆうら）
９．フィナーレ

予定では、２香盤見て釧路行き特急に飛び乗って帰る、というつもりであったが、２香盤目の途中になんとも言い難い虚脱感に襲われた。あえて表現すれば「同じステージ２回見てどうするの？」という気持ちだったり「いくら応援したって踊り子さんとはつき合えないんだよ」という潜在的な欲望を見透かすような忠告だったり「それより風俗行こうぜ、風俗」という悪魔の囁きだったり…。こういうモヤモヤした気分でステージ見ててもつまらない、もういっぺん来よう、と２回目の杉村ルイさんのステージ終了後後ろ髪を引かれる思いで劇場を後にした。やはり疲れていてはしっかりとしたステージレポートは書けない。今度の週末までにしっかり体を休めて、万全の体調でもう一度見に来よう、と誓った。
だから今週は正式な観劇レポートはなし、でもまるっきり書かないのもなんだから、感じたことを感じたままに雑感風に幾つかまとめてみた。それが以下の通り；

・やっぱり藤谷ジュンさんは巧い。殿堂入りを検討してもいいかも知れませんね。
・杉村ルイさん、新人みたいです。初々しくて好感持てます。ポラを撮る時に「すいません」を連発する癖は直した方がいいと思いますよ。
・樹美さん、花電車の調子は今ひとつ？今度見るときは技はビシッと決めてね。
・芦川美紀さん、ポラを撮りました。おつきあいポラです。
・岬ゆうらちゃん、登場時、反応のない客席に思わず目が泳いだのを私は見逃さなかった（笑）、こういう日もあるけど頑張ってね。
・道劇チーム、だんだん慣れてきたみたい。今度もいいステージ魅せてね。それと、楽屋パートで新人さんが加わっていたみたいだけど、詳細は次回で報告。
・ひなたちゃんと目があった、やっぱり可愛い。プレゼントを断念したことをこの時ばかりは後悔した。
・蘭子さんと目が合い、会釈する。蘭子さんとの挨拶は久し振り。ホント、いい笑顔ですね。

書き漏らしたが、この日の１回目のお客さんも人数の割には反応が悪かったぁ。まあ、１回目のお客さんはストリップを楽しむよりもただ裸を見るのが目的という年輩の人たちがメインなのは承知の上だけど、どうせベッド以外ではボーっとしてるか寝てるかしてるんだから、もっと踊り子さんに気持ちよく踊ってもらおうという姿勢があってもいいんじゃないかなぁ、と毎回のように思う。それがお客さんがあらかた入れ替わった２回目になると結構手拍子や拍手をするお客さん、即ちストリップを楽しめるお客さんの比率が高くなる、これは今まで見た劇場では札幌特有の現象のように見える。まだまだお客さんの教育不足、ってことなんでしょうねぇ。また、この日異常に疲れたのはこのお客さんの中、孤軍奮闘手拍子をしようという気負いがあったのかも知れない。
帰りの車中、思いっきり寝た。それでも疲労はとれずに翌日は体の節々が痛んだ。やはり疲労は禁物ですね。

次回こそ…、ご期待下さい
2000年07月07日 01時34分16秒

2000年6月27日（火）　理想のお客さん（一般客篇）
2000年6月27日（火）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

先月に引き続き、今月も実家の母の看護のため緊急帰省せざるを得なくなり、その途中に札幌に寄り道して道劇を観劇。さすがに「来る途中に札幌でストリップを見てきた」とは言えず、母及び親類には「列車の連絡が悪くて…」と嘘をついてしまった(^^;)。だったら真っ直ぐ来ればいいのに…とは思うが、札幌近くに来て道劇を見ずに済ますなんて今の私には出来ない相談。大事な仕事を二の次にして、母の「お粥は食べたくない」「○○が食べたい」といったわがままにつき合ってやっているんだから、行き帰りの途中にちょっとぐらい役得があってもいいでしょう？
札幌駅に着いたのが午後5時半頃、青森行きの夜行列車の出る10時頃までが自由時間。これなら３回目の香盤は鑑賞できそう。駅を出ると札幌は小雨、今までの道劇ツアーで本格的に雨に降られたのはこれが初めて、自分は晴れ男だと思っていただけにジンクスが途絶えたのは残念、しかもうっかり折り畳み傘の入った鞄を既にコインロッカーに仕舞ってしまったので、仕方なくコンビニでビニール傘を買い道劇に向かう。ムシムシする街を通り過ぎて６時10分前に道劇到着、入場時、チケットを買っている間に従業員さんが傘にしずく除けのビニールカバーを掛けてくれた。こういうサービスは他の劇場じゃまずないよね。これで機嫌が良くなった。客席に入った頃は２回目のももちゃんのステージの始まった頃。予想通り客席はガラガラ、安心してフィナーレまでは最後列で鑑賞、空調の風に当たりながら汗を退かす。
フィナーレ後の休憩時間、更にガラガラになった客席で「指定席」を確保して、ロビーで飲み物でもとカウンターに目を向けたが従業員さんがおらず断念、だれてるなぁ（笑）。仕方なく客席に戻って開演を待っていると隣に座ったお客さんが東京からの出張で札幌に来た人らしく「ここっていつもこんなに空いてるんですか？」と声をかけてきたので、多少通ぶって（笑）「８時を過ぎる頃から混んできますよ」と解説してあげた。実際に３回目のステージ開演時10人程度しかいなかったのに、ちょうど８時頃団体さんらしいお客さんが20人近く一度に入ってきたので、客席はほぼ満員。その割には騒がしくならず、（やや物足りなくもあったが）応援しやすかった。
香盤自体は前回と同じ。早瀬みなさんがオープンでお客さんから差し入れられたビールを飲みながら踊っていたり（ビールをこぼしては「みみちゃんに怒られちゃう」と言いながら衣装でステージを拭いていた(^^)）、山咲みみちゃんのステージがマイナーチェンジして、ベッドにブリッジを組み入れていたり、みみちゃんと桃色夏生さんのポラを撮ったり、みみちゃんのポラにサインをしてもらったり、藤繭ゑちゃんと岬ゆうらちゃんに握手してもらったり、そのうちゆうらちゃんとは初めての握手だったり、ということがあった。
今回、特に書き記しておきたいのは今日出会ったあるお客さんについて。私が普段目にする１回目、２回目に顔を出す常連さんとは違ったそのお客さんの行動が印象に残った。ある程度余裕が出て来たのか、それとも元々注意力が散漫なのか、ステージを見る合間々々に私はよくお客さんの様子を見るようにしている。これは問題を起こしそうなお客さんを予めチェックしたり、お客さんの反応とステージの様子を対比させたり、単にお客さんの色々な反応を観察したり、という意図でやっているのだが、今日私の向かい側（上手最前列）に座ったのは40代後半〜50代前半の故逸見政孝さんに似た、温厚で真面目そうな仕事帰りのサラリーマンといった感じのお客さん。踊り子さんの登場、退場には盛んな拍手を送り、テンポのいい曲では手拍子、静かなバラードやベッドでは静かにステージを見ている。その間、常に優しそうな笑みを浮かべながらステージを見守る姿を見ていると、ストリップが好きなんだなあという感じが伝わってくる。先述の早瀬みなさんにビールを差し入れたのは実は彼、誠実そうな感じの彼が差し出したビールだからこそ、みなさんも飲みながらのオープンといったサービスパフォーマンスをしてくれたのではないかとも思える。ポラでは何気ない一言二言の言葉を踊り子さんにかけながら撮影。話題は、山咲みみちゃんには「この前にも撮ったけど覚えてる？」、桃色夏生さんには「胸の絆創膏はどうしたの？」というように簡潔かつ踊り子さんが聞いて欲しそうなもの、変に立ち入ったことをくどくど聞くよりもこのくらいの簡単な会話の方がいい一般客として踊り子さんの印象に残るのかも知れない。ビールを１杯だけ飲んで、１香盤をニコニコしながら楽しんで、帰る。なんか一般客のお手本のような人に見えた。私も今は30代なりのやや熱烈なストリップファンを目指しているけど、彼のような姿勢もまた中高年のストリップファンの理想として考慮していてもいいのではないかと思った。

フィナーレ後、電車の時間が気になったので慌てて札幌駅に戻る。帰り際、割引券と一緒にもらったのは、７月15日に開催される清水ひとみさんの主演映画と「曽根崎心中」の実演のイベント「たまゆらのゑん」のチラシ、道劇ファンとしてはやっぱり見に行った方がいいんだろうなあ、次回の入場時にでも買おうっと。その次回の観劇は一体いつになるんだろう？多分母の看護から解放されて釧路に帰る途中にまた札幌に寄り道して、ということになるんだろうなあ。次回は２週目に突入した企画もの「楽屋からラブソングを」、道劇常連さんの間で「巧い踊り子さん」の代名詞のように名前が出てくる藤谷ジュンさん他が出演するらしい。楽しみ。また、ひなたちゃんに差し入れできるかどうかも…。
2000年07月02日 01時19分55秒

2000年6月24日（土）　総選挙前日も道劇通い
2000年6月24日（土）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

明日は衆議院議員総選挙の投票と開票速報番組を見るため、釧路にいなければならない。そのため、今回はややハードな準日帰りでの観劇です。
先程“準日帰り”と書いたが、実際は金曜夜の夜行列車で札幌入り、３香盤観劇の後、土曜夜の夜行で釧路に帰る、という夜行列車往復割引を利用しての足かけ３日（車中泊２日）の日程。このスケジュール、料金は現在最も格安なのだが、列車内で眠れないとキツく、以前（４月）にこのスケジュールでの遠征を敢行したのだが、寝不足が祟り２香盤で観劇を断念してしまった苦い過去がある。今回も行き帰りともに列車はなかなか混雑していたのだが、最近は早めに酎ハイを呑んで酔っ払って寝ちまうと最低限の睡眠はとれる（しかも翌朝にも酔いが残らない）、という生活の知恵を身につけたので、それなりに快適。早朝の札幌駅をブラブラしていると「道劇友の会」釧路支部長のおお○たさんに出会った。彼もこの電車での札幌遠征なのだそう（但し彼は札幌１泊だけど）。
駅前のサウナで入浴＆仮眠（結構図々しく眠れた）の後、ファーストフードで軽い朝食。そして駅前のデパート（札幌そごう）の「森もと」でプリンを購入、これが今回の差し入れ、ターゲットは...山咲みみちゃん！5月に彼女に渡し損ねたリベンジを今回また前回と同じ「森もと」のお菓子で果たそうという趣向。止しときゃいいのに頑固なんだから…（笑）。ちなみにファンレターは前日書いてます、計画的です（苦笑）。
例によって大通公園で時間潰しの後、12時半の開場直後に劇場入り、「指定席」に陣取る。ちなみに隣はおお○たさんでした、釧路コンビで応援ですね(^^)。客の入りはまあまあ、でも最近「道劇友の会」主宰のみやもさんにあってないなあ、お金がないから劇場に行けないって書いていたけど、ホントだったのか…。

そういうこの日の香盤です；

−．コント道劇座
１．早瀬みな　ソロ
２．山咲みみ　ソロ＋ポラ
３．水沢ルイ　ソロ
４．桃色夏生　ソロ＋ポラ
５．美月星美　ソロ
６．岬ゆうら　ソロ
７．夢野ひなた　ソロ
８．「楽屋からラブソングを」
（大空蘭子、藤繭ゑ、丘乃愛唯、夢野ひなた、遙月もも、岬ゆうら）
９．フィナーレ

コント道劇座は開演10分前に前説として登場、リーダーの森はじめさんはお休みらしく出演せず。その代わりに新人が入ったらしい。選挙をテーマにしたネタ、良質な展開で久々の快心作という感じ、但しオチはもう一ひねりしないと。

では感想＆短評；
早瀬みな−香盤トップというのはお客さんをノセるという重要な役割を担っているんだけど、彼女のステージはそのいい典型。客席の反応を確かめながらステージを進行させていくのはさすが。ムッツリしたお客さんには手拍子を促したり、手拍子を元気にしているお客さんには笑みを返したり…。ステージもバランスの取れたいい内容でした。
山咲みみ−最初はダンサブルな曲で登場、みみスマイルが素敵です。でもよく見るとパンツの股が破けて“具”が覗いている(^^;)。そんないい所（笑）だけ破ける訳はないだろうから、これも演出？２曲目からは邦楽で構成、赤い襦袢に提灯を持って登場、彼女のこういうソロステージというのは初めてのような気がする。何となく、道劇企画「ストリップ・バーレスク」（今年２月中−下旬）に出演した際の彼女のステージに似ているような気がした。アイディアをもらったのかも。今回のステージもなかなか魅せるいいものでしたが、気になったのはその襦袢、クリーニングに失敗したのか模様がくすんでいたし、あちこちに染みや綻びも目立った。衣装の手入れはきちんとしなきゃダメだよ。ポラです、といっても彼女が道劇でポラをやるのは初めてじゃないかしら？てっきり道劇準レギュラーの彼女にはポラなんか撮らせない方針かと思っていたんだけど、方針変更なのでしょうか？それはともかくポラを撮りその際に差し入れを手渡す、まずは祝！目的達成！２回目のステージは１列下がって悠然と観劇する予定だったんだけど、ポラがあまり売れずに困った顔のみみちゃんがチラチラとこちらを見て「買って欲しいなぁ（願）」という表情をするのでつい再び買っちゃいました。ポラが売れないときには率先して買ってあげる、これも彼女のファンの義務なのでしょうね。でも買うことにしたもののポーズなど全然考えていなかったので、咄嗟に胸ポケットに挿していた扇子を渡してポーズを取ってもらった。客席からは笑いも漏れたし、私にしてはいい機転だったと思う。でも、これ以上ポラを撮らされると今晩の夕食代がなくなってしまうので、３回目は照明の死角になる３列目に下がってみみちゃんの追跡をかわしてしまった。ファン失格ですね(^_^;)、ゴメンね。
水沢ルイ−お姉さんっぽい雰囲気、カウガールの衣装で登場。ダイナミックな振り付けのベッドは見応えあります。オープンの笑顔も素敵でした。
桃色夏生−話しぶりから察するところ、関西の娘のようです。プロポーションは良かったのですが、右胸に大きな絆創膏が貼られていた。どうしたのかな？衣装を赤で統一、それほど上手いというわけではないのですが、しっかり踊っているのは分かりました。ただ気になったのは、この頃になると決まって応援さんが引っ込んでしまうため、手拍子も起こらない静かなステージになってしまったこと。自分の応援している娘だけ応援すればいいってもんじゃないと思うんだけどなぁ…（じゃあ、お前はどうだったんだって？申し訳ない！m(_ _)mあまりの静けさに「これは何かあるのでは？」と勘ぐって手拍子できませんでした）。
美月星美−桃色さんとは一転華やかなステージ（一転過ぎるけど…）。第一印象は「かなり痩せたかな？」というもの、私の記憶ではもう少しふっくらしたイメージだったんだけど、全体的に少し小さくなったみたいに感じた。それでも星美スマイルは健在、彼女らしい華やかかつエロティックなステージで魅せてくれました。特にベッドでの妖艶な姿態と時々唇を舐めるコケティッシュな仕草にはドキドキさせられた。
岬ゆうら
夢野ひなた
「楽屋からラブソングを」
香盤上はゆうらちゃん、ひなたちゃんのソロステージの後、企画もの「楽屋からラブソングを」がスタート、ということになっていますが、見たところ最初の２つのソロステージも含めて一連の流れに乗ったもののように見えたので、まとめて論評させてもらいます。
ちなみに、蘭子さんが運営している道劇専属の踊り子さんのホームページ「電動瓦版」によると、今回の企画でのそれぞれのテーマは、
岬ゆうら：アイドルストリッパー
夢野ひなた：逆ストリップ「バスタイム」
丘乃愛唯：コールガール
藤　繭ゑ：夜鷹
遙月もも：ウーピー・ゴールドバーグ
大空蘭子：歌劇「アイーダ」

とのこと。「逆ストリップ」って何？「ウーピー・ゴールドバーグ」がストリップになるの？など謎めいたテーマもあり、これだけじゃ説明になりませんね。では、早速スタート！
最初に登場したのはゆうらちゃん、「アイドルストリッパー」のテーマ通り、ブリブリのアイドル衣装で登場、ノリノリの音楽にのせてのダンス、可愛いっ！次の曲ではストリップらしくじらしながら服を脱いでオールヌード、というところでいきなりオープンに。彼女の初のソロステージで持ち時間８分では仕方ないのかも知れないけどちょっと拍子抜け。でもだんだんゆうら色が出てきたようでそこは評価できる。気付いたこと；前から彼女の顔を見ていると「繭ゑちゃんに似ている」と思うときがあったのだけれど、今回じっくり眺めてみて目元のメイクや眉の描き方が繭ゑちゃんのそれと同じ事に気付いた、それでゆうらちゃんの顔立ちに繭ゑちゃんがダブるんだと納得した。多分、ゆうらちゃんが繭ゑちゃんからメイクを教わったからじゃないのかな？
次はひなたちゃんの「逆ストリップ」、幕が開くとステージには大きな西洋風のバスタブ、その中でひなたちゃんが体を洗っているという設定。当然既にオールヌード。ひなたちゃんの笑顔に酔いしれる、彼女もそれを熟知しているのか明るい笑顔を客席に振りまく。花道に出てきてのベッドではオナニーショー、彼女の場合本気っぽく見えるところが客のスケベ心を刺激する。さっきまでの笑顔とあえぎ顔とのギャップがまた魅力的。最近の彼女のステージを見て、ひなたちゃんの魅力にすっかり魅了されてしまったみたい、機会を見て彼女にもファンレターを渡してみたい欲求が更に強まった。ベッドが終わり、音楽もアップテンポになり、さぁオープンだ！と思ったら、何故か彼女袖から衣装を取り出して着替え始める。ここで「逆ストリップ」の謎が解けた。普通のストリップは最初に衣装を着て現れて最後にすっぽんぽんになっておしまい、逆に最初にオールヌードで登場して最後に衣装を着ておしまいというのが「逆ストリップ」なのですね。趣向としては面白い。でも、オープンでアソコを間近で拝めると期待していたスケベなお客さんには不評かも（笑）。彼女が修道女姿に着替える間、後ろでは他の道劇専属組がふざけたり、澄ましたりしながら出番前の舞台裏の様子を演出、で着替えの終わったひなたちゃんが袖に退場して「楽屋からラブソングを」がスタートします。
「楽屋からラブソングを」のタイトル、どうやらウーピー・ゴールドバーグ主演の映画「天使にラブソングを…」のパロディのようです。幕が開き修道女姿の道劇チーム６人が整列しての賛美歌でスタート、繭ゑちゃん、愛唯ちゃんが女声低音のアルト、蘭子さん、ひなたちゃん、ももちゃん、ゆうらちゃんが高音のソプラノ、のパートで一応ハモっている。ストリッパーが舞台上で歌うのってなかなかないから、これはこれで貴重な体験。次は（多分）「天使に〜」のサントラにのせてのダンス、再び賛美歌の流れる中６人がオールヌードになり第１幕は〆め。
第２幕、一転して舞台は楽屋へ。舞台から解放された面々が普段着に着替えたり、シャワーを浴びたり、次のステージの準備をしたりしながらお喋りに花を咲かせる。踊り子さんの普段の声を聴けるチャンスなんか余程の常連にならない限りないから、聞き耳を立てていたが、さすがに６人の声を聞き分けることは出来なかった（笑）。もちろん、ここで演じられているのはかなり実際に近いとはいえ、彼女たち自身による普段の楽屋の様子の再現であり、そこには誇張なり省略なりといった演技が入っているのでしょうが、なかなか明るい雰囲気のようですね。最近の道劇チームの質量両面での充実ぶりの一端はこの明るい雰囲気にあるのだと思う。
次は丘乃愛唯ちゃんの「コールガール」、まさしくコールガールといった格好で登場の愛唯ちゃん、挑発的なポーズを交えたダンスです。何となく彼女にピッタリきます。ベッドは普段のオナニーではなく、実際のセックスの体位をベースにしたもの、正常位、バック、騎乗位と変わりながら、体を激しく動かすさまはまさにバーチャルセックス、彼女の揺れる胸にやや巨乳フェチの気のある私はドキドキしちゃいました。
続いて藤繭ゑちゃんの「夜鷹」、ゴザを持って登場の夜鷹（江戸時代のコールガール）の繭ゑちゃん、今夜のお客を求めてさすらいます。やっと捕まえたお客さんとのセックスを思わせる絡みの後、そのお客に逃げられ、また町人や子供から河原乞食と蔑まれ、悲嘆と絶望に暮れての末に、何故かオナニー。久々に間近でみる繭ゑちゃんのオナニーはやはり感動的、女性の深遠さと自立とを感じさせるオナニーベッドは彼女にしかできないんじゃないだろうか？彼女の魅力を再発見させられるいいステージでした。
再び舞台は楽屋へ戻る。鏡の前で寝そべる蘭子さんとひなたちゃんを尻目に、ステージの合間の練習に励むのは愛唯ちゃんとゆうらちゃん。そこに遙月ももちゃんが加わって練習再開、でもももちゃんだけリズムが合わずに気まずい雰囲気、落ち込むももちゃんをよそに他の皆は食事に出かけ楽屋には彼女独り…。ふと彼女が口ずさむのは「Always love you（ホイットニー・ヒューストン）」、なかなか上手い。「ウーピー・ゴールドバーグ」というテーマはこの辺から来ているのでしょうね。いっそのことBGMを廃して彼女のアカペラで聴かせても良かったのでは。そうしている内、振り返ると愛唯ちゃんとゆうらちゃんがももちゃんの衣装を持って立っている。二人に衣装を着せてもらって自信回復して客席を向く彼女の姿には思わず拍手、いいシーンでした。ももちゃんのステージも見せ所を心得たいい内容でしたよ。後はちゃんとダイエットして体の方も磨いてくれれば言うことなしです（一言余計だったかな？）。
トリは大空蘭子さんの歌劇「アイーダ」、クラシックやオペラにはトンと疎いので「アイーダ」という歌劇がどんなストーリーなのか分からないのですが、多分悲劇なのでしょう。オペラの歌姫（見ようによっては小林幸子か美川憲一のような衣装とも云える(^^;)）を思わせる衣装で上手袖の階段から登場。表情豊かで華麗でダイナミックで美しくて、もう形容詞しか思い浮かばないような素敵なステージでした。応援さんのリボン＆紙吹雪も効果的でした。
フィナーレ−再び道劇チームが登場。オープン＆握手会を繰り広げる。繭ゑちゃんとひなたちゃんと愛唯ちゃんに握手してもらう。柔らかくて温かかった(^o^)。でも、まだゆうらちゃんと握手してもらってないんだよな…（笑）。

遠征の応援さんには舞台の盛り上げに際して大いに感謝しているが、苦言もある。ロビーの椅子の上にリボンや応援道具を置きっぱなしで常連同士でお喋りするのはどうかと思う。劇場には他のお客さんもいて休憩時間にはそのお客さんだって椅子に座って一服したいはずなのに、遠征さんが一番座りやすい場所を占拠して、他の一般客の批評をしている側で、一般客は灰皿の周りで立ちながら煙草を吹かしているというのは、あまり気分のいいものではない。劇場にとっても常連さんや遠征ファンがわが物顔で振る舞っているという状態は他の一般客のリピート率にとってはいい材料ではないと思うだが。道劇常連の応援さんがサロンの隅の方に荷物をまとめてさり気なくリボンを巻いたりしているのと比較するとややマナーに欠けていると思わざるを得ない。（あ、言っちゃった（笑）。きっと、これでこのページを読んだストリップファンの多くを敵に回しちゃったよね、「お前は何様だ？」って。でも一般客の視点を持ち続けたい道劇ファンとして気になったことを言ったまで）
2000年07月01日 01時30分59秒

大宮、上野遠征レポート
2000年6月20日（火）−21日（水）
今回は銚子への出張の帰途、大宮と上野の劇場にお邪魔してきました。そのレポートです。
まずは2000年6月20日の大宮編；
大宮　「ショーアップ大宮劇場」

銚子での会議が予定より早く終了し、電車を乗り継いで大宮駅に到着したのが午後２時頃、銚子の涼しさに慣れた体には埼玉の蒸し暑さは厳しい。とはいえ、ホテルのチェックイン開始時刻の４時頃までなんとか時間を潰さないとならないので、鞄類をコインロッカーに預け、ショーアップ大宮劇場を探してみようということにした。
思えば、６年前、学会で訪れた大宮でストリップの看板を見つけ入ってみようかという気分に一瞬なったのが20代の私のストリップ事始め、その時は結局諦めたのだが、数日後浅草フランス座に飛び込むきっかけとなった訳で、この劇場は個人的には気になっていて、６年がかりでようやく中に入れることになる。
多少迷ったものの30分ほどして劇場を見つけた。やや古めかしいがそれほど入りづらいという雰囲気でもないのが気に入った。今回はラストまで観劇するつもりだったので、余裕を持って劇場向かいのビジネスホテルを予約したつもりだったので、劇場を見つけホッとして駅に戻り鞄を持ってホテルに行くと、実は私が予約したのはこのホテルではなく、駅２つ離れた系列ホテルだったことが分かり大慌て（笑）。電車に再び飛び乗り、本来のホテルにチェックイン、汗でぐっしょり濡れたシャツを着替えて、再び大宮に戻りようやく劇場入りしたのが午後５時頃。
ロビーはそこそこ広く感じるが、椅子はない。常連さんがリボンを巻いたりお喋りするときは床に座るか立ちっ放しにならざるを得ないが、椅子を置くには狭い程度の広さしかないので、スペースの有効利用という観点から見れば正解かも知れない。ロビーの壁には劇場所属の踊り子さん達の写真や新聞記事の切り抜きが貼られている。道劇でもお馴染みの宝生恋ちゃんや広末順子さん、御幸奈々さんはこの劇場所属だったのね。
ロビーの横には楽屋への入口らしい「関係者以外立入禁止」の扉がある。ここでボーっとしているだけでも、踊り子さんが空き時間に外出したり、帰って来たりするのを見られるわけで、妙に親近感が湧く。実際に甚平姿の宝生恋ちゃんが頻繁に出入りしてファンとお喋りしたり、奥の流しで洗い物をしたりしていた。
客席に入る。ステージの印象；ステージが高い、盆は回るようになっているし何故か絨毯が張ってある（天板用？）、客席の横及び天井は鏡張り、客席は最大３列でスペースの割には少ない、シートはかなりボロっちいがそれなりに広くゆったりと座れるのはいい、ざっとこんなところかな？

そういうこの日の香盤です；

１．篠崎ひめ　ソロ＋ポラ
２．五十嵐レミ　ソロ
３．外国人ダンサーR　タッチ
４．ナンシー瞳　天板
５．七海羅夢　ソロ＋ポラ
６．七海汐音　ソロ＋ポラ
７．宝生　恋　ソロ＋ポラ
８．フィナーレ

私が入場したのは七海汐音ちゃんの２回目のステージの頃、予定より30分くらい遅れている。この劇場もポラ撮影に時間制限を設けていないのでその分遅れ気味になってしまうらしい。この日は、４回目のタッチ（R嬢）と天板（ナンシー瞳嬢）を合同タッチショーにして時間を調整していた。
空いていた正面２列目端に座ってラストまでのほぼ２香盤を鑑賞。お目当ては…って、上の香盤見れば分かりますよね、七海汐音ちゃん＆羅夢ちゃんの七海姉妹です。道劇の5月中のステージで彼女たちに魅了されてから１ヶ月、ようやくの再会、本当に楽しみ。おっと、もちろん宝生恋ちゃんのホームグラウンドでのステージも見落とせませんね。

それでは感想＆コメント；
篠崎ひめ−元々は関西の娘でしょうか？とにかくカワイイの一言。ステージもその持ち前のキャラを最大限活かした構成でした。でもポラの際には少しはしゃぎ過ぎかも。彼女のポラを30枚（１万５千円也）まとめ買いしたお客さんがいて（別に彼女のファンというわけではないらしい）、ポラのまとめ買いは好きじゃないのだが、さすがにそこまで大量だとウケた。
五十嵐レミ−ベテランらしいダイナミックなステージでした。オープンの際の笑顔（山咲千里似）が素敵でした。
外国人ダンサーR
ナンシー瞳
割愛させていただきます。踊れないダンサー、しかも客との会話のないタッチショーに耐えかねて、途中で席を立ってしまった私にコメントする資格はないでしょうから。
七海羅夢−この大宮のステージから姉妹別々のソロステージ活動となったそうです。オープニングは「燃えよドラゴン」のテーマにのって、チャイナドレスで登場。カンフー調の振り付けが"超"格好いい。今更ながら、彼女のスラッと長い脚に見とれる。ベッドは技術的にはもう少し改良の余地ありといった感じだが、それでも愛くるしい羅夢スマイルを振りまくベッドに酔ってしまった。ポラの時間、撮影しようと舞台に寄った私を見かけると「よっ、久し振り」と覚えていてくれた。本当に嬉しい。どうやらこの時、彼女の魔法にかかってしまったらしい（笑）。ポラにサインしてもらう。後はニコニコしながら彼女のステージに見とれるだけでした。
七海汐音−和装ステージでの定番「夜桜お七（坂本冬美）」にのって登場、和装でなかなかしっとりとしたステージ、色っぽいです。次は「湘南盆踊り（チューブ）」での浴衣姿での一転して明るいキャラを活かしたステージ、途中アップテンポなダンスミュージックを挿んで（ここは少し浮き気味）、「時の流れのように（美空ひばり）」でベッド、見かけによらない体の柔軟性を魅せてくれました。彼女のポラも撮影、汐音ちゃんの方は私のことは覚えていてくれなかったみたい(;_;)。でもめげずにサインしてもらいました。
宝生　恋−３回目と４回目では違う出し物でした。４回目のは前回道劇に出演したときのもの、３回目のは初見でした。ボーイッシュな感じを前面に出したアクティブな４回目のステージ、美しさをメインに持ってきた３回目のステージ、どちらも結構でしたが、個人的には４回目の方が彼女らしいかなとも思った。ポラでは自らのホームグラウンドらしくファンを仕切りながら明るく進行していきます。いかにもお侠（おきゃん）な彼女らしいです。ポラ、撮っておけばよかったかな？
フィナーレ−この劇場の特色は全員登場の後、トリの娘（おそらくこの劇場所属の娘）がマイクを持って挨拶をすること。やはり直接挨拶してくれるのは一番のファンサービスですね。挨拶の中身も宝生恋ちゃんらしいユーモアとウィットに富んだものでした。

久々にいい劇場に出会ったような気分でやや涼しくなった市街を歩いた。確かに道劇に比べれば色々不満はあるけど、これまでの関東の劇場の中では一番好印象を持てた。まあ、それも羅夢ちゃんに出会えたという嬉しさの影響がかなり大きいのかも知れませんが(^^;)。ただ、気になるのはお客さんの入り。平日で楽日とはいえ、ラストまで席が埋まることが全くないというのは経営上かなり厳しいんだろうな、と心配してしまった。ポラやピンクサービスで補填しながら、所属のタレントを高値で他に貸し出さねば経営が成り立たないという全国の劇場共通のジレンマにここも陥っているのでしょうね。頑張れ、大宮のストリップファン！ここを潰したら承知しないぞ！とエールを送りながらホテルへ帰った。
続いて2000年6月21日の上野編；
東京・上野　「シアター上野」

夕べの余韻の醒めない中起床。どうやら、夕べ「羅夢ちゃんに差し入れしたい病」に罹ったらしい。居ても立ってもいられず彼女へのファンレターを書いてみる。軽症だとファンレターを書いただけで満足してしまうものなのだが、案の定重症だったらしく気持ちは募るばかり。しょうがない、本当に差し入れするしかないか…。差し入れに選んだのは昨日銚子で購入した銚子名物（らしい）「ぬれ煎餅」、今考えると二十歳の女の娘に煎餅？とセンスの微塵もない選択に呆れるばかりだが(^_^;)、そこがこの病の恐ろしさ、何を贈るかよりも「何かを贈ること」にしか考えが及ばないものなんですね。
わくわくしながら10時ちょっと前にホテルを出、上野に向かう。（蛇足；たまたま「ルックルックこんにちは」を見ていると、再現ドラマに出演していたのはコント道劇座のNo.2の彼。最近見ないと思っていたらこんな仕事もしていたんだぁと思った）上野のファーストフードで遅い朝食兼昼食を摂り、劇場入りしたのが11時、予想通り良い席は既に取られていて、最後列の比較的見通しの良い席に座る。シアター上野に来たのは３回目、施設自体は以前と変わりなし、紫外線ランプもそのまま(^^;)。こっちも慣れたのか、特段怒りは沸かなくなった。今回気付いたこととして、従業員の愛想の良さはよいと思う。
開演までサービスとしてステージに設置されたテレビから流れる裏ビデオを眺めながらボーっとしていると、開演10分前にようやく劇場入りしてきた踊り子さんがいる、初日だからしょうがないなぁ、と思いつつ目をやると、汐音ちゃん＆羅夢ちゃんの七海姉妹じゃないですか？ステージを見るなり彼女らが顔を見合わせて発した言葉は「狭いねぇ…」、その素直すぎる言葉に、彼女らってTSミュージック所属の娘なんだけどどうやら系列のシアター上野は初めてなんだと直感した。楽屋に消えた七海姉妹、今度はステージ袖から顔を出して再び「やっぱり狭いねぇ…」とポツリ、この狭いステージで自分の出し物をどう演じるか思案している様子。その時、客席に向かって羅夢ちゃんが手を振っている、どうやら客席最後列にいる私を見つけてくれたらしい。そういう無邪気なところがいいんだよなぁ(^o^)。

そういうこの日の香盤はこう；

１．あずさ美穂　ソロ＋ポラ
２．宝生ゆりか　ソロ＋ポラ
３．高瀬　昌（しょう）　タッチ＋ポラ
４．華代　ソロ＋ポラ
５．早川優美　ソロ＋ポラ
６．七海羅夢　ソロ＋ポラ
７．七海汐音　ソロ＋ポラ
８．フィナーレ

参考ながら、１回目は高瀬昌さんの劇場入りが間に合わなかったため（鳥取の劇場からの当日移動じゃ無理だよね）、華代さんと順序を入れ替え。２回目は時間調整のためか、高瀬さんはタッチ＋ポラのみでソロダンスはなし（本人は「楽でいいわぁ」と喜んでましたが）
最初の２香盤を鑑賞。平日ということもあって２回目はやや人数が減って淋しかったが、年輩の常連さんがそこそこいて盛り上げてくれたので、楽しめた。道劇もこういうお客さんが増えてくれると平日前半のステージも盛り上がるんですが。

では、感想＆短評；
あずさ美穂−初見だと思います。好みの分かれそうな派手めの顔立ちです。アラビア風の衣装で登場。「コーヒー・ルンバ」をはじめアラビア関連の曲でステージを構成していました。なかなか巧いです。
宝生ゆりか−初見です。新聞広告には宝生恋ちゃんが出演ということになっていたので、彼女の代役のようです。美形です。プロポーションもいいですね。ボディの方に見とれていて、肝心のステージはほとんど覚えていません、ごめんなさい！
高瀬　昌−関西の劇場の娘です。関東に来るのは久し振りだそうです。ソロステージがぎこちないなぁと思って見ていたのですが、タッチの際に謎が解けました。即ち、関西の劇場は広いステージのところが多く、上野のような小さな（かつ天井の低い）劇場で踊ったことがないのでステージからはみ出さないか、天井にぶつからないかどうか気にしながら踊っていたそうです。こういうことまで喋っちゃうくらい関西人そのままの明るいトークでタッチ＆ポラを進行、ステージが華やぎます。タッチに参加せずにいる後ろのお客さんに「同じお金払うとるんやから、触らな損やで」と促すあたり、関西的発想ですね。好印象の娘でした。
華代−道劇で松本リカちゃんとのチームで見て以来です。今回は初出し、仮面にステッキという魔法使いを連想させる出で立ちで登場、不思議な感じのステージでした。余談ですが、彼女の顔立ちを見て、初体験（素人）の娘に顔の輪郭と目や眉のあたりがよく似ているなぁと、古き良き青春を懐古してしまった。ポラ撮っておけばよかったな。
早川優美−なかなか凝ったステージでした。ブリッジからの起き上がりのダイナミックさは絶品の一言に尽きます。これだけでも入場料の元を取った気になれます。２回目のステージ、ブリッジ起き上がりのクライマックス、彼女曰く応援さんの投げるリボンに気を取られて起き上がりに失敗(!)、後頭部を打って一瞬脳震盪を起こしたそう。起き上がりの失敗は初めて見た、失敗すると結構怖い技なんですね。それにもめげず、ポラは彼女独特のハイテンションでした。これからは気をつけてね。
七海羅夢−昨日の大宮と同じ構成でした（当たり前か）。羅夢ちゃんも１回目は上野の低い天井に戸惑っていたみたい。それでも無難にステージをこなしていたのは立派。ポラ、予定通りポラの際に「つまらないものですが…」とファンレター入り差し入れを渡す。（本心はともかく）とりあえず喜んでくれたようだ。目的達成！(^o^)/"２回目のステージではポラの際に「さっきの“若者”はまだいる？」と私を捜しているようであったが、最後列は照明の死角になるらしく、オープンの際にようやく目があって羅夢スマイルを返してくれた、感激！今度逢う日を楽しみにしてますからね。
七海汐音−大宮でのステージからの変更点はアップテンポの曲を「愛燦燦（美空ひばり）」に代えて、邦楽で統一したこと。構成からいけばこの方がピッタリ来ると思う。ステージもよりしっとりとした魅力的なものになったと思う。彼女もポラを撮影、今度はしっかり昨日もポラを撮ったのを覚えていてくれた(^^)。いいステージでしたよ。

フィナーレ終了後、蒸し暑さの残る上野の街へ出て、羽田空港で千歳、札幌、そして夜行列車で釧路となかなかのハードスケジュールをこなしたわけだが、その間ずっとここ２日間の七海姉妹（特に羅夢ちゃん）のステージに酔いしれていたので、全く苦にならなかった。行って良かったー、と思えるいい遠征でした。
それにしても、初めてのファンレターが繭ゑちゃんでもみみちゃんでもなく羅夢ちゃんとは、ちょっと浮気が過ぎますかねぇ…。
2000年06月29日 01時38分25秒

2000年6月17日（土）　道劇遠征
2000年6月17日（土）
札幌・ススキノ　「札幌道頓堀劇場」

２週間ぶりの札幌遠征、しかも今回は出張の途中での札幌寄り道のため、自腹もそれほどは痛まず(^^)。さぁー、楽しむぞー!
前日の夜行列車に乗って土曜早朝に札幌到着。一昨日から足の指が炎症で腫れ上がっていて（原因不明）むず痒いが、我慢しなくちゃ。駅前のサウナで時間潰し、のはずが（夜行列車の中でよく眠れたせいか）仮眠が出来ず、しょうがなく９時には再び札幌の街へ。快晴の中島公園及び大通公園で日焼けするくらい日光浴をして時間潰し。サウナで足をよく洗いまた十分に冷やしたせいで足指の炎症も小康状態。昼には札幌の気温は25℃を超え、歩くと体中から汗が滲むのが分かる程であったが、なるべく日陰を歩き、この時のために持参した扇子（米国製?）で必死にあおいで汗をひかす。予定では、12時に道劇隣のソバ屋で昼食をとり、12時半の道劇の開場頃まで時間を潰すはずだったが、12時少し前に道劇の通りに出ると既に従業員が劇場前の掃除をしている。その従業員には私は顔バレしているので、何となくそのままシラッとソバ屋に入るには気が退け、回れ右してススキノ中心に戻り、ファーストフードで済ました。我ながら小心者ですね（笑）。
という経過を経て、12時半に道劇入場。下手最前列の「指定席」を確保、時間までロビーで煙草をふかす。この前知り合った応援さんがパーカッションセット（道劇初お目見えらしい）を組み立てるのを眺めていた。常連さんの顔もちらほら見え、人数はそこそこだったが手拍子は盛り上がった。そうそう、そういえば、最近は私の手拍子・拍手も昔の周りに遠慮しながらの控え目な物から、劇場全体に響くような結構大きい音が出せるようになってきた。感覚が鈍くなってきたのか、常連としての自覚なのか…。

そういうこの日の香盤です。

１．青井りんご　ソロ
２．岩崎麻美　ソロ＋ポラ
３．麻矢えみり（絵美里）　ソロ
４．コント道劇座
５．早乙女宏美　残酷芝居
６．山口麗奈　ソロ＋ポラ
７．丘乃愛唯＆遙月もも　道劇チーム
８．大空蘭子＆岬ゆうら　道劇チーム
９．フィナーレ

前回に続き、太字は道劇専属の踊り子さん、点滅(Netscape系ブラウザ限定)は印象に残った踊り子さん達です。今週は６名、多過ぎですね（苦笑）。気になったのは、この週の広告のコピー「今、なぜ素人っぽい道劇チームがうけているのか？」って、新人とはいえプロの踊り子さんに対して「素人っぽい」は酷いよ。それにストリッパーは風俗嬢じゃないんだから「素人」は売りにはならないと思う。コピー考案者のセンスを疑いますね。
今週は私のアイドル藤繭ゑちゃんはお休み、プレゼントをあげたい病に罹っている夢野ひなたちゃんも15日で丘乃愛唯ちゃんに交代、ということで、道劇チームへのお土産はなし！ただ、愛唯ちゃん＆ももちゃん、蘭子さん＆ゆうらちゃんの両チームのステージは楽しみ。それにゲスト陣も点滅だらけが示すとおりなかなかいい面子ですから気は抜けません。

では、コメント＆短評です；
青井りんご−アメリカン・オールディーズの「V.A.C.A.T.I.O.N」にのって登場、あともロック・バラードを背景にしたダイナミックなダンスで構成、なかなか魅せます。りんごスマイルにドキドキ。トップに相応しいお客さんのノリを一気に高めるいいステージでした。
岩崎麻美−初見です。「パパイヤみたい」という形容がピッタリの見事なバストに見とれていました。見とれついでにポラまで買っちゃいました。
麻矢絵美里−前回は沖縄民族衣装、アラジンと衣装に凝る娘のようです。今回もフラメンコの衣装で登場、多分実際にハーフかクォーターだと思われる彼女のエキゾチックな顔立ちにはピタリとはまってます。ジャパニーズポップスにのせてのフラメンコダンスは妙な味わいがあります。
コント道劇座−１回目のネタは夏らしく(?)「雪山遭難」もの、はたから見ててもかなり苦しそうな展開だった。２回目は「医者と死にかけの患者」もの、かなり昔に同じネタを見たような気がする。新ネタはつまらなく、旧ネタばかりというのは道劇座もスランプなのかしら？
早乙女宏美−彼女のステージは２月以来、彼女のジャンル（残酷芝居）はやや苦手でこれまでも本当に味わえたものはないので、今回はしっかり見たつもり。「夕鶴（鶴女房）」をベースにしたストーリー、羽根を付け鶴に扮した早乙女さんが登場、いきなり自ら宙吊りに。滑車の作用で持ち上げるのに要する力は半分程度になっているとはいえ、このプロ根性には脱帽。これは罠にかかった鶴を表現しているのね。男に助けられた鶴は人間の姿になって男の妻に、「あなたの為なら、私どんなことだって…」というセリフのあとには自縛オナニー、「あなたの為に機を織ります」と部屋に籠もった女は、鶴の姿に戻り鞭で自らを叩きながら自分の羽根を布に織り込む、正体のばれた鶴は最後は「何故か」切腹、と早乙女さんにかかると「夕鶴」もこんな話になっちゃうんですね（半笑）。でも、「愛する男のために自らの体を傷つけて、云々」という話にＳＭ的要素を感じてそれを自分の世界として表現してしまう早乙女さんの力に感服した。総合すると、話の展開に素直に納得してしまったので、◎。
山口麗奈−虹色の衣装で登場、ちょっと太ったかな？でも身体能力を活かしたダンスはさすがです。難を言えば、ややベッドがポーズ主体の無難なものになってしまったような気がする。でも可愛いから許しちゃう(^o^)。ポラの際は明るいキャラで盛り上がらない場を盛り上げようとしているのが感じられる。それでポラを購入。久し振りにサインを頼む。彼女のような朗らかなキャラだと頼みやすいんだよね。
丘乃愛唯＆遙月もも−テーマはハワイアンかな？腰簑にレイというフラダンスの衣装で登場。愛唯ちゃん髪をショートにしたんだね、似合ってるしかなり印象が変わった。髪の長かった頃のツッパリ的イメージが消え失せて、私の好みになっちゃった（笑）。フラダンスの後、ももちゃんのベッド、身体能力はそこそこ、表情もいい。後はもう少しスマートになってくれればもっと魅せられるのに、といった印象。次は愛唯ちゃん、ハワイアンミュージックにのせながらのオナニーベッドは不思議な雰囲気。オープンではニュー愛唯ちゃんの魅力を堪能しました。
大空蘭子＆岬ゆうら−猫耳にトラ柄のブラとパンツで登場、「キャッツ」を思い出してしまった（きっと衣装も一部は「キャッツ」からの流用だと思うけど、野暮になるから触れないでおく(^^;)）。蘭子さんとゆうらちゃん、二人で同じ振り付けを踊っているはずなのに、全てにおいて蘭子さんの振りの方が正確でしっかりしている。やっぱり新人と中堅でこれまでの蓄積が違うとこんなところに差が出るのね。ゆうらちゃんのベッド、オナニーを披露、しばらく見ない間にさまになっている。ちょっとドキッとした。これからの成長が楽しみ。続いて蘭子さん、先週の「ジャパニーズフラメンコ」とほぼ同じなのね、違うところはといえば、猫耳と尻尾が付いていること（笑）。でもこのステージは蘭子さんの笑顔、真顔、など色々な表情が見られるので大好きな出し物、安心見ていられる。蘭子さん自身も客席の反応に目をやるなど余裕を持って演じているように感じた。その蘭子さん、オープンでは髪を後ろに束ねて登場、目元が引っ張られるせいか、目元に小じわが寄って見えた。年より老けて見えちゃうから、それはやめた方がいいなあ。

夜行列車の疲れと翌日５時起きで千歳の第１便に乗ることを考慮して、２ステージで劇場を後にする。ちと残念。来週はいよいよ道劇オリジナル企画「楽屋からラブソングを！」がスタート。繭ゑちゃん、ひなたちゃん初め道劇チームの奮闘ぶりが楽しみ。それに客演陣も山咲みみちゃん、早瀬みなちゃん、美月星美さん、他とお気に入りの娘揃い。時に、山咲みみちゃんには今度こそ何かあげようかな？
2000年06月17日 23時08分00秒

2000年06月12日 19時34分01秒
セリカさん、お見それしましたm(_ _)m
他の人にはどうでもいいことなのかも知れませんが；

先日（5月25日のレポ）、愛風セリカさんのポラを撮った際に私はこう書いた− 『ポラ撮影時にセリカさんに「前にどこかで会ってますよね？」と聞かれた。私のポラライブラリーには彼女の写真はないので、きっと日曜日に私が観ていたのを覚えてくれたのだろう。』 今日、仕事の合間(^_^;)にこのページを眺めて昔を偲んでいたところ、1999年12月25日の日記でマドンナの出演者の中に愛風セリカさんが入っているのを発見！本当に彼女、私のことを覚えていたんだぁ、とビックリした。
その時のマドンナでは、私は彼女のことは印象には残っておらず、レポートでも全く触れていなかったのですが、彼女の方は、ポラも撮らずただ静かに控えめに手拍子をしていた（しかも１ステージだけ！）私のことをしっかり覚えていてくれたとは…。本当にお見それしました。また、その節には「そうだっけ？」なんて失礼な対応をして申し訳ありませんでした。ゴメンナサイ！
それにしても、それほど客席がガラガラだったわけでも、お通夜のように静まり返っていたわけでもなく、私自身も別に手拍子で目立とうとしていたわけでもないのに、覚えていてくれるなんて嬉しいの一言。彼女の記憶力のよさなのか、それとも踊り子さんは皆そうなのか気になるところ。単に、私って実は黙っていても目立つ奴なだけかもしれませんが（笑）。
セリカさん、次の道劇のステージでは真っ先にポラ買いますから、許して下さいね。再度、陳謝m(_ _)m。

久々の休日
2000年6月10（土）-11（日）日
今週はお休み！

諸々の理由により今週末はおとなしく自宅にいました。理由を挙げれば、

1)お金がない。前回の札幌遠征で遂に口座の残高が千円を切ってしまった。給料日は次週の金曜日、札幌までの切符はカードでも買えるのだが、その他不測の事態を考えるとさすがに手元に現金が千円しかない状況では、と先週初めに早々と断念。でも金曜日に出張旅費が支給され一応最悪の状況は回避されたのだが、その他の理由もあって初志貫徹というところ。
2)怠け癖。６月頭（１−10日）のステージは先週見たし、６月中（11−20日）のステージは来週末に行くつもり。だから行かなくてもいいじゃん、という怠け癖。楽日の楽しさ、初日の楽しさは５月に味わい、やみつきになりかけたところだけれど、財政が危機的状況を顧みないほど麻薬的にハマってはいなかったので。そういうところが私が常連たり得ないところなんですね、自覚してます、ハイ。
3)私の大嫌いな「YOSAKOIソーラン祭」があるから。今度の週末はここ最近の札幌の新しい祭として北海道全体に蔓延しつつある「YOSAKOIソーラン祭」のクライマックスと重なる。どうも、「YOSAKOI〜」の協調主義、全体主義、感動の押し売り的姿勢、ボランティア中心の体制を隠れ蓑にした商業主義、が鼻について好きになれない。私が今、札幌駅に降り立ったらその大嫌いな「YOSAKOI〜」観光客の一人に数えられてしまうのじゃないかという気持ちが先に立って、どうしても札幌に行く気にはなれなかった。これが一番の理由。

そういう週末、久しぶりに完全オフを楽しんだ。金曜日は「タモリ倶楽部」を見て夜更かし、翌土曜日は昼まで寝て、スカパーのマリーンズの試合を見ながら、部屋の掃除（半年以上(^_^;)ぶり）、近所のスーパーで総菜以外の買い物を久しぶりにして自宅で料理しての夕食、「LOVE2愛してる」の篠原ともえを久しぶりに見た。夜は撮り溜めたビデオの整理、「トゥナイト２」の山本カントクのストリップ・レポートに見入ってしまい、結局明け方までかかった。日曜日、また昼まで爆睡、デパートで半袖シャツを買い込む。これでしばらくは夏場の札幌への遠征で着る物には困らないはず。また自宅の掃除、人にはまだ見せられないが(^^;)、それでもかなりキレイになった。「笑点」を久しぶりに見ながら、夕食。干したてのふかふかの布団でごろごろしながらナイターを見る。北海道ローカル各局がレギュラー番組をつぶして組み入れた「YOSAKOI〜」関連の番組が入るとチャンネルを変える。そうしている内に日曜日も更けてきた。金魚の水槽の掃除が出来なかったのが心残り。
と、これが去年までの私の普通の週末の過ごし方だったのだなぁと回顧しながらまったりと休息した。でも、反面なにか落ち着かなかったのも事実。ついスポーツ紙を買い込んで、清水ひとみさんがスポニチに連載しているコラムと道劇の広告をしばらく眺めてしまった。・・・「結局やめられないんだなぁ」と実感。
ところで、その道劇の広告を見ると、私が次回なにかプレゼントを差し入れようと計画していた夢野ひなたちゃんは15日までしか出演しないことが判明（16日からは丘乃愛唯ちゃんに交代）、えェー？せっかく初めてファンレターまで書こうと決心していたのにー(T_T)！これは、やはり初めてのファンレターは繭ゑちゃんに渡せという啓示なのか？それとも本当に彼女のファンなら万難を排してでも15日までに札幌へ行ってひなたちゃんにプレゼントを渡してこいとの試練なのか？苦悩は続く。
2000年06月12日 01時30分03秒

2000年6月3日（土）-4日（日）　Do-Gekiソーラン祭りとお茶会
2000年6月3日（土）−4日（日）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」

６月です。だから何だ？と言われると何とも答えようがないのですが、細かいことは気にしないで新しい月、新しいステージを楽しみましょう。
土曜日、前日まで乗船していた調査航海の後始末の為、札幌行き特急に飛び乗ったのが午後１時過ぎ、で札幌到着が午後５時、ホテルに荷物を置いて劇場入りしたのが午後６時少し前。今週は土曜に夜の２香盤、日曜に昼の２香盤を観ようという趣向。ほんの少し前までの２香盤観れば気が済んでいた頃が懐かしく思える。本音を言えば、２日連続での道劇鑑賞は結構疲れる。初夏の札幌の気候は釧路の冷涼な気候に慣れた私にとっては既に盛夏のそれであり、劇場に来るまでにもう汗だくになるのに、最前列の席にあたる照明の熱の下、手拍子・拍手をしていると汗が止まらなくなる。そろそろ劇場に冷房を入れて欲しいのだけど、まだ無理だろうな…（笑）。それでも観る度に変化してゆくそれぞれのステージを楽しみたくて劇場に残ってしまう。なんか、それって常連の境地だよね。
土曜日、汗だくの暑苦しいオヤジ状態のまま客席に直行するのは私の美学が許さないので、ロビーでアイスコーヒーを飲みながら汗が引くのを待つ。カウンターの従業員のお姉さん、なかなか愛想がいい(^o^)。ロビーの壁には5月までの清水ひとみ一色から、繭ゑちゃん、蘭子さん等道劇専属タレントの写真や記事の切り抜きが目立つようになってきた。客席に着いたのは蘭子さんの２回目のステージの頃、例によってこの時間帯の客席は半分弱の入り、夜になればいつの間にか席は埋まるから気にしてない。休憩時間に下手２列目に陣取り観劇。そこそこ慣れたといえ、やっぱりこの時間帯の酔客の中での観劇は不得意。つい酔っぱらったお客さんのあたりを憚らないお喋りに気をそがれてしまう。そういう中、辛抱しながらステージに集中して、４回目の七海さやかさんのポラの際にふと客席に視線をやると、道劇友の会主宰のみやもさんと目が合った。私が来たときはいなかったので今日は欠席かなと思っていたけど、後で聞くと休暇を取って名古屋の劇場を見に行った帰りに寄ったのだそう。そのエネルギーには頭が下がりますm(_ _)m。そのみやもさんが私のところに来て、明日の予定を聞く。何かと思ったら、明日午前にある道劇社長の清水ひとみさんと劇場常連さん達の意見交換を目的としたお茶会に参加してみてはという勧め。「私が常連？」というのは場違いなような気はしたが、常連有志で引退興行の際に清水さんに贈った花（私も一口のった）へのお礼も兼ねているということだし、清水ひとみさんに逢えるというミーハー気分もあって承諾した。ただ、それ以降「何を話せばいいんだろう？他の常連さんにどういう顔で挨拶すれば…？」などしょうもないことが気になりステージに集中出来なくなってしまった（笑）。おまけにその夜は緊張して午前４時過ぎまで眠れず。プレッシャーへの弱さは昔から全然変わっていない(^^;)。
翌朝、枕が合わなかったせいで時間通りに起きられ、朝食と昼食を兼ねてファーストフードで腹ごしらえの後、お茶会の始まる11時の10分前におそるおそる劇場に行くとみやもさんがいて中に入れた。劇場のロビーでみやもさんから他の常連さんに紹介され、どもりながら挨拶。噂には聞いていた、毎週のように釧路から観劇に来る、道劇友の会釧路支部長のおお○たさんに会えたのは嬉しかった。他の常連さんもさすがによく見かける方が多かった。11時、私を入れた９人と清水社長のお茶会（といってもコーヒー）が始まる。清水さんが手ずから注いでくれたコーヒーを飲みながら、最初に清水さんから花のお礼、そしてこの１年常連として劇場を支えてきたことへの感謝とこれからの応援のお願いがあり、その後常連さん達からの質問に答える形で懇談が始まった。もっぱら私は聞くばかり、「劇場の経営は順調？」「専属の踊り子さんを今後他の劇場に演（の）せて修行させる計画は？」「繭ゑちゃんの膝の傷はちゃんと医者に診せて直るなら直した方がいい」など、さすが常連さん、劇場のことを真剣に考えているなという意見・質問もあったし、「遠征さんの為に出演スケジュールをもっと先まで公開して欲しい」「酔っぱらった客はなんとかしてもらえないか？」などやや常連としてのエゴが感じられたものもあった（私も酔っぱらいは嫌いだけど、劇場にとっては彼らも客なんだという認識もしているつもり）。黙っているのに飽き、私も調子に乗って「ホームページによる広報活動をもっと積極的にしては？」と提案してみたが、「手間の割にあまり効果がないので…」と評価してもらえなかった(T_T)。そんなものなのかなぁ？予定の１時間はあっという間に過ぎ、劇場裏口を出て散会。いい体験でした。
劇場は出たものの、他に行くところもなく、それほど空腹でもなかったので、近くのコンビニで買ったパンを囓りながら近くをグルッと回って12時15分頃に劇場に再度到着したが、まだ開場していない。あれ？土日は12時開場のはずなのにと不審に思ったが、今度は全く時間を潰しようがなく、またよく見かける常連さん（今回のお茶会には参加していない方々）もいるので、しょうがなく12時半に開場するまで入口前で突っ立っていた。その間、東京から苫小牧の子会社に出向させられ、最近道劇に通い始めたという話好きの応援さんとお喋りできたのでそれほど飽きなかった。入場時、テケツ（チケット売り場）に「６月１日から全日12時半開場となります」という張り紙が…。全然知らなかった、だからそういうことはホームページで広報して欲しいんだけどなぁ（笑）。ちなみに、お茶会の際、参加のお礼としてこの日限り有効の招待券を頂いたが、タダで観るのは私の信義に反するので敢えて正規料金を払って入場、本音は財布が最近かなり厳しいんで招待券を使うかどうか悩んだんだけどね（苦笑）。

ああ、やっとステージの話に入れる…(^o^)。この日の香盤は以下の通り；

１．道劇チーム　「Do-Gekiソーラン祭り」
２．ミミ　ソロ
３．丘乃愛唯　「あんみつ姫七変化」
４．姫香梨乃　ソロ＋ポラ
５．コント道劇座
６．夢野ひなた＆岬ゆうら　「花の精」
７．清野麗可　ソロ
８．遙月もも　「三度笠女旅烏」
９．七海さやか　ソロ＋ポラ
10．藤　繭ゑ　「エマニエル未亡人」
11．大空蘭子　「ジャパニーズフラメンコ」
12．DGソーラン祭り＆フィナーレ

太字は道劇専属タレントによるステージ、名前が点滅している(Netscape Communicator/Navigator限定)のは特に好印象だった踊り子さんです。今週は４名、ちと多いかな？

では、感想＆コメントです；
「Do-Gekiソーラン祭り」−幕が開くと、ソーラン節の衣装の道劇専属の６人によるYOSAKOIソーランがスタート、本場のダンスに比べるとやはり見劣りするが、それでもなかなかの迫力。徐々に着物を脱いでいって最後は全員オールヌードで決め！そして６人の輪の中に次のステージを務めるミミちゃんを招き入れて２番目の決めポーズ、きまってました。
ミミ−彼女のステージを観るのは２月に次いで２回目、前回がとてもいい印象だったので今回も期待していたのですが、その期待以上のいいステージでした。お人形さんを思わせる衣装で登場、バレエのステップを用いた軽やかな足取りで踊ります。衣装を脱ぐと無駄のない鍛えたボディと可愛らしい顔、そして愛嬌たっぷりのベッドのアンバランスが不思議な印象を残します。また彼女のステージの最大の特徴は選曲のオリジナリティ、今回も懐かしめのディズニーアニメやミュージカルのサントラからの曲でステージを構成、マニアックというか渋いというかそのセンスに舌を巻かされました。オープンでは「トムとジェリー」のジェリーのぬいぐるみを持って登場、ミミちゃん自身は猫のかぶり物で「トムとジェリー」ということなのね。あまりの可愛らしさに危うく「差し入れしたい病」に罹るところでした。でも今度来たら何かあげたいな。
丘乃愛唯「あんみつ姫七変化」−最初に友の会釧路支部長・おお○たさんは愛唯ちゃんのファンなのだそうです。私も最近、愛唯ちゃんの技術の進境には感心していて、二人とも今回の彼女のステージには満足できたのではないだろうか？ドレス風の着物姿で登場のあんみつ姫（愛唯ちゃん）、お転婆な姫には裾の長い着物は邪魔だとばかりに、着物の裾や袖を取り去ると一転くのいち（女忍者）に変身、Led ZeppelinのImmigrant Songにのせてのダンス、更に脱ぐと全身を網タイツに包んだ姿、彼女のグラマラスなボディを意識した演出がいいね。網タイツを脱ぎながらのオナニーベッド、彼女の鋭い視線や口元の演技、などだんだん愛唯ちゃん独自のカラーが出てきたよう。新人をずっと観ているとこういう変化を楽しめるのがいいんだよね。
姫香梨乃−初見です。いいスタイルです。眼鏡を小道具に使ってのベッドは新鮮でした。ポラです。関西の娘らしい明るいキャラでポラを売りまくります。私も撮りました。「可愛いポーズで」と指定したら本当にかわい子ぶりっこなポーズをしてくれました。サービス満点です。
コント道劇座−１つ目のネタは以前のネタをアレンジしたもの。オリジナルのネタ自体は私の好きなネタなので笑わせてもらいましたが、新ネタ作りも忘れないで欲しいところ。２つ目もやっぱり先週から引っ張っている競馬予想ネタ。マイナーチェンジくらいすればいいのに、そのまんまなんだもんなぁ。
夢野ひなた＆岬ゆうら「花の精」−先週の「桜姫」での二人のパートを独立させたようですね。ゆうらちゃんの視線の妖しさ、ひなたちゃんの笑顔に酔いました。二人の初々しさ、そして音楽が私の琴線にピッタリ来るのでしょう、またもや彼女らのステージに見とれてしまうばかりでした。ひなたちゃんのオナニーベッドは前よりも巧くなっているように感じた。本気っぽいあえぎ方にドキドキ。彼女が４月に復活してからというもの、もしかしたら徐々に彼女のファンになっていたのかも知れません。次回の彼女のステージでは是非とも何か差し入れたくなってしまいました。こりゃ本気だぜ（笑）！
清野麗可−以前、シアター上野で観たようなのですが、その時は全然印象にありません。今回が初見に近いようなもの。切れ長の目とキュッとした唇が印象的。マドンナのMaterial Girlにのって登場、その後は松田聖子の曲で構成したステージ、なかなか魅せます。客席への視線＆投げキッス攻撃にドキドキ。結構高いヒールの靴を履いているのですが、その不安定な条件でのブリッジ起き上がりは見事でした。
遙月もも「三度笠女旅烏」−股旅姿で登場、彼女のキャラクターを活かすには、こういう奇抜なステージもいいかも知れないと思った。オープンは「北酒場」、ちょっと着替えにもたついているように思ったが、衣装に凝りすぎて脱ぎ易いようになっていないのと新人ですから大目に見ましょう。
七海さやか−ちなみに最近のお気に入り・七海汐音＆羅夢の七海姉妹とは血縁関係はないようです（笑）。「恋のダンスサイト（モーニング娘。）」にのって登場、ノリノリの曲の割に表情は硬い。しっかり踊ろうという意識が強いのかも知れない。ステージの間表情はずっと硬いまま。技術はしっかりしているだけに、もっと余裕を持った演出をして欲しいと思った。
藤　繭ゑ「エマニエル未亡人」−ストーリー色の強いステージでした。幕が開くと、オペラの流れる中、白いソファーに崩れるように身を投げている繭ゑちゃん、しかも喪服、夫の葬儀を済ませたばかりの未亡人という役らしい。ソファーの横には蓄音機、音楽を中断することで蓄音機のレコード再生が終わったことを表現するあたり上手い演出。未亡人が次に蓄音機にかけたのはワルツ、亡き夫との思い出の曲なのか、それに合わせて踊る繭ゑちゃん。夫の思い出に感極まった喪服妻、ソファーの上、自ら喪服を着崩してのオナニーが始まる。バックに流れる美輪明宏の「愛の賛歌」（前半は独白調、後半は原語）が効果的。喪服でのオナニーは非常に官能的。AVやピンク映画で喪服ものが一定の需要がある理由が分かるような気がする。ただ、オナニーがステージ中央に据えられたソファーの上でしか行われないのでスケベ目当ての人には物足りなかったかも。
大空蘭子「ジャパニーズフラメンコ」−やはりトリは蘭子さん、「ジャパニーズフラメンコ」と題したとおりの華麗なダンスで魅せてくれます。ゴンドラに乗って登場、フラメンコ風のフリルの付いた和装です。ここ最近の蘭子さんのステージとは異なる明るいステージなので蘭子さんの笑顔を思う存分堪能できます。ちょっとドキッとしました。衣装を脱ぐと襦袢姿、そこからのステージはもう彼女の独壇場、情感たっぷりのステージにもう見とれるばかりです。途中、震えが来たのは決して劇場の冷房のせいではないはず。蘭子さんのステージの素晴らしさに自分の感性が共鳴した証なのかも知れない。蘭子さんのステージでそういう状態になったのは久し振り。上手いというのは前から（日野翔さん時代の「キャッツ」で感動してから）認識していたのだが、そのために逆に「上手くて当たり前」と自らの感性を鈍らせてしまったのかも知れない。反省しなくちゃ。これからは蘭子さんのステージの鑑賞法を学ばなくっちゃイケナイね。
DGソーラン祭り＆フィナーレ−再度、道劇チームによる群舞は「東京音頭」「秋田音頭」「鹿児島小原節」メドレーにのせて。途中からオープンになり、賑やかなステージとなる。繭ゑちゃんの視線攻撃に酔い、ひなたちゃんの笑顔を楽しむ。繭ゑちゃんに何か買っておけばよかったなと反省、清水社長とのお茶会さえなければ…と責任転嫁、はしません（笑）。次回こそ…。その前にひなたちゃんにも何か…、浮気性ですかねぇ？(^^;)

今回、専属タレントそれぞれの個性を活かしつつ新たな魅力を引き出そうという演出手法をとって、見事に成功した清水さんの手腕に感服。「常連」の端くれとしてこれからも道劇を盛り立ててゆく気持ちが高まった。ただ、個人的には自分は「一般客」の視点から劇場を見てゆこうと思う。「常連」に欠けがちなのは、自分が初めてストリップ劇場に足を運んだ頃の気持ちを持ち続けていくことじゃないかと思っているので、一般客をいかにして増やしていくか、またそのマナーを矯正しつつ、その中から道劇ファンやストリップファンをいかにして増やしていくかを考えた提案を「常連のＪＦカサイ＠釧路」としてはしてゆくつもり。←こんなこと考えること自体が、常連の驕りだという気もするけど、つい考えちゃうんだよねぇ。
2000年06月07日 03時27分07秒

2000年5月25日（木）　手拍子奮戦記
2000年5月25日（木）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」

えっと、言い訳させてください。あのですね、母が入院しまして、その見舞いに実家の青森県弘前に帰省した帰りに道劇に寄っただけなんです。本当に母の見舞いはしてきたんですからね。「見舞いを口実に道劇に行ってきただけ」とか「親不孝者」とか思わないで下さいね。以上、言い訳終わり。
恒例に従って前半２香盤を鑑賞。平日にしては上々の客の入りだと思うが、それにしても今日の１回目の客は重かったぁ。元々平日の１回目に陣取ってるお客さんってお爺ちゃん主体で手拍子でノセるのは大変なんですが、それでも辛抱して叩いているとその中の若いお客さんが１−２人は付いてきてくれるものなんですが、今日はだーれも付いてこないので、途中で諦めてしまった。私の力不足です。そういう物言わぬお客さん達が粗方帰った２回目は、「他の客をノセようなんて考えずに自分が楽しめりゃいいんだ」と開き直って最前列で手拍子を叩いていると数名のお客さんが付いてきてくれた。何となく嬉しかった。

では、印象に残ったステージの感想を雑感風に；
愛風セリカ−相変わらずポラが出ません。たまりかねて２回目のステージで私がポラを買ったら、途端に３−４人のお客さんがポラを撮りました。お前等、撮りたいんだったら最初っから手を上げろよな。ポラに使った千円は今日の晩飯用だったんだぞ(T_T)。それで、ポラ撮影時にセリカさんに「前にどこかで会ってますよね？」と聞かれた。私のポラライブラリーには彼女の写真はないので、きっと日曜日に私が観ていたのを覚えてくれたのだろう。何となく嬉しかった。でも「そうだったかな？」とはぐらかしておいた。意地悪なヤツ（笑）。
コント道劇座−うーん、今日のコントの出来はいまいちかなあ。21日に見た競馬予想ネタをまだ続けているのはちと引っ張り過ぎかなと思う。
月丘雪乃−フィナーレのアナウンスで月丘さんの今ステージのテーマが「ドラキュラ」だというのを知った。なるほど、それを知ると彼女のステージの多くがスッと胸に落ちます。夜を待つドラキュラ、今夜の獲物（美女）と踊り、美女の生き血を吸う行為をセックスと関連させたという趣向なのですね。オープンの衣装も黒マントで最後はまた梯子を登っていったのはコウモリが夜空に去っていくことの表現、そう考えるとなかなか凝ったステージなのですね。感服しました。余談；オープン時手拍子をしていた私に月丘さんが握手を求めてきた。とっても温かかった(^o^)。これって、熱心に手拍子をしていた私に対する彼女の感謝の意思表示？だったら救われた感じです。嬉しい。
「ウエストサイド・ストーリー」−後述の桜姫もそうですが、この日で「ウエストサイド〜」を見るのは10ステージ、あの30日のロングランの「ターザン」を上回り、最も数多く観たステージになった。それだけにこのステージの全てが自分の一部になった（なっていて欲しい）という気持ちになる。その反面、これでもうこのステージを観られないのかという淋しい気持ちも…。気が付いたこと；元々左膝に古傷のある繭ゑちゃん、「ウエストサイド〜」ではサポーターを左膝にしているのですが、この日は右膝にもサポーターをしていた。フィナーレではサポーターを外していて、外見上は傷らしいものは見えなかったが、ステージの最中かレッスンの間にでも痛めたのかも知れない、職業柄仕方ないけどちと心配。
「カーニバルだよ！“桜姫”」−今日はももちゃんも入った４人によるステージ。ただし、ももちゃんのパートは先週からの金太郎と金太郎の衣装で登場した「どうにも止まらない（山本リンダ）」と他のパートからは浮き気味だった。今週はひなたちゃん＆ゆうらちゃんのデビューステージがメインということで、ももちゃんは脇に回ってもらったという解釈にしておきましょう。ひなたちゃん＆ゆうらちゃんのダブルでのステージは日に日に変化しているのかも知れない。今日はひなたちゃんのオナニーベッドを見られた。繭ゑちゃんや愛唯ちゃんに比べたらまだまだぎこちなく拙いオナニーだが、それだけにドキドキしてしまう素人っぽい感じがして、魅入ってしまった。私にくすぶるスケベ心を久方ぶりにくすぐられた彼女のステージだった。
2000年05月26日 03時15分45秒

2000年5月21日（日）　初めての差し入れ
2000年5月21日（日）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」

道劇鑑賞三連チャンも今日で最終日、今日は5月ケツ（21−31日）の初日を堪能するつもり。
大通公園で日光浴の後、いつも通り12時15分頃に道劇入り。今日から道劇企画の「ウエストサイド・ストーリー」と「桜姫と昔話」を除く出し物がリニューアル、昨日までの七海姉妹を始めとする踊り子さん達のイメージに未だ酔ってはいるが、今週はいずれも初めて見る踊り子さん達だけに大いに期待しながら、いつも通りの下手最前列の「指定席」で開演を待つ。それに加えて、実は今日は生まれて初めて藤繭ゑちゃんに差し入れをしようと菓子折（シュークリームのようなもの）を持参、何か時限爆弾でも抱えているかのように緊張した気分。まあ、差し入れをしようという計画自体は未遂に終わった5月4日の山咲みみ魔法事件（笑）があり、初めてという訳ではないが「今回は絶対繭ゑちゃんにあげなければ」という使命感というか悲壮感というか(^_^;)、そんな気持ちが私を支配していたのが違う。まあ、真相は職場におみやげに買った菓子がよく見たら賞味期限が今日（21日）までで、期限の切れた菓子を職場に持って行くよりは、繭ゑちゃんら道劇の踊り子さんに食べてもらった方が有意義だろうという思いつきなんですが（半分照れ隠し）、それでもその時点で差し入れるということを思いついただけでも相当きてますよね。

そういう今週の香盤は；

１．東条美月　ソロ
２．愛風セリカ　ソロ＋ポラ
３．志麻　ソロ
４．コント道劇座
５．小原みずき　ソロ＋ポラ
６．月丘雪乃　ソロ
７．特別企画「ウエストサイド・ストーリー」
（藤　繭ゑ、丘乃愛唯）
８．特別企画「カーニバルだよ！“桜姫”」
（大空蘭子、夢野ひなた、岬ゆうら）
９．フィナーレ

差し入れを渡すとしたら「ウエストサイド〜」のオープンだよな…などと策を練りつつ…、それはともかく、ノリのいいお客さん達に混じって、いつも通り前半２香盤を鑑賞。
感想＆短評です；

東条美月−前歯のかわいいウサギ系美少女という印象。衣装も彼女らしいピンクを基調としたアイドルっぽいものでした。ベッドも身体能力を活かした見応えのあるステージでした。ところで、彼女の衣装からコーヒーっぽい匂いがしたんですが、そういう香水を使ってるのかな？
愛風セリカ−スレンダーなボディ、細面の顔の美女といった印象。彼女の性格に合わせたややおとなしめのしとやかにまとめたステージの感じがした。そのせいか、それともポラの進め方が下手なのかあまりポラが出なかった。買ってあげればよかったかな？
志麻−憧れのお姉さん的イメージ。赤毛のかつらに黒のレザーコートで登場、格好いい。曲が終わると布一枚を隔てての早(?)変わりで和装にチェンジ。このアイディアは面白かった。
コント道劇座−今日のオークスをテーマにした競馬予想屋と客のコント、架空のレースの出走馬と前走をギャグにしたネタはビートたけしが「北野ファンクラブ」あたりでやってそうなものであまり新鮮味はなかった。まあ巨人の清原が「マルッキシダメ」前走２回ともに落馬、というのには吹き出してしまいましたが。
小原みずき−今日が新作の初出しなのだそうです。それほど上手いというわけでも個性があるというわけでもなかったのですが、彼女のパッチリした目のかわいさとポラで登場した第一声が関西訛りで「いやぁ頭ん中真っ白やわぁ」という素直さに共感して、ポラを１枚撮影。いいキャラクターでした。
月丘雪乃−彼女もお姉さん的雰囲気、舞台上手の階段から猛獣使いのような衣装で登場。最初の曲では踊るというわけでもなくテンポに合わせて舞台を歩き回るだけ。次の曲では女性のドレスだけを相手にダンス。そのドレスを中央に置いた次のシーンでは、彼女がそのドレスを着て舞台中央に伏せている。一人二役という意図なのね。そしてベッドは実際のセックスをイメージさせる激しい動きで構成。なかなか魅せました。ただ、ストーリー性を重視したせいか初めて見る人には分かりづらいかも。
「ウエストサイド・ストーリー」−この出し物も２週目に突入、演じる彼女らも見ているこちらもステージに慣れつつ、でもそこから生まれる何か新しい魅力がないか？という期待を持ちながら演じかつ見ているような気がする。私が見る限り、このステージで丘乃愛唯ちゃんはかなり成長したような気がする。繭ゑちゃんもすっかりこの役がハマってきて、個人的にはこれまでの彼女のステージの中では１，２を争う完成度だと思う。さて、１回目のステージのラスト、オープンショーが始まる。本当なら舞台からの去り際に袖の方でさり気なく差し入れを渡すのが粋だというのは分かっているのですが、下手最前列の「指定席」ではそうもいかず、仕方なく繭ゑちゃんが近くに来たときに差し入れを渡す。「これ皆さんでどうぞ」とか何とか言えばいいのに、緊張で声が出ずゼスチュアで気持ちを表現(^^;)。とりあえず彼女と握手してもらう。繭ゑちゃんに自分がファンであることを表明したという達成感よりも、やっと「時限爆弾」を手放した開放感の方が先に立った。
「カーニバルだよ！“桜姫”」−今週から29分と時間が拡大した。その分、先週まではなかったひなたちゃんとゆうらちゃんの二人のステージの部分が付け加わった。クレジットでは遙月ももちゃんも出演することになっているが、この日はなぜか２ステージとも欠席、その代わり蘭子さんが顔を膨らましてももちゃんの真似をしていた（笑）。蘭子さんの桜姫は安心して観ていられる。重要無形文化財に指定したいくらい。桜の精の妖艶さ、儚さを一身に表現している感じ。それに、今週が本格デビューとなるひなたちゃんとゆうらちゃんのダブルのステージは鮮烈な印象を残した。桜色の着物で登場した二人による日舞調の踊り、ひなたちゃんの笑顔とゆうらちゃんの円らな瞳が印象的。その次は美しいハーモニーの邦楽（誰か教えて！）にのせての二人のベッド、曲の旋律の美しさにマッチした彼女らの初々しいベッドに目を引き寄せられる。感動で思わず目が潤む。胸がキュンとなった。人のオーラを感じられる人なら、きっと私の胸に彼女らからの矢が刺さっているのを発見するに違いない。このステージで彼女らの虜になってしまった。
フィナーレ−桜姫組のオープンに引き続き、ウエストサイド組の繭ゑ＆愛唯ちゃんが合流して道劇チームのオープン＆紹介、２回目のステージは２列目に下がって鑑賞していたのだが、見ると繭ゑちゃんが私を呼んでいる、思わず「僕ですか？」とまたゼスチュア(^^;)、彼女の元に寄り、彼女から手紙を受け取る。内容はいつもステージを観てくれたことと差し入れに対するお礼。感激！まさか返事までくれるなんて思ってもいなかった。これは家宝にするだけじゃ気が済まない。いつか私の力で国宝にしなくっちゃ。

鞄に入った繭ゑちゃんからの手紙にウキウキしながら劇場を後にした。こんな浮かれ気分になれたのは記憶にない。誰もいなかったら、踊り出してただろうと思う。実際、ウチに帰ってから踊ってました（笑）。
2000年05月26日 03時13分47秒

2000年5月19日（金）-20（土）　七海姉妹、カミングアウト、そして楽日の楽しみ
2000年5月19日（金）-20日（土）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」

…また来ちゃいました…(^_^;)。
って、これだけ書いても何ですので、背景を説明。今回は18日までの室蘭出張の帰途、あまり公に出来ない方便を使って札幌入り。個人的には、どうせ19日に釧路に帰ったって、翌朝にはまた札幌行きの電車に乗ってるんだから同じ事でしょ？ということ。今回は5月中（〜20日）の楽日と5月ケツ（21-31日）の初日を続けてみる計画。で今回は5月中の2度目のレポート。
まずは5月19日（金）篇；

札幌到着は午前9時半、時間潰しに入ったパチンコ屋で500円突っ込んだだけで大当たりが出るなど先行き好調！の予感。開場の時間まで、快晴の大通公園でひなたぼっこでボーッとしながら時間潰し、これからの時期こうした時間潰しが遠征経費の節約にとって重要になるので、こうした無為な行為も自分の身につけないと…。劇場入りは12時半ちょっと過ぎ、平日の開場が12時半からになった4月以降、平日に道劇に行くのは今日が初めて。案の定、私よりも先に来ているお客は数人程度、開演時でも10人ほどとここしばらく土日祝日の盛況に慣れてきただけに淋しい限り。でも、そういうときこそ自称「道劇のNo.1一般客」の私にとっては正念場、いかに自分の手拍子の力でステージを盛り上げるかが試されるところ。幸い、内地から来たらしい応援に慣れたお客さんが数人いてくれたせいで人数の割には盛り上がったと思いたいが、それでも私としてはもう少し頑張れたのでは？と悔いが残った。例によって最初の２香盤を鑑賞、１回目は「指定席」下手最前列で、２回目は１列下がって２列目で鑑賞。余談；気になったのは、彼に連れられた女性（それ自体はそれほど珍しくはないが）が１香盤ずっと前の方の席でステージを観ていたこと。普通は恥ずかしがってすぐ席を立っちゃうものなんだけど、気に入ったんでしょうか（笑）？
香盤は前回（5月14日）と若干変わっていた。青山和希さんのステージの後に道劇座によるコントを再度挿入（5分程度）、ネタは以前やったものの再演なので時間調整といった意味合いが強そう。先週は大空蘭子＆遙月ももwith岬ゆうらのメンバーだった「桜姫と昔話」は更に新人・夢野ひなたをメンバーに加えてパワーアップと言いたいところながら、時間的にはややスリムアップ、ももちゃんの桃太郎のパートが削られたのと、蘭子さんのソロも短くなったようにも感じた。
ではこの日印象に残った踊り子さんのコメント＆感想；
七海汐音＆羅夢−ふたりのダンスの振り付けを多少変えていた。羅夢ちゃんのカンカン帽をならって、前述の女性に汐音ちゃんのリボンを付けるなど、観客を意識した演出が憎いね。二人とも前回ポラを撮った私を覚えていてくれて、ポラの時に挨拶。そこまでされたらまたポラを撮らざるを得ないでしょ？と言うわけでまた１枚ずつポラを撮影、彼女らもそれに味をしめたか２回目のステージでも汐音ちゃんがポラを勧めるのでつい購入、姉妹は平等という観点から羅夢ちゃんも撮ろうとしたが、羅夢ちゃんがお喋りに夢中で果たせず、明日撮ろうっと。それにしても彼女らのポラの時間は本当に賑やか、ポラを撮らないお客さんともお喋りしたり、今後のスケジュールのハードさを愚痴を交えて紹介したり、（ポラがそれほど売れず、かつ静かな平日のステージだからという事情はあるが）お客さんとのコミュニケーションという意味ではふたりのポラの売り方は理想の体を示しているのかも。また彼女らの魔法にかかりかけ、明日何かプレゼントしなければと思案している自分に気付いた。ヤバイぜ…、彼女らのファンになっちゃった。ひょっとしたら来週ふたりに会いに栗橋大一に行っちゃうかも（笑）。
「ウエストサイド・ストーリー」（藤繭ゑ＆丘乃愛唯）−この日じっくりふたりのステージを観て、この「ウエストサイド〜」のキーワードが見えてきた。「ハードロック」「バイオレンス」そして「ライバル」を鍵に、清水ひとみさんが作り上げた全く新しい「ウエストサイド・ストーリー」がこのステージなのだ。音楽構成は洋楽、邦楽のギンギンのハードロックをメインに、振り付けはケンカを連想させるハードなアクションを主体に、そして二人の女性ライダーの間のライバル関係をテーマにしたストーリー。そう考えるとステージの色々な部分がいちいちスッと自分の頭脳に吸収される。来週以降のステージでもっと彼女らの魅力を堪能出来るだろう。
青山和希−彼女のクールな姿があだになったのか、それとも勧め下手なのか、七海姉妹ほどポラが売れないのが残念。それでもフィナーレの笑顔を見るとそれほど機嫌は悪くはなかったみたいだけど。フィナーレで見せるきれいな笑顔をポラの時にも見せてくれたらもっと売れ行きは上がると思うんだけど。
「桜姫と昔話」（大空蘭子、遙月もも、夢野ひなた＆岬ゆうら）−新人・夢野ひなたを加えてパワーアップのステージ。ところで勘の鋭い人なら気付いているでしょうが、夢野ひなたちゃん、実は藤ひなたちゃんが一旦引退、夢野ひなたとして再デビューという仕掛けのようです。各種情報を総合すると４月から歯科医院勤務とストリッパーの掛け持ちを続けていたため、平日の出演は難しかったひなたちゃんですが、この度、本当にやりたいこととしてストリッパーを選択、心機一転新しい名前で再デビューとのことらしいです。これで隠れひなたファン(^^;)としては一安心です。ひなたちゃんのオープンでのはしゃぎぶり、浮かれぶりを新たな気分で堪能、ステージ中絶えることのない彼女の笑みに心を洗われた。もうひとりの新人・岬ゆうらちゃんも脱ぎっぷりも板についてきたし、デビュー当時の藤繭ゑを思わせる魅惑的な眼差しはきっと多くの観客の心を惑わすに違いない。来週らしい本格デビューが楽しみ。そうそう、遅れましたが蘭子さんの桜姫は今回も絶品でした。
フィナーレ−蘭子さんのソロが終わると、道劇恒例「お祭り忍者」が流れる中、道劇専属組（蘭子、繭ゑ、愛唯、ひなた、もも、ゆうら；敬称略）による華やかなそして賑やかなオープンショー、休業中の白石音々さんを除く専属組が揃ったんでこういうスタイルにしたんでしょうね。そのままフィナーレになだれ込み、楽日間近のハイテンションの故か、出演者の楽屋の雰囲気をそのままステージに持ってきたのか、客席よりも踊り子さん達のかけ声の方が賑やかな楽しげなフィナーレでした。

（ホテルへの）帰路、ススキノをボーっとしながら歩いていると、後ろで自転車のベルを鳴らす音、何にも考えず反射的に道を空けると、私の横を通り過ぎたのは道劇のスタッフ用トレーナーを着た女性。今頃普通の従業員が制服のまま自転車に乗ってる時間じゃないので、これは時間の空いた踊り子さんの外出に相違なし。とすると、背格好やヘアスタイルから蘭子さんでは？と推定できた。後を追ってみようかとも思ったが、どうせ追いつけないし、プライベートを邪魔するのもなんだから、去ってゆく後ろ姿を見守った。ところで、彼女なぜそれほど狭くない道でベルを鳴らしたんだろう？私の巨体が目障りだった？ただのスピード狂？いやいや、きっと後ろ姿から私を常連さんと認知してくれて挨拶代わりに鳴らしてくれたに違いない、（脳天気な妄想だろうって？）そう思わせておいて下さいってば(^^;)。
次いで5月20日（土）篇；

5月中の公演も今日で千秋楽です。色々なことで時間を空費して午後5時半過ぎに劇場入り、今回は後半２香盤を鑑賞、5月頭（1-10日）と同じく2日がかりで４香盤を通しで見るという趣向。私が入場した時は、ロビーにあるモニターによると青山和希さんの２回目のステージの真っ最中、彼女のステージが終わるまでロビーでアンケートでも書いて待ちたかったが、サロンにこの時間帯には不似合いなかなり出来上がった（酔っぱらった）オヤジがいて、周りにくだを巻き始めていたので、関わり合いを避ける意味で青山さんのベッドが始まる頃に客席に行く（ステージ途中で入場するのは好ましくないというのは私の観劇姿勢によるもので、別に青山さんのステージを観たくないという意図はないのであしからず）。昨日と違って、この日は青山さんのステージの後にコントは入らず「桜姫と昔話」にすんなりと移る。ちょうどその頃、件のオヤジも客席に入って来た。酔っているので多少は大目には見ていたが、道劇専属チームのオープンショーの頃にはマナーの悪さが目に余るようになり、誰か従業員が来て注意してくれないかと思っていたら、先んじて彼を注意したのは常連のみやもさん、しかしオヤジに逆ギレされ客席は険悪な雰囲気に。ステージ上の踊り子さん達もこの騒動にハラハラしながらのフィナーレ。オヤジは従業員につまみ出されステージには平穏が戻ったが、みやもさんは悄気ているように見えたので、休憩時間に励ましの意味も込めて初めて彼に声をかけた。これでこの日は「ＪＦカサイことカサイ＠釧路」の道劇友の会でのカミングアウト記念日、きっかけを作ってくれたオヤジに感謝はしないが礼は言っとく（苦笑）。休憩時間中、しばしみやもさんとの会話を楽しむ。道劇友の会の書き込みでも窺える通り、控えめで誠実そうな人柄が感じられた。ステージ終了後「どこかで飲みながら話しませんか？」と誘われたけど、泊まっているホテルが12時過ぎには施錠してしまうのと、予定外の出費がかさんで財布には二千円しかなかったのもあって断念、申し訳ない！でも、これからもよろしくですm(_ _)m。
３回目のステージは始まる頃には約半分の入りだった客席も４回目の始まる頃には満席、手拍子も景気よく盛り上がったと思う。そういう中いつもの「指定席」で観た感想を今日は雑感風に；

・千秋楽独特のステージを満喫できた。10日間のステージをやり遂げたという達成感、この日今公演分のギャラを手にした爽快感、気の合う仲間と10日一緒にいることによる新たな連帯感、友情、そして多くの踊り子さんは翌朝朝一番の飛行機でそれぞれ次の劇場に行くという不安感、そしてこの劇場を後にするという一抹の寂しさ、etc.が気分を高揚させるのかも知れない。遠征組の踊り子さんのハイテンションぶりが目立ったステージだった。お互いのステージをビデオカメラで撮影したり、七海姉妹（汐音＆羅夢ちゃん）のポラに乱入して「チーム関東（青山、ＨＩＫＡＲＵ、木下＆七海姉妹）」を結成、特別ポラを撮らせてあげたり（買っちゃいました…(^^;)）、ＨＩＫＡＲＵさん、木下りりこさんまでがポラ撮影に応じたり、ＨＩＫＡＲＵさん、青山和希さんのソロダンスに「チーム関東」のメンバーが乱入して後ろで全然あっていないダンスを披露したり、フィナーレでは麗廷゛ー子（レディース＝女流暴走族）風の格好で登場したり、とやりたい放題。大いに楽しんだ。
・昨日かかりかけた「七海姉妹に何か差し入れしたい」という魔法は、前回の山咲みみちゃんの魔法で抵抗力が付いたのか、それとも「どうせ明日は楽日だし、余計な荷物を持たせても…」という配慮が働いたのか、彼女らへのファンレターを書いている内に解けた（笑）。このファンレターも「人類の負の遺産」として永久に封印しなければイケマセンね。でも、今週は彼女らの底抜けに明るいキャラに魅了された10日間だった。ちなみにみやもさんから聞いたところによると、今回の彼女らの振り付けはあの四谷桃子さんが構成したんだって。あのコミカルさは桃子テイストだったのかと納得しちゃいました。とにかく、なるべく早く彼女らのステージを観たいもの。明日のアンケートには「七海姉妹をまた呼んでください！」と書くつもり。
・こうした「チーム関東」の浮かれぶりに比べると、相対的に、あくまでも相対的にですが、道劇チームは落ち着きすぎて影が薄かった印象は否めない。まあ「ウエストサイド・ストーリー」も「桜姫と昔話」も次週も公演するのでここで浮かれる必要はないんですが。それでも繭ゑ＆愛唯の「ウエストサイド〜」では二人の格好良さに見とれ、「桜姫と〜」では蘭子さんの艶やかなステージに酔いました。ところで、４回目の「桜姫と〜」のオープンショー、繭ゑちゃんは欠席、愛唯ちゃんはスッピンと「ウエストサイド〜」組は自分らは参加しなくてもいいものと思いこんでいた節が…（苦笑）。でも、愛唯ちゃんのスッピンには私は全然気付かなかった、女性のメークには相変わらず鈍感だなあ。

帰り際、道劇に６月の公演予定が掲示されていた。6月頭はこの時期のよさこいソーラン祭りにちなんだ企画「Do-gekiソーラン祭り」、6月ケツには新作ミュージカル「楽屋からアイラブユー（うろ覚え）」、6月中も麻矢絵美里ちゃん、青井りんごちゃん、山口麗奈ちゃんなどお気に入りの娘が多数出演予定とのこと、来月も目が離せませんね。
2000年05月21日 08時36分22秒

2000年5月14日（日）　道劇にて
2000年5月14日（日）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」
今回は夜行列車で札幌入り、ホテルでの休憩・仮眠の後、適当に市内をブラブラして時間を潰す。「500円位なら」と入ったパチンコ屋で500円玉を拾うなど幸運な予感が…（笑）。いつも通り、12時20分頃に劇場入り。日曜日の道劇に来るのは去年6月に初めてここに来て以来のこと。残念ながら私の「指定席」下手最前列は取れずに２列目に座る。そう言えば、今回は「瓦版」の最新号がなかった。先週までの「ターザン」で忙しかったのかな？ここまで定期的に出ていて、楽しみに読んでいたので少しガッカリ。
今週の香盤です；

１．木下りりこ　ソロ
２．七海汐音＆七海羅夢　チーム＋ポラ
３．ＨＩＫＡＲＵ　天狗
４．コント道劇座
５．特別企画「ウエストサイドストーリー」
（藤　繭ゑ、丘乃愛唯）
６．青山和希　ソロ＋ポラ
７．特別企画「カーニバル　”桜姫と昔話”」
（大空蘭子、遙月もも、岬ゆうら）
８．フィナーレ

今週は出演者は６組（コント除く）と少なめながら、その分１組約20分とゆとりのある時間を与えられていた分、それぞれのステージを存分に楽しめたと思う。今週からの道劇特別企画は繭ゑちゃん＆愛唯ちゃんの「ウエストサイドストーリー」と蘭子さん＆ももちゃんの「カーニバル」の２本立て。どちらも楽しみ。
例によって前半２香盤を鑑賞。この時間帯だけならば普段の土曜と同程度の客の入り。それにこの日はなかなかノリのいいお客さんが多かったような感じ。この時間帯には不似合いな酔客が奇声をあげて騒いでいた一時を除けば、いい気分でステージを楽しめた。

それでは、コメント＆短評です；
木下りりこ−黒マントで登場、それを脱ぐと今度は天使の衣装がかわいらしい。ベッドもなかなか、アソコから真珠のネックレスを取り出す花電車もビックリのシーンとラストのブリッジ起き上がりには息を呑みました。
七海汐音＆七海羅夢−ちなみに「ななみ・しおん」ちゃんと「らむ」ちゃんと読みます。本当の姉妹です。よーく見ると、目元がよく似ていてふたりとも可愛らしいです。50年代ルックのカップルという設定らしいピンクの衣装で登場、アメリカン・オールディーズにのって踊ります。姉の汐音ちゃんがフリルの付いたドレス、背の高い妹の羅夢ちゃんが男役、個人的には羅夢ちゃんの方が好み。というより、私に「男装姿の女性に惹かれる」という性癖がある為らしい（笑）。ダンスはそれほど巧いというわけではないけれども、コミカルなシーンも交えてお客さんを楽しませようという趣向は十分に感じられた。ダンスも終盤、羅夢ちゃんが被っていたカンカン帽を私の頭に載っける。その時は嬉しかったのだけれど、そのまま舞台から退いちゃった。一体僕はいつまでこの帽子を被っていればいいんだろう？と思っていたら、結局ポラの時間まで被ってしまいました(^o^;)。ダブルでのベッドは、汐音ちゃんと羅夢ちゃんがお互いに相手の仕草をまねる鏡の世界を思わせるもの。その美しさと時折挿まれるコミカルなシーンの滑稽さのギャップが面白かった。ポラです。帽子を被せてもらったのも多生の縁、羅夢ちゃんのポラを撮影、すると今度は汐音ちゃんに責めるような眼で「妹は撮って、私のポラは撮ってくれないの？」と言われてはお姉さんの分も撮らないわけにはいきませんよね（笑）。でも嬉しかった…。彼女らの明るいキャラ全開で盛り上がったポラでした。２回目のステージでは羅夢ちゃんの衣装のホックを外す役も担わせてもらい、思わずふたり（特に羅夢ちゃん）のファンになっちゃうところでした（もうなってるかも）。
ＨＩＫＡＲＵ−道劇で天狗を見るのは初めて。これまで見た天狗がなかなかエグイものばかりだったので多少警戒しながら見ていたのだが杞憂だったようだ。こけし（張り型）を使ったベッドショーと考えれば、グラマーな肢体を活かした艶やかなステージでした。
コント道劇座−１回目のネタは以前やったものの焼き直し、２回目も細かいギャグは以前のものの再利用、ということで新鮮みはなかったけれど、久し振りに見ただけに結構笑えた。特に２回目のお客さんを巻き込んだ刑事と犯人のコントは新しい展開を感じさせた。
特別企画「ウエストサイドストーリー」−あのミュージカル「ウエストサイド物語」がどういう風にストリップになるんだろうと期待していたが、清水ひとみさんの「ウエストサイド〜」は、舞台を現代に置き換え、しかも大胆に作り替えた全く新しい「ウエストサイドストーリー」といっていいもの。幕が開くと単車に跨（またが）った繭ゑちゃん、革ジャンに全身を包んだその姿、カッコいい！の一言。やはり私は男装姿の美人には弱いなあ。繭ゑちゃんも、デビュー当初の古風な雰囲気から最近は色々な役を当てられているように思う。清水さん等道劇側の彼女を育てようという意向なのだろうか。ステージはライダー姿の繭ゑちゃんと革ジャンにドレスの愛唯ちゃんのふたりによるバイオレンス色の強い振り付け。繭ゑちゃんがツン（パンツ）をはいたベッドを演じたのは初めてかも知れない、新鮮な感じ。ただ、今回はストーリーを追うのに精一杯で十分に堪能したとは言い難い。次回の鑑賞時にもっとしっかり見て記憶に焼き付けなければ…。難を言えば、ふたりのソロの時間がやや短いような気がする。全体の時間を今（22分）より長くして、それぞれのベッドをもっとじっくり観たいような気がした。
青山和希−今日は機嫌がよかったんでしょうか？クール・ビューティーと思っていた彼女のステージでの笑顔を初めて見ました。ステージはさすがに上手いです。
特別企画「カーニバル”桜姫と昔話”」−清水ひとみさん構成・演出の第２弾は日本昔話をテーマにしたもの。蘭子さんの「桜姫」をメインに、その合間をももちゃんが「金太郎（ももちゃんにハマリ過ぎ(^^;)）」「花咲か爺さん」「桃太郎」といった昔話でつないでゆく、という趣向。蘭子さんの登場時、一緒に登場したのは近々デビュー予定の新人・岬ゆうらちゃん。均整の取れたプロポーションの美人。蘭子さんと一緒に、というよりむしろ蘭子さんに倣うようにたどたどしく踊る姿、なんか師匠と弟子といった印象で微笑ましい。「道劇友の会」のみやもさんとのメールのやりとりで前に出た「（以前）道劇の新人が短期間で辞めていったのは清水さんという大ベテランと新人踊り子との間に入る（蘭子さんのような）中堅のお姐さんがいないためだ」という意見を思い出した。蘭子さん、ゆうらちゃんの育成、頼みますよ。さて本題、ももちゃんのソロに移る。「踊るポンポコリン」にのって登場（何となく、以前見た楓すぴかちゃんも同じ曲でステージにのっていたのを思い出した）。ビーチボールを客席とステージでやりとりする楽しいかつ新人の初ソロとしては無難なソロを楽しんだ。それを差し引いても、ももちゃん、なかなか見どころがあるステージ度胸でした。蘭子さんの桜姫に移る。日舞姿の蘭子さん、改めて、何を着せても蘭子さんは似合う、と感心。表現力も言うことなし、彼女の目の演技を堪能した。さすが勝手に殿堂入りさせただけはあります。彼女の応援さんの撒く花吹雪の見事さも相まって、華麗なステージでした。オープンでは蘭子さんと目が合い、挨拶してくれた。嬉しい(^o^)。単にこっちが無意識に会釈したのに彼女が合わせただけかも知れませんが。余談；ステージの上の桜の木、先週ロビーに置いてあったものの再利用？いいことです。
フィナーレ−蘭子さん、七海姉妹、といったネアカのキャラのおかげでフィナーレも盛り上がった。ふと後ろを見ると、道劇支配人の矢野さんもニコニコしながらステージに手拍子を送っていた。

うーん、明日７時に出勤しなければならないので、早めにこのレポートを書き上げねばならないと焦ったせいか、なにか書き漏らしたような気がする。まぁ、来週も楽日のステージを見に行く予定だし、書き足りなかった分はその時にでもじっくりと書き足すことにしましょう。
2000年05月15日 23時05分27秒

2000年5月3日−4日　GW札幌遠征第2弾
2000年5月3日（水）−4日（木）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」

ゴールデンウィーク札幌遠征第二弾、今回は2泊3日と余裕を持った日程でゆったりとした気分で思う存分道劇を味わいたいもの。
５月３日
いつも通りに朝一の特急で札幌入り、まっすぐススキノに向かう。が道劇に直行するでもなく、適当にススキノで時間を潰して12時15分頃に道劇入り。確か３日までは清水ひとみ引退公演記念として、先着20人にテレホンカードをプレゼントするはず。本音は喉から手が出るほど欲しかったのだが、「日本一の一般客のストリップファン」を標榜する私としては、テレホンカード欲しさに開場前に劇場前に並ぶなんて事は出来ず、普段と同じ時間帯に入場し、運が良ければ（客の入りが悪ければ）テレカをゲット出来るし、悪ければ（入りがよければ）素直に引退公演の盛況を喜べばいいのだ、と割り切ることにした。受付でテレカも何もくれなかったので、「しまった（もっと早く来ればよかった）」と思いながら階段を上る。すると花束が飾られたロビーには既に普段なら開演直前でさえいないような数のお客さんがくつろいでいる。すると今度は「よかった（これだけ入ればステージも盛り上がるに違いない）」という気持ちに変わってしまった。更にステージに行くと、私がこれまで来た中では一番の入り。すると「（こんなに客が入ったんじゃ、テレカがもらえるかどうかを気にしていたなんて）しょうがないや」という気持ちも芽生えてきた。ようやくのことで下手３列目に座る。開演までには席はほぼ埋まってしまったし、この日鑑賞した最初の２香盤の間、ほぼ席は埋まりっ放しで立ち見も結構でていた。テレカ＋ゴールデンウィーク＋清水ひとみ＋引退公演の相乗効果とはいえ、これほど入るとは思わなかった。
そもそも今回、大型連休とはいえ財布がきびしくなるのを覚悟の上で3日間の札幌滞在を決めたのは、今週(5/1-10)の清水ひとみさんの引退公演を是非とも記憶にしっかりと焼き付けておきたかったから。私は渋谷の道頓堀劇場での清水ひとみさんのステージを観たことはないが、'96-97年頃に復活した清水ひとみさんのマドンナでのステージを観たことがある。しかし、ロック座の綺麗キレイしたステージしか見たことのない当時の私には清水さんのリアルなステージはあまりにも斬新で、そのころの私の感性では受け容れることが出来ず、ただひいてしまった。そして、次に私の前に現れた清水さんは道劇の社長さんとして。ちひろを初めとする道劇発の新人ストリッパーを育てながら、道劇の企画物を構成、演出したり、時には穴埋めのために自らステージに立ったり、コントにまで加わったりと奮戦している姿が印象強く、いつでも会えるという親近感を持ち始めていた。それに彼女自身「私は生涯現役です」ということを言っていたこともあって、１年に１度くらいは彼女のステージを観られるのではないかという漠然とした感じを抱いていて、今回の「清水ひとみvsイヴ」もその一環ではないかと思っていた。ところがこれが引退公演だという。「もう彼女のステージを観られない」という気持ちは、マドンナのステージでひいてしまったという記憶に罪悪感を抱かせる一方、「彼女の最後のステージを一部始終自分の頭の中に記憶しておきたい」という欲望をつのらせ、彼女のステージをたっぷり観るために時間に余裕のある旅程をとった次第。

そういう今週の香盤はこうでした；

第1部
「ストリップ・ターザン」
（大空蘭子、藤　繭ゑ、丘乃愛唯、山咲みみ、藤ひなた、遙月もも、コント道劇座）
（休憩）
第2部
１．イヴ　ソロ＋ポラ
２．柏木　萌　ソロ
３．音無リン　ソロ
４．葵　麗奈　ソロ
５．清水ひとみ
引退公演「曽根崎心中」
６．フィナーレ

今週は「ストリップ・ターザン」を第１部、セットチェンジの休憩の後、第２部としてソロステージ５つのトリに清水ひとみさんを持ってきた２部構成。清水ひとみ引退公演を私がどう受け止めるか？がメインながら、ロングラン最終週のターザンも楽しみ。
大入りの客席には日頃見る顔が大勢、常連さん大集合といった趣。ゴールデンウィークを利用して遠征ファンも目立ち、華やかなステージとなった中、２香盤を鑑賞。
ではコメント＆短評です；

「ストリップ・ターザン」−前回は１回目だけ出演だった藤ひなたちゃんは今回は２回とも出演。「瓦版」によると、現在歯科医院勤務とストリッパーとの掛け持ち状態を続けているそうで、その日の勤務によって出演できる回が限られてしまうためらしい。前回観た時から４日しか経っていないので、それほど変わったという感じはしないが、ダンスシーンでのアドリブも目立ってきていい雰囲気。蘭子さんのターザンと山咲みみちゃんの蹴りの入れ合い(^^)とか、かぶりつきで寝ている客の頭を叩いて逃げる(^o^)とか、オープンでひなたちゃんの衣装をはぎ取ってしまう(^_^;)とか。その一方、真面目なシーンではちゃんと真面目に演技しているあたり、緊張感もしっかり保たれていてよかった。気が付いたこと；その１−オープニング、一列に並んだ４人（匹？）の猿たちの間をターザンを駆け抜けるシーン、澄ました３人に交じって決まってひなたちゃんだけ笑いを抑えきれない様子、彼女の性格が伺えるいいシーン。その２−コントはまたマイナーチェンジ、徐々に面白くなってる。また時間調整のせいか長めのバージョンと短めのバージョンの２パターンがあることも発見。
イヴ−アラビアの舞姫の衣装で登場。ボディはちょっとお腹のたるみが気になる他は、二十代といってもいいくらいの見事なスタイル。でも、顔にでる年齢は隠しきれないものなんですね(^^;)。20分という長めのステージがあっという間に過ぎてしまったような妖艶なひとときでした。さて、問題はポラ。四十八手ツーショット・ポラと銘打っているだけあって、お客さんがステージ上に上がることを前提にしているせいか、恥ずかしがってなかなか希望者が現れない。現れても、ツーショットのシャッターを押す役を探すのにも一苦労（それくらい引き受けてやれよ！）。幸い、彼女のファンで遠方からの遠征さんがカメラマン役を引き受けてそこそこ盛り上げにも一役買ってくれた。
柏木　萌−今週の出演者の中では一番地味。まだ新人モードから脱していないような印象。オープンで口をへの字に曲げる癖は直した方がいいね、あとお客さんの顔を見る方がいいと思うぞ。
音無リン−色々な意味で印象深かった娘。登場、華奢な体つきからくり出されるのは、ついさっき振り付けを教えて貰ったばかりかと見まがうような気のない下手なダンス。それでいてブリッジからの起き上がりを器用にこなすポテンシャルも持っている。それだけの実力を持ちながら、何故ダンスがそれほどに下手なの？それでも、そんなには憎めないんだよなぁ。半開きの口、あどけない顔だちから来る可愛らしさ、ベッドの最中客の目をじっと見る真剣さ、それらが何となくソロダンスでの拙さを補ってしまうからじゃないかと思うのだけど…。とにかく不思議な娘でした。
葵　麗奈−今日の拾い物。一番上手いステージでした。愛くるしくかつきつめの目が印象的な顔だち、肉感的なボディを活かした脚線美は私の好み。ブリッジ起き上がりから再度ブリッジに移行するダイナミックなベッド、多彩なオープンも好印象でした。
清水ひとみ−葵麗奈さんのステージ終了後、何故か「次は清水ひとみさんのステージか…」と気を引き締めて深呼吸してしまう（笑）。ひとみさんの引退公演は「曽根崎心中」、渋谷道頓堀劇場時代の彼女の代表作の再演。幕が開くと女郎姿のひとみさんがいる。途中リズミカルなダンスを挿んで、心中のシーンに。黒衣（くろこ）を効果的に使った斬新な演出は篠田正浩の「心中天網島」を思い出させる。この時点で顔には既に滴るほどの汗、彼女の気合いの入れ具合が分かる。そしてオナニーベッドショー、かつてはひいた彼女のオナニーを今日は吸い込まれるように見入っている自分。津軽三味線の流れる中、彼女の表情、喘ぎ、手の動きをひとつも逃すまいとしている自分に、感受性の進歩を感じてしまった。ラスト、明かりの中に消えていく彼女の後ろ姿を見ながら、清水ひとみの15年のストリッパー人生の集大成ともいえるこのステージを目の当たりに出来た幸せを感じた。
フィナーレ−「お祭り忍者」の流れる中、道劇チームがハッピ姿で登場、ステージを終えたばかりの清水ひとみさんと一緒にターザンのラストで出来なかった客席での握手会へと移る。これってストリップ・バーレスク「裸DE戦後史」と同じスタイルだね。私の座った席が彼女たちの通り道だったせいで蘭子さん、繭ゑちゃん、ひなたちゃん、みみちゃん、清水ひとみさんと握手できた。清水さんと握手したときの汗と熱っぽさの感じは忘れられない。みみちゃんはやっぱり私に気付いてくれて笑顔を返してくれた、嬉しい（その時に私の心にある作用を及ぼしたようだが、それは後述）。清水さんの挨拶と道劇チームの紹介のあと、フィナーレ。楽しかった。
５月４日
この日は後半の2香盤を鑑賞、前日の前半2香盤と合わせて4香盤を通しで見る、という趣向。
前日、フィナーレで山咲みみちゃんと握手した際、彼女の魔法にかかってしまったようだ（笑）。ホテルに帰ってから、彼女になにかプレゼントしたいという欲求が沸き上がってしょうがなくなった。翌朝、札幌各地をめぐって差し入れ品を物色、「ありきたりの物じゃなく、かといってあまり個性的な物じゃなく、ある程度ネームバリューのある物で、かといって相応に手軽な価格の物で」という難題をクリアする物として、結局「森もと」のチーズタルトとレアチーズケーキの詰め合わせを購入。それにホテルの便箋に書いたファンレター（もちろん自筆）を付けて彼女に渡そうという計画。いつ渡そうか、ターザンのオープンでか？フィナーレの際の客席でか？と推敲しながら劇場に行く。客席の扉を開けたときは清水ひとみさんの2回目のステージが始まった頃。その時、やっと魔法が解けた。なぜみみちゃんに差し入れなんかしようと思ったんだろう？みみちゃんのファンではあるけれども、繭ゑちゃんのファンでもあり、蘭子さんを尊敬し、ひなたちゃんの復帰を心から喜び、愛唯ちゃんのクールな瞳にドキドキし、ももちゃんの未来を嘱望し、音々さんの蠱惑的な眼差しに魅惑され、清水ひとみさんのステージに固唾をのむ、そういう謂わば「日本一の一般客の道劇ファン」を目指そうとしている私が、どうしてわざわざ道劇チームの前で「私はみみちゃんのファンなのだぁー!!」と宣言するような行動をしようと思ってしまったのだろう？これは彼女の魔法にかかってしまったのだと思いたい。彼女の意志の有無に関わらず、彼女にはそれだけの魅力があるのだから…。でも、それをやったらもう「一般客」ではなくなるような気がするし、他の道劇チームのみんなに「彼はみみちゃんのお客さん」と思われるような気もするし、という理屈で私の理性が今までそれを抑えていたのを、彼女の魔法でそのたがが外れかけてしまったのだろう。よかった、土壇場ではあるけれども計画実行前に魔法が解けて・・・。せっかく買った差し入れは職場のお土産にでもするからね(^^;)。ファンレターは「人類の負の遺産」として勝手に世界遺産に指定して引き出しの奥にでもしまい込んで置かなくっちゃ。みみちゃん、今度魔法をかける時はみみちゃんのソロステージがある時にしてね、それなら気兼ねなく渡せるから…（笑）。
さて、私事はこの辺にして、ステージ雑感に移る。客席は昨日から比べるとやや淋しい。連休の中だるみといったところか。そのおかげで途中入場にも関わらず私の指定席「下手最前列」に座れた。ここに座るのはおよそ20日ぶり、やはりここからステージを観るのが一番体に合っていて居心地がよいし、踊り子さん達からの香水の芳しさを楽しめるのもいい。
「ストリップ・ターザン」もこれで見るのは８ステージ目。慣れ親しんできただけにこれで見納めかと思うと少し淋しい。今更ながら、ひなたちゃんの胸の形が左右で違うのに気付いて一人喜んでいた。
清水ひとみさんのステージを間近で観て感動を更に深くした。４回目のフィナーレ、清水さんが独りで登場し、挨拶をする。途中、涙ぐんで声を詰まらせる一幕があり、客席から期せずして激励の拍手が起こる。常連さんの会話の立ち聞きでは清水さんが涙ぐんだのは今日が初めてとのこと。まだ４日目でこの調子では楽日はどうなっちゃうんだろう。見に行けないだけに余計気になる。盆まで出てきてお客さんと握手、私の手もしっかりと握りしめてくれた。最後は幕が閉じるまで客席に深々と挨拶、私もひとり「ありがとう、そしてご苦労さま」の意味を込めて清水さんに深々とお辞儀、ちょっと格好つけちゃったかな？帰り道、ステージでの清水さんを回想していると目頭が熱くなった。いいものを観た。

次回は新企画・ウェストサイドストーリー、あのブロードウェイのミュージカルが藤繭ゑと丘乃愛唯のキャストでどういう話になるのか、興味津々。清水ひとみさんのストリップ演出家としての手腕に大いに期待。
2000年05月06日 15時43分55秒

2000年4月29日（土）　GWも道劇三昧　その1
2000年4月29日（土）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」
2週間ぶりの札幌遠征。今月は3回の遠征の間隔がともに2週間と長めだったので、その間の精神的な渇望をなだめるのに苦労した。幸い、貰った(^^;)スポーツ紙の道劇の広告が役に立った。
今回は経費節減のため、往復とも夜行列車を使った割引切符を利用して札幌入り。電車を利用した札幌往復手段としては現在のところ最も低価格。割安価格の夜行バスに対抗して往復１万円と通常料金のおよそ半額にまでディスカウントされているのは嬉しいが、やはり夜行列車での移動は辛い。特に金曜日や週末は混むのでじっくり眠れないのは堪える（割安価格なので寝台は使えないのだ）。しかも、その苦痛が往復でかかるというのは予想以上に疲労がたまった。それに札幌に到着する午前6時から道劇入りする12時過ぎまでの時間潰しも問題、性格上何もせずに時間を潰すという事が出来ないため、今回も札幌駅近くのサウナで９時まで過ごし、その後ファーストフードで朝食（10時まで）、狸小路（札幌随一の商店街）で買い物（11時頃まで）、またファーストフードで早めの昼食（11時半頃まで）、最後はパチンコ、と結構お金がかかってしまう。結局せっかく浮かせた交通費が時間潰しで費えてしまうようで、割安感はあまり感じられない。今後は別の手段をとった方がいいようだ。
そうこうして道劇入りしたのが12時20分頃、入口に立っているのはいつものコント道劇座のメンバー、こっちは彼を"一方的に"知っているのと、彼もあいさつをしてくるのでこっちも反射的に会釈してしまうのだが、よく考えると、これってなんか変だよね（笑）？ロビーに行くと道劇支配人の矢野浩祐さんがスタッフに飾り付け（桜の造花）の指示をしている。さすがに矢野さんにはお辞儀はしなかったが（笑）。ちなみにロビーは清水ひとみ一色、デビューからこれまでの新聞記事などが飾られている。５／１からの清水ひとみさんの引退公演に合わせたのだろう。それにしてもこの間のテレビでのインタビューでも「私は生涯現役です」ときっぱり言っていた清水さんの引退というのには驚いた。最初聞いたときには「興行成績を上げるためストリップ業界でよくある『引退』だろう」とタカをくくっていたのだが、一般紙でも取り上げるようになって「どうやら本気らしい」と知ってからは、なんとなく淋しい感じがした。詳しくは次回の観劇レポートで触れようと思うが、私は渋谷の道頓堀劇場での清水ひとみを観たことはないけれども、ストリップの１つの歴史が終わるような、しかもそれが私の本拠地札幌道劇に関わっているという格別の感じがする。
ゴールデンウィークの初日というわけではないと思うのだが、普段私が入場した時点ではきまってがら空きの筈なのに、この日は既に結構な入り。おかげで自分で勝手に指定席と決めている下手最前列の席は取れずに反対側の上手最前列に座った、なんか変な感じ。

そういうこの日の香盤です；

１．牧瀬　茜　ソロ
２．麻美璃歌子　ソロ
３．麻璃瀬亜美　ソロ
４．広末順子　ソロ＋ポラ
５．ヨーコ　花電車
６．道劇企画「ストリップ・ターザン」
（大空蘭子、藤繭ゑ、丘乃愛唯、山咲みみ、藤ひなた、遙月もも、コント道劇座）
７．フィナーレ

帰りの夜行列車は11時発、帰りに夕食を摂ることを考えても3香盤は見られる計算ではあるが、行きの夜行での疲労が徐々に表れ始め、２回目の香盤からステージへの集中力が途切れがちになる。後の方でウトウトしながら観劇するのも出来た（そういう誘惑にも駆られた）が、こういういい加減な気持ちでステージを見たくないとの気持ちが勝って、２香盤鑑賞で劇場を後にした（その分、11時までの4時間寒さの残る札幌で時間＆お金を費やす苦労はあったが、それはまた別の話）。他の劇場でもそうかも知れないが、道劇では午後5時付近に席を立つ客が増える一方、新規の客がぱったり来なくなる時間帯がある。その時間帯を除けば、この日は上出来の客の入り。ゴールデンウィーク初日にわざわざストリップを見に来るなんて物好きな(^^;)客が増えたのはいい傾向だと思う。

今回のお目当てはもちろん道劇チームの「ストリップ・ターザン」、前回(4/1)からどれだけそれぞれの役を自分のものにしているのかが見物。道劇チーム以外の出演者は麻璃瀬亜美さんと牧瀬茜さんを除けば先週から続いての出演者と安心して見られるおなじみの面子。おなじみと言えば開演前に流れるBGMがここ最近フィル・コリンズばかりなのは何故なのだろうか？

それでは短評とコメントです；
牧瀬　茜−前回（昨年12月）観たステージと同様、素敵な笑顔でいっぱいのステージ。でもマジ顔は大島智子に似てるのにも気付いた。アイドル歌手が着るような衣装で登場、でもよく見るとフリルのスカートの下はパンツが股に食い込んだエグイ格好なのはストリップ的というか何というか…。まとまりのあるいいステージでした。
麻美璃歌子−しっかりと踊ろうとしているのがよく分かる。真面目な性格の娘なのかも知れない。目にかなりきつめのアイシャドーを入れている。目元に自信がないのかな？そんなことないと思うけど。
麻璃瀬亜美−ちなみに「まりせ・あみ」と読むようです。初見です。００７のテーマにのって登場です。全体としてのインパクトは今ひとつでした。次に来た時に期待しましょう。
広末順子−彼女も目元に自信がないのか派手な付けまつげをしている。そんなものなのかなぁ。ステージはアクティブ、ステップと手先の振りが決まっていた。それ以上にベッドでのハイヒールの裏に書かれた「ジュンコ」の文字が何となく可笑しかった。今週のポラは彼女、１回目のステージは例によって客席の反応が鈍い。この雰囲気に耐えかねたのと、いいステージだったという評価も兼ねて先陣を切ってポラを撮影。キスマークを付けてくれた、ラッキー!!余談；最近ポラの際のアナウンスがやたら凝っている。たぶん道劇座の彼（いつも劇場雑用をやっている若手）が担当しているのだと思うけど、レトリック（修辞）を駆使して（でもよく聞くと意味不明になる(^^;)）踊り子を紹介している。場内も何となく和むいい趣向だと思う。これもコントの修行の一環かな？
ヨーコ−マジシャンのような魔法使いのような不思議な衣装で登場。ダンスには貫禄すら感じてしまう。さて花電車、一定のレールに沿って進めながらもトークでお客を飽きさせない。特にお客をだしに使ったジョークは絶品。そろそろヨーコさんの「勝手に殿堂入り」も検討しなくっちゃ。今回も煙草飛ばしでカールトンをゲット。また家宝が増えちゃった。
「ストリップ・ターザン」−前に書いた通り、前にターザンを観たのは4/1の初演時、その時からの変更点は早瀬みなさんに代わって山咲みみちゃん、白石音々さんに代わって藤ひなたちゃんが参加、但し２回目はひなたちゃんは欠席で彼女のパートがばっさりカットされていた（何故だろう？）。猿たちのソロステージの順序もひなたちゃん、愛唯ちゃん、みみちゃんの順に変更。また新人研究生という扱いで遙月（はるつき）ももさんがグループダンスのパートに参加。かなりの体格ながら、顔は意外と可愛らしいし脱ぎっぷりもよい。彼女の本来の個性にもよるけど、三枚目的キャラで売ればいい線いくのではと思う。道劇専属チームもそこそこ人数が揃ってきたようなので、アイドルばかりではなく色々なキャラがあっていいんじゃないだろうか。近日という本格デビューにまずは期待。
以上のような変更点以外のストーリーは前と同じ（当たり前）、だから前回つかんだ大凡のストーリーよりもそれぞれの役への慣れ具合を中心に観てみた。幕が開く前に、猿の衣装の道劇座の若手の彼がモップを持って登場、ステージを掃除。これは前にはなかったシーン。思わず客席から笑いがこぼれる(^o^)。そして下手からの愛唯ちゃんの登場でスタート。猿たちとターザンのダンス。かなりの場数をこなしただけに、みんなの演技や表情にも余裕を感じる。そしてひなたちゃんのソロへ。まだまだ発展途上の彼女だから、それにひなたちゃんの場合道劇に戻ってきてくれただけで嬉しいから、加えて彼女の本領はオープンでのはしゃぎぶり、浮かれぶりにあるから、ベッドでは細かいことは言わずに温かい眼で見ていきましょう。そして繭ゑちゃんの少女シェリルの登場、すっかりシェリル役を自分のものにしている感じ。カバンを猿たちに開けられ困った表情で隅の方に隠れた後もしっかり演技をしているのはさすが。ターザンの蘭子さんとのダンスもさまになっている。そして愛唯ちゃんのソロステージ、ひなたちゃんと比較するせいもあるかもしれないけど、著しく上達しているように感じた。そろそろ彼女も一人前のストリッパーと認めてもいいのかも知れない。そして、ジャングルを去るターザンを想うみみちゃんのソロステージへ。ちょっとふっくらしたみたい。デビュー当時のイメージに戻ったみたいで、私はこの方が好き。ここ最近の彼女のオナニーベッドでは一番迫力があったように感じた。
道劇座によるコントが入る。久し振りに3人揃った道劇座のコントを観た。ボケと突っ込みを使い分けるリーダー、突っ込み専門のNo.2の彼、そして天然ボケ的キャラの若手の彼の3人が揃うとコントも流れがスムーズで面白くなる。今回もそれだけで一本立てに出来そうないいコントでした。
後半、蘭子さんのターザンと繭ゑちゃんのシェリルのラブシーン、ダンスの振りのひとつひとつ、ふたりの表情のそれぞれの意味をくみ取る余裕が出来たせいか、新しい味わいが出てきた。セリフはないもののなかなかいいシーン、これぞミュージカル的演出の妙味。蘭子さんと繭ゑちゃんもいい表情で演技してます。蘭子さんのソロ、繭ゑちゃんのソロと魅せ場たっぷりのステージが続く。蘭子さんはターザンの悲しさを彼女のポテンシャルいっぱいの躍動的なベッドで表現し、繭ゑちゃんは恋の切なさを激しいオナニーベッドで表現、ラストで佇立する繭ゑちゃんの遙か彼方を見るような視線には女性の自立、といった深遠なものを感じてしまう。
最後に全員揃ってのオープン、ひなたちゃんのはしゃぎぶり・浮かれぶりを堪能、それに繭ゑちゃんの視線攻撃を受ける歓びに浸る。フラッシュバックの光線の中、オープン着から着替える最中、盆ではしゃぐのは繭ゑちゃん、余裕が出てきたんだねぇ。客席に降りた出演者と客席との交流、繭ゑちゃんとももちゃんと握手、繭ゑちゃんの手の温かさはしばらく忘れそうもない（笑）。またみみちゃんも私を見つけてわざわざ走り寄って握手してくれた。２ヶ月前にＴＳでポラを撮っただけなのに、まだ覚えていてくれてるんだと感激(^o^)/"。そのうち勇気が出たら差し入れでもしてあげるからね（やや社交辞令）。

次週はいよいよ清水ひとみさんの引退公演、そしてロングラン「ストリップ・ターザン」の最終週、ゴールデン・ウィークはこれで決まり！
2000年05月02日 00時56分21秒

2000年4月15日（土）　藤ひなた復活?!
2000年4月15日（金）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」

2週間ぶりの観劇、その間、体そして精神が道劇を求めてくるのを以前書いた観劇レポートを再読したり、さっぽろナイスポで連載が始まった藤繭ゑちゃんのコラムを読んだりして（そのためわざわざさっぽろナイスポの定期購読を始めた）慰め続けてきただけに、待ちに待った札幌行き。前日夜の夜行列車に乗って翌朝札幌入り、今回は夜行列車と旅館での休憩のセット（JRで販売）で購入したので、道庁近くの旅館で入浴＆仮眠をとる。これで往復の特急料金より安いのは嬉しい。10時から東急ハンズでショッピング、前回ゲットした四谷桃子さんの花電車での煙草を永久保存するための樹脂封入セットと瓦版を保存するためのクリアファイルを購入。うーん、生活のほとんどがストリップと関連付いているなんて私も相当キテますね…（苦笑）。
道劇入りしたのは12時20分頃、瓦版を早速購入、今回も「ストリップ・ターザン」に関する記事が中心。それもそのはず、「ストリップ・ターザン」は４／21から再演されるんだそうです、しかも今回は20日間のロングランで。前回はストーリーを追うのに精一杯で個々のステージをもう少し味わいたかった、またステージに慣れた頃のアドリブ交じりの楽しさいっぱいのステージも見てみたかったという気持ちが強かっただけに最高に嬉しいニュース。（有珠山が大噴火しようとも）必ず観に行きますからね!!
そういうこの日の香盤表です；

１．広末順子　ソロ
２．天ノ川翔　ローソク
３．青井りんご　ソロ＋ポラ
４．如月志乃　ローソク
５．コント道劇座　コント
６．道劇チーム日替わり出演「おもちゃ箱」　ソロ？
７．早瀬みな　ソロ＋ポラ
８．麻美璃歌子　ソロ
９．ヨーコ　花電車
10．フィナーレ

天ノ川翔さん、如月志乃さんは多分初見。他の皆さんは、ここまで通い詰めただけあって、印象の強弱はあってもそれぞれのステージを観たことはある。その中ではヨーコさんの花電車が楽しみ。また、今週の道劇チームは「おもちゃ箱」に出演、とはいっても各種情報によると、日替わりまたは香盤毎に順番で４人の内の誰かがソロステージを務めるという事らしく、ステージが始まらないと誰が出てくるか分からない、「おもちゃ箱」というよりは「びっくり箱」的構成のよう。まあ、最近そしてこれからのハードスケジュールを考えると、メンバーの休養を考えた顔見世的企画と考えてもいいようですね。

恒例通り、最初の２香盤を鑑賞。ここ最近の週末では一番の入りのように見えた。客のノリもGOOD、以前見かけた顔も結構いてそれぞれに楽しんでいるようだった。特に、缶ビールを大量に持ち込んで、ポラの際には自作のイラストで細かくポーズを指定する一見インテリ風のおじさん、いい雰囲気出してます(^^)。

感想＆短評；
広末順子−トップらしいノリのいいステージ。ダンスも上手い。また腰から腿にかけての肉付きのよいスタイルも相まって脚を上げたときの脚線が美しい。目がつぶらに見えるのはいいんだけれど、付けまつげが派手すぎ。
天ノ川翔−スレンダーなボディながらお尻と胸は立派。ダンスはそれほど派手ではないが、ベッドで本領を発揮、といった所。チェーンを巻き付けたローソクを使ったオナニーショーはリアルで迫力がある。ローソクショー自体には過激さが足りないが、それをオナニーで補って新しい世界を演出している感じ。但し、マニア的にはオナニーとローソク（自虐、倒錯的マゾヒズム）は共存できないのでは、とも思うが、それを言っちゃぁ野暮ってものなんでしょうね。
青井りんご−彼女のステージを観るのは２度目、前回はあまり印象に残らなかったのだが、今回はなかなか、お見それしました。「くるみ割り人形」（たぶん音源は「ファンタジア」）にのって登場した彼女、最初は左右の眼の形が違うのが気になったが、それも最初だけ。ステージの間の微笑みをたたえた表情では気にならなくなった。一転して次はリオのカーニバル風の派手な衣装でサンバにのってダンス。彼女が楽しそうに踊る姿は客席からの手拍子のトーンも自然と高くする効果がある。ベッドに移る、なかなかグラマー。ベッドでの音楽がやや普通のテンポとは違うのに気付く。よく聞くとローリング・ストーンズの「She is like a rainbow」（i-MacのCMで使われた曲）、これをベッドで使うなんてどういうセンスなの？と思ったが、改めてベッドを観るとベッドでの振り付け自体が曲に合わせてかなり斬新的、意識してこの曲を使っているのが分かった。そう思い直すとベッドの印象もかなり変わる。新鮮かつ大胆な構成に感服した。ポラでも笑顔いっぱいでの対応で印象がよく、時間さえあれば是非ポラを撮りたいと思ったが、希望者が多くて断念、とっても残念。是非彼女の次のステージを観たいもの。
如月志乃−こちらも「パルプ・フィクション」のサントラからの曲にのって登場、昔よく映画やビデオを見ていた知識がこういう所で役に立つとは…(^^;)。タトゥーを入れているものの、憧れのお姉さん風雰囲気（注；男ばかりの長男として生まれ育った私にとって、甘えられるお姉さんというのは生涯の夢なのだ）、この雰囲気には弱いんだよなあ（笑）。ベッドです。体にチェーンを巻き付けて登場、着ているハッピには「明日にむかって打つべし　如月志乃」（１回目のステージ）「考えるんじゃない感じるんだ　如月志乃」（同２回目）とドラマやアニメで聞いたようなフレーズが…。ステージ衣装で笑いをとってどうする（笑）?!本格的ローソクショーの前にお客さんの幾人かに鞭を取らせて打たせたり、手にロウを垂らしてみたりする。そういうのは苦手なので指名されないように視線をそらしていたのが逆効果だったか結局指名、彼女のお尻を数回鞭打つが、本能的に力が入らず、あまり強く打てなかった。こういうのって、周りから観てるとつまらないんだよねぇ（苦笑）。ローソクショーでは迫真の艶技でした。
コント道劇座−１回目のネタは先々週（だったか）のネタと同じバニー（ウサギ）ネタ。２回目のネタもそれほど受けなかった。１回目の方がそこそこ面白かったけど、いかんなぁ、新ネタを作るのをサボっていちゃぁ。まぁ、合間に前のステージの間にこぼれたロウのかけらを拾うのがコントの主目的だというのもあるけど…。
「おもちゃ箱」−幕が開くとステージ中央に大きなおもちゃ箱。音楽が始まるとまず手が出てくる。この手の主は…？そして箱が開くと、…丘乃愛唯ちゃんがいきなり裸で登場。２回目の香盤でも愛唯ちゃんだったので、たぶん今日は愛唯ちゃんが当番だったのでしょうね。彼女の場合、まだまだ新人モードですからダンスにあまり高度な技術は求められません。それを鑑みれば、彼女の可愛さとボディのダイナミックさを堪能できるステージでした。とはいえ、もう少ししっかりしたステージを観たくなった気もありますが。繭ゑちゃん、音々さん、蘭子さんならどういうステージになったかも観たかったのですが、それは叶わぬ事、次週のターザンまでお預けということで。最後のオープン、途中で舞台袖から黒いスリップの女性が乱入、よく見ると藤ひなたちゃんじゃないですか!?就職のために先月引退したはずなのに何故？？？と半ば眼を疑いながら彼女の姿を眼で追ったが、やはりひなたちゃん。かつてと同様、半ば恥じらいながら、半ば自分でも楽しんでいるように愛唯ちゃんと一緒にオープンショーを繰り広げる。こっちももう混乱しながら彼女の姿を追う。照明が落ち、闇の中に消えてゆく彼女を見る頃、ようやくこれが夢ではないことを確信した。正式にストリップに復帰したのか、今日だけの飛び入りなのか、今の仕事は続けるのか？など不明な点もあるが、とにかく嬉しい。もう観られないと思っていた彼女を一瞬とはいえ再びこの目に出来たこと、そして彼女が再び道劇のステージを踏む決断をしてくれたことに。今日の最大の収穫はこれで決まり。
早瀬みな−「藤ひなたショック」があまりにも強烈で、それに関して思いをめぐらしてしまったので、みなさんのステージの印象は途切れがち。でも基本のしっかりしたいいステージといった印象は残った。彼女もポラがオプション、青井りんごさんと比べるとポラの売れ行きは今ひとつ（というよりは道劇の平均レベル）なのと、ふと彼女と目が合ってしまったのもあって(^^;)、ポラを購入、前にも買ってるんだけどなぁ。蛇足；２回目のステージ、私の近くの客が差し入れらしいケーキの箱を持ってソワソワしているのが見えた。「ポラの時にでも渡す気なのかな？」と気にも留めずにいたら、いきなりベッドが始まったときに渡しちゃった。アッチャー、いきなりやってはいけないことを…。みなさんも一瞬凍り付いていたが、その後何事もなくショーを続けたのは立派。その客、ポラ撮影も希望して（だったらその時渡せっちゅーの！）、案の定みなさんにたしなめられていた（苦笑）。
麻美璃歌子−彼女のステージを観るのは久し振り。ダンス及びベッドでのポテンシャルの高さを活かしたダイナミックなステージでした。
ヨーコ−２月以来の道劇登場、今回はマジシャン風の衣装で登場、本当にステッキを使ったマジックも見せてくれました。ポテンシャルを目一杯使ったダンスはさすが、ブリッジからの起き上がりをあれほどたやすく出来る人ってなかなかいないような…。よく見るとダンスの間も常に客席に視線をやっている。ひょっとしたらその時に誰が来ているかチェックしているのかも。そして花電車です。丁寧な言葉遣いでのトークは相変わらず巧いです。常連さんに対しては炭酸ドリンクを目一杯振ってから栓を抜くといういたずらもしたり、花電車でのお客の遊ばせ方は一番でしょう。煙草飛ばしでは３本同時発射での１本が私の目の前に飛んで（転がって）来たのでキャッチ、家宝がまた増えました。来週も出演されるらしいので、これも楽しみにしなくっちゃ。

帰りの電車まで時間がなく、２回目のフィナーレの後、急いで劇場を後に。もっとゆっくりステージの余韻に浸ったり、アンケートを書いたりしたいんだけどなあ。まあ、日帰りするにはその電車しかないし、種々の理由で札幌に泊まるには差し障りがあってねぇ〜。出張もしばらくはないとともに、札幌寄り道もやりにくくなるし。それに来月からは旅行代理店の札幌宿泊パックも値上げして私には手が出にくくなるし、当分は日帰り観劇旅行が続きそうです。それでも繭ゑちゃん、みみちゃん、蘭子さん達を観たいんだから、やっぱり相当キテるんですね（苦笑）。
2000年04月16日 23時25分41秒

2000年4月1日　祝！道劇１周年
2000年4月1日（土）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」

昨年4月にオープンした札幌道頓堀劇場も今日で１周年、まずは慶祝!!その記念すべきステージを鑑賞してきました。
東京のホテルを出発して、8:30の飛行機で新千歳空港へ。前日からの有珠山噴火の影響もなく予定通りに新千歳空港到着。札幌駅着は11時前、なんとか時間を潰して劇場入りしたのが12時20分頃。入口の階段には他の劇場や関係先からの花がビッシリ飾られていて、祝賀気分も満点。ただ、客の入りは普段の週末と同じでそれほど多いとは言えなかったし、年度始めの週末なのに遠征さんの姿も少なく、そういう点ではややがっかり。そうそう、今日から料金も値上げ（通常料金、早朝割引ともに500円アップ）、これが今後の客の入りにどう響くか気になるところ。
ロビーにあった「瓦版」最新号を早速購入、今号は今日からの「ストリップ・ターザン」の記事を中心にＢ４版両面印刷の力作。また、藤繭ゑちゃんが４月からストリップ界初の正社員の踊り子として道劇に入社すること、ステージ以外の仕事として瓦版の編集、街頭でのビラ撒き等、広報・事務関係の仕事をしていることなどが分かった。瓦版の創刊号での繭ゑちゃんのメッセージに滲み出る天性のユーモアセンスを感じていたので、そういう彼女の編集した瓦版なら毎回面白いわけです。

まずは香盤の紹介；

１．千堂あやか＆氷室真由美　チーム
２．山咲みみ　ソロ
３．渡辺理緒　ソロ
４．お笑い最強ホープ軍団　コント
５．早見聖子　ソロ
６．四谷桃子　花電車
７．企画「ストリップ・ターザン」
（大空蘭子、藤　繭ゑ、白石音々、丘乃愛唯、早瀬みな、コント道劇座）
８．フィナーレ

さすが１周年記念！と唸ってしまうと同時にこれで元が取れるのかと要らぬ心配もしてしまうような豪華な顔ぶれです。お目当ての筆頭は当然清水ひとみプロデュースの新企画「ストリップ・ターザン」ですが、山咲みみちゃんのソロステージ、四谷桃子さんの花電車、千堂あやかさんと氷室真由美さんのチームショーも見どころでしょう。

初日独特の慌ただしい雰囲気の中、いつも通りに最前列で２香盤を鑑賞、感想＆短評は以下の通り；
千堂あやか＆氷室真由美−チームショーの初日というのはやはり難しいのでしょう。なかなか息が合いません。どちらかというと氷室真由美さんの方がミスが多かった感じ。まあ、この辺は徐々に息が合ってくるんでしょうから心配していません。ステージはチームショーならではの凝った構成、二人で紅白のドレスで登場、その次は白衣姿、ダブルでのベッドの後はバスタオルを巻いただけの姿（BGMは「ニューヨーク（入浴）、ニューヨーク」、べたべた(^_^;)）と絵になる衣装で攻めてきます。特に千堂さんのしっかりしたダンスを堪能しました。
山咲みみ−ウサギの着ぐるみを着て登場、ここまで肌を露出しないストリップの衣装も珍しい（笑）。彼女のキャラクターそのままのアクティブでユニークなダンスで観客の興味を惹きつけた後のベッドショーではいつもながらの激しいオナニーショーで視線を釘付け。最後は再び彼女らしい溌剌としたオープンでした。
渡辺理緒−先週に続いての出演。体の柔軟さを活かしたステージでした。
お笑い最強ホープ軍団−出演陣はいつもの４人、ネタを２つ披露したのですが、２回目のネタは以前道劇でやったのと同じでした。ストリップ劇場でしか出来なさそうな下ネタ全開のコントでした。
早見聖子−初見だと思います。静かなテンポのダンスだったので、やや手拍子がやりにくかった。右脚大腿部の傷跡の痛々しさとしっとりとしたステージが印象に残った。
四谷桃子−彼女を見るのは３回目。「新ネタを披露するかも」と彼女自ら道劇友の会のBBSに予告していたのですが、この日はいつもの彼女の持ちネタ（巻き取り、風車、ラッパ、シャボン玉、リンゴ切り、ピアニカ、煙草飛ばし）どおりでした。桃子節は相変わらず絶好調！よくよく考えればネタもセリフも大体いつも同じなのだが、寅さんを彷彿とさせるテキ屋口調が心地よい。明日への活力を分けてもらっているという感じ。今回もリンゴ切りの助手をさせて頂き、ご褒美にリンゴを計２切れ手ずから頂きました、美味なり。
「ストリップ・ターザン」−正月のディズニー映画「ターザン」は見ていないのですが、多分ほぼそれ（と言うよりは原作）に沿ったストーリーに「ターザンが女だったら」という新解釈（オチ）を付けたらこういう話になるのでしょう。最初のシーン、サルたち（音々さん、愛唯ちゃん、みなさん、道劇座の２人）が戯れるている中、ターザン（蘭子さん）が登場、すごく格好いい。蘭子さんの男装姿の格好良さを活かしたキャスティングですね。早瀬みなさんのソロ、スラッと長い脚が印象的。次のシーンでは都会からの少女（繭ゑちゃん）がジャングルに迷い込み、ターザンらとの出逢い、繭ゑちゃんの近代ヨーロッパの令嬢の衣装も結構似合っているし、ターザンとのダンスも堂に入っている。音々さんのソロ、体を目一杯使ってのステージは彼女の小柄さを感じさせない。第３シーン、都会に帰る少女と恋に落ちたターザンはジャングルを捨て彼女の後を追う、残されたサルたちは悲しみ…、そこで愛唯ちゃんのソロに移り、ターザンを想いながらのオナニーベッドとなる。道劇座のコントを挿んで舞台は都会の２人へ、ドレス姿の少女と文明社会に戻りＹシャツとズボン姿のターザン（これまた格好いい！）の艶めかしいからみの最中、ターザンが女であることが露見、二人の恋ははかなくも消え…、そこで蘭子さんのソロステージ、彼女のポテンシャルをフルに使った格好よく凛々しいステージでした。再び少女が登場、２人はお互いをまだ恋しく思っているが、２人の間をスクリーンが阻み（このあたり戦後日本映画の名作「また会う日まで」のガラス窓越しのキスシーンの美しさに通じるものがある）、ターザンは再びジャングルに戻る、傷心の彼女は自分を慰め…、という経過で繭ゑちゃんのソロ、彼女の進歩のせいか洋装からのオナニーベッドも違和感なくこなしている印象。今までの「繭ゑちゃんの本領は和装からのオナニーベッド」という固定観念はそろそろ払拭した方が良さそうだ。ただ気になるのは、前回の「学園はだか天国」も今回も彼女はパンツを履いていない点。まだ、脱ぎ方をマスターしていないのではないかと気になる。どうせステージでは脱いでしまうものなのだけれど、今後覚えていく必要があるのではないだろうか？ラスト、結局は彼女もジャングルに戻り、みんな揃っての賑やかなオープンショー、今回も蘭子さんから笑顔で挨拶された、嬉しい。そして恒例、出演者全員が客席に降りて観客と握手、私は蘭子さんと音々さんと愛唯ちゃんと清水ひとみさんと握手して頂きました。
こうやって、「ストリップ・ターザン」をレポートしてみると、今回は多分にストーリー重視という傾向が見えてくる。清水さんのプロデュースした作品群は、「ピーターパン」「キャッツ」「ストリップ・ターザン」といったミュージカル・ストリップと「ストリップ・バーレスク」「学園はだか天国」といった（文字通り）バーレスクショー形式のものに分けられるが、ミュージカル・ストリップ系列は作品ごとに完成度が上がっているように思える。タレント陣の充実と清水ひとみさんの構成、演出力の向上によるところが大きいのだと思う。
フィナーレ−今回は清水ひとみさんがアナウンスを担当。清水さんを見るのは昨年のキャッツ以来、相変わらずの美貌でした。

よーし、これで来週からの新年度も頑張るゾー！という気分で劇場を出た。久し振りにいい気分。来週（４／11-20）も道劇企画「おもちゃ箱」に繭ゑちゃん、蘭子さん、音々さんが出演予定とのこと、楽しみ。
2000年04月01日 23時55分51秒

2000年3月劇場めぐり
2000年3月27日（月）
東京・浅草　ストリップ「浅草ロック座」

さあ、今週は東京出張です。日頃行けない劇場をめぐるストリップウィークにしたいものです。第一夜は浅草ロック座です。
この日の仕事を終えそのあとの宴会の誘いを断って、単身浅草へ。まずは浅草フランス座のあった場所に行く。噂通り演芸場になっていた。思えば1994年4月、時間つぶしに浅草フランス座にフラッと立ち寄ったのがストリップ初体験、そこで浅草駒太夫さん（多分二代目だと思う）の行灯ショーに衝撃を受け、ストリップに対する偏見がなくなったのが今の自分のパーソナリティーの形成に大きく影響しているのを想い出し、しばしそのころの感慨に耽った。
気を取り直し、ロック座に入場したのが午後６時、３回目の香盤が始まってしばらく経った頃らしい。ロック座に来るのは去年９月以来、しばらく振りに来たのと、これまではマドンナとここしか知らなかったので劇場の設備をちゃんと見比べたことがなかったので、何となく新鮮に思えた。最近行ったＴＳミュージックやシアター上野に比べるとゆったりしたロビー、綺麗な場内、従業員のテキパキした態度、やはり１ランク上を行っている印象は拭えない（ショーそのものの内容や踊り子さんの質ではなく、ストリップ劇場というインフラの評価）。まして場内の照明と音響の設備の充実ぶりは比較するまでもなく国内最上級。これだけ立派なステージで綺麗な照明、臨場感あるサウンドの中なら、突っ立っているだけでもそこそこ格好良く見えてしまうかも知れない。ただ、最近道劇での踊り子さんとお客さんの距離の近いステージでの楽しみを知ってしまったせいか、ロック座の高いステージと客席との距離の遠さは気になった。まあそれもステージ演出重視の結果だと思えばいいのでしょうか。今やロック座はかつての「日劇ミュージックホール」のような存在なのですから（見たことはないけど(^^;)）。日劇ミュージックホールがショーの芸術性を重視するあまり、過激化するストリップについてゆけず閉館せざるを得なかった過去の轍もあるのだけれど、ロック座にはそういう心配は今のところ不要。個人的にもレビュー形式のストリップは好きなので、初心者でも女性でも入れる雰囲気の劇場として頑張って欲しい。

この日の香盤は次の通り；

１景 清水かおり
２景 小室リリカ
３景 桜樹ルイ
４景 藤咲ルミ
５景 村上麗奈
６景 沙羅
７景 かとう美梨絵
８景 外国人ダンサー３名
９景 桜樹ルイ
10景 フィナーレ


この日のお目当ては桜樹ルイさん、残念ながらこのステージで引退してしまうとのこと。思い起こせば、マドンナでストリッパーとしてデビューした彼女のステージを観たことがある。まだダンスも未熟だったし、表情もぎこちなく、そのせいか彼女の鼻の形ばかり目に付いたことを思い出した。それからしばらく彼女にはご無沙汰、しばらくぶりの彼女、最後にどんなステージを僕に見せてくれるんだろうか？
ルイさんは３番目と９番目（トリ）に登場、最初のステージはターンテーブルに設置された檻の中、野獣に扮したルイさんのダンスによるショートステージ。笑顔が自然に見える、ストリッパーとしての成長がこれだけでも分かる。トリのステージは、女王に扮したレビューからのステージ、演技力、表現力もいい。引退させちゃうのが勿体ない、彼女のステージをもっと観たいという衝動に駆られた。
時間の都合上、香盤を１巡しか見られなかったので、その他の踊り子さんのステージは印象が薄い。やはり２香盤は見ないと評価できるだけのステージ印象は残せない。ただ、小室リリカさんの格好よさと藤咲ルミさんの和装のステージの艶やかさ、あと沙羅さんのステージでの沙羅さんと藤咲ルミさんのコンビによるダンス（白い衣装の沙羅さんの後ろでルミさんが黒い衣装（影を表現）で同じ振り付けで踊る）の美しさ、は印象強く感じられた

帰り際、ロビーで人だかりがするので覗いてみると小室リリカさんが（多分彼女のファンと）お喋りしていた。しかもステージ衣装のまま。彼女の性格のよさが伺えた。また、平日にも関わらず踊り子さんへの花束、差し入れが沢山あった。みんなごく普通のサラリーマン風のオジさん、お兄さんたち。熱心なファンが多いんだなと感心。（余談；ロック座の場合、オープンでラストという形じゃないのでステージ途中でプレゼントを渡さざるを得ない。となるとステージ演出上やや美観を損ねるかなぁと感じた。）私も早く道劇のひいきの娘に何かプレゼントできる心境になりたいのですが、もう一踏ん切りが・・・。
2000年3月28日（火）
東京・上野　ストリップ「シアター上野」

第２夜（夜じゃなかったけど）はシアター上野（２度目）です。この日、昼に数時間の空き時間（と言うよりは出席する必要のない時間）が出来たのを見計らって、上野に移動、劇場入りしたのが開演から約15分過ぎた頃、平日昼だというのに既に８割の入り、仕方ないので最後列に座る。とは言っても座った場所が一段高かったのでそれほど見辛くはなかった。
相変わらず場内で紫外線灯を使っているのにはトホホな気分になったが、こういうことは客からクレームを付けないと改善していかないのだろう。よほど劇場のアンケート箱に投書してやろうと思ったが、ロビーは狭いし、時間もなくて出来なかった。

この日の香盤は・・・；

1. 沙也香　ソロ＋ポラ
2. 嶋いづみ　ソロ＋ポラ
3. 乱　花電車
4. 中島　麗　ソロ＋ポラ
5. 松本リカ　ソロ
6. 染谷雪乃　ソロ＋ポラ
7. 青山和希　ソロ＋ポラ

１香盤を鑑賞。熱心なお客さんが多く、いい雰囲気のステージだった。

印象の残った娘の感想＆短評；
沙也香−初見。ポラの最中のお客さんとの会話から知ったのだが、彼女、札幌ニューカジノ所属の踊り子さんなのだそう。あんな所でも（失礼！ニューカジノにはトラウマがあるのでついきつい評価をしてしまう癖が…）自前の踊り子さんを抱えているのですね。少しだけ見直しました。ステージはニューカジノの狭いステージでの持ちネタをアレンジしたせいか動きが少ない印象を持った。
嶋いづみ−新人にしてはそこそこ、といった所。表情に乏しいのが気にかかった。
乱−初見、ベテラン風の踊り子さん。花電車の腕は・・・可もなく不可もなく、という程度かな？（まあ、花電車の出し物自体それほどバラエティがあるわけでもないので、ある程度見てくると新鮮みに欠けてくるせいもあると思いますが）でも定番の煙草飛ばしはきちんと決めて欲しかったところ。それにトークの方は達者なのですが、ネタが愚痴口調ばかりというのはちと考え物。
中島　麗−ＴＳミュージックでのダブルでのステージ以来、２度目。ボディはグラマー、動きもアクティブ、笑顔も素敵、の三拍子揃った好印象の持てるステージでした。今日の最大の収穫は彼女のステージの魅力を知ることが出来たことかも知れません。ポラを撮りたかったのですが、座席から離れることが出来ず断念、残念。
松本リカ−待望の(^o^)新作でした。今度道劇に来るときは、多分この出し物で出演するのでしょうね。ただ、衣装自体のオリジナリティは今ひとつ、またステージの最中のリカ・スマイルはもう少し多くして欲しいと思った。
青山和希−インド風の衣装での、以前道劇に出演したときと同じ出し物。やはり笑顔がないのが気にかかった。でもポラでファンと話している最中もそれほど表情が変わらない。きっと感情が顔に出にくいタイプなのでしょう。

最近、ステージでの踊り子さんの「笑顔」が気になるようになってきた。始終スマイルを振りまく必要はないのだけれど、ステージ上での踊り子さんの笑顔を見ると観客も「ステージを楽しんでいるね」と安心して観ることが出来るのですが。
シアター上野を訪れたのは今日で２度目、音響も照明も悪いのだけれど、評価できることもあるのを発見。それは、場内が狭いのもあるけど、アナウンスがはっきり聞き取れて、かつ内容もしっかりしていること。同じ系列のＴＳミュージックのいい加減さ・不明瞭さに比べればどれだけいいか。お客さんに「今度登場する踊り子さんはどんな名前なのか」をはっきり伝えることは重要な要素のはず。それに開演時の「Opening the Stage...」という決めゼリフも格好いい（文法的には正しくないけど）。
フィナーレでは、踊り子さんがお客さんにパンティをプレゼント。そう言えば、道劇でも昔同じようなことをしていたような記憶が…。前列のお客さんばかりが有利にならないように、めいめいがランダムにパンティを投げるのですが、私を除くお客さんが必死にそれに飛びつくのはいいのだけれど、せっかく取ったパンティが誰のか分かってるのかな（笑）？
2000年3月29日（水）
川崎　ストリップ「川崎ロック」

第三夜（またもや夜じゃないけど）は川崎ロックです。この日も昼から夕方にかけて空き時間が生じたので、そそくさと川崎に直行したのだが、開演時刻の12時には2-3分間に合わなかった。当然まだ早朝割引（５千円）時間帯だと思っていたのだが、通常料金（６千円）を請求された。えー!?まだ12時だよ〜!!あこぎ過ぎるぜ、と口にしそうになったのを堪えて入場。ここも既に７−８割の入り。最後列に座ったが、ステージが高く、椅子と椅子の間もゆったりしているので、それほど見にくくはない。この劇場のいい所はここかな。

まずは香盤の紹介；

1. 草�函〃叩．愁�
2. 丹沢亜紀　ソロ＋ポラ
3. 白石千鶴　ソロ
4. 岡島美優　ソロ＋ポラ
5. 真田ゆかり　ソロ＋ポラ
6. 夏希由圭　ソロ
7. 鈴木麻奈美　ソロ＋ポラ

この日のお目当てはマドンナでのステージが印象深く残っている真田ゆかりさん、そして観る度に新たな魅力を感じさせる白石千鶴さん。ほぼ１香盤を鑑賞、後で詳しく論ずるが踊り子７人で３時間は長い。そのせいで草薙恵さんのステージはちゃんと見られなかった。

では感激とやや怒りのこもったコメント＆寸評（これも印象に残った娘のみ）；
白石千鶴−この日一番いいステージだったのが彼女。笑顔でいっぱいのステージは観る方の笑顔や手拍子も引き出します。それまでどちらかと言えば静かだった客席から自然に手拍子が起こったのは、彼女の実力を示したいいシーンでした。
岡島美優−新人でしょうか、ほとんどステージの体を成していなかった。それでも（彼女だけ１枚500円という手頃感もあるのだろうが）結構ポラを買うお客が多かった。ポラは踊り子（または劇場）へのお客個人としての評価、と考えている私にとっては信じられない光景。マ○コさえ接写できればいいのか？関東の劇場の抱える問題点、それに馴らされた観客の問題を意識せざるを得なかった。
真田ゆかり−ステージに現れた彼女に客席わきから声がかかった。「きれいな瞳ぃ、それは罪で〜す、デビュー７周年、ゆかりちゃんおめでとう〜」かなり歯の浮くセリフだが、威勢のいいとおる声なら少しはサマになったかも知れない。でも、彼女にだけ聞こえればいいような間の抜けた声で言われては他のお客は引いてしまう。熱烈なファンであるのは彼の勝手だが、自分だけが客席にいるわけじゃなし、勝手に自分とゆかりちゃんだけの世界に耽るのはやめて欲しい。
彼女のステージに戻ろう。私がマドンナでストリップの楽しさを学んでいた頃、二代目東八千代さんに次いで「上手いなぁ」と思いながら観ていたのが彼女。どちらかと言えば表情のないポーカーフェースながらステップや振り付けの１つ１つがしっかりしていて、憧れの踊り子の一人だった。その後彼女もマドンナにはあまり出演しなくなり、私もマドンナからはしばらく足が遠のいていたこともあって、彼女のステージを観るのは本当に久し振り。その思い出のステージを再現してくれるかと期待していたのだが、確かにダンスの基礎はしっかりしている、でもステージ自体は平板な感じを免れなかった。これは記憶の中で私が勝手に彼女のステージの印象を美化し過ぎていただけなのだろうか？それとも、私のストリップ鑑賞眼の高まりに彼女の技術が追いつかなかった為なのだろうか？どちらにしてこれが時の経過というものかと思うと感慨深いものがある。
そうこう思いをめぐらしている内に、ポラの時間。看護婦の衣装で登場、場内アナウンス「まず脱がないポラの希望者からどうぞ」、確かに看護婦の衣装を客の希望のままに脱いだり着たりするのでは大変だろうが、そこまで劇場が仕切っていいのか？という感じはする。ポラ希望者が多く、なかなか終わらない。そう言えば彼女がポラＯＫになったのは最近のストリップ界のニュースだそうで、初物ということである程度のポラが出るのは仕方ない。でも限度があるだろう、という気はする。ポラを撮らずにただ待たされるだけのお客のことを全く考えていない。ポラが終わってお客に溜め息をつかせるようなステージにしちゃイケナイでしょ？
夏希由圭−真田ゆかりさんの長〜いステージでの疲れを吹き飛ばすノリのいいステージでした。笑顔が素敵。
鈴木麻奈美−デビュー直後だった以前のステージ以来彼女を観るのは２度目。かなり上手くなっていた。客席へのアピールも上手。で、彼女もポラ。場内アナウンス「時間が押してますので…」と来たので時間・人数制限でもするのかと一瞬期待したのだが、次に「ポラ希望者は前に来て並んでください」と来て正直ずっこけた。その後ポラ希望者が捌けるまで延々約30分ポラ撮影が続いた。ポラに関心のない客はフィナーレを待ちきれずに帰るし、予定時間を30分もオーバーしているのに劇場側には何の反応もなし。時間通りに始め時間通りに終わる、という思想はこの劇場には微塵もないようだ。ここは、「ポラは劇場のサービス」という当初の思想から、「ポラによる収入で劇場・踊り子ともに潤おう」という思想に変質してしまっているという現状の典型なのではないだろうか？お客もその戦略に乗せられてしまっていることに気付かないのだろうか？ただ待っていてもしょうがないので、ポラによる収入が本来のギャラ・入場料に対してどのくらいの寄与をするのかを試算していた。劇場側にとって、ポラによる収入は入場料収入の10％、踊り子側にとって、鈴木麻奈美さん並みのギャラ＆ポラ枚数ならポラによる収入はギャラの40-50％にも達すると推定された。これなら、観客軽視のポラ収入至上主義に走るのも仕方ないかも知れない…（苦笑）。

今日の収穫は白石千鶴さんと夏希由圭さんのステージで楽しめたこと。しかし、それ以上に関東のストリップの現状についての失望感の方が大きかった。今後、そういう問題に対する自分なりの分析、思考を深めていかねばならないなと感じさせられた。
予定では、翌日（30日）は池袋ミカド劇場、翌々日（31日）はＴＳミュージックを観劇するつもりだったのですが、29日の川崎ショックの影響で行く気になれずに断念。この無念さは道劇で晴らさねば気が済みません。
2000年03月31日 23時45分16秒

2000年3月25日（土）　今年度最後の道劇
2000年3月25日（土）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」
最近仕事でイヤなこと続きでした（いきなり愚痴、陳謝）。こういう時は道劇で元気を分けてもらうに限ります。
例によって、朝一の札幌行き特急に乗って札幌入り。途中、重大な忘れ物をしたことに気付く、が今更戻るわけにも行かないので旅程続行。この辺、昨日までのストレスを引きずっているなぁ。
12時15分頃に道劇に入場。受付のもぎりの従業員はコント道劇座のメンバーの人だった。最近見ないと思っていたけど、休暇でも取っていたんだろうか？向こうもこっちを覚えているような笑顔で迎えてくれた。気分がいい。入場時にはいつもながらのガラ空きだったけど(^^;)、開演までに上々の入りにまでなった。内地からの遠征さんも結構いたみたい。前にＴＳで見かけたような兄ちゃん風の人もいたんだけど・・・。
ロビーには劇場情報紙「瓦版」最新号があったので早速購入。今回は号外「楽屋ペット特集」、繭ゑちゃんはアップルスネール、愛唯ちゃんはバンビのぬいぐるみ、音々さんはマリモとタナゴ（と主張しているがピラニアらしい(^o^)）、蘭子さんはベタと愛犬、を紹介。文章にそれぞれの個性が出ていて毎回開演までの時間にこれを読むのが楽しみになってきました。

それで、今日の香盤は以下の通り；

１．有賀美雪　ソロ
２．観崎里瀬　ソロ
３．宝生　恋　ソロ＋ポラ
４．藤沢まや　ソロ
５．コント道劇座
６．丘乃愛唯　ソロ
７．宮沢えり　ソロ＋ポラ
８．渡辺理緒　ソロ
９．阿修羅　ソロ
１０．フィナーレ

なぜか今週はポラロイドショーが２名。個人的には今日の見所は丘乃愛唯ちゃんの初めてのソロステージでしょうか。という気持ちで２香盤を鑑賞。

では例によって、感想＆コメント；
有賀美雪−大きなシャコ貝に人魚の出で立ちで登場、なかなか奇抜。ただ、その印象だけが強烈だったせいか後のステージは平凡に見えてしまった。あと、オープンで自分のファンとお喋りするのも程々にしないと周りは白けちゃうぞ。
観崎里瀬−ウーン、身体能力が高いのは認めるんですが、それをステージの間中誇示しすぎ。振り付けがせわしない印象が先行した。また、ベッドでもオナニーの直後にブリッジを入れるなど、構成に難点を感じた。
宝生　恋−ボーイッシュな衣装で登場、キマってる。全体としてノリのいい構成が好印象。客席を見ていないようでいながら私の隣で眠っている客に「ワッ！」と声をかけて起こすなどユーモア感覚も達者。ポラの最中のトークも歯切れがよかった。ただ、彼女のポラは前（２月）に既に撮っているし、彼女のファンがまとめてポラを頼んでいたので敢えて撮らなかった。
藤沢まや−先々週に続いての出演。何故？前と同じく静かな音楽で登場。私としてはこういう曲では手拍子は要らないんじゃないの？と思うような所でも本州の遠征ファンは手拍子しちゃうんだよねぇ。このあたり、ちょっとついていけない。相変わらずの艶っぽい魅せるステージでした。
コント道劇座−普段より短めのコント。今日もぎりをしていたメンバーの能力の問題なのか、それともそういうキャラ設定なのか、どちらかというとアドリブ頼りのコント、という印象。２回目の方が個人的には好き。
丘乃愛唯−彼女初のソロ（10分）、まずは祝賀！ダンスの技術は今ここで云々するのは差し控えますが、脱ぎっぷりのよさとベッドでの迫真のオナニーショーはこれまでの蓄積があるので安心してみられます。今後すくすくと成長して繭ゑちゃんに続いて欲しいものです。（って、全然批評になってませんね。道劇専属組には甘くなってきたのかも）
宮沢えり−AV出身ということですが、今や立派なストリッパーですね。最初は「ストリートファイター」の春麗的コスプレ衣装で登場。彼女の可愛いキャラを活かしたいいステージでした。ここで平日並みの寒い客揃いだったら私が率先してポラを撮ったはずですが、そういう心配をせずともポラが売れるので自分の分は取り損ねてしまいました。最近「誰も撮らないなら俺が撮る」的シチュエーションばかり続いたので、自分の意志で撮るという気持ちが衰弱してしまったかも知れません。
渡辺理緒−メイクが変（笑）。ベッドのラストでのブリッジは圧巻。それだけが印象に残りました。
阿修羅−今回は西部劇がテーマ、まずインディアンの衣装で登場、次いでカウガール姿、音楽も西部劇からの曲とカントリー＆ウエスタンで構成。とにかく格好良かったの一言です。ホントに素晴らしいものを眼にしたときは言葉では言い尽くせなくなるものです。西部劇という設定を活かした小道具の使い方とダンス。非の打ちようがありません。彼女を私の踊り子殿堂に推挙するかどうか検討せねばならないようです。
フィナーレ−今週のフィナーレの曲はカントリーミュージック。先週に続いてトリの出し物にちなんだ選曲をしているようです。

次週はいよいよ道劇１周年特別大企画「ミュージカル　ストリップ・ターザン」、帰り際には場内のあちこちにポスターが貼られていた。それによると、ターザン役が大空蘭子さん、藤繭ゑちゃんは「少女」役とのこと、その他に「サルたち」として白石音々さん、丘乃愛唯ちゃん、早瀬みなさん（道劇企画初出演？）が出演という豪華な顔ぶれ。他にも四谷桃子さん、千堂あやかさん、山咲みみちゃんが出演という、こっちが道劇の経営を心配しちゃうほどの豪華版。絶対見に行きますよ。
ちなみに、５月１日からの清水ひとみさんの久し振りのステージ、イヴさんとの「二大女王対決」も見逃せません。あ〜ん、これじゃ仕事に精出してる暇もないじゃない(;_;)。
2000年03月25日 22時12分56秒

2000年3月16-17日
2000年3月16日（木）-17日（金）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」
今回は初めて3月16、17日と２日連続で道劇を観劇。16日の東京出張が午前中で終わったため、エア・ドゥーで新千歳空港に飛び札幌へ到着したのが午後8時頃。そのままホテルで過ごしてもよかったのだが、何となく道劇が気になり、９時前に道劇入り、ちょうど3回目のフィナーレの始まる頃だった。先週の時点で予定出演者だった水月観菜さん、相葉まよさんの2人の代わりに山口麗奈さん、大信田るいさんがピンチヒッターで出演してた。観菜ちゃんは楽しみにしてただけに少し残念、るいちゃんはこれで１ヶ月道劇に出ずっぱりになるのね、ご苦労様ですm(_ _)m。
ロビーには道劇情報紙「瓦版」第２号が置かれていたので早速購入、今回も楽しい内容でした。でも清水ひとみさんが「迎える」を「向かえる」と、藤繭ゑちゃんが「登場」を「登上」と書き間違っていた(^_^;)。もう一つ、大空蘭子さんの普段着の写真が掲載されていたけど、なかなか綺麗（普段が綺麗じゃない、という意味は全く含まない）、惚れ直した(^^;)。
16日は最後の香盤を、また17日は普段通り最初の2香盤を鑑賞、やはりこの2つの時間帯の間でははっきりと客層が違う。私語や意味不明の言動があちこちで起こる酔客中心の夜は私にはやはりまだ慣れない。かといって、静かすぎる昼のお客もこちらが手拍子＆拍手でノセるのが大変なんだけど、何となく「みんなストリップが好きなんだ」的雰囲気が感じられるのがいいんだよね。ちなみにこの両日、応援の主体的存在の道劇友の会のみやもさんは欠席、タンバリンがないのは淋しかったけど、その分自然発生的な応援が出来たのではないかと思う。

この２日間の香盤は次の通り；

１．大空蘭子　ソロ
２．白石音々　ソロ
３．山口麗奈　ソロ
４．大信田るい　ソロ
５．園田しほり　ソロ・ポラ
６．不二子　ソロ
７．阿修羅　ソロ
８．企画「学園はだか天国」
（藤　繭ゑ、山咲みみ、丘乃愛唯、コント道劇座）
９．フィナーレ

今回のお目当ては当然、繭ゑちゃん＆みみちゃんの史上最強のコンビに新人の丘乃愛唯ちゃんが加わっての「学園はだか天国」

では感想＆短評です；

大空蘭子−衣装は先週と同じ、ステージ構成をアレンジしてた。相変わらず格好いいステージ、さすがでした。16日のステージ、幕の向こうで「あ、やだぁ！カッコ悪〜！」という声が、ステージが始まって衣装を裏表逆に着ていたことに気付いた（苦笑）。それでもシラッとした顔でステージを努めていたのに感服。さて余談、オープンで私と眼があった彼女、私に微笑みかけてくれた、明らかに私を常連の客と認識くれたようで嬉しかった。また次の日には背広姿でずっと観ている私に「会社行かなくていいの？」と声までかけてくれた。急なことに狼狽してろくな返事が出来なかったのが残念。ゴメンね。
白石音々−道劇では初のソロステージ（の筈）。ベッドではオナニーを披露。落ち着いたいいステージでした。
山口麗奈−赤を基調とした衣装、往年のディスコミュージックを中心にした音楽でステージを構成。記憶の中にある彼女と比べると少し太ったかも。振り付けがロリロリ調なので、彼女のポテンシャルを考えると少し抑え気味のように見えた。でもラストで本領発揮の決めポーズを見せてくれた。
大信田るい−ピンチヒッターでの出演ということで、出し物は先週と同じ。あらゆる動きに全身の筋肉をフル活動したいいステージだったけど、ちょっと疲れ気味のようにも見えた。
園田しほり−ステージの印象はやや薄い。今週のポラは彼女、なぜかポラの売れ行きが今ひとつだったんだよなぁ、対応も悪くないし、撮ったポラには彼女のシールを貼ってくれるし、明るい娘だったんだけど。しょうがないので、私が率先して撮りました。
不二子−終始微笑みをたたえた表情でステージを務める。こういう表情には私は弱い（笑）。均整の取れたプロポーションのボディを使ってのベッドでのオナニーショーはやや紋切り型のような印象を持った。オープン、彼女の乳首に生えた毛（髪の毛が付着したのではない）を見て思い出した、彼女のステージを去年9月22日に見てその乳毛だけが強烈に印象に残ったことを（笑）。脱線；17日最初のステージ途中、「お腹減ったよう〜(;_;)」との弁が彼女の口から漏れた（笑）。出番ギリギリまで寝ててご飯食べ損なったんでしょうか？でもそういう言葉を聞いた後で、彼女のベッドを見てもいまいちリアリティに欠けますな・・・。
阿修羅−「ＳＦ（特にスターウォーズ）」をテーマにしたステージ、「スターウォーズ エピソード１」のアミダラ女王を彷彿とさせる華麗な衣装で登場しての華麗なダンスの次は、コスプレ風の宇宙戦士調の衣装でアクティブなダンス、チューブを絡めたベッドに続いて「2001年宇宙の旅」のテーマにのせたダイナミックなブリッジで決めポーズ。ストリップとしては難しい素材をうまくアレンジした格好よく華麗ないいステージでした。
道劇企画「学園はだか天国」−道劇座のショートコント（まあまあ）に続いて、制服姿の繭ゑちゃん、みみちゃん、愛唯ちゃんの３人によるダンス（キョンキョンの「学園天国」）がスタート。香盤表のコピーによると「良い子、悪い子、普通の子？　三者三様のオナニーショー」なのだそうで、役割は良い子＝繭ゑちゃん、悪い子＝愛唯ちゃん、普通の子＝みみちゃんということ。三つ編みで眼鏡の優等生ルックの繭ゑちゃん、艶っぽすぎてAVの女子校生ものに見えてしまうのはご愛敬。プロフィールでは元ツッパリらしい愛唯ちゃんの悪い子ぶりは板に付きすぎ。普通の子のみみちゃんは普通の子にしてはメイクが派手（しかもタトゥー入り）、とそれなりに三者三様（笑）。ところで、今回デビューの丘乃愛唯（おかの・あゆ）ちゃん、睨んだとおり11月の道劇企画「キャッツ」でデビューした後、しばらくお休みしていた美和あずみちゃんでした。どういう経緯で改名・再デビューという形になったのかは分からないけど、色々事情があったのでしょう、野暮になるので追究しないで素直に愛唯ちゃんのデビューを喜びましょう。繭ゑちゃんに続く道劇のスターに育って欲しいものです。（独り言：ちひろもそのうちに再デビューしてくれないかなぁ）
ミュージカル仕立ての「学園天国」でそれぞれのキャラを演じ且つ踊った後に、愛唯ちゃんのソロステージへ。「ギザギザハートの子守歌」「Ｉ　Ｌｏｖｅ　Ｙｏｕ（尾崎豊）」の２曲からなるステージで「キャッツ」のあずみちゃん時代と同じＦカップのグラマーなボディを使った思い入れたっぷりのオナニーベッドで見るものの心を奪います。まだまだ初々しいステージが新鮮です。
次は普通の子・みみちゃん。「タッチ」「春なのに」「仰げば尊し」から構成のステージ、ブルマー＆体操着姿で登場、新体操のリボンを使ったダンスを魅せてくれます。リボンもなかなか巧いです。オナニーベッドでは普段とは違う声を上げてのオナニーを披露、清水ひとみさんの指導でしょうか？
最後に良い子・繭ゑちゃんの登場。「会いたい（沢田知可子）」「思春期（岩崎宏美）」から成るステージ、美術部員という設定か卒業に際してスケッチブックの彼のスケッチを眺めながら彼を想う繭ゑちゃん、そのオナニーベッドはいつも以上の激しくかつ魅力的なシーンでした。三つ編み、ハイソックスの彼女も近くで見るととっても可愛い。
ラストはこの手の企画の定番「セーラー服を脱がさないで」をバックに３人揃っての賑やかなオープン。繭ゑちゃんの相変わらずの視線攻撃にメロメロ、みみちゃんは私を見つけると「ヨッまた来てるね」的表情で挨拶してくれるし、彼女に促されてハイタッチ（でも失敗）も出来たし大満足。あとは繭ゑちゃんが私のことを意識してくれればなぁ。
フィナーレ−今回は特別に「セーラー服を脱がさないで」にのせてのフィナーレ。出演者全員で振り付けに合わせて踊ってます。どうやら音頭を取ってるのは大空蘭子さんみたい。蘭子さんへの親近感がますます増しました(^^)。でも、４回目のフィナーレは「学園はだか天国」の３人だけでした。他の出演者は自分のステージが終わると出番終わりなんでしょうね。

終了時間が少し延び、帰りの電車まで時間がなかったので、余韻に浸りたかったのを堪えて急いで札幌駅に向かう。その代わり、電車の中で思い切り余韻に浸った。次週（3/21-31）はどうやら道劇専属組はオフのよう。その代わり、4/1からの道劇企画「ストリップミュージカル　ターザン」のレッスンがあるんでしょうね。楽しみです。
2000年03月20日 01時11分55秒

平成12年3月4日はそっちのけで道劇鑑賞
2000年3月4日（土）
札幌ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」
２週続けての道劇観劇です。今回も自腹、出張の話もあったのですが、さすがにスケジュールがきつすぎ断念。そうそうおいしい話は続きませんネ（笑）。その分、経費を出来るだけ節約して昼食抜き。夕食も駅でパンをパクついて済ましてしまった。それでも帰りに乗った釧路行き夜行特急（おおぞら13号）の寝心地の悪さはこたえた（愚痴モード、以降慎みます）。

12時20分頃劇場入り、先週よりは少な目の客の入り、遠征らしき応援さんは葵ゆきみさんの（おとなしめの）ファンくらいかな？そういう次第で先週よりはかなり盛り上がり度は控えめ、（常連さんによるタンバリンの入る前の）１回目の香盤前半はあまりに静かすぎて、私も手拍子をするのをためらったほど（イケマセンね、と自己反省）。
今週よりロビーに「瓦版」が置かれる。お代はお気持ちということだし、従業員に見つからなければ（そして良心との葛藤に勝てれば）ただで貰ってもいいのだろうけれど、自称模範的ストリップファンの私としてはそうもいかず100円を料金箱に入れて「購入」。いや、払った元は十分取り戻せるなかなか読み応えのある内容でした。ステージでは滅多にしゃべらない踊り子さん達による直筆のコメントから成る内容なのですが、普段のキャラクターが感ぜられるようです。瓦版の次号発行の可否は札幌のお客さんの良心にかかっていると思うので、ちゃんとお金を払って「購入」して欲しいのですが、今日みた夜のお客の態度からするとやや不安。その「瓦版」によると、先週までストリップ・バーレスクに出演していた道劇新人・藤ひなたちゃんが就職のため引退とのこと、残念の一言。とはいえ、まさか「仕事が嫌になったら戻ってきてね」とも言えないでしょうし、彼女の新たなるスタートを祝福せねばなりませんね。

そういうこの日の香盤は以下の通り；

１．松本リカ　ソロ
２．早川優美　ソロ
３．藤沢まや　ソロ
４．コント道劇座
５．中島沙羅　ソロ＋ポラ
６．葵　ゆきみ　花電車
７．大信田るい　ソロ
８．「雪女」
（藤 繭ゑ・白石音々）
９．大空蘭子　ソロ
10．フィナーレ

お目当てはもちろん繭ゑちゃんの「雪女」、でもその他の出演陣もお気に入りの娘の揃った強力ラインナップなので気を抜けません。もう一つ、実は個人的にこの日課した目標は「１日３回の香盤を見続けることが出来るか？」というもの。何を今更？常連さんは毎日のようにラストまで観ているって？それはそうなんだが、私は今まで最初の２香盤を中心に観るというスタイルが身に付いているので、それを３回まで延ばした場合、体力的・精神的に持つのか？という不安がある（かぶりつきの席で手拍子をしながら真剣にステージを観続けるのって結構体力的・精神的に疲れるんですよ）。近い将来達成したい１日４香盤の観劇を達成するには、まず３香盤から始めないと、ということ。また、今日のような豪華な香盤なら途中で帰りたくなるようなことはなさそうだし。

では感想と短評；
松本リカ−道劇は今年初め以来２度目、他の劇場も入れると彼女を観るのは今年４回目となる。そろそろ新作を観られるのではと思っていたら、前と同じ出し物でした。さすがにちょっと食傷気味、いつもの袖の房を絡ませて踊り子、お客の両方がやきもきする場面はさすがに減っていたけど(^^;)。ただ、完成度の高い出し物なので安心しては観ていられます。でも新作がそろそろ観たいよう。
早川優美−先週に続いての出演。出し物は２月中旬のＴＳでのものと同じようですね。彼女のキャラクターにあった底抜けに明るいステージでした。ラストでのブリッジからの長時間静止の決めポーズは圧巻。お客のノセ方もうまいです。
藤沢まや−ベテランっぽい。チャイナドレスのような衣装で登場、音楽もチャイニーズ・ポップスで構成。やや太めなのですが、その分太腿から足首にかけての脚線美が綺麗でした。総合的な印象は「艶っぽい」の一言。
コント道劇座−かねてからの疑問だったコント道劇座の１日のコントの持ちネタの数は、３回目のネタが１回目と同じことから、１日２つと推定できた、これが一番の今日の収穫かも（笑）。ネタ的には１・３回目の万引きと店員のコントの方が面白かった。２回目もそこそこだけどオチがあれではねぇ。
中島沙羅−色白、眼のパッチリした娘という印象。可愛いだけでなくなかなかアクティブなステージだったという印象。今週のポラは彼女、道劇の（１・２回目は）シャイなお客の場合、最初に誰かが撮らないと手を挙げない輩が多いから、最初に誰も手を挙げないイヤ〜な間がある。それが嫌で一番先に手を挙げてポラを撮影、サインをお願いした。案の定、それからはそこそこ手が挙がった。（別に嫌というわけではないけど）こっちの気も知らないで、と最近思う。かぶりつきで疲れる原因の１つはココなんだよね。
葵ゆきみ−最近、道劇花電車多いですね。彼女も先週はソロで踊っていたんだけど、今週は花電車で出演。もっとも花電車の方はまだまだ修行中といった印象が強かったですが。特にトークの方はもう少し勉強しないとイケマセンね。ノラないお客をノセるのが道劇が花電車を登用してる理由なんですから。ただ、アソコでタバコを吸うとか、アソコに筆をはさんで字を書くとか、初めて見る芸を見せてくれたのは嬉しかった。
大信田るい−先週の強烈なステージで見事に殿堂入りを果たしたるいちゃん、今日もそれに恥じない見事なステージでした。豹柄の「キャッツ」のような衣装で登場、野獣を表現した華麗かつ野性味あるダンスで魅せてくれます。ベッドでは一転、いつも通りの汗を飛び散らせて全身を使った激しいオナニーショーで歓びを表現。オープンでは明るい笑顔で観客を魅了。今日も文句の付け所がありませんでした。
「雪女」−１月に藤繭ゑ＆藤ひなたで上演したものを今回は繭ゑ＆白石音々でリバイバル。ストーリーを多少手直ししてた（男性の登場シーンをカット＆音々さんのパートを拡充）。「瓦版」で「今まで着物を着たことが全くない私が着物を着て踊るなんて、雪女のストーリーよりもそっちの方が恐ろしい」というコメントを寄せていた音々さん、やっぱり彼女の村娘はウイテます（笑）。村娘というより「うっかり雪山で遭難してしまったスナックのママ」という感じ（大いに失礼！陳謝m(_ _)m）。それでも彼女のソロステージに移ると本領発揮とばかり、小柄な体をいっぱいに使ってのダイナミックなステージを魅せてくれた。さて、繭ゑちゃん。更にレッスンを積んだらしく雪女ぶりに磨きがかかったようです。雪女の妖しくかつ不気味な表情がますますさまになってきました。もうこうなるとこっちはただただ見とれることしかできません。完全に脱帽です。最後は繭ゑちゃんと音々さんが揃ってゴンドラで振り付きで降りてくる楽しいフィナーレです。彼女にますます惚れました。次のステージにでも花束を贈りたくなった気持ちを今懸命に静めている最中です。
大空蘭子−男装姿で登場、格好いいの一言。どんな衣装でも華麗にこなすのが彼女の持ち味、でも男装姿が一番きまっているかも。ダイナミックなダンスとセクシーなポーズで眼は釘付け。ベッドはガーター＆網ストッキングで、これもセクシー。ベッドの最中ブラと帽子を盆の端に置いたままだったんだけど、一昔前のストリップ劇場ならその間に誰かが盗んじゃうんじゃないかと気にしてた。オープンでの多彩なポーズも流石でした。

３回目の香盤は１列下がって中央２列目で鑑賞、こっちの方がステージ全体を見渡せるのがいいね。それに、精神的な負荷も少なくて済む。花電車の相手をしなくもいいし、ポラの売れ行きに気を遣わなくてもいいし。３回目開始当初は淋しかった客席も徐々に入って、フィナーレ時にはほぼ満席。ただ、お酒の入った客が増えたせいで騒がしくなるのは仕方ないか。でも、踊り子さんのステージが終わる度に「あ゛〜、あんないい女とヤリてーよなぁ」という会話は止めて欲しぃよねぇ。私だって今まで言いたくなったことがあるのを怺えてきたんだから(^_^;)。
３回目終盤には恐ろしい空腹に見舞われたものの、なんとか３回香盤の鑑賞を達成、まずは自分で自分を誉めました(^o^)。次週は３月16-17日頃観劇予定（の筈）。道劇新企画「学園はだか天国」には藤繭ゑ、山咲みみのゴールデンコンビに加え、新人の丘乃愛唯（何て読むんだ？）ちゃんがデビューするとのこと、ロビーに掲示の写真を見ると去年の11月の「キャッツ」でデビューしてその後しばらくご無沙汰だったあの娘に似てるんだけどなぁ。次週の見どころは、私が彼女らに花束＆差し入れを送れるか、でしょうか？
2000年03月05日 18時19分59秒

2000年2月26日（土）
2000年2月26日（土）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」
今回は自腹で札幌入り、昨年暮れからこれで７週続けて週１のペースで観劇を続けたことになる（そのうち自腹は４回）。朝一の札幌行き特急に乗り込むための早起きもそれほど辛くなくなってきたし、この10日に１度の贅沢がだんだん自分の習慣となりつつあるような気がする。とはいえ、無理は禁物、破綻しない程度に自分のペースを守っていかないと。
みやもさん主宰の「札幌道劇友の会」掲示板の情報により、今日は内地から遠征さん３名が来札するとのこと。最近、私が見た日は決まって静かなお客ばかりで踊り子さん達を不安がらせているのでは？と心配していただけに、心強い援軍。私も負けずに拍手・手拍子で応援せねば。12時15分頃に道劇入場。いつもの下手かぶりつきに陣取る。例によって、１回目、２回目の香盤を観劇、お客は土曜日ということだけあって結構な入り、客層としては１回目の方が上質（応援への協力姿勢として）かな。遠征の応援さんのおかげでなかなか盛り上がったと思う。特に、大空蘭子さんのファンでよく遠征で来られる方のバラエティ豊かな応援が効果的だった。

この日の香盤は；

１．美月星美　ソロ
２．葵　ゆきみ　ソロ
３．染谷雪乃　ソロ
４．早川優美　ソロ
５．大信田るい　ソロ・ポラ
６．川村美沙　ソロ
７．ストリップ・バーレスク「裸DE戦後史II」
（大空蘭子、山咲みみ、白石音々、藤ひなた、コント道劇座）
８．フィナーレ

今回の個人的な見どころは、藤繭ゑちゃんに代わって山咲みみちゃんが加わった「裸DE戦後史II」と前にロビーでたむろしていた時に声をかけてくれたという理由だけでファンになった(^_^;)美月星美ちゃん、あと人気ストリッパーの大信田るいちゃんも見逃せませんね。

感想＆短評です；
美月星美−青の衣装で登場、相変わらずの素敵な笑顔、ステージはさすが、の一言でした。オープンショーで上手の照明を勢い余って蹴飛ばしてしまったときの慌てた表情も可愛らしかった。余談：前に「道劇友の会」の掲示板に「星美ちゃんのステージが楽しみです」なんて書いたらちゃんと返事をくれた。この場を借りてありがとうございます。ますます好感度アップです。
葵　ゆきみ−ちょっと太めですが、ステージではそれを感じさせない体の柔軟さを見せてくれました。次週は花電車をやるそうです。それの方が違和感ないかな？
染谷雪乃−色白の娘です。切れ長の眼がなかなか妖しい感じを醸し出してます。
早川優美−先週のＴＳミュージックとは違う新作です。和装姿もなかなかきまってます。オープンショーで私を見て「前にも会わなかった？」と聞いてきましたが、まさか先週ＴＳの奥の方でこっそり１ステージだけ見ていた私を覚えているはずはないのですが・・・ま、言われて悪い気はしませんが。
大信田るい−久々に「完璧な」ステージを観たような気がします。こんな気持ちは、思うにマドンナで二代目東八千代さんのステージを観てストリップにのめり込んだとき（'94-95年頃）以来かも知れません。道化の衣装で登場したるいちゃんが衣装を脱ぐと、鍛え上げて引き締まったストリッパーとして無駄のないボディが現れ、まずそこで感激しました。ダンスも基礎がしっかりしていて、ステップの１つ１つ、指先の１つ１つにまで気持ちがこもっています。これだけでも今日の入場料の元を取ったような気分になれます。ベッドではオナニーを披露、快感に震えるような表情がまた見事、前のダンスで汗だくになった体全体を更に使って激しいショーを魅せてくれます。それだけでも十分だったのですが、ポラ撮影のコーナーでは、気っぷのいい口調で口上を披露、ポーズ実演付き（笑）の楽しい撮影を演出してくれました。前に読んだ新聞記事で「踊り子さんは必ずしもポラを好き好んでやっている訳ではない」という記事が気になって「今日はポラは止そうかな」と思案していた気持ちはそっちのけでまたポラを撮ってしまいました（言い訳：私の場合、殆どのポラは踊り子さん及び劇場への感謝の気持ちの表現手段として撮るのです、一応）。そしたら、るいちゃんが「他のお客さん、このお兄さん（私）の撮り方をよく見て、参考にしてくださいね」だって（笑）。ポラで拍手が起きたのは初めて、また時間切れで打ち止めになったのも初めて。彼女が人気者な理由がよく分かりました。私の踊り子殿堂に大信田るいさんの名を勝手に刻ませていただきます（他には二代目東八千代さん、大空蘭子さんが殿堂入り）。
川村美沙−殿堂入りした大信田るいちゃんの後というのはちと辛かったかな？でも、可愛いステージでした。遠征さんの投げるリボンが私の頭上を行き来するのが気になった。結構冷や冷やするものですね。
ストリップ・バーレスク「裸DE戦後史II」−藤繭ゑちゃんと山咲みみちゃんが交代ということで多少は構成も変えるのかなと思っていたのですが、先週の繭ゑちゃんの役をそのままみみちゃんが演じてました。繭ゑちゃんのステージがあまりにしっくり来ていただけに（きっと清水ひとみさんも繭ゑちゃんをイメージして脚本を書いたのでしょう）、みみちゃんがそのまま演じるとやっぱりちょっと違和感が残りますね。みみちゃんファンとしては、この第一印象をそのまま受け入れるわけにもいかないので「みみちゃんは彼女なりにこのステージを自分のものにしているはず」と言い聞かせながら見ていました（苦笑）。
他の出演陣は２週目ともなるとかなりそれぞれのステージを自分のものにしているような印象。白石音々さんはけだるい雰囲気を醸し出しながら「カスバの女」を演じていたし、藤ひなたちゃんも初々しい「神田川」を魅せてくれたし、大空蘭子さんも「星の流れに」「愛の讃歌」で堂々とした”殿堂入り”に相応しいステージを魅せてくれたし、コントも先週よりはこなれていて且つ聴き取りやすかった。
フィナーレ−バーレスク出演陣が客席に躍り出てお客さんと握手を交わす道劇恒例のシーン、大空蘭子さんと山咲みみちゃんと握手をしました。みみちゃんと道劇で握手したのは初めてじゃないかな？蘭子さんからは「いつも観に来てくれてありがとう」といった旨のお言葉を頂いた。ようやく彼女も私のことを「よく来るお客さん」として認識してくれたようで嬉しかった。山咲みみちゃんは握手した私を見て「アレッ？」といった表情、どうやら先週ＴＳでポラを撮ったことを覚えていてくれたみたい。そりゃあ、先週新宿でポラを撮った一般客が今週は札幌にいたら驚くって（笑）。これでみみちゃんにも私を強く印象付けられたようでまずは作戦成功。でも、彼女私のことをどういう風に覚えたんだろう？「東京にも時々来る札幌のファン」か「札幌にも遠征する東京のファン」か？再来週あたりに分かってくれると思うんだけど(^o^)。

ところで今週からロビーの掲示物がマイナーチェンジ、「1999年前半ハイライト」に代わって「キャッツ」のハイライトが、「ストリップ・バーレスクPART I」が今回のPART II主体のものに切り替わった。PART Iの中の靴磨き姿のちひろちゃんの写真、気に入ってたんだけどなぁ、従業員に頼んだらくれるかな？などと思っては見たものの、決して言い出せないＪＦカサイであった・・・。オープン当初の道劇の看板アイドルだったちひろちゃんが次第に劇場からその足跡を消していく、時代って残酷なものですねぇ。
次週は、繭ゑちゃん十八番の「雪女」がリバイバル、また再来週は道劇企画ものの最新作「学園はだか天国」出演は繭ゑちゃん＆みみちゃんというまさに『夢の競演』、この分じゃあ来月も道劇には足繁く通わないといけませんね。
2000年02月26日 22時56分00秒

2000年2月18日（金）
2000年2月18日（金）
東京・新宿　ストリップ「ＴＳミュージック」
ＴＳミュージックに到着したのは開場直後の10時半。当初は開演までの１時間劇場に居続けるのもヒマなので、もう少し周囲の風俗街でも冷やかして時間を潰そうと思ったものの、見たら既に行列が出来ているじゃない（驚）！？こちらも慌てて入場し、おかげでなんとかいいポジションの席に座れた。

この日のお目当てはもちろん山咲みみちゃん、前夜の夢に出てくるほど楽しみにしていただけに、どんな素敵なステージを魅せてくれるんでしょうか？と開演前からドキドキしっ放し（やや嘘）。

そういうこの日の香盤は；

１．松本リカ　ソロ
２．水月観菜　ポラ
３．雛菊（新人）　ポラ
４．真田安見（さなだ・あみ）　タッチ・ポラ
５．山咲みみ　ポラ
６．楠　魅華　ポラ
７．早川優美　ポラ
８．藤原さおり　ポラ

劇場の割引券のコピーには「オナニー女優清水ひとみが選んだセクシー＆エロティックベッド大会」とあり、山咲みみちゃんも含めてベッドでのオナニーショーを得意とするタレントさんが多数出演しているらしい。でも、本当に清水ひとみさんが選んだんだったら、こういう企画は道劇でやって欲しいんだけどね。
客層は相変わらずオヤジ＆お爺ちゃん層が多い。そういう客ってダンスよりもマ○コしか興味のないのが多くて嫌になる。特に、ステージにまで首を延ばして踊り子さんのマ○コを追いかける爺ぃは見苦しく、他の常連さんにド突かれたのを見て密かに快哉を挙げた。開演直後はほぼ満席だったが、私が席を立った２回目の中頃（４時半頃）には約半分の入りにまで落ちていた。この頃が昼のお客と夜のお客の端境期なんだろうね。

コメント＆短評です；

松本リカ−先日のシアター上野、今年初めの道劇と同じ出し物でした。彼女は踊り慣れているし、私も見慣れているだけあって、以前と同じいいステージでした。でも相変わらず袖の房を絡ませて焦っていました（笑）。それさえなければ安心してみていられるステージなんだけどねえ（苦笑）。
水月観菜−Every Little Thingの持田薫によく似た娘、彼女もそれを意識してかステージの音楽をELTで統一していた。可愛さが印象に残る。ポラの際の挨拶に「おおきに」と言っていたところを見ると京都出身の娘なんでしょうか？
雛菊−とにかく脚のスラッと長い、いいスタイルの娘でした。ステージの印象は・・・、まぁ新人ですからあまり触れないでおきましょう(^^;)。
真田安見−前回のＴＳでの佐藤晃子さんのタッチに失望しただけにあまり期待していなかったのですが、今回は「やっぱりタッチの良さってこれだよね」と思える印象的なステージでした。タッチの前に３曲から成るソロステージを披露、選曲と衣装が合っていないような気はしたが、ベテランらしい熟達したステージでした。タッチショーに移ると、お客さんと会話をしながらタッチを進行、会話の中身はホントにたわいない内容なんだけど、無言でのタッチとは全然客席の雰囲気が違う。私も参加させて頂きました。そのお礼も込めて、２回目の香盤でポラを撮影、とは言っても誰も写さないので半ば彼女から押しつけ気味に勧められたからなのだけど、嫌な気はしなかった。
山咲みみ−最初の曲と衣装を少し変えましたが、先日のシアター上野と同じ出し物ですね。相変わらずの愛嬌たっぷりのジェスチュアで楽しめるダンスでした。ただ、道劇でやるときと上野、新宿でやるときとではベッドの時間がかなり違うような感じがします（道劇の方が長い）。だから、「アレッ、もう終わりなの？」と感じてしまったのが残念。今回ももちろんポラを撮影、今回は勇気を振り絞ってサインをお願いしたが、肝心のそのポラが（おそらくストロボが光らなかったせいで）写りが悪かった。それでもこれは家宝もの。しかし、悔しかったので、２回目のステージで再びポラを撮影、今度はちゃんと撮れた。ところでポラ撮影時、私を見てみみちゃんが「おはようございます」と声をかけてくれたのですが、ひょっとして彼女に自分のファンとして認知されたってことでしょうか？だったら嬉しいのですが、きっとたまたま声をかけただけなんでしょうね。真偽は次週の道劇で分かるやも知れません。注目です（笑）。
楠　魅香−今日の企画「オナニーベッド大会」４連チャンの娘の中では一番見応えのあるベッドでした。顔も可愛かったので◎。
早川優美−何となく飯島愛さん似、明るい感じの娘で印象良かったです。
藤原さおり−藤原紀香さんに似た娘、バストも立派でした。ところで今日の出演陣では彼女だけがポラが１枚千円と高いのね。

最後に、この日の４人のオナニーを評価してみようと思ったのですが、自分はそういう分野はいまいち明るくないのでやっぱり止めました。ただ、ベッドでのオナニーの表情や迫力では道劇の繭ゑちゃんが一番のような気がするんですが・・・。まあ、現在すっかり繭ゑちゃんの虜なので、正当な比較は出来ないといわれればそれまでですが（笑）。
2000年02月21日 00時42分13秒

2000年2月16日（水）　雪の札幌にて
2000年2月16日（水）
今日は札幌で恒例の道劇鑑賞です。しかし、前日まで親の病気見舞いに実家の青森県弘前にいて、翌日には横浜の会議に出席せねばならないのに、なんでわざわざ弘前−札幌の逆コースを取ってるんでしょう(^_^;)？建前的な言い訳は「前日から大雪が予想され、青森空港発着の航空路線がダイヤ通りに運行されるか疑問な為、雪対策には定評のある新千歳空港−羽田のコースで横浜入りする方が確実と考えた」「横浜の会議への出張はかなり前から決まっていたため、かねてから道劇鑑賞を兼ねた札幌経由での横浜入りを計画し、事前購入割引で航空券を購入していた。今回の帰省で青森発の航空路線を利用すると、新千歳発の航空券を払い戻さねばならないが、払戻手数料を考慮すると札幌にJRで移動した方が結局は安くつく」としておいたが、本音はやっぱり「道劇で繭ゑちゃんが観たい！！」に他ならない。もはや中毒なのかも知れない（苦笑）。
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」

前日夜に実家を出発、青森発の夜行急行で札幌に着いたのが朝６時過ぎ、天気予報通り、札幌は雪。「これで言い訳が通じる(^^)」と自分を納得させながら駅構内をブラブラしながら７時まで時間潰し、７時に開店したミスタードーナツで朝食＆時間潰し、とにかく道劇が開場する12時まで時間を潰さねばならないが、さすがにコーヒーだけで12時までミスドで粘る度胸はなく、第三の時間潰し手段として札幌駅近くのサウナに入店、仮眠を兼ねて2時間半ほど時間を潰せた。後はパチンコやらパソコンショップでなんとか時間を潰しきって、12時20分に道劇に入場。ちなみにこれでスタンプカードに10個のスタンプが押され、次回入場無料の特典を得た(^o^)/"。昨年8月にスタンプを貯め始めてから半年がかりの快挙でした（笑）。別に入場無料につられて始めたわけじゃなし、道劇の経営に少しでも貢献したい意味もあるので、もう思い残すことはなし、次回からまた一から貯めることにしましょう。
今回もいつも通り２香盤を鑑賞。客の入りはそこそこながら結構ノリの良い客が多くて手拍子も景気が良かった。しかし、２回目にかぶりつきに陣取った観光客らしいグループはイケマセン。手拍子に協力してくれるのはいいけど、時々変なとこでウケたり、ウケ狙いがみえみえの歓声調子を崩された。温泉場の劇場じゃないんだから、もっと真面目に観てほしいよなぁ。

そういうこの日の香盤です；

１．御幸奈々　ソロ
２．上杉えま　ソロ
３．立花杏奈　ソロ
４．青山和希　ポラ
５．藤乃　杏　花電車
６．河村紀香　ソロ
７．ストリップ・バーレスク「裸DE戦後史II」
（出演：大空蘭子、藤　繭ゑ、藤ひなた、白石音々、コント道劇座）
８．フィナーレ

ちなみに藤ひなたちゃんは「裸DE戦後史II」に２回目から出演、学校の授業でもあったのかな？

まずは今日一番のお目当て「ストリップ・バーレスク「裸DE戦後史II」」について。これは去年秋に清水ひとみ社長の構成、出演ひちろ＆山咲みみでやったものの続編、今回も戦後のヒット曲をテーマに４人の天使が踊ります。続編と銘打ってはいますが基本的には新作、前作との共通点をあえて探せば、前作では「神田川」をバックにした山咲みみちゃんのステージが今回はほぼ同じシチュエーションで藤ひなたちゃんに変わっていることと、見知らぬ男性からのプレゼントでの女心の動揺と変化をテーマにしたちひろちゃんのステージを今回の大空蘭子さんが引き継いでいる、といったところでしょうか？もっともそれも靴磨きのちひろちゃんと街娼の蘭子さんというそれぞれのキャラを活かしてアレンジされてはいるのですが。
ところで、４人の中では一番格上とされている大空蘭子さんですが、実は先日引退した日野翔（大道翔子）さんでした。彼女のファンのホームページで引退が報じられたこともあり本気にしていたのですが、「ストリッパーの引退って、プロレスラーやAV嬢の引退なみにあてにならないものなの？」という気持ちよりは、素直に大型新人「大空蘭子」を喜びたい心境です。だって、道劇版「キャッツ」であれだけ素晴らしいステージを魅せてくれた彼女が心機一転道劇のステージに戻ってくれたのだもの。更に、噂によれば大空蘭子さんは道劇所属の踊り子さんとして今後も活動してゆくとのこと、だとすれば今後も折りにふれて彼女を道劇で見られるってことだし、繭ゑちゃん始め道劇の踊り子さん達にもいい影響を与えてくれるかもしれない、という期待も抱かせます。今回のステージも彼女らしい堂々としたステージでした。ステージを観ながら、「日野翔」と「大空蘭子」の違いについて１つ気付いた。「大空蘭子」さんにはアンダーヘアが生えているが「日野翔」さんにはそれがない。それだけです、山田君！座布団持っていって下さい。
繭ゑちゃんの登場シーンは冒頭の「銀座カンカン娘」、その後の「サウスポー」（ひなたちゃんとペア）、「精霊流し」−堀内孝雄−中村雅俊の３曲で構成したソロステージ、そして全員登場のフィナーレの４シーン。気のせいかデビュー当時よりウエストも締まったし、腕や足も逞しくなって（あくまでもストリッパー的な意味で）踊り子的体型になったような気がします。日頃のレッスンの賜物でしょうか？ソロステージでは「精霊流し」のイメージそのままに浴衣姿からのベッド・オナニーが素晴らしかった。精霊船のろうそくの仄かな灯りの中、彼女の白い肌が浮かび上がる様は幻想的といってもいいかもしれません。さすが繭ゑちゃん、さすが清水ひとみさん、と感動しました。家族も仕事も顧みずに道劇に駆けつけた甲斐があったと思いましたね、この時は。「今、私は『藤繭ゑ』という新しいスターの誕生を目前にしているのだ」という前からの感覚を再び感じさせるいいステージでした。これからも彼女を応援するぞッ!!
おっと、蘭子さんと繭ゑちゃんに字数を割きすぎてしまいましたが、ひなたちゃんの「神田川」のステージも堂に入っていたし、音々さんの「カスバの女」も格好良かったです。また、フィナーレでは蘭子さんと繭ゑちゃんに握手してもらいました。特に繭ゑちゃんとの握手は夢にまで見た念願だったので、うっかりするとそのまま失神してしまうところでした（笑）。この手、一生洗うもんか！と思った10分後にはうっかりトイレで洗ってしまいましたが（爆）、あの感触は当分忘れそうにありません。この公演、次週は繭ゑちゃんから山咲みみちゃんへバトンタッチされて続演されるそうです。山咲みみ版「裸DE戦後史II」も是非観なくてはなりませんね。

その他の踊り子さん達の短評＆コメントです；
御幸奈々−印象に残ったステージでした。特にダンスでは膝にしていたサポーターをベッドに移る際に脱ぎ捨てた格好の良さにプロ根性を感じました。汗だくになりながらの激しいオナニーも良かったです。
上杉えま−アーミースタイルでの登場シーンは格好良かったんだけど、全体としての印象は平板に見えちゃった。これからに期待します。
立花杏奈−プロポーションの良さが第一印象、特に引き締まったヒップがいい。でもそれ以上にステージの最中は耳、鼻、口、臍と全身あちこちのピアスに驚いた。特に耳なんか片方だけで7-8個は付けてるんだもの。
青山和希−確かに巧いんだけど、もう少し笑顔を見せた方がいいんじゃないでしょうか？見ようによっては「スカしていやがる」と思われます。また、ポラを２枚撮影、サインをお願いしたのですが１枚をステージに置き忘れるなどあまり印象は良くない。期待していただけに残念。
藤乃　杏−先週までのヨーコさんに続いての花電車です。道劇関係者もシャイな道劇のお客をノセるには花電車が一番と考え始めたのでしょうか？藤乃杏さんの花電車ですが、花電車自体のテクニックはいいのですが、これまで見てきた四谷桃子さん、ヨーコさんに比べるのは酷かもしれませんが、トークのテクニックはもう少し勉強した方がいいですね。それに道具の手入れもまめにした方がいいでしょう。吹き矢にゴム風船の破片が詰まったなんてイケマセンね。そういいながらも彼女のリンゴ切りとクラッカーの助手をニコニコしながらしていたのですが。
河村紀香−笑顔でいっぱいのステージでした。こういうステージを見せてくれると、見終わった後に幸せな気分になれますよね。

２回目のフィナーレを見終わって、ロビーから窓の外を見ると相変わらずの雪、今後のスケジュールを考えるとさすがに少し怖くなって、余韻に浸る暇もなく劇場を後にした。その後のスケジュールはさすが北の拠点・札幌というだけあって難なく進行、だったらもっとゆっくり道劇で余韻に浸っていれば良かったと少し後悔。
2000年02月18日 01時45分38秒

2000年2月8日（火）
2000年2月8日（火）
札幌・ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」

早朝に東京のホテルを後にし、8時半の飛行機で新千歳空港に飛ぶ。札幌雪まつり中ということで、機内は観光客で賑わっていた。この時期に札幌の劇場に足を運ぶのは初めて、観光から流れた客で込み合っているとマズイと思い、雪まつりそっちのけで一目散に劇場入りしたのは開演約40分前。入ってみると拍子抜けするほど、平日の普段の劇場と変わらなかった（笑）。私より前に劇場入りしていたのは、「グッと広げて」のおじさん（解説；劇場の常連さん、かぶりつきに陣取り、ポラのポーズはいつも「Ｍで（アソコを）『グッと広げて』」なので、私が勝手に命名）ただ一人。結局開演時のお客は6名（淋しぃー!!）、雪まつり効果か途中十数名に増えたように思ったが、そういうお客は雰囲気に合わないと感じるや帰るのも早く、1回目のフィナーレ終了時にはまた一桁台に戻っていた(^^;)。当然、客のノリも悪く、前半までは私の手拍子の孤軍奮闘が続いた（といってもいささか頼りない"孤軍"でしたが・・・）が、後半あたりから常連（？）の応援さんの手拍子とテープの援軍で客数の割にはそれなりに盛り上がった。やっぱり、北海道のお客はまだまだ「楽しむストリップ」への教育が必要ですね。

それで、この日の香盤は以下の通り；

1.河村紀香　ソロ
2.嶋いずみ　ソロ
3.早乙女宏美　残酷芝居
4.コント道劇座
5.高瀬美礼　ソロ
6.伊藤　舞　ローソク
7.上杉えま　ソロ
8.宝生　恋　ソロ＋ポラ
9.ヨーコ　花電車
10.フィナーレ

特に、お目当てという踊り子さんもいないし、先週から引き続き出演している方も多いので、1回目の香盤だけ鑑賞。以下に印象に残った娘のコメント＆短評；

河村紀香−自縛を絡めたステージでした。自縛がテキパキしていたのが記憶に残りました。
嶋いずみ−新人だそうです。豊かなバストに魅とれていました。
早乙女宏美−今回の出し物は「サロメ」、先週の「阿部定」よりも彼女の本領ＳＭ色がはっきり出たストーリーでした。アラビア風の衣装で登場、しかしサロメは二千年前のユダヤの王女、ホントにそんなカッコしてたんか？と疑問に思うのは野暮なのでやめときましょ(^o^)。クライマックスは自縛の末に足に巻いたロープをワイヤーに繋いでの宙吊り、自分でワイヤーを引っ張って吊られてゆくのにプロ根性を見ました。しかし、客席はどこで拍手すべきなのかに戸惑い気味で拍手は最後まで起こらず。彼女のステージはそこが難しいね。
コント道劇座−プロ野球のキャンプというタイムリーなネタがテーマのコントでしたが、今ひとつかなぁ？森はじめさん（リーダー）が中心に来ないとコントが空回りしちゃう印象。もっとも、最近は彼らの才能を認めた上での辛い採点なので、もしこのページを見つけてもめげないでね。
伊藤　舞−ダンスの衣装は替わりましたが、エキセントリックなダンスはいつも通り。またローソク中の恍惚とした表情もいつも通りでした。フィナーレでの可愛い笑顔を見ていると、ステージでのあの表情が信じられませんね。
宝生　恋−ちなみに「ほうしょう・れん」と読むのだそうです。この頃になると香盤の順番を忘れてしまっており、「この娘が上杉えまちゃんかな？」と思いながら見てしまっていたので(^_^;)ステージ全体の印象は鮮明ではないながら、元気の良さが印象に残りました。その元気さにつられてポラを撮影、その際に「手拍子ありがとう」と声をかけてくれたので、ちゃんと私の孤軍奮闘を見てくれていたんだと感激した。サインを頼んだらいっぱい書き込みをしてくれたポラを封筒に入れてフィナーレに渡してくれた。その封筒にも「あたたかい拍手ありがとう！」というメッセージが。これで一気に私の「宝生恋」株は急上昇です。
ヨーコ−構成は先週と変わらないような気がしたけど、「道劇友の会」のみやもさんのレポートによるとダンスの衣装を変えたのだそう。衣装については私は苦手なので気付かなかったみたい。花電車は内容を幾つか変更。小道具を客にプレゼントするはずだったのが、楽屋に忘れてきてしまったらしく（笑）、慌てた表情が面白かった。その動揺のせいか吹矢も命中率が悪く、更にヨーコさんを慌てさせていた。また、スプーン曲げでその検証役に先週に続いて指名されたところヨーコさんの方からも「お久しぶりですね♪」と声をかけられた。前回の観劇（1/29）から10日も経っているのに、顔を覚えているというのは、私の顔がよほど印象的だったかヨーコさんの記憶力の良さかどっちなんでしょう？とにかく、これで私のヨーコさん株も急上昇（簡単に上がるのね(^o^)）。話は変わるが、花電車は芸も大事だが、それ以上にお客とのコミュニケーションも大事、この日も会社をサボって来たらしいサラリーマン二人組をだしに使いながらお客さんを引き込むヨーコさんのトークに唸ったステージだった。

これまでの経験を総合すると、私のステージに関する印象はコント以降薄くなり、トリの娘で再び印象が強くなるという傾向があるようだ。この日も高瀬美礼ちゃん、上杉えまちゃんのステージが記憶にない、宝生恋ちゃんも声をかけてくれたから記憶に残ったわけだし、初めて見る娘だと特に顕著だったりする。だから彼女らのファンも悪く思わないでね。高瀬嬢、上杉嬢は次週のステージにも立つようだし、次週も見に行く予定なのでこれでしっかりした印象を刻んでおかないと。でも、次週は繭ゑちゃんのことしか覚えていなさそうな気もするなぁ（早くも繭ゑ惚け）。
2000年02月13日 23時13分44秒

2000年2月7日（月）の日記
2000年2月7日（月）

出張での会議が早めに終わっちゃったんで、ＴＳミュージックを初体験です。
東京・新宿　ストリップ「ＴＳミュージック」

実を言えば、ＴＳミュージック体験は１年がかりの念願。と言うのも、ちょうど１年前（これも出張の空き時間）、ＴＳミュージックに行こうと新宿に乗り込んだものの、劇場前に常に人が溜まっており（多分常連さんの時間潰し）、そこを乗り越えて入場するのをためらって新宿をグルグル回っている合間に風邪をひき、断念してしまった因縁があるから。１年たった今思えば、なんであの時ためらったのか？と悔やむくらい何でもないことだったんですがね。

午後２時15分くらい前に入場、入場料は5200円、ちと高い。早朝割引の時間は過ぎてしまったようだ。道劇に比べれば「狭い」という感じは免れないが、先日のシアター上野の絶望的な狭さを前もって見ていたせいか「まぁ東京の劇場はこんなものなんでしょう」という達観を持って劇場の設備を眺めることが出来た。入場時にはほぼ満席、仕方なく最後列に座る。客はやや年齢層高し、「あんたら会社はどうしたの？」と聞きたくなるような背広姿の客も多かった（私も人のことは言えないのですが）。一応客席には段差があり、ステージが死角にならないような配慮はしてあるが、踊り子さんが動く度マ○コしか興味のない親爺連の頭も動くので結局ほとんど最後列ではベッドは見えず、ポロポロ帰る客の席に奪いながら２列前の席に移って、ようやくステージの全容を鑑賞することが出来た。
達観してはいるものの、いくつか劇場には言いたいこともある。まず、ここでもシアター上野と同様紫外線灯を使用、しかも劇場内の自動販売機に使っている。ここの常連さんの健康が心配になるところ。もう一つ、アナウンス券照明係のアナウンスがいい加減すぎる。「次は○○ちゃん、えっと・・・（間）・・・、どうぞ」こんなだれた調子じゃイケマセン。

気を取り直して、この日の香盤はこうでした；

１．清野麗可　ソロ
２．竹光あや　ポラ
３．神崎里瀬＆中島　麗　ダブル・ポラ
４．佐藤晃子　タッチ＆ポラ
５．水森さやか　ポラ
６．チャコ　ポラ
７．麻生祥子　ポラ

私が入場したのは１回目の香盤のチャコさんのステージ前、そこから２回目の香盤のチャコさんのステージまでほぼ１香盤鑑賞。今回は、ＴＳミュージックの雰囲気に慣れるということを主目的にしてきたので、特段のお目当ての娘はなし。以下が印象に残った娘の感想＆短評です。

竹光あや−先日のシアター上野でトリを務めていた娘、というのはすぐ分かった。今日の踊り子さん達の中では一番のお姐さん格らしく、フィナーレでもみんなを仕切っていた。ポラのお客さんにも親切にスタンプポイント（ポラにスタンプを押し、10枚貯まると１枚分無料になる）のシステムについて説明するなど、いい印象を持った。ステージも見せ場たっぷりでメリハリがあり、道劇で是非彼女のステージを見たいと思わせるいいステージだった。今度彼女と再会できたら是非ともポラを撮りたいと思った。
中島　麗−麗と書いて「うらら」と読むのだそうです。それ以上に驚いたのが彼女の豊満なバスト。後から登場したこれもバスト自慢の水森さやかちゃんのバストがそれほどでもないように見えるほど。とは言っても、まだまだ新人っぽくステージ自体はまだまだといった印象。
佐藤晃子−元AV嬢ということらしいんだが、彼女の名前を聞いたことがない（笑）。タッチショーということでダンスもなしにいきなりタッチショーが始まった。彼女を踊り子と呼んでいいのだろうか？それも本当に胸にタッチさせるだけ、その間お客さんと会話することもない、ただただ事務的に「処理」してゆく。最前列のお客を「処理」し終わった後、後ろの席の客からのリクエストがあったにもかかわらず「時間だから」と一方的に終了。その後ポラに移ったものの、お客の反感を買ったらしくポラはほとんど売れない。そんなお客に「お通夜みたい」と捨て台詞を吐いて、ステージから去っていった。自業自得なんじゃないの？ヤレヤレ
水森さやか−出し物は11月に道劇で演ったものと同じだった。出し物自体が好きだったからそこそこ楽しめた。相変わらずのバストもGOODでした。ポラのお客さんへの応対も好印象。
チャコ−コピーは「人気漫画家の衝撃デビュー」なんだけど、本業はアイドル風俗嬢（フードル）のはず。風俗嬢にありがちなやや太めの体ながらなかなかのグラマー。ダンスはやはり素人っぽさは抜けきらないが、ベッドではバイブとアナル調教器具を使ってのオナニーを披露、熱心さが伝わってくるステージだったので今後の期待も込めて○。ポラ撮影者にはポラの裏にイラストを描いてくれる（４枚撮ったら４コマ漫画になる（笑））というサービスが受けたのか、それとも初物の珍しさか、結構ポラも出ていた。
麻生祥子−相変わらずの可愛さ。特にステージでの脚線美は見事の一言に尽きる。ステージ全体も格好良かった。ただ、応援さんの音がうるさ過ぎ。また、ポラが売れるのは結構なんだが（本音は違うが、それは後述）、それがポラ希望者がいなくなるまで延々続くのは興醒め。出来れば、もう１ステージ見たかったのだが、（ホテルを探さねばならないし）また興醒めさせられるのもなんだから、彼女のステージが始まる前に劇場を後にしてしまった。ちょっとだけ後悔。

この劇場の特徴（なのかな？）はトリの娘のステージとフィナーレの前に全員ポラという時間があること。踊り子さん全員の写真が千円で撮れるというメリット以外あまり需要はないんじゃないの？と思った。劇場側の儲けたいという意図がこう見え見えではねぇ。フィナーレも精鋭（？）５人によるショートダンス（照明のタイミングがずれたが竹光あやさんの絶妙の茶々で救われた感じ）と従来型の全員勢揃いの「フィナーレ」の２本立て、という初めて見るもの。これはこれでいいアイディアとは思う。
しかし、現在の趨勢とは言え、こうポラが多いのはどうかと思う。ステージの流れがポラでスッパリ切れてしまうわけだし、劇場や踊り子さんの収入にとっては＋かも知れないが、私は現在の道劇のポラを極力抑える方針の方を支持したい。

次週は清水ひとみプロデュースのベッド大会、憧れの山咲みみちゃんも出演するとのこと。幸い、またもや東京方面への出張もあるし、行かなくっちゃね。
2000年02月09日 23時14分13秒

2000年1月30日（日）　今日は上野です
2000年1月30日（日）
東京・上野　ストリップ「シアター上野」

昨日道劇にいたかと思えば、今日は上野に出没、売れっ子踊り子さん並みのスケジュールで今日はシアター上野を初観劇です。
まず初めに、この日の実際の移動スケジュールを概説。ホテルのフロントを叩き起こして５時半頃にホテルをチェックアウト、札幌駅6:01発の電車で新千歳空港へ（所要時間約50分）、朝一番（7時50分発）の羽田行きの飛行機に乗っておよそ9時20分に羽田到着、あとはモノレールと山手線を乗り継いで上野到着が10時10分頃、という次第。多分移動日なしで道劇からシアター上野に移動する踊り子さんはみな同じ交通手段を使っているはず。だから？・・・それだけなんです（笑）。踊り子さんと同じことをしてみたっていう、自己満足ってヤツです。

劇場の場所は「ストリップ劇場イエローページ」を前もって見ておいたのですぐ分かった（感謝）。開演30分前に入場したが、第一印象は「狭い」の一言。ロビーなんて呼べるものはなく、人ひとりがやって通れる通路があるだけ。客席は30席、私が入った頃は既に2/3が埋まっていて、しょうがないので最後列（といっても３列目）に座った。
この劇場の悪口をひとしきり挙げてみよう。ステージが低い（膝丈くらい）ので３列目に座ると盆（ベッドを踊る所）はほとんど見えない。そのくせステージと客席が非常に近いので、ベッドの時踊り子さんは見下ろされているような気になるんじゃないだろうか？張り紙・掲示がやたら多い、笑えたのは通路（のようなロビー）の「ロビーで長時間たむろしないこと」という掲示、あの狭さでは仕方ないけど、だったら灰皿置かない方がいいと思うんだけど・・・。劇場内も本来ロビーに貼るべき「来週の出演者」だの「毎週何曜日はパンティプレゼント」だの「（人が通れなくなるので）この柱の前に座るな」といった類の張り紙がビッシリ。やや気がそがれた。最後に、観客の健康を考えたら劇場内の紫外線灯は危険じゃないか？紫外線灯を点ければ、張り紙や観客の服が蛍光するから意外と明るくなるんけど、皮膚ガンや白内障を引き起こす紫外線の怖さを知らないのかな？音響も悪いと思うのですが、この程度にしておきます。
悪口があらかた出尽くしたところで、今度はいい所を挙げておきます。これでバランスが取れればいいのですが・・・。一番は、やはりお客さんのノリがいいことでしょう。ほとんどのお客さんがダンスやオープンで調子のいい手拍子を叩いてくれます。昨日のお通夜のような道劇から見れば天と地の差。ポラも毎回結構な数が出ているし、多くが熱心な劇場・踊り子さんのファンであることが伺えます。
以上、初めての「シアター上野」全体の感想でした。これらはマドンナや札幌道劇といった設備に恵まれた北海道の劇場でストリップを主に見てきた私が感じたことですので、東京の劇場のファンから見れば「そっちが恵まれ過ぎてるんだよ」ということになるのかも知れません。また「客の応援では負けない」という反論もあるでしょうね。実際どちらが踊り子さんにとって理想的な劇場なのか、ということになれば、どちらも「帯に短し・・・」なのかも知れません（やや身びいきかな？）。私の夢は、いつか道劇がこの上野のような熱心なストリップファンの手拍子の中、贅沢な設備で踊り子さんに楽しく踊ってもらえるような所になればと思うのですが、昨日のステージを見ていると道はまだまだ険しいです(^_^;)。
長い前置きもこのくらいにして、この日の香盤はこうでした；

1. 藤沢あき　ポラ
2. AKINO　ポラ
3. 松本リカ
4. 雪乃エリカ　ポラ
5. 山咲みみ　ポラ
6. 美鈴
7. 竹光あや　ポラ


この日のお目当ては、ってもう分かりますよね。山咲みみちゃんです。実は、今回の東京行きが決まったとき、「道劇友の会」主宰のみやもさんに「お勧めはありますか？」と訪ねたところ、「TSミュージックの「コギャルVSおばさん大会」が面白いらしいよ」という返事を頂いていて、調べてみると四谷桃子さんも出演しているらしく、一旦気が傾いたのですが、念のため他の劇場の香盤も「ストリップ劇場イエローページ」で調べてみると、なんとシアター上野に山咲みみちゃんが出演しているじゃありませんか！白状します、それまで「山咲みみちゃんは道劇専属だ」と思っていました、だから驚いたのです。だって、これまでの道劇の企画もの（ピーターパン、ストリップ・バーレスク、キャッツ）には決まって彼女が出ていたし、この前は道劇新人の石毛美里ちゃんとも競演していましたので、てっきり彼女は道劇のお姐さん格だと思いこんでいました（道劇しか見たことない人ならそう思いこんでいる人って多いんじゃないかな？）。そこで過去の香盤情報を調べてみると、山咲みみちゃんはTSミュージック系列所属で７月にデビューしていることが分かったわけです。となると、８月の道劇版「ピーターパン」にはデビュー１ヶ月で出演しているわけで、道劇は彼女の第２のホームタウンだと見なせると思うんですが、それでも事実は事実。それで彼女への気持ちがどうなるというわけではないのですが、それでも事実は事実（しつこいッ!!）まずは真のホームタウンでのみみちゃんのステージに注目です。

みみちゃんは５番目に登場、基本的には先週道劇で石毛美里ちゃんと演じた出し物をソロ用にアレンジしたもののようです。前の時に書きそびれたのだけれど、最近少し頬がこけましたね。美しさには変わりないですが、デビューしたての頃のふっくらした顔の方が好みだったなぁ。ダンス自体は際だって上手いというわけではないのですが、挑発的で、それでいてユーモア混じりのジェスチュアで観客の目を引きつけます。僕が彼女の虜になったのもそのジェスチュアなんですよね。特に私が座っているあたりのどこかをここの踊り子さんは視線を合わせる目印に利用しているらしく、みみちゃんもまるで僕を見つめてダンスしているように見えるので、私はただニコニコしながら彼女を見ているだけでした。ベッドはマ○コしか興味のない親父の頭に邪魔されてろくに見えないし(`_')。総評としては道劇と変わらない良いステージでした(^^)。
ベッド終了後、ポラが始まります。道劇では今までもそしてこれからも撮れそうもない彼女のポラなので、私も元気に手を挙げて彼女のポラを撮りました。家宝にしなくっちゃ。それに念願の彼女との握手も出来ましたし、これだけでも今日早起きして上野に来た甲斐があります。ポラの最中もステージと同じ愛嬌たっぷりのしぐさで常連さんと絡んでいるのを見ていると、「北海道にも彼女のファンがいるんだぞ」と思ってしまいました。彼女の次回の道劇のステージは２／21からの週、ぜひとも彼女にそれを見せつけてやらなくっちゃ。

その他の踊り子さんで印象に残ったのは・・・

AKINO−昨年12月に道劇で見たのと同じ出し物かな？相変わらずダンスは上手くないですね。（厳しく言えば）動作のひとつひとつに気持ちがこもってないように見えます。ボディはもう完璧なほど美しく、特に足を伸ばしたときの脚線の美しさなんかここ最近見た娘の中では一番だと言えるほどなので、そこが残念です。それをクリアしたら彼女のポラを一番乗りに撮影したくなるんですが・・・。
松本リカ−今年最初の道劇と同じ出し物でした。袖にビーズの繋いだのを房状に付けているので、ダンスの最中にそれが絡むんで冷や冷やしながら見てました。リカ・スマイルは健在ですね。小道具の鞠の使い方もよく、安心してみていられます。
雪乃エリカ−多分初見ですが、とにかくいい目をしてます。男の眼を惹きつけるような目です。道劇で見たい娘です。今度、道劇のアンケートに書いてみようかな。

２香盤見て、みみちゃんはじめ踊り子さんが客席にビールを売っているのを見ながら劇場を後にしました。実は、この日の結論として「山咲みみは道劇に限る」という身びいきな結論に無理矢理導こうと思っていたのですが、「上野には上野なりの彼女の良さがある」という無難な感想に落ち着いてしまいました。となると、今度は2/11からのTSミュージックでのステージでTSミュージックでの彼女の良さを探さねばなりません。やれやれ。
2000年01月30日 23時39分02秒

2000年1月29日
2000年1月29日（土）
札幌ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」
待ちに待った出張が入りました。これで自腹を痛めずに道劇に行けます(^^;)。
早速ですが、この日の香盤です。

１．雅くるみ（ソロ）
２．葉摘麻由花（ソロ）
３．伊藤　舞（ロウソク）
４．早瀬みな（ソロ＋ポラ）
５．早乙女宏美（残酷芝居）
６．コント道劇座
７．広末順子（ソロ）
８．藤　繭ゑ＆藤ひなた（雪女）
９．炎のヨーコ（花電車）
10．フィナーレ

カッコの中は道劇による分類である。よく分かるといえば分かるのだが、「残酷芝居」とか「雪女」って、そのまんまじゃない（笑）。
やっぱり今日の一番の見物は藤姉妹(?)の「雪女」（清水ひとみ社長の構成・演出）でしょう。
例によって、１回目と２回目の２香盤を鑑賞。今日はタンバリンやリボンでステージをリードしてくれる応援さんがいなく、人数はそこそこ入ったもののこれまでで一番静かな客席だった。これじゃ踊り子さんもやりにくかっただろうなぁ。彼らに代わって御免なさいm(_ _)m。

感想＆短評は以下のごとし；

雅くるみ−率直に言うけど、彼女のトップでは今日のシャイな客は重荷だと思った。もう少しベッドを工夫した方がいいのではないかと思う。盛り上がりに欠けたまま終わってしまったような気がする。
葉摘麻由花−テレホンセックスをモチーフにした凝ったステージだった。個人的に一番ウケタのはオープンの曲が昔のアニメ「ラ・セーヌの星」のテーマだったこと。私がよい子だった頃、「歴史のお勉強になるからね」といって母と一緒に見ていたことを思い出してしまった(^^)。ところで彼女はなんで（20年前の）この曲を知っているんだ？
伊藤　舞−スレンダーなボディに引き締まった体が印象的。顔をよく見ると「可愛いじゃん」と思った次にはロウソクでその可愛い顔に蝋を垂らしちゃうのにはビックリした。この手のステージは苦手。痛々しくて見てられない気持ちと、もし自分がああされたら我慢できるか（あるいは悦びに転化できるか）考えてしまう。つくづく自分はサディズムには縁がないなぁと思った。
早瀬みな−中世の騎士か魔女かよく分からない衣装で登場。今日のようなノリの悪い客には彼女あたりをトップにした方がいいのになぁと思った。ポラに誰も手を上げないので、私が一番乗りで撮影。２回目のステージでは、わざわざ手帳に取って欲しいポラのポーズを書いてきて「この通りにやって」と指示する客がいた。説明するのが面倒なんだろうけど、せっかく踊り子さんと会話をするチャンスなのに、と呆れた。
早乙女宏美−道劇によるジャンルが「残酷芝居」という彼女の今回の出し物は「阿部定」、エロティックな独り芝居という雰囲気でしょうか？なかなか迫力があった。障子にペニスを切り取った際の血しぶきを吹き付けたり、切り取ったペニスで障子に字を書いたり、最後の切腹シーンではお腹から血が滴るようにするなど色々と工夫されていた。たまにはこういうのもいいかなと思う。
コント道劇座−今回はネタが十分に練れていなかったかも知れない。ネタ自体ではあまり笑えなかった。その分アドリブでカバーしていたけど（笑）。２回目のステージでは葉摘麻由花ちゃんが女子高生役でゲスト出演。こういうこともあるんだ。
広末順子−アクティブなステージだった。けど、彼女のステージを今月ずっと観ているんだけど、全体としてのイメージが薄いんだよなぁ、何故だか。
藤　繭ゑ＆藤ひなた−まずこのステージでデビューした藤ひなたちゃんについて一言。脱ぎっぷりは堂に入っていました。ステージ技術はまだまだこれからという感じですが、期待が持てます。（最後に握手してもらったから褒めてるわけじゃないからね。）
さて、本命・繭ゑちゃんですが、期待通りのいいステージでした。「雪女」というイメージがぴったり来ます。演技力・表現力がますます上手くなってます。今回のストーリーは若干レズビアン的要素を入れてるように思うのですが、そういう照れが入りかねないシーンも本気顔で演じてるんで、きっと清水ひとみ社長のいい後継者になれると信じます。ひょっとして、私たちは今、繭ゑちゃんという新しいスターが誕生するのを目撃しているのかも知れません。愛想がいいのも彼女の可愛らしさを引き立ててます。「道劇友の会」のBBSによれば、繭ゑちゃんに見つめられてドキマギした人は結構多いそうで、私だけじゃないんだと知って、嬉しいやら残念やらで複雑な気分・・・。そうとは知っていても、今回も彼女の視線を感じてドギマギしてしまった。男の性（サガ）ですかね？フィナーレでも視線攻撃と滑稽なしぐさでお客さんの注目を集めてます。次回のステージにも大いに期待します。
炎のヨーコ−四谷桃子ちゃんの花電車とはひと味違った花電車を魅せてくれました。話し口が丁寧なのが好感が持てます。彼女のスタイルは割り箸や鉛筆、さらにはスプーンまで曲げてしまうという芸と吹き矢で風船を割ったり、締めくくりは名前のごとく、アルコールを吹き出して火炎を放射するという派手な芸。２回目のステージ、「２回続けて見ているお客さん（私のこと）のために」と言って、鉛筆を２本まとめて折るというサービスまでしてくれたので、印象は高かった。
2000年01月29日 22時13分54秒

2000年1月16日（日）　マドンナ・ラスト観劇
2000年1月16日（日）
札幌ススキノ　ストリップ「浅草ロック座ススキノ マドンナ」

前回マドンナに行った時にもらったチラシによると、今日から香盤が変わりトリをマドンナ初登場の麻宮淳子さんが務めるらしい、ちょっと楽しみ。という期待を胸に、普段通り開演30分前に劇場に行く、が普段なら劇場前に停まっているマドンナの宣伝車が停まっていない、当然（ドリンク無料券と引き換えてくれる）優待券を配る従業員もいないので、５分ばかりあたりをグルッと遠回りしてもう一度劇場に着くと、ようやく宣伝車が停まったところ。でも、宣伝車の看板をよく見るとなんと「マドンナさよならステージ」の文字が！真偽を確認したくなり、優待券そっちのけで劇場に駆け込んだ。劇場ロビーには「１月３１日限りで一時閉館、しばらくしてから場所を改めて新規開館する予定」という旨の掲示があった。確かに、最近は道劇にお客さんが流れているような感じはしていたけど、採算が取れないほど激減したというわけでもなし、踊り子さんの質・量ともに目立って落ちてきたわけでもないし、経営不振による閉館という理由ではないようだ。マドンナのホームページ（正しくは「元」従業員の運営するページ）でも劇場の正式なコメントがないのは気にかかるが、従業員の人たち、マドンナの常連さんたちの表情にも、それほど落胆とか深刻さとかは見えないことから、この「一時閉館」は額面通りに受け取ってよいんじゃないだろうか？となると、現在のテナントの契約が切れ、契約更新がうまくいかなかったとか、道劇に対抗するためよりよい設備を持った新しいテナントに引っ越すとかがホントの理由ではないだろうか、と思う。それまで、私のストリップ観劇札幌遠征のスケジュールは寂しくなってしまうが、新装なったNEWマドンナの開館、楽しみにしていますよ！！
しかし、驚きはこれだけにとどまらなかった。もう１枚の掲示には「麻宮淳子、14日に骨折事故のため出演不可能」という連絡が!!彼女にとって現マドンナの最初で最後のステージになるはずだったのに、お気の毒さまです。NEWマドンナでのステージを楽しみに待ってますヨ。それに怪我も早く直してネ。
そうこういったゴタゴタのため、私は入場した開演30分前でもなお、麻宮淳子さんの代役で来た娘（多分青木ひなちゃん）のリハーサルが続いているため、お客さんたちがステージに入れない。結局リハーサルが終わって開場したのは本来の開演からおよそ１時間遅れの午後２時過ぎ、開演が午後２時15分頃と大いに待たされた。その間、私を含めたお客さん約20名はずっと立ちっぱなしだったわけだが、常連さんのおしゃべりを立ち聞きしていたので退屈しなかったし、常連さんがステージで投げるテープは実は使い回しているとか、マドンナではフィナーレで名前を紹介する順番は「ほとんどギャラの安い順」になっているとか、いろいろ勉強になった。
当初予定では、７時の帰りの電車までに２ステージは観る予定だったのだが、開演自体の遅れと１ステージが３時間近い長丁場となったため（多分これも種々のトラブルのせい）、１ステージで断念。もう１ステージ見たかった娘もいたんだけどなぁ。
で、この日の香盤（記憶やや曖昧）；

１．ロシアンダンサーI
２．東ゆう美
３．真純まこ
４．紫城なつき
５．青木ひな
６．ロシアンダンサーO
７．望月しずか

そして、感想＆短評；
東ゆう美−小柄な娘、仕草がかわいい、オープンで手を叩かないお客に手拍子を要求するときのふくれっ面もいいですね。可愛かったし、（なぜかポラを撮る人が少なかったので）私があえてポラを撮影。今度来るときはちゃんとサイン覚えてきてね(^^)。
真純まこ−ロビーで常連さんが言っていたように、羽野晶紀によく似た娘。ボディと顔は地味目だけど、踊りはしっかりしてたような気が。この娘もポラがオプションだったんだけど、今日のポラ予算は２千円、東ゆう美ちゃんで１枚使ったので残り１枚、あとの娘に取っておこうと思って見送った。でも、今考えるとお客さんとの会話でも言葉遣いがちゃんとしてていい娘みたいだったし、撮っておけばよかったかなぁ。
紫城なつき−出し物は前回と同じ。でも、なつきさんみたいなお姉さん的雰囲気のある娘には最近からっきし弱いから、今日もたっぷり楽しみました。
青木ひな−麻宮淳子ちゃん降板で急遽出演したのであまり責められませんが、まぁあまりダンスは巧くありませんね。その分可愛いお顔をたっぷり魅せるステージ演出にしたのでしょうね。この子もポラがオプション。ポラが多すぎるのは、NEWマドンナではなんとかして欲しいものです。
望月しずか−でこの子がトリになったわけです。とはいえ、なかなかいいステージでした。顔も可愛いし。で、この子もポラ。えー?!紫城さん以外の日本の踊り子さん全部ポラなんですかー？マドンナ一時閉館の一番の原因は「多すぎるポラ」だったりして（笑）。とは言え、ポラ予算が余ってたし、可愛かったのでポラを撮ったわけですが、彼女大股開きポーズはNGなんだそうで、ごく普通のブロマイド風ショットを撮影。内心、前から本当は撮りたかった踊り子さんの綺麗なポラが撮れたので嬉しかったりするのですが（でも、常連さんみたいにポーズをつけたりするのが苦手だし、そういう写真って踊り子さんとある程度親しくなってから撮るもの、という先入観があって、これまではＭとかＬとかエグいポラしか頼めなかったのです）。これからは勇気を持って綺麗なポーズを頼めそうです。今日の最大の収穫はこれかな（笑）。

練習不足がもろバレバレの全然合ってないフィナーレを見て、マドンナをあとにした。多分今月はもう来れないから、これで現マドンナの見納めになる。思えば、私がストリップの良さを学んでいったのは1994-1997年のマドンナの華やかなステージだった。今の私の人格を形成してくれたマドンナに感謝しなければいけないだろう。また、新マドンナの開館を心から待つことにしよう。

＊そのうち、私のストリップヒストリーもここに記しておこうかな？
2000年01月19日 01時57分55秒

2000年1月15日（土）　道劇レポート
2000年1月15日（土）
私にとって「ストリップ・イヤー」になるべき2000年の最初の自腹観劇ツアーです。今回は泊まり掛けで道劇＆マドンナの２本立てを楽しむつもり。で、今日は道劇の日です。
札幌ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」

今回の見所はやはり山咲みみちゃんと藤繭ゑちゃん、どんなステージを魅せてくれるかな？とウキウキしながら上演開始30分前に劇場入り、２ステージ拝見しました。１回目のステージ、かぶりつきの席は平均年齢高めの方が多くてややノリが悪かったけど、２回目は少々若返ってノリもよくなった感じ。
で、この日の香盤は以下の通り；

１．山口麗奈
２．葉摘麻由花
３．ミミ
４．広末順子
５．山咲みみ＆石毛美里
６．コント道劇座
７．早瀬みな
８．藤　繭ゑ
９．ジャネット＆大道翔子
10．フィナーレ

感想＆短評です。
山口麗奈−衣装を青でまとめてた。新人とは思えぬ堂々たるステージでした。BGMにサイモン＆ガーファンクルを使っていたのも私好みです。よく見たら、彼女って菅野美穂に似てる（特に口元）ような気がした。
葉摘麻由花−ベットでのオナニーが圧巻だった。普通あんなに全身使ってのオナニーなんか出来ないって。
ミミ−奇しくも今週の香盤でミミvs.（山咲）みみ対決になりました（笑）。スレンダーなボディですが、基本のしっかりしたダンスでいいステージでした。バレエのステップを多用していたような印象。BGMもストリップにはありがちなディズニーものなのだけれど、選曲が「メリー・ポピンズ」「眠れる森の美女（多分）」と通好み、ベットでの「Whole New World （アラジンのテーマ）」も劇中で使用されたものを使うなんか通だね。オープンでの明るさもいいですね。二重丸◎です。（余談）背中のあざ(?)は昔の火傷の痕かな？ちょっと痛々しかった。
広末順子−前に彼女をステージを観たような気がするんだけど・・・、思い出せない。過去の香盤を調べてみなくっちゃ。オプションのポラ撮っておけばよかったかな？
山咲みみ＆石毛美里道劇入口の看板には「山咲みみ初のソロ」とあるけど、香盤の上では新人の石毛美里ちゃんとダブルでのステージ。実質は「看板に偽りなく」みみちゃんのソロでした。美里ちゃんはまだまだ育成途上といった印象、目線が上の方を向いていてお客さんの方を観られないんじゃイケナイよ。まぁ、眉のくっきりした好みの顔なんで、温かい目でこれからに期待してるからね。一方、みみちゃんは余裕あるステージ。一旦舞台から引っ込む際には客席に手を振るあたり、演技力も表現力も申し分なし。ベットでのオナニーもしっかりしたものだし、今や道劇No.１と言っていいかも。彼女に前から注目していた私も鼻が高いです（単に道劇出身の娘はみんな注目しているだけ、かも知れない(^^;)）。次のステージにも期待してるからね！
コント道劇座−１回目と２回目でネタを変えてきた。サラリーマンの私としては１回目のネタの方が好き。そうか、俺たちサラリーマンは年間何日働いているんだろうか・・・、と思ってしまった（笑）。（余談）私の上司は、ストリップのコントに感動して楽屋に押し掛けた経験があるそうだ。ならば、私はいつか、４回のステージ全部見通して彼らのネタを見続けてやろうかな？
早瀬みな−「お姉さん」的（年齢のことではない）雰囲気のある娘。このタイプには弱いんだよなぁ。紫でまとめた衣装も格好よかったし、ステージの姿も格好よかった。もう無批判で二重丸◎。
藤　繭ゑ−ネタは先週と同じ「かぐや姫」、けど明らかに前より上達してた。やっぱり繭ちゃんはいいねぇ。特にお客さんと目が合って、少し照れたときの表情なんか最高です。また、ベットでのオナニーでの表情もだんだん（師匠）清水ひとみ社長に似てきたような感じ。いい後継者になれるんじゃない？先週観たときは、ベットでの最後に赤チンでの「出血」があったんだけど、今回はなし。やはりステージを後で掃除しなくちゃならないから止めちゃったのかな。それとも、先週はホントはハプニングだったのかも。次週（1/21〜）も新作「雪女」で出演予定とのこと。これで４週（40日）連続じゃない？道劇の期待のほどが伺えます。でも、これでまた観に来なくちゃ。ウチの財政大丈夫かしら？（余談）ロビーに繭ゑちゃんの写真が貼ってあるのだが、ステージでの顔とかなり違う（笑）。ステージの方が数段良いからそっちを使おうよ〜（願）。
ジャネット＆大道翔子−テーマはズバリ「宝塚」。全編、宝塚顔負けの「超」華麗な衣装＆ステージでした。ちなみに男役が翔さんで、娘(?)役がジャネットさん。ジャネットさんは道劇初出演らしいけど、ロビーには彼女のファンからの花束がズラッと並ぶほどの人気ダンサーみたい。オープンではそのジャネットさんに握手してもらっちゃった。嬉しー!!（また余談）今回の上演、宝塚歌劇団にバレないといいね。「キャッツ」みたいにクレームつけられると面倒だから。
フィナーレ−次週デビュー予定の「藤ひなた（うろ覚え）」ちゃんも参加しての豪華なフィナーレでした。特に２回目のフィナーレは、道劇ゼネラルプロデューサーの矢野さんも後ろで見守る中、繭ゑちゃんが首からカメラを提げて登場、あちこちでシャッターを切ってた。ステージでの印象とは違って、楽屋ではきっと明るいんだろうなぁ、とともに道劇の楽屋の雰囲気の良さも垣間見えるいいシーンでした。

帰り際、ロビーで一服してたら、楽屋から携帯で話しながらロビーに向かってくる道劇スタッフの制服を着た女性を発見。よく見たら大道翔子さんだった。で、軽く会釈したけど、無視されて彼女は常連さんのもとへ。ちょっとだけ悔しかった。
で、ちょっとだけ傷心の中、劇場を後にしようと出口に向かった。出口で次回割引券を渡してくれた従業員の人は、なんとコント道劇座のメンバー（やられ役の人）だった。コントだけじゃなく、いろいろ裏方の仕事もしてるんだ、と改めて納得。ご苦労様です。
2000年01月17日 02時26分12秒

2000年1月5日の日記
2000年1月5日（水）
明日から仕事です。その前にススキノで思いっきり羽根を伸ばしましょ。
札幌ススキノ　ストリップ「札幌道頓堀劇場」
この日のお目当ては前回のデビューステージが鮮烈な印象を残した新人・藤繭ゑちゃんと11月の「キャッツ」でいいステージを見せてくれた松本リカ、大道翔子（日野翔）さん。
この日の香盤ですが；

１．青井リンゴ
２．麻矢絵美里
３．山口麗奈
４．藤　繭ゑ
５．コント道劇座
６．トオル＆レイ
７．ホープ軍団
８．吉野カレン
９．松本リカ
10．大道翔子（日野　翔）

でした。新春特別興行ということでなかなか豪華です。
さて、入場時、前回もらった「道劇友の会」の入会申込書の提出先を従業員に尋ねたのだが、ぶっきらぼうに「ソコ」と受付を示された。もう少し愛想よくしてくれてもいいんじゃない？客席は平日昼にしては上々の入り。さて印象に残った娘のステージ短評です。

麻矢絵美里−今回のテーマはズバリ「アラジン」、オープンをのぞく全ての曲がディズニーアニメ「アラジン」吹き替え盤のサントラからのもの、セリフ部分まで使ったのは面白かった。アラジンの衣装の絵美里ちゃん、彼女のエキゾティックな顔だちにはこういう方がお似合いだね。
山口麗奈−「道劇友の会」主宰のみやもさんが以前勧めてくれたのがこの娘。なるほど新人とは思えないダンスを見せてくれました。残念だったのは、ポラがオプションであったのですが、それを知らなかったので財布を探している内に終わってしまったこと。香盤表にはそういうことも載せて欲しいよね。
藤　繭ゑ−去年のステージは７分、今回は13分、着実に上達しているのがよく分かった。そう言えば、前回のステージでは片膝に包帯が巻かれていたけど（レッスン中に痛めたのかも）、今日は包帯はなかったけどまだ膝の傷跡が痛そうだった（余談：最近、踊り子さんが膝や足首に包帯やサポーターをしているのを見つけると、「きっとこの日のためにいっぱい練習したんだろうな」と思うようになった）。テーマは「かぐや姫」、古風な印象の彼女のキャラをよく活かしてる。私が解釈したストーリーは「まだ少女のかぐや姫が陵辱され、その悲しみを自慰で癒す、最後に処女に別れに告げ大人の女に・・・」というものでしょうか（やや無理がありますがストリップですから・・・）。ベットでのオナニーは清水ひとみ社長直伝でしょうね。なかなか堂に入っていました。最後に赤チンで処女との別れを表現するあたりは芸が細かい！ただ、その赤チンはどこに隠していたんでしょうか？女性の体は隠すとこが多いからなぁ（笑）。それにしても、ますますかわいい繭ゑちゃん、何度も流し目で私を見つめているように感じた。・・・まさかね・・・。勝手にこっちが思ってるだけなんだろうけど、彼女の男の理性を惑わせる目になら私も虜になりたい。ちひろ、山咲みみ、美和あずみ、そして藤繭ゑ、道劇もいい娘を次々と輩出してますね。次回公演では山咲みみちゃん、繭ゑちゃんが出演予定、ぜひ見に行かなくっちゃ。それにしてもちひろちゃんはいつ復活するのだろうか？
コント道劇座−ショートコント１本のみ、いまいち。まぁ、持ち時間２分ではしょうがないか。
トオル＆レイ−道劇初の白黒ショー、思ったよりはソフトな内容でした。トオルさんは一昔前のツッパリ風スタイル、選曲も矢沢永吉ものが中心、そのまんまやんけ（笑）。でも、どこで拍手していいのかよく分からない。
ホープ軍団−下ネタ中心は相変わらず、でも結構笑えた。今回の拾いものはあの「ひょうきん族」のザンゲの神様・武者さんがメンバーに加わっていたこと。懐かしいなぁ（ギャグはつまらなかったけど）。
松本リカ−相変わらずのグラマーなボディとかわいい笑顔でした。ステージもよかったです。
大道翔子（日野　翔）−手作り感覚いっぱいの衣装ですね（ほめてます、一応）。トリを勤めるにふさわしい堂々たるステージでした。「キャッツ」の時にもいた遠征の追っかけさんがまたもや紙吹雪と紙テープで華やかに演出、ほんとに頭が下がりますm(_ _)m。ただ、フィナーレでその追っかけさんの側に行っちゃうのはどうかと思うぞ、トリなんだからもっとステージの真ん中にいなきゃ。

フィナーレ、やはり繭ゑちゃんが気になる。私が見つめていると、彼女もこっちを見ているような気がする。フッ、恋の病かな・・・(^o^)。もう１ステージ見ていたいけど、帰りの電車もあるのでやむなく劇場を後に。次回公演もきっと観に来るからね。
2000年01月08日 04時18分12秒

2000年1月4日の日記
2000年1月4日（火）
実家からの帰り道にまた札幌に寄っちゃいました。ではレポートをどうぞ。
札幌ススキノ　ストリップ「マドンナ」
傷心を抱えながら（何の為の傷心なのかは内緒・・・）マドンナに向かう。いいステージでこの気持ちを癒せればいいのだが・・・。マドンナ到着は午後８時、店先で店員さんから優待券をもらう。この券を提示すれば入場時にドリンク無料券と引き替えてくれるのだが、前回(12/25)は代わりの券をくれなかったし、別にドリンクはさっきの六條でイヤと言うほど飲まされたから、優待券なしで入場。入場時に干支のキーホルダーと名刺サイズのカレンダーをもらった。少し機嫌がよくなった、現金な奴（笑）。客席はおよそ八分の入り。かぶりつきの二列目に座る。ちょうど３回目のステージが始まった頃だったらしい。で、この日の香盤は；

１．水野さくら
２．かとう美梨絵
３．河合あいか
４．小野今日子
５．紫城なつき
６．ロシアンダンサー
７．矢沢ようこ

というメンバー。ちなみにこれはストリップ劇場イエローページに寄せられた情報によるもの。劇場のどこにも香盤が掲示されていなかったのは頂けない。とはいえ、この日を含め数日間毎日のように香盤が変更になっているようなので仕方ないのかも知れないけど。では、印象に残った娘のステージについて短評；
水野さくら−情報によれば、今日がストリッパーデビューとのこと。緊張を和らげる意図なのか、最初からターンテーブルに載って登場、しかも白襦袢に赤い布で目隠し、テーブルの四隅には火の点いたロウソク、という幻想的なステージ。ぎこちないながら印象的なステージでした。いい趣向だと思う。ただ、ホントの最後になるまでずっと目隠しをしたままなので、彼女の素顔がなかなかイメージに残しづらかった。
かとう美梨絵、河合あいか−本来ならこの２人と鈴木くるみちゃんの３人でロリロリシスターズとして登場する予定だったらしいが、鈴木くるみちゃんが降板のため２人でセーラー服姿で登場、「キャンディキャンディ」と「魔女っ子メグ」に合わせてのダンス、ほんとにロリロリでした(^_^)。また、かとう美梨絵ちゃんはいつかどこかでステージを観た記憶があるけど、思い出せない。河合あいかちゃんは特徴のある顔なので覚えやすいね。
小野今日子−ロリロリシスターズ・鈴木くるみの降板での代役として出演したのが小野今日子ちゃん、さすがにロリロリシスターズに加わって、というわけにはいかないでしょうが、オープンの曲が「キューティーハニー」だったのはそれとなくロリロリシスターズと統一しようとしたのかも(^^)。
紫城なつき−巫女の衣装からくのいち（女忍者）への早変わりが見事でした。
ロシアンダンサー−一応ちゃんとフィナーレで名前は紹介されているのですが、なんかストリップファンの常識として「外国人ダンサーの名前は出さない」というのがあるらしく、その理由ははっきりとは分からないのですが（何となくは推測してはいますが）、「郷に入りては郷に従え」ということで名前は出しません。なかなかのナイスバディでした。
矢沢ようこ−トリです。多分初見です。しかもポラ有りです。それなりにいいステージでした。ポラの最中も明るいです。常連さんといろいろ話してます。そのせいで時間がかかりますが、気になりません。私もポラを撮りました。オマケでマドンナのライターをもらいました。更に機嫌がよくなりました。ちなみに１月５日は誕生日らしいです。ということはこの日のステージが終わる頃には誕生日になってたわけですね。おめでとうです。

なかなかいいステージで、つい２ステージ観てしまった。見終わったのは12時半過ぎ、最後まで観ていたお客さんは私を含めて14名、ほとんど常連さんらしくみえた。札幌は地下鉄もバスも12時半までにはなくなっちゃうから普通のお客さんは途中でポロポロ帰っちゃうのよね、踊り子さんには悪いけど。ちなみに最後まで観たのは今日が初めて（と思ったのだけれど、よく考えたら初めて観た浅草フランス座も最後まで観ていたのを思い出した）。取り立てて変わったことってないのね(^^;)。帰りに次回公演の割引券をもらった。私の心の声が通じたのね・・・、って誰か常連さんの意見があったんだろうけどね。

蛇足：ステージの最中、私の隣にでかい図体の男が座った。ふと見るとどう見てもヤクザ。怖い・・・、拍手がうるさいって因縁つけられて鴨々川（ススキノのすぐ南を流れる小川）に土左衛門になって浮かぶのは嫌だから、控えめに手拍子を叩いていた。しばらくしてチラッと隣を見るとヤ○○さんも手を叩いている。安心して思い切り手拍子を打てるようになった。お兄さん、案外好きなのね（笑）。

最後に苦言；この日の出演者、最後がオープンだったりそうじゃなかったり統一がとれていないのはあまりよくないのでは？また、優待券には「内外の代表的な好色文学をモチーフに・・・ステージで再現します」というコピーがあったけど、ステージを見てもそういうものは感じられなかった。だからってどうこう言う気はないけど、過大広告はよくないよ。
2000年01月08日 04時16分03秒

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